LAVIE Direct NEXTREME Carbonのレビュー概要
超軽量な国産ノート
LAVIE Direct NEXTREM Carbonは第11世代のintelプロセッサを採用した超軽量ノートパソコンです。
片手でも軽々持てるので、気軽に持ち出せます。また外出先で紛失した時のもMAMORINO機能で位置検出のサポートができるようになっています。
こんなタイプにマッチ
- ビジネスパーソン
- 大学生
簡易スペック表
発売日 | 2022年2月10日 |
CPU | Core i5-1155G7 Core i7-1195G7 |
RAM | 8~16GB |
ストレージ | 512GB |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | 選択可 |
重量 | 860g |
Cinebench R20 | 1611pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
LAVIE Direct NEXTREME Carbonの目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
LAVIE Direct NEXTREME Carbonの特徴
ここではLAVIE Direct NEXTREME Carbonの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
超軽量ボディ
LAVIE Direct NEXTREM Carbonは名前の通り、軽量性の高いボディがポイント。非常に軽いため、気軽に持ち運びできるようになっています。写真の通り、片手で軽々と持ち上げることができます。
第11世代intelプロセッサ搭載
今回レビューしたのは2022年春モデルで第11世代プロセッサ搭載モデルとなっています。
MOMORINO機能搭載
このパソコンはMAMORINO機能が付帯しており、外出先で無くしたPCを見つけ出す機能を備えています。
モバイル通信に対応
本モデルはLTEや5G通信にも対応しており、eSIMを使うこともできます。全モデル対応ではなく、オプション対応になります。
LAVIE Direct NEXTREME Carbonの価格とコストパフォーマンス
Core i5モデルが税込240,680円(2022年11月1日現在で12%クーポン適用前)となっており、スペック的には相場感よりも少し高めの設定です。ただ、このモデルはCore i7が重要で、なんと30万円以内に収まります。軽量、国産でCore i7搭載モデルという縛りになると一気に価格競争力が上がるので、ライバル製品と比較してみると良いでしょう。
LAVIE Direct NEXTREME Carbonのスペック
今回レビューしたLAVIE Direct NEXTREME Carbonのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2022年2月10日 | |
製品名 | LAVIE Direct NEXTREME Carbon | |
型式 | - | |
サイズ | 218×313×17.5mm | |
重量(実測) | 本体 | 860g |
電源アダプタ | 220g | |
CPU | Core i7-1195G7 | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 有り |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 200万画素 |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | v5 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 搭載 |
SIMカードサイズ | nanoSIM、eSIM | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 公式記載なし |
公称値 | 15~24時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
LAVIE Direct NEXTREME Carbonのベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は1611pts、シングルコア549ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。マルチの数値はあまり高くはないものの、シングルは500ptsを超えており十分なパフォーマンスを誇ります。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は4094pts、シングルコア1435ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。CrystalDiskmarkの数値は5000MB/sを超えており、非常に高いパフォーマンスを誇ります。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 2292 | 重い |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | 無音 |
CPUテスト時 | ファン音が聞こえる |
GPUテスト時 | ファン音が聞こえる |
LAVIE Direct NEXTREME Carbonのモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 98.1% | 102% |
Adobe RGB | 74.3% | 75.6% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
LAVIE Direct NEXTREME Carbonの通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 640.22 | 412.24 | 14 |
ポイント② | 506.5 | 364.61 | 13 |
ポイント③ | 601.02 | 393.55 | 14 |
ポイント④ | 506.89 | 375.73 | 14 |
ポイント⑤ | 425.76 | 286.3 | 14 |
ポイント⑥ | 284.31 | 209.93 | 13 |
通信スピードテストの評価
全エリアで高いパフォーマンスとなっており、最長距離の部屋においても200MB/sを超える数値を叩き出しています。
LAVIE Direct NEXTREME CarbonのUSB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。20Wから全てのPD充電器でチャージが出来ました。
USB-PD | 充電の可否 | 検証した充電器 |
20W | 〇 | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
45W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
61W | 〇 | RP-PC133 |
100W | 〇 | AUKEY PA-B7 |
LAVIE Direct NEXTREME Carbonの外観
天板はNECのロゴが入ったシンプルな仕様です。
背面です。スリットが珍しい形で空いています。スピーカーはパームレスト側の左右に設けられています。音は軽めで低音領域が弱い印象です。音質自体は悪くなく、むしろテレワークなどでは使いやすく人の声が効きやすいタイプと言えそうです。
開いた様子です。全体的にシンプルで端正な印象を受けます。ベゼルは狭く、スマートです。
最大開き角は180°です。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。
キーボード全体です。国産ということもあり、クセのない配置になっています。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.16mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.4mmとなっています。キーに剛性があり、打ちやすい印象のキーボードです。
タッチパッド幅を計測したところ、100mmとなりました。少し深めのクリックが必要なため、押し込みでクリックを主に使う人は気になるかもしれません。表面はサラサラで使い心地は良いです。
本体右側にはフルサイズHDMI、USB Type-A、ヘッドフォンジャックが備えられています。
本体左側にはセキュリティロック、USB Type-Cが2本、microSDスロットが設けられています。
本体の重量を測定したところ、860gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、1080gとなりました。充電器単体では220gとなります。
LAVIE Direct NEXTREME Carbonのメリット・魅力
軽量で持ち運び性は抜群
特徴でも述べた通り、軽量で持ち運び性は抜群。USB PDにも対応しているため、外での作業をしっかりとサポートしてくれます。
入力しやすくタイピング性能も上々
本モデルはタイピング性能がかなり良く感じました。キーボード自体の剛性が高く、スムーズに打ち込みができるので生産性を上げることができるでしょう。
国産にはなかったシンプルさが魅力
ぜひ知って欲しいポイントがキーボード印字。国産モデルはドコモ印字が煩雑なイメージがありますが、本PCはシンプルとなっており、非常に好印象です。
必要なインターフェイスも揃う
軽量パソコンはインターフェイスが削られることも多々ありますが、本モデルはインターフェイスが充実しています。
LAVIE Direct NEXTREME Carbonのデメリット・欠点
タッチパッドの入力が深め
タッチパッドのクリックが深めになっており、生産性という意味では少し下がる感じがしました。
国産なので少し高め
軽量かつ国産モデルということもあり、相場よりは少し高めの価格設定になっています。
みんなの口コミ
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軽いこと、モバイル通信に対応していることなど評価すべきポイントがたくさんありますが、個人的に最も評価が高いポイントがキーボード。国産モデルでここまで綺麗にデザインされたモデルは他で見た事がありません。
LAVIE Direct NEXTREME Carbonがおすすめな人
持ち出しが多い人
軽量なノートパソコンということもあり、持ち出しが多い人にはぴったりの一台です。PD充電に幅広く対応しているため、スマホの充電器とセットにすることで荷物がよりコンパクトになります。
セキュリティ対策したい企業
セキュリティの観点から国産PCのみを選択する企業も数多くありますが、外出が多いビジネスパーソンにはピッタリのモデルと言えるでしょう。MAMORINOもあるため、万が一無くした時にも役立ちます。
LAVIE Direct NEXTREME Carbonがおすすめではないタイプ
コスパを求める人
デメリットでも書いた通り、どうしても相場より価格が上がってしまう弱点があります。国内、海外メーカーを問わないのであればコスパに優れるモデルを選ぶ方が良いでしょう。
LAVIE Direct NEXTREME Carbonのカスタマイズ・モデルの選び方
コストパフォーマンスの項目でも述べましたが、本モデルの一番のポイントはCore i7モデルの価格競争力の高さです。5G対応SIMフリー搭載モデルでも2022年11月1日時点でクーポンを適用すれば30万円以内で買えるのでぜひ検討してみて下さい。
LAVIE Direct NEXTREME Carbonの実機レビューまとめ
LAVIE Direct NEXTREME Carbonを安く買う方法
LAVIE Direct NEXTREME Carbonに限らず、NECのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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