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VAIO F16の実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめ

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レビュー・評価の概要

普段使いしやすい大画面ノート

VAIO F16は2023年から登場したVAIOの新シリーズです。

Sシリーズと比較するとリーズナブルな価格帯で購入できるにもかかわらず、しっかりとしたパフォーマンスが確保されているパソコンとなっています。

当サイトの評価

総合満足度
 (4)
発売年度2023年
プロセッサCore i7-1335U
Core i5-1334U
Core i3-1315U
RAM8~32GB
ストレージ256GB~1TB
画面サイズ16インチ
GPUIris Xe Graphics
USB-PD対応
モバイル通信非対応
重量1565g
Cinebench R202930pts

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

VAIO F16の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

特徴

ここではVAIO F16の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

第13世代intelプロセッサ搭載

2023年に登場した第13世代intelプロセッサを搭載しています。intelプロセッサは第12世代から大きくパフォーマンスアップしていることもあり、同じく13世代も力強いベンチマークスコアを残しています。

VAIOでは珍しい16インチモデル

これまでVAIOにはなかった16インチモデルが初めて登場しました。大画面であることはノートパソコンでの生産性に直結する魅力的なポイントです。

日常使いしやすいカラー

色は3色展開でネイビーブルー、サテンゴールド、ウォームホワイトとなっています。特にサテンゴールドは珍しいカラーリングになっています。

価格とコストパフォーマンス

VAIO F16はスペック面から考えると他の同クラスライバル製品と比較して、少し高めの価格設定になっています。ただし、VAIOというブランドや本体の仕上がりを考えれば妥当なレベルとも感じます。

VAIO F16の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

スペック

今回レビューしたVAIO F16のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2023年
サイズ255.6×358.3×16.6mm
重量本体1565g
アダプタ215g
CPUCore i7-1335U
GPUIris Xe Graphics
メモリ(RAM)32GB
ストレージ1st1TB
2nd
ディスプレイサイズ16インチ
解像度1920×1200
アスペクト比16:10
形式IPS液晶
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数92万画素
物理シャッター有り
リヤカメラ画素数無し
Wi-Fia/b/g/n/ac/ax
bluetoothv5.1
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ公式記載なし
公称値16時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

CINEBENCH

CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。

バージョン測定モード測定値[pts]
Cinebench R20マルチ2930
シングル613
Cinebench R23マルチ6851
シングル1665

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T12921.781617.42
SEQ1M Q1T11219.31990.26
RND4K Q32T161202.32865.58
RND4K Q1T155.19210.32

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。

モードスコア評価
最高品質
高品質
軽量品質2814やや重い
※基本的にグラフィックボード搭載モデルのみ高品質以上のテストを行います。

モニター評価(色域)

モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

測定項目カバー率[%]カバー比[%]
sRGB62.162.4
Adobe RGB46.346.3

通信環境(Wi-Fi)のテスト

今回は検証を行っておりません。

USB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。

W数充電の可否検証に用いた機種
20W×PowerPort Ⅲ Nano
30WPowerPort Atom Ⅲ Slim 30W
45WPowerPort Atom Ⅲ Slim 45W
61WRP-PC133
100WAnker 736 Charger

外観

天板はVAIOのロゴが刻印されています。

背面は無塗装となっています。VAIOシリーズはほぼ全てのモデルが背面が無塗装になっています。

開いた様子です。ベゼルは広めで世代を少し感じます。ベゼルは本体カラーに合わせられています。

最大開き角は180°です。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

キーボードです。全てのキーが独立しています。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.83mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.6mmとなっています。

タッチパッド幅を計測したところ、105mmとなりました。

本体右側にはフルサイズイーサネットコネクタ、USB Type-C、フルサイズHDMI、USB Type-Aが2つ配置されています。

本体左側には電源ポート、USB Type-A、コンボジャック、microSDスロットを備えます。

本体の重量を測定したところ、1565gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1780gとなりました。充電器単体では215gとなります。

メリット・魅力

タイピングしやすい

VAIOシリーズはもともとタイピングしやすいパソコンですが、F16でもそのイメージが継承されています。ピッチが広く、ストロークが深めなのでしっかりと打ちたい人に向いているでしょう。

インターフェイスが豊富

左右のインターフェイスは有線イーサネットコネクタなどを含め、数多くの種類を備えています。

パフォーマンス的にも十分

ベンチマークスコアの結果からも分かるようにパフォーマンスは十分。今回はCore i7の最上級モデルで検証を行っていますが、Core i5でも十分なパフォーマンスが得られるでしょう。

USB PD充電に対応

一般向けモデルと言うこともあり、最初PD充電に対応していないかと思っていましたが、45W以上で対応している結果が得られました。ただし付属の電源はPD充電ではないので注意して下さい。

デメリット・欠点

ベゼル幅が広くデザインが古め

VAIOシリーズ全体に言えることですが、少しベゼル幅が広めでディスプレイを開いた時野デザインが古く感じることがあります。

16インチならではの重さ

16インチモデルということもあり、パソコン本体の質量は重めです。同シリーズには他のサイズ違いもあるのでそちらを選べば良いだけと言うこともあり、あまり大きな欠点ではないと感じます。

色域が狭い

今回検証したモデルは色域カバー率が低く、カラーを主にするクリエイターにはあまり向きません。

おすすめなタイプ

自宅で使うPCを探す人

手頃な自宅向けパソコンを探す人にはピッタリといえるくらいちょうど良いパソコンです。Fシリーズが打ち出している「定番」というコンセプトにハマっています。

大学生

初めてパソコンを持つ大学生にも良いでしょう。16インチの大型ディスプレイのため、資料作成などでも作業領域を広く使うことができます。

おすすめできないタイプ

持ち運びが多い人

デメリットでも書いた通り、16インチサイズは持ち運びには不向きです。VAIOの他シリーズを選択肢に入れることをおすすめします。

カスタマイズ・モデルの選び方

VAIO製品はオンラインでBTOカスタマイズが幅広くできるモデルです。Core i3モデルでも十分動きますが、長期使用することを前提にするとおすすめはCore i5かつメモリ16GB、SSD512GB以上です。

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実機レビューのまとめ

VAIOが新しく出してきた新シリーズは「定番」をコンセプトにしていますが、まさにそれがぴったりとハマる一台となっています。

自宅用で使うパソコンや、初めてPCを買う大学生などにも勧められる一台と言えるでしょう。

VAIO F16の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

安く買う方法・コツ

VAIO F16に限らず、VAIO(バイオ)のパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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