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レビュー・評価の概要
LAVIE Direct NEXTREM Carbonは第11世代のintelプロセッサを採用した超軽量ノートパソコンです。
片手でも軽々持てるので、気軽に持ち出せます。また外出先で紛失した時のもMAMORINO機能で位置検出のサポートができるようになっています。
発売年度 | 2022年 |
プロセッサ | Core i5-1155G7 Core i7-1195G7 |
RAM | 8~16GB |
ストレージ | 512GB |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 対応モデル有 |
重量 | 860g |
Cinebench R20 | 1611pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではLAVIE Direct NEXTREME Carbonの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
超軽量ボディ
LAVIE Direct NEXTREM Carbonは名前の通り、軽量性の高いボディがポイント。非常に軽いため、気軽に持ち運びできるようになっています。写真の通り、片手で軽々と持ち上げることができます。

第11世代intelプロセッサ搭載
今回レビューしたのは2022年春モデルで第11世代プロセッサ搭載モデルとなっています。
MOMORINO機能搭載
このパソコンはMAMORINO機能が付帯しており、外出先で無くしたPCを見つけ出す機能を備えています。
モバイル通信に対応
本モデルはLTEや5G通信にも対応しており、eSIMを使うこともできます。全モデル対応ではなく、オプション対応になります。
価格とコストパフォーマンス
Core i5モデルが税込240,680円(2022年11月1日現在で12%クーポン適用前)となっており、スペック的には相場感よりも少し高めの設定です。
ただ、このモデルはCore i7が重要で、なんと30万円以内に収まります。軽量、国産でCore i7搭載モデルという縛りになると一気に価格競争力が上がるので、ライバル製品と比較してみると良いでしょう。
スペック
今回レビューしたLAVIE Direct NEXTREME Carbonのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2022年 | |
サイズ | 218×313×17.5mm | |
重量 | 本体 | 860g |
アダプタ | 220g | |
CPU | Core i7-1195G7 | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 200万画素 |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | v5 | |
モバイル通信 | 対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 公式記載なし |
公称値 | 15~24時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 1611 |
シングル | 549 | |
Cinebench R23 | マルチ | 4094 |
シングル | 1435 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 5628.82 | 1946.63 |
SEQ1M Q1T1 | 3452.70 | 1944.34 |
RND4K Q32T16 | 774.26 | 423.30 |
RND4K Q1T1 | 59.14 | 173.18 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 2292 | 重い |
モニター評価(色域)
モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
測定項目 | カバー率[%] | カバー比[%] |
---|---|---|
sRGB | 98.1 | 102.0 |
Adobe RGB | 74.3 | 75.6 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 640.22 | 412.24 | 14 |
ポイント② | 506.5 | 364.61 | 13 |
ポイント③ | 601.02 | 393.55 | 14 |
ポイント④ | 506.89 | 375.73 | 14 |
ポイント⑤ | 425.76 | 286.3 | 14 |
ポイント⑥ | 284.31 | 209.93 | 13 |
通信スピードテストの評価
通信速度はほとんどのエリアで100Mbpsを超えるパフォーマンスが出ています。最長距離では少し低下する傾向があるので、長い距離での利用は苦手かもしれません。
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | 〇 | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | 〇 | RP-PC133 |
100W | 〇 | AUKEY PA-B7 |
外観
天板はNECのロゴが入ったシンプルな仕様です。

背面です。スリットが珍しい形で空いています。スピーカーはパームレスト側の左右に設けられています。音は軽めで低音領域が弱い印象です。音質自体は悪くなく、むしろテレワークなどでは使いやすく人の声が効きやすいタイプと言えそうです。

開いた様子です。全体的にシンプルで端正な印象を受けます。ベゼルは狭く、スマートです。

最大開き角は180°です。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

キーボード全体です。国産ということもあり、クセのない配置になっています。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.16mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.4mmとなっています。キーに剛性があり、打ちやすい印象のキーボードです。

タッチパッド幅を計測したところ、100mmとなりました。少し深めのクリックが必要なため、押し込みでクリックを主に使う人は気になるかもしれません。表面はサラサラで使い心地は良いです。

本体右側にはフルサイズHDMI、USB Type-A、ヘッドフォンジャックが備えられています。

本体左側にはセキュリティロック、USB Type-Cが2本、microSDスロットが設けられています。

本体の重量を測定したところ、860gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1080gとなりました。充電器単体では220gとなります。

メリット・魅力
軽量で持ち運び性は抜群
特徴でも述べた通り、軽量で持ち運び性は抜群。USB PDにも対応しているため、外での作業をしっかりとサポートしてくれます。
入力しやすくタイピング性能も上々
本モデルはタイピング性能がかなり良く感じました。キーボード自体の剛性が高く、スムーズに打ち込みができるので生産性を上げることができるでしょう。
国産にはなかったシンプルさが魅力
ぜひ知って欲しいポイントがキーボード印字。国産モデルはドコモ印字が煩雑なイメージがありますが、本PCはシンプルとなっており、非常に好印象です。
必要なインターフェイスも揃う
軽量パソコンはインターフェイスが削られることも多々ありますが、本モデルはインターフェイスが充実しています。
デメリット・欠点
タッチパッドの入力が深め
タッチパッドのクリックが深めになっており、生産性という意味では少し下がる感じがしました。
国産なので少し高め
軽量かつ国産モデルということもあり、相場よりは少し高めの価格設定になっています。
おすすめなタイプ
持ち出しが多い人
軽量なノートパソコンということもあり、持ち出しが多い人にはぴったりの一台です。PD充電に幅広く対応しているため、スマホの充電器とセットにすることで荷物がよりコンパクトになります。
セキュリティ対策したい企業
セキュリティの観点から国産PCのみを選択する企業も数多くありますが、外出が多いビジネスパーソンにはピッタリのモデルと言えるでしょう。MAMORINOもあるため、万が一無くした時にも役立ちます。
おすすめできないタイプ
コスパを求める人
デメリットでも書いた通り、どうしても相場より価格が上がってしまう弱点があります。国内、海外メーカーを問わないのであればコスパに優れるモデルを選ぶ方が良いでしょう。
カスタマイズ・モデルの選び方
コストパフォーマンスの項目でも述べましたが、本モデルの一番のポイントはCore i7モデルの価格競争力の高さです。5G対応SIMフリー搭載モデルでも2022年11月1日時点でクーポンを適用すれば30万円以内で買えるのでぜひ検討してみて下さい。
実機レビューのまとめ

本体860gと異次元の軽さを持つノートパソコンでありながら、パフォーマンスは十分なモデルです。
モバイル通信にも対応しているので、外出が多いビジネスパーソンにうってつけと言えるでしょう。
安く買う方法・コツ
LAVIE Direct NEXTREME Carbonに限らず、NECのLAVIEパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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