人によってLINEを2つに切り分けたい人がいるんじゃないでしょうか?
例えば、仕事用と営業用や、リアルでの知り合いとオフ会などで会った人との切り分け、子供との共有などがあると思います。そんな時に便利なのが、Parallel Space(並行世界)というアプリです。
このアプリを使えば、LINEを初め、ほぼ全てのアプリを1つの端末に2つインストールすることができます。今回はその解説です。
必ず読んで
Parallel Spaceでは、2つ目のLINEアカウントを取得する必要があるため、2つめの電話番号、もしくはLINEの登録をしていないFacebookアカウントを持っている人しか使えません。
勘違いして、使用中のLINEアカウントで登録して、データ消えるのトラブルが続出しているようです。当記事を参考にデータが消えたとしても責任は負えないことをご承知の上、参考にしてみて下さい。
[st_toc]
Parallel Space(パラレルスペース:並行世界)とは?
Parallel Spaceはandroidで提供されているアプリで、ロンドンに本社がある「LBE Tech」という会社が出しているアプリです。
アプリ名は「並行世界」という名前で提供されています。このアプリを使う事によって、一つのスマートフォンの中に二つのアプリをインストールすることができます。後ほど詳しく説明しますが、簡単に言うと「1つの端末の中に、2つの待ち受け画面を作るイメージ」です。
「並行世界」の使い方
まずはGoogle play Storeから、アプリをインストールします。上のアプリのところからインストールできるので、そちらからしてもらっても構いません。
インストールが終了すると、待ち受け画面のところに目玉のようなマークが出てきます。こちらをタップすると、「並行世界」が立ち上がります。
立ち上げるとチュートリアル(説明)が流れるので次へをクリック。
ここで、自分でもう一つ作りたいアプリを選びます。今回はLINEですね。
LINEをインストールしようとするとFacebookもインストールしてくださいと出てきます。Facebookはログインしていなくても、二つ目のLINEは使えるので安心してください。最終的にParallel Spaceの待ち受けは下記のようにLINEが表示された状態になります(この画面は私が既に使っている状態なので、別のアプリも入っています)。
2つ目のLINEも普通に使える
インストールが完了すると、「並行世界」のアプリ(待ち受け)の中に、LINEのマークが現れます。続いてこちらをタップします。すると、LINEの新規登録画面になります。これで本来スマホに1台しか作れない、2つ目のLINEアプリを作る事ができました。
注意ポイント
ここで注意して欲しいのは、今使っている電話番号でParallel SpaceのLINEにログインしないこと。今使っているLINEのアカウントの内容が消えてしまいます。二つ目のLINEに、別アカウントとしてログインする場合は、2つめの携帯番号か、Facebookによるログインを使って、もう一つのアカウントを作成する必要があることを忘れないでくださいね。
LINEはもちろん、その他のアプリも二重にできる
今回はLINEをタイトルで紹介しましたが、実は他のアプリもダブルインストールが可能です。私の場合は、TwitterとChatwork(ビジネス版のLINEみたいなもの)を使っています。他にも、ゲームをダブルインストールすることも可能なので、複数のアカウントを使って、効率的に進める事も可能です。
ロック画面の待ち受け通知は選択可能
並行世界のアプリは、あくまでもアプリの中に待ち受けを作るものですが、ロック画面に通知をするかどうかを選ぶことも可能です。設定のところから、スマートロックで、「スマートロックを無効にする」にしておけば通知が出ないようになりますよ。
気を付けておいた方が良いポイント
アプリ動作の安定性
あくまでのこの「並行世界」は、androidスマートフォンの中にもう一つ疑似的に待ち受け画面を作るものです。そのため動作が不安定なアプリがあります。実は、Twitterがまさにそれで使えません。並行世界で使う場合はログイン前に必ず試す癖を付けておきましょう。
アプリによっては追加ソフトのインストールが必要
これもTwitterの話なんですが、アプリによっては、この「並行世界」を出している会社が提供している追加のアプリをインストールする必要があります。この追加アプリについては、必要な時に画面に出てくるので、最初からインストールしておく必要はありませんので、安心してください。
広告が出る
「並行世界」の会社もタダでアプリを提供しているわけではなく、広告収入で成り立っています(むしろタダなら詐欺の方が怖い)。そのため広告が出るんですけど、たまに「ウィルスを検知しました」という詐欺広告がでます。もし広告が気になるなら、課金しても良いと思います。google playのアカウントを使って支払いができます。1ヶ月試してもいいですし、永久ライセンスでも1280円なので、このレベルなら支払う価値あると思います。
ちょっとマニアックな「DSDSとの組み合わせ」
最近流行っているスマートフォンの中には、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)という機能を持つ物があります。これは、一つのスマホの中に2つ電話番号を入れられる機能を持つスマートフォン。並行世界でアプリの切り分けを行い、スマホ本体の機能で電話番号を2つどちらでも受信、発信できるようにすれば、1つのスマホの中で仕事用とプライベート用を完全に切り分けることができます。
まとめ「Parallel Space」でLINEを2つインストールする方法
並行世界(Parallel Space)の使い方と、そのメリットについてまとめました。スマホの待ち受けで動いているアプリの中にもう一つの待ち受けを作ってしまう「並行世界」。公私を切り分けたい人や、これまでスマホを2台持ちしていた人も上手く使えば1台にまとめて行う事ができます。
冒頭書いた通り、便利なアプリですが、上手く使わずにデータが消えるなどのトラブルを起こしている人も多いようです。いきなり本アカウントでやるのではなく、まずは捨てアカウントを作って試してみて下さい。
補足①:メーカー純正の方法で複製するなら
並行世界のアプリは便利ですが、あくまでのスマホメーカー以外が出したアプリです。メーカー純正の機能として、「ツインアプリ」という仕組みがあり、これなら不安定になることなく、2つめのLINEを作れます。くわしくは以下の記事で説明しているので、ぜひ読んでみてください。
-
LINE(ライン)を公式に複製できるツインアプリとは?クローン手順を写真と動画で解説
LINEは一人一つと思われがちですが、1つのスマホで複数のLINEを入れる方法はいくつかあります。例えば、以下の2つ。 他にも、LINEに似たチャットアプリ「Chatworkチャットワー ...
続きを見る
補足②:LINEのアカウントを2つ取る方法
冒頭にも書きましたが、同じスマホでLINEのアカウントを2つ使う方法があります。それが「LINE@」を用いた方法。僕もダウンロードしてます。くわしくは以下の記事で紹介しています。
-
LINE(ライン)の2つ目のアカウントを同じ1つのスマホで取る方法(裏技)
LINEは通常、1つの電話番号で1つのアカウントしか取れません。これが意外と不便。プライベートと仕事を分けたい人もいたり、色々な理由で2つのアカウントがあると便利ですよね。 LINEの2つ目のアカウン ...
続きを見る
補足③:LINE以外でもいいなら
LINE以上に使いやすいチャットアプリとして、「chatwork(チャットワーク)」というツールがあります。ビジネス向けですが、実は個人でもチャットを無料で使うことができます。LINEに限らず、2つめのチャットツールが欲しいならこちらも検討すべき便利アプリです。
-
【チャットワークとは?】ChatWorkの初心者向け使い方ガイド(LINEとの違いも解説)
LINE(ライン)は日本人のほどんどが使うとても便利なツールです。しかし、1つの番号で1つのアカウントしか作れないため、プライベートとビジネスを分けるなど、連絡手段を変えたい時には適しません。 写真を ...
続きを見る