本サイトの記事は広告を含みます。
本記事はアフィリエイト広告を含みます。
レビュー・評価の概要
本モデルはIntel Ultra Hシリーズプロセッサを搭載したパフォーマンスに優れたノートパソコンです。
また性能だけでなく、タッチ式のファンクションキーやガラス製タッチパッドなど一般的なノートパソコンと一線を画すデザイン性も持ち合わせています。
発売年度 | 2024年 |
プロセッサ | Intel Core Ultra 7 155H |
RAM | 16~64GB |
ストレージ | 512GB~4TB |
画面サイズ | 14.5インチ |
GPU | Intel Arc Graphics GeForce RTX4050 |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 1710g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
2025年3月26日時点で215,175円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
美しいデザインの14インチ
XPSシリーズは過去モデル同様におしゃれでスタイリッシュなデザインが特徴です。閉じてある状態から開いて使う時まで所有している満足度を味わうことができるでしょう。
パワフルなIntel Ultra
プロセッサにはIntel ultraシリーズが採用されています。日常用の利用であれば、ほぼ困ることはないと言えるでしょう。
おしゃれなタッチ式ファンクション
今回のXPSではタッチパッドにガラス製のシームレスなものが用いられています。これまでのパソコンに比べると独特ではありますが、とても使いやすくXPSならではのスタイリッシュさに磨きがかかっているようなタッチパッドになっています。
リフレッシュレート最大120Hz
ディスプレイのリフレッシュレートは120Hzが採用されています。実際にこのパソコンでゲームをすることはあまりないかもしれませんが、リフレッシュレートが高いだけでディスプレイの動きが滑らかになり実際に使っていて満足度が高まるでしょう。
価格とコストパフォーマンス
本体の価格は約27万円からとなっており一般的なノートパソコンから比べると高いレベルにあります。ただし特徴で述べたとおり、本体のデザイン性やガラス製のタッチパッド、高リフレッシュレートディスプレイが採用されていることを考えると妥当な値段と言えるでしょう。
2025年3月26日時点で215,175円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
スペック
今回レビューしたXPS 14(9440)のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2024年 | |
サイズ | 215.98×320×19mm | |
重量 | 本体 | 1710g |
アダプタ | 255g | |
CPU | Intel Core Ultra7 155H | |
GPU | Intel Arc Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 14.5インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | 液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 1080p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | Ver記載なし | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 69.5Whr |
公称値 | 最大21時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 4930.77 | 4049.23 |
SEQ1M Q1T1 | 2536.90 | 4041.21 |
RND4K Q32T16 | 3105.94 | 2398.42 |
RND4K Q1T1 | 78.30 | 256.09 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 3582 | 普通 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 649.36 | 494.58 | 14 |
ポイント② | 295.6 | 170.88 | 14 |
ポイント③ | 662.31 | 556.35 | 14 |
ポイント④ | 435.59 | 293.02 | 14 |
ポイント⑤ | 293.23 | 194.49 | 43 |
ポイント⑥ | 147.59 | 91.18 | 13 |
通信スピードテストの評価
ダウンロード速度は全てのエリアで100Mbps以上となっており、アップロードも十分な速度が出ています。
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | 〇 | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | 〇 | RP-PC133 |
100W | 〇 | Anker 736 Charger |
外観
天板はDELLのロゴのみが配置されたシンプルなデザインです。削り出しのアルミ素材が使われているため、シンプルでありながらも高級感があります。

背面にはスリットがほぼ設けられておらず、こちらもシンプルなデザインになっています。

開いた様子です。ベゼル幅は狭く、モダンなデザインです。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

キーボード全体です。かなり特徴的でポイントはタッチ式のファンクションキーとキー同士がほぼ隣り合ったようなデザインです。メリットでも書いていますが、キートップの面積が大きいため打ちやすい印象を受けました。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、1.2mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、18.46mmとなっています。

本体右側にはコンボジャック、USB Type-C(Thunderbolt4)ポート、microSDHCスロットが設けられています。

本体左側にはUSB Type-C(Thunderbolt4)ポートが2つ設けられています。

本体の重量を測定したところ、1710gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1965gとなりました。充電器単体では255gとなります。

メリット・魅力
Intel Ultraの力強いパワー
特徴の部分でも述べたとおり、 Intel ultraシリーズになってからこれまで以上により高いパフォーマンスを発揮してくれています。
そのため、普段使いやビジネスシーン程度の量であれば処理能力に不満を感じることはまずないと言えるでしょう。さらに少し上の負荷をかけるようなソフトウェアであっても充分力になってくれる可能性が高いです。
タッチパッドの広さと使いやすさ
今回のXPSにはガラス製のタッチパッドが搭載されています。シームレスなことも特徴ですが、それ以上に筆者が感じたのはタッチパッドそのものの広さです。外に持ち運ぶノートパソコンである以上、マウスを使えない状況が想定されます。
その場合タッチパッドの広さ自体が使用者にとって重要になります。このXPSはタッチパッドが広く、さらに反応も良いため作業性が高くユーザーの強い味方になってくれるでしょう。
キーが広く打ちやすい
今回のXPS 14では、キーは独立しているものの幅いっぱいまで配置されるような設計になっています。そのため、タイピングをする時にうち仕損じがなく使いやすいと感じました。
デメリット・欠点
タッチ式のファンクションは使いづらい
ファンクションキーにはタッチ形式のものが用いられています。筆者はファンクションキーを多用するため、正直タッチ式のファンクションキーは使いづらいと感じました。
もしあなたがファンクションキーをあまり使わないのであれば、気にならないかもしれません。
インターフェイスがUSB Type-Cのみ
外部接続できるインターフェースはUSB Type-Cのみになっています。本体には専用のハブが付属しますが、持ち運びが増えてしまうことには変わりがありません。
ビジネスシーンにおいて突然USB Type-Aが必要になったり、 HDMI接続して映像投影する事を考えると人によってはデメリットになるでしょう。
本体質量が重い
本機は本体質量が公称値で約1.68 kgと14インチノートパソコンにしてはかなり重くなっています。デザイン性や機能面から重さに反映しているのかもしれませんが、 14インチという絶妙に持ち運ぶ可能性があるサイズ感を考えると、この重さはデメリットになるでしょう。
おすすめなタイプ
デザイン性を求める人
XPSシリーズは過去からデザインが特に優れたノートパソコンです。そのためデザイン性を求める人にとっては非常にお勧めできるノートパソコンと言えます。今回のモデルではガラス製のタッチパッド、タッチ式のファンクションキーなどが用いられており、スタイリッシュさがより高まったモデルとなっていると言えるでしょう。
タッチパッドを多用する人
メリットで書いた通り今回のタッチパッドは使いやすいことが特徴です。外出先でマウスが使えない状況になることは容易に想像できるため、タッチパッドの反応の良さやスムーズさは作業性アップという点で魅力をもたらしてくれます。
おすすめできないタイプ
持ち運びが多い人
本モデルの非常に残念なポイントは本体質量がかなり重いことと言えます。スタイリッシュで作業性の良いタッチパッドを備えながらも、重さが持ち運びという点で懸念が出てしまうところが購入時に注意しておくべきポイントと言えるでしょう。
カスタマイズ・モデルの選び方
本モデルのカスタマイズの幅は意外と広くメモリ、ストレージ、グラフィックボードの3つがポイントになります。基本的にはベースになっているモデルでも充分なパフォーマンスを発揮してくれますが必要に応じてメモリを32GBにしておいたり、ストレージをワンランク上げておいてもよいかもしれません。
実機レビューのまとめ

本モデルはデザイン性が高くかつパフォーマンスも高い、ある意味隙のないノートパソコンと言えます。そのため予算があれば誰にでもお勧めはしたいのですが、どうしても重さだけが懸念になる部分があります。
XPSシリーズには14インチモデルだけでなく、 13インチモデルもあるためそちらも併せて検討すると良いでしょう。
2025年3月26日時点で215,175円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
安く買う方法・コツ
XPS 14(9440)に限らず、DELLのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
関連記事・公式リンク一覧
以下の関連記事もぜひご覧ください。