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本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
レビュー・評価の概要
ProOne 440 G9/CTは10万円台前半から購入可能な第12世代intelプロセッサ搭載オールインワンデスクトップパソコン。
ベゼルが狭く、実際のインチサイズよりコンパクトに見える点が魅力です。拡張モニターとしても使える点も人によって大きなメリットになるでしょう。
発売年度 | 2022年 |
プロセッサ | Core i5-12500 Core i3-12100 Celeron G6900 |
RAM | 4~8GB |
ストレージ | 256GB SSD 500GB HDD |
画面サイズ | 23.8インチ |
GPU | Intel UHD Graphics |
USB-PD | – |
モバイル通信 | – |
重量 | 7.775kg |
Cinebench R20 | 4245pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。
特徴
ここではProOne 440 G9/CTの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
狭いベゼルを採用した良デザイン
ProOne 440 G9/CTは非常に狭いベゼルを採用したオールインワンパソコンです。ベゼルがギリギリまで詰められているため、かっこよさだけでなく23インチよりも筐体が小さく見えるメリットがあります。
カメラが内蔵でセキュリティに配慮
この価格帯のモデルとしては珍しく、カメラが内蔵型となっておりセキュリティに配慮されています(不用意に余計なものが映らない)。
高さ調整に優れたスタンド
オールインワンデスクトップの中ではトップクラスの可動域を持っています。特に高さ方向は机スレスレまで落とすことができるメリットを備えています(外観写真で掲載します)。
拡張モニターとしても利用可能
ノートパソコンと併用していたり、仕事用のパソコンを持ち帰った時の拡張用モニターとして利用することも可能となっています。
価格とコストパフォーマンス
約10万円から買えるオールインワンデスクトップパソコンとしては、多機能かつデザイン性に優れます。ただし、実用ラインとしてはCore i3を搭載したモデルからなので、約14万円からと思っておく方が良いでしょう。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。
スペック
今回レビューしたProOne 440 G9/CTのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2022年 | |
サイズ | 225×539.3×379.4mm | |
重量 | 本体 | 7.755kg |
アダプタ | – | |
CPU | Core i5-12500 | |
GPU | UHD Graphics | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
ストレージ | 1st | 256GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 23.8インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 500万画素 |
物理シャッター | 有り | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.2 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 搭載 | |
バッテリー | サイズ | – |
公称値 | – |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 4245 |
シングル | 688 | |
Cinebench R23 | マルチ | 10828 |
シングル | 1790 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 5894.62 | 2677.20 |
SEQ1M Q1T1 | 3706.00 | 2674.59 |
RND4K Q32T16 | 1470.45 | 625.81 |
RND4K Q1T1 | 89.16 | 210.35 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 1225 | 動作困難 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
デスクトップパソコンのため、検証しておりません。
USB-C(PD)による充電テスト
デスクトップパソコンのため、検証しておりません。
外観
正面から見た様子です。かなり狭いベゼルなことが写真からも分かります。

ベゼル部分をアップにした様子です。

背面です。センターにhpロゴがあります(写真では波が見えますが、ブラインドが写り込んでいるだけで実際は綺麗なメッキになっています)。

背面ポートです。HDMI、USB Type-Aが4つ、ディスプレイポート、フルサイズイーサネットコネクタ、電源ポートがあります。

横側には光学ドライブが付属します。

写真では少し分かりにくいですが、左側にセキュリティロックと、側面部にUSB Type-A、およびType-Cポートを備えています。

カメラをポップアップした状態です。

参考までに本体のスタンドを最大まで上げた様子です。写真では分かりにくいかもしれませんが、こういったオールインワンPCの中ではトップクラスに上げることができます。

同じくスタンドの機能で左右のスイーベルを検証した様子です(スタンドは正面に向けたままです)。こちらの可動域もかなり大きいと感じました。

メリット・魅力
スタンドがとにかく素晴らしい
ProOne 440 G9の素晴らしい点はなんといってもスタンドにあります。他のノートパソコンとは比べ物にならないほど可動域が広くなっています。筆者は机ギリギリまでディスプレイを下げたいタイプなので、このスタンドには本当に感動しました。
狭ベゼルでコンパクトな筐体
実物を見ると驚くほどベゼルが狭いため、本体が非常に小さく見えます。見た目の圧迫感を減らしながら、23インチを使えるのは大きなメリットです。
拡張モニターの選択肢
オールインワンパソコンを使っていると、スイッチや他パソコンの拡張用モニターとして使いたいと思うことが筆者自身もありました。
実はほとんどのモデルが拡張用モニターとして対応していない中、本モデルはしっかりとモニターとしても使えるようになっており、HDMIポートとディスプレイポート(DP++)を備えています。
もし会社からパソコンを持って帰ってきて作業したくなった場合、より効率的に仕事を進められるメリットがあります。
サイドのポートが豊富
正面からも外部ポートにアクセスしやすくなるように、USB Type-AおよびUSB Type-Cポートが付属しています。
デメリット・欠点
拡張性に乏しい
本モデルは別のパソコンやゲーム機の拡張モニターとして使うことはできる一方で、このパソコン自体のディスプレイを拡張することが難しいです。このモデルというよりもオールインワンパソコン自体のデメリットとして知っておくと良いでしょう。
グラフィック性能は弱め
本モデルではUHDグラフィックスが採用されているため、Iris Xe Graphicsと比べるとパフォーマンスは低めです。ゲームや写真編集などをするなら、同価格帯の外部GPU搭載ノートパソコンを選ぶ方が良いでしょう(外部GPU搭載のオールインワンPCは高額なため)
おすすめなタイプ
リビングにPCを置く人
コンパクトな筐体のため、リビングにパソコンを置きたい人にはぴったりです。圧迫感がなく置けることやシルバーとブラックのシンプルな筐体が嬉しいことやカメラが収納型で物理的にセキュリティアップできる点が良いでしょう。
別のPCを拡張したい人
メリットの項目でも書いた通り、このオールインワンパソコンはディスプレイの拡張能力にも優れています。自宅のパソコンと別に会社のパソコンを一時的に使いたい人にも良いでしょう。また無理なくMacOSと共用できる点も見逃せないポイントです。
おすすめできないタイプ
PC自体の拡張性を求める人
オールインワンデスクトップパソコン全体に言えることですが、このパソコンからの拡張性は低めです。2つ目のディスプレイを導入したりしたい人は普通のデスクトップパソコンを買うか、ノートパソコンをおすすめします。
カスタマイズ・モデルの選び方
本モデルはラインナップがたくさんありますが、よほどのことがなければCore i3モデル以上を選ぶようにして下さい。初期投資は大きくなりますが、その方が結果的に長く使えるでしょう。
またストレージにSSDとHDDモデルがありますが、処理速度の観点からSSDを選択することをお勧めします(HDDとSSDでは処理速度が段違いです)。
実機レビューのまとめ

コンパクトですっきりとしたデザインのオールインワンデスクトップパソコンです。リビングにパソコンを置きたい人にぴったりの一台と言えるでしょう。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。なお個人であっても法人モデルを買える点は覚えておきましょう。
安く買う方法・コツ
ProOne 440 G9/CTに限らず、HP(ヒューレットパッカード)のパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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