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Spectre x360 15 eb-0000の実機レビュー

Spectre x360 15 eb-0000のレビュー概要

とにかくカッコイイ15インチ

Spectre x360 15-eb0000は他のノートパソコンとは一線を画すデザイン性に優れたモデルです。特にdGPU搭載モデルとしてはダントツで美しい一台。

グラフィック性能を重視しつつ、見た目にもこだわりたい人はぜひ候補に入れて欲しいモデルと言えます。

こんなタイプにマッチ

  • 色域の広いPCが欲しい人
  • dGPUとUSB-PDを両立したい人
  • デザインの良いPCが欲しい人

 

簡易スペック表

発売日 2020年9月18日
CPU Core i7-10750H
RAM 16GB
ストレージ 1TB
画面サイズ 15.6インチ
GPU GeForce GTX1650 Max-Q Design
USB-PD 対応
LTE・5G通信 非対応
MSオフィス 選択可能
重量 1885g
Cinebench R20 2314pts

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

 

Spectre x360 15 eb-0000の目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

 

Spectre x360 15 eb-0000の特徴

ここではSpectre x360 15 eb-0000の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

ハイエンド15インチノート

Spectre x360 15-ebシリーズは、ヒューレットパッカードのノートパソコンシリーズの中で最上位に位置するマスターピースモデルです。ノートPCの分類ではスペック的に上位に位置するCore i7-10750HとGeForce GTX1650 Max-Q Designを搭載しており、負荷のかかる作業でもこなせる実力を持ちます。

 

端正な筐体デザイン

もともとデザイン性に優れるHPのノートパソコンですが、Spectreは中でも別格なほど美しいデザインが特徴です。特にエッジ部分のダイヤモンドカットにメッキされた落ち着いたゴールドはマスターピースならではの風格を感じさせるほどです。

 

美しいディスプレイ

ベンチマーク結果でも後述しますが、4Kディスプレイの美しさが圧巻。ノートパソコンとしては音質も良いため、動画鑑賞用(編集用)のパソコンとしても適しています。

 

タブレットユースも可能

Spectre x360 15-ebはクラムシェル運用に加えて、タブレットでも運用できます。標準でスタイラスペンが付属するため、イラスト作成や資料へのペン入れ時に活躍します。

 

Spectre x360 15 eb-0000の価格とコストパフォーマンス

本体の価格は2021年9月11日時点で178,800円からとなっており、スペック面から見て高めの設定になっています。Core i7-10750HにdGPUを搭載しているモデルはゴツい見た目のPCが多いので、見た目のデザイン性に価値を感じる人向けと言えるでしょう。

 

Spectre x360 15 eb-0000のスペック

今回レビューしたSpectre x360 15 eb-0000のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2020年9月18日
製品名 Spectre x360 15 eb-0000
型式 -
サイズ 359×226×19mm
重量(実測) 本体 1885g
電源アダプタ 450g
CPU Core i7-10750H
GPU GeForce GTX1650 Max-Q Design
メモリ(RAM) 16GB
ストレージ 1st 1GB
2nd -
ディスプレイ サイズ 15.6インチ
解像度 3840×2160
アスペクト比 16:9
形式 IPS
リフレッシュレート 未記載
生体認証 指紋 有り
顔認証 有り
フロントカメラ 画素数 92万画素
物理シャッター 有り
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth v5.0
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 6セル
公称値 14時間時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

 

Spectre x360 15 eb-0000のベンチマーク

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の測定値は2314pts、シングルコア451ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23の測定値は5864pts、シングルコア1248ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。ノートパソコンとしてはトップクラスというわけではないものの、十分高速で処理に不満を感じることはありません。

 

VRmark

VRMarkの測定結果は以下の通りです。Orangemarkスコアが9321。Bluemarkスコアが5324となっています。

スコア Average Frame Rate Target frame rate
Orange Room 4541 98.99 109.00
Blue Room 951 20.72 109.00

 

ゲームベンチマーク

FF14

ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果はFF14のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 8970 非常に快適
高品質 10701 非常に快適
標準品質 12586 非常に快適

 

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 3633 普通
高品質 4899 やや快適
軽量品質 6345 快適

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

騒音テスト

騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。

モード 評価
通常時 ほぼ無音からファンが回るレベル
CPUテスト時 ファンがしっかり回る
GPUテスト時 ファンがしっかり回る

 

PC温度測定

平常時とCinebenchR23(multi)で10分負荷をかけた後にFLIR One Proのサーマルカメラを用いて温度測定を行いました。センターから上部及び、排熱部分の温度上昇が見られます。

通常時

CinebenchR23(10分測定後)

 

Spectre x360 15 eb-0000のモニター評価(色域・トーンカーブ)

モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。色域は非常に広く、Adobe RGBで約97%カバーしています。クリエイターも十分使えるスペックと言えるでしょう。

sRGBカバー率:100%%

Adobeカバー率:96.5%

 

トーンカーブの評価結果は以下の通りです。

 

 

Spectre x360 15 eb-0000の通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:611.97Mbps
ポイント②:499.56Mbps
ポイント③:660.25Mbps
ポイント④:501.01Mbps
ポイント⑤:415.56Mbps
ポイント⑥:197.69Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 611.97 585.72 7
ポイント② 499.56 474.81 8
ポイント③ 660.25 457.31 7
ポイント④ 501.01 428.17 7
ポイント⑤ 415.56 367.94 7
ポイント⑥ 197.69 193.44 9

 

通信スピードテストの評価

一戸建てでテストした結果、全ての部屋で安定した通信速度が得られました。

 

Spectre x360 15 eb-0000のUSB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。30W以上でUSB-PDを使うことができています。ただし、dGPU搭載モデルのため、可能であればできるだけ大きなW数の充電器を使うことをおすすめします。

USB-PD 充電の可否 検証した充電器
20W × PowerPort Ⅲ Nano
30W PowerPort Atom Ⅲ Slim
45W PowerPort Atom Ⅲ Slim
61W RP-PC133
100W AUKEY PA-B7

 

Spectre x360 15 eb-0000の外観

天板は上品なグレーでセンターにゴールドのHPプレミアムロゴが刻印されています。

 

背面も天板と同じ色となっています。dGPU搭載PCの割には通気口は控えめです。

 

開いた様子です。15インチPCですがベゼルが狭いため高級感があります。また写真からもわかるように美しい色合いが特徴です。

 

テントモードにした状態です。

 

タブレットモードにした状態です。付属のペンが使いやすくなります。

 

キーボード全体を撮影した様子です。テンキーを搭載したクセのない配置になっています。

 

タッチパッド幅を計測したところ、タッチパッドの幅は120mmとなっています。

 

本体右側にはUSB Type-Cが2種類、USB Type-A、カメラの物理シャッター、microSDスロットが搭載されています。

 

本体左側は電源ボタン、電源ポート、フルサイズHDMI、ヘッドフォンジャックを備えます。

 

スピーカーはBANG&OLUFSENのものを搭載し、キーボード上部に配置されています。

 

本体の重量を測定したところ、1885gとなりました。

 

充電器込みの重量を測定したところ、2335gとなりました。充電器単体では450gとなります。

 

細かいことですが、背面にマグネットでペンが張り付きます。

 

Spectre x360 15 eb-0000のメリット・魅力

所有欲の満たされるデザイン

この15インチモデルに限りませんが、Spectreシリーズはとにかくデザインが美しく、どこで使っていても恥ずかしくフォルムになっています。基本的にdGPU搭載モデルは仕組み上大きくなり、通気口が大きくなるのでゲーミングPCに似たデザインになっていくのに対し、Spectre x360 15-eb0000はそういった欠点を一切感じさせない仕上がりと言えます。

 

優秀な排熱コントロール

温度測定結果からも分かるようにベンチマーク測定で負荷をかけてもパームレスト部分の温度が上がりにくいことが分かりました。intel Hシリーズを搭載しているため排熱が気になるところでしたが、本PCの場合はあまり気にしなくても良さそうです。

 

ディスプレイが魅力

カラー測定結果から本PCに搭載されているディスプレイの色域は非常に広く、正確な色表現が可能になっています。

 

ノートとしては十分以上なスピーカー

Spectre x360 15-eb0000は一般的なノートパソコンよりもスピーカー性能に優れます。全域でそこそこ音が出ており、ノートが苦手な低音も比較的しっかりと出ている印象を受けました。

 

Spectre x360 15 eb-0000のデメリット・欠点

スペックだけで見るとコスパが低い

プロセッサはCore i7-10750HとGeForce GTX-1650 Max-Q Desinのため対スペックだけで見ると、同じ値段でより上位のGPUを選択することもできるため、コストパフォーマンスが悪くなってしまいます。

 

インターフェイスが少ない

Spectre x360 15-eb0000の最大の欠点はインターフェイスの少なさです。特にUSB Type-Aポートが一つしかないこと、microSDスロットであることを考慮するとほぼ確実にハブが必要になる構成と言えるでしょう。

 

みんなの口コミ

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Spectre x360 15 eb-0000
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女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • 見た目が上品
  • 持ち歩きは厳しい

 

Spectre x360 15 eb-0000がおすすめな人

イラスト・LIVE2Dクリエイター

Spectre x360 15-eb0000はプロセッサ、dGPUの構成から考えて、イラスト・LIVE2Dクリエイターにおすすめです。恐らく液タブは別途用意するとは思いますが、いざという時にタブレット単体でイラストを描ける点も魅力です。

 

軽めの動画編集者

dGPUとしてGeForce GTX1650 Max-Q Designを搭載しているため、軽め~普通レベルの動画編集が可能です。

 

出先で動画視聴を楽しむ人

広い色域、ノートパソコンの中では上位のスピーカー、そしてテントモードにできることから出先で動画編集を楽しむ人にもおすすめです。出張のお供としても使えるでしょう。

 

Spectre x360 15 eb-0000がおすすめではないタイプ

スペック重視の人

スペックをとにかく重視する人にとっては対プロセッサのコストパフォーマンスが低く、満足度は低くなるでしょう。

 

インターフェイスがマッチしない人

Spectre x360 15-eb0000にはUSB Type-Aポートが一つしかないため、有線でつなぐことが多い人にはマッチしない可能性が高いので注意して下さい。もしそれでも購入する場合はドッキングステーションなどのハブを用意すると便利です。

 

Spectre x360 15 eb-0000のカスタマイズ・モデルの選び方

今回レビューしたモデルはCore i7-10750HとGTX1650 Max-Qのモデルですが、2021/9/11時点ではこのモデルはラインナップにありません。第11世代のCore i7-1165G7モデルとなっています。もしdGPU搭載のモデルまで検討するなら、高くなりますがクリエイターエディションを検討してみて下さい。こちらなら動画編集までばっちりこなすことができます。

公式サイトを見る

 

Spectre x360 15 eb-0000の実機レビューまとめ

所有欲が満たされる15インチ

結論

Spectre X360 15-eb0000は見た目がカッコよく、所有欲が満たされる15インチです。ノートパソコンのデザインにこだわる人こそ、ぜひ選んで欲しいモデルです。

 

Spectre x360 15 eb-0000を安く買う方法

Spectre x360 15 eb-0000に限らず、HPのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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