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V15 Gen 3 AMDの実機レビュー

V15 Gen 3 AMDのレビュー概要

超低価格なノートPC

V15 Gen3 AMDはなんと6万円台から購入できる非常に低価格なノートパソコンです。

しかも、安さだけでなくしっかりとした性能を有している点もポイント。もちろん安さゆえの弱みもありますが、それ以上にコストメリットの大きい一台です。

こんなタイプにマッチ

  • とにかく安くPCが欲しい人

簡易スペック表

発売日 2022年11月15日
CPU Ryzen3 5425U
Ryzen5 5625U
Ryzen7 5825U
RAM 8GB
ストレージ 256GB
画面サイズ 15.6インチ
GPU Radeon Graphics
USB-PD 対応
LTE・5G通信 非対応
MSオフィス 選択可能
重量 1620g
Cinebench R20 3000pts

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2023年4月4日時点で64,900円(税込)から。現在の価格は公式サイトをご覧下さい。

 

V15 Gen 3 AMDの目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。

 

V15 Gen 3 AMDの特徴

ここではV15 Gen 3 AMDの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

安さが魅力

V15 Gen3の最大の魅力はなんと言ってもその安さにあります。15インチで購入できるパソコンかつ、Ryzen5000シリーズ搭載モデルではあり得ないほどの低価格となっています。

 

性能的にも十分

上の内容と重複しますが、Ryzen5000シリーズを搭載することで強力なパフォーマンスを持ちます。安さだけ見るとちゃんと動くか心配になるかもしれませんが、全く心配なく快適に動作します。

 

V15 Gen 3 AMDの価格とコストパフォーマンス

15インチのノートパソコンで性能とスペックだけで比較すると、最高のコストパフォーマンスを誇ります。ただし、パフォーマンス以外の面で弱点があるので、それを踏まえてコスパの評価を各自でする方が良いモデルとも言えます。

2023年4月4日時点で64,900円(税込)から。現在の価格は公式サイトをご覧下さい。

 

V15 Gen 3 AMDのスペック

今回レビューしたV15 Gen 3 AMDのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2022年11月15日
製品名 V15 Gen3
型式 82TV0006JP
サイズ 236×359×19.9mm
重量(実測) 本体 1620g
電源アダプタ 340g
CPU Ryzen5 5625U
GPU Radeon Graphics
メモリ(RAM) 8GB
ストレージ 1st 256GB
2nd -
ディスプレイ サイズ 15.6インチ
解像度 1920×1080
アスペクト比 16:9
形式 TN液晶
リフレッシュレート 60Hz
生体認証 指紋 無し
顔認証 無し
フロントカメラ 画素数 720p
物理シャッター 無し
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth v5.1
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 38Whr
公称値 9.9時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

他グレードを見てみる

 

V15 Gen 3 AMDのベンチマーク

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の測定値は3000pts、シングルコア423ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Ryzen5000シリーズを搭載していることもあり、非常に優れたパフォーマンスを有しています。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23の測定値は7552pts、シングルコア1394ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。READの値は2500MB/s程度となっており、一般的なノートパソコンと同等、もしくは上回るパフォーマンスとなっています。この価格帯でこのスピードは驚異的とも言えます。

 

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 - -
高品質 - -
軽量品質 1309 動作困難

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

騒音テスト

騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。

モード 評価
通常時 ほぼ無音
CPUテスト時 ファン音が聞こえる
GPUテスト時 ファン音が聞こえる

 

V15 Gen 3 AMDのモニター評価(色域・トーンカーブ)

モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

sRGB

Adobe RGB

 

カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。

カバー率 カバー率 カバー比
sRGB 67.2 68
Adobe RGB 50.4 50.4

 

トーンカーブの評価結果は以下の通りです。

 

V15 Gen 3 AMDの通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:77.76Mbps
ポイント②:78.64Mbps
ポイント③:107.19Mbps
ポイント④:75.43Mbps
ポイント⑤:98.28Mbps
ポイント⑥:69Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 77.76 98.01 14
ポイント② 78.64 79.47 15
ポイント③ 107.19 148.84 14
ポイント④ 75.43 133.65 15
ポイント⑤ 98.28 98.67 15
ポイント⑥ 69 92.64 13

 

通信スピードテストの評価

全体的に100Mbpsを超えることが少なく、昨今のノートパソコンの数値としては低めです。ただし、実用性の上では問題ありませんでした。

 

V15 Gen 3 AMDのUSB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。30W以下のPD充電器では充電表示はされるものの、低速充電の警告が表示されました。45W以上では通常通り充電できています。

USB-PD 充電の可否 検証した充電器
20W PowerPort Ⅲ Nano
30W PowerPort Atom Ⅲ Slim
45W PowerPort Atom Ⅲ Slim
61W RP-PC133
100W AUKEY PA-B7

 

V15 Gen 3 AMDの外観

天板は黒色でLenoboのロゴが小さく配置されています。表面はツルッとしているわけではなく、少し加工が施されています。

 

背面も黒色になっています。

 

開いた様子です。ベゼル幅は普通です。

 

上部ベゼルです。

 

下部ベゼルです。

 

キーボード全体です。テンキーを搭載しています。一部キーが隣り合っていますが、クセはなく使いやすい印象です。

 

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.26mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.3mmとなっています。

 

タッチパッド幅を計測したところ、106mmとなりました。

 

本体右側にはセキュリティホール、USB Type-A(2.0)、フルサイズ有線イーサネットコネクタがあります。

 

本体左側には電源コネクタ、USB Type-A 3.2 Gen1、HDMI、USB 3.2 Gen1 のType-Cポート、そしてコンボジャックを備えます。

 

本体の重量を測定したところ、1620gとなりました。

 

充電器込みの重量を測定したところ、1960gとなりました。充電器単体では340gとなります。

 

V15 Gen 3 AMDのメリット・魅力

何より安さが魅力

V15 Gen3は何よりもその安さが魅力。これだけの性能のノートパソコンが6万円台で買えることは驚異的と言えるでしょう。

 

スペック的に妥協点が少ない

安いパソコンは何かが犠牲になりがちですが(特にプロセッサ)、このパソコンはパフォーマンスの面ではほぼ妥協がありません。そのため、処理速度は普通に発売されているノートパソコンと同じくらいのレベルで使える魅力があります。

 

プライバシーシャッターがある

低価格ノートパソコンでは滅多についていないプライバシーシャッターを搭載しています。不意にカメラを起動させたくない人だけでなく、会社でセキュリティ対策として利用したい人にも良いでしょう。

 

V15 Gen 3 AMDのデメリット・欠点

TN液晶であることが欠点

このパソコンの唯一の欠点はTN液晶であることです。TN液晶であるが故に、色味があまり良くありません。

 

みんなの口コミ

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V15 Gen3
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

値段に対してプロセッサのパフォーマンスが驚異的なモデルです。ディスプレイがTN液晶のため見えやすさに弱点はありますが、値段を考えれば十分と言えるでしょう。

 

V15 Gen 3 AMDがおすすめな人

安さを求める人

V15 Gen3の魅力はなんと言ってもその安さからは考えられない性能。6万円台からでありながら、処理能力面で不満がほとんどないため、安さを重視する人は必ずみて欲しい一台です。

 

従業員向けに用意したい人

安さにも繋がる部分ですが、従業員用のパソコンとして準備するのにも向いています。本体デザインがシンプルであることや、テンキー搭載で事務用途に使える点もポイントです。

 

V15 Gen 3 AMDがおすすめではないタイプ

カラーに関わる業務をする人

安さが最も表れている面がディスプレイのため、色を取り扱う業務の人にはおすすめできません。

 

V15 Gen 3 AMDのカスタマイズ・モデルの選び方

このモデルは最廉価グレードの魅力が大きく、カスタマイズしていくと旨みがどんどん減ってしまいます。そのため、単純にカスタマイズモデルを見るだけでなく、ThinkBook 15やThinkPad E15などと比較し、最適なものを選ぶと良いでしょう。

公式サイトを見る

 

V15 Gen 3 AMDの実機レビューまとめ

安さを求めるならこれ

結論

V15 Gen3は安さを求めるなら、非常に魅力的な一台です。

パソコンはあまり使わないけれど一台は欲しい、かつ出来るだけ安いものが欲しいという人に一度検討して欲しいモデルと言えるでしょう。

2023年4月4日時点で64,900円(税込)から。現在の価格は公式サイトをご覧下さい。

 

V15 Gen 3 AMDを安く買う方法

V15 Gen 3 AMDに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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