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レビュー・評価の概要
XPS13 Plusは第12世代 Pシリーズ搭載の13インチウルトラブックです。
ベンチマーク結果でも後述しますが、高いパフォーマンスを誇りながらスタイリッシュなデザインを持つ優れたウルトラブックとなっています。
発売年度 | 2022年 |
プロセッサ | Core i5-1240P Core i7-1260P |
RAM | 16~32GB |
ストレージ | 512~2TB |
画面サイズ | 13.4インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 1230g |
Cinebench R20 | 3573pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではXPS 13 Plusの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
スタイリッシュな外観
XPS13 Plusは過去モデルからさらにスタイリッシュになったデザインが特徴。ファンクションキー周りがタッチパネル形式になって、キーボードが縁をギリギリまで詰められていることで他とは一線を画した外観になっています。
薄くてコンパクト
これまでウルトラブックシリーズとしても魅力的なXPSですが、本モデルでも同様に薄くてコンパクトな筐体が魅力的。外へ持ち運びする際に気軽に持ち出せるようになっています。
シームレスな感圧タッチパッド
外観のスタイリッシュさに磨きをかけているのがシームレスな感圧タッチパッド。キーボードが独立されておらず、パームレストが全てフラットになる形で設計されています。
広くて打ちやすいキーボード
外観でも少し触れましたが、キーボード形状が特殊でそれぞれ独立しているものの、縁を詰める形でデザインされています。これにより打鍵面が広く、打ちやすくなっています。
価格とコストパフォーマンス
XPS13 Plusの価格自体はパソコン全体で見ると高く感じるかもしれませんが、フラッグシップモデルであることを考えると割と安い設定ではないかと感じます。
Core i5の16GBモデルで20万円台で購入でき、Core i7モデルの32GBモデルでも25万円台となります(どちらも2022年11月6日時点で、512GB SSD搭載モデル)。メモリ32GBモデルが選べるウルトラブック自体が少ないので、これだけでも選ぶ選択肢に上がりそうです。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
スペック
今回レビューしたXPS 13 Plusのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2023年 | |
サイズ | 199.04×295.3×15.8mm | |
重量 | 本体 | 1230g |
アダプタ | 250g | |
CPU | Core i7-1260P | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 13.4インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | 液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 720p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.2 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 55Whr |
公称値 | 13時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 3573 |
シングル | 591 | |
Cinebench R23 | マルチ | 6130 |
シングル | 1501 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 6748.81 | 5094.47 |
SEQ1M Q1T1 | 3321.97 | 2698.43 |
RND4K Q32T16 | 572.60 | 365.12 |
RND4K Q1T1 | 67.19 | 130.61 |
モニター評価(色域)
モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
測定項目 | カバー率[%] | カバー比[%] |
---|---|---|
sRGB | 100.0 | 104.8 |
Adobe RGB | 77.1 | 77.7 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 662.07 | 272.87 | 15 |
ポイント② | 232.46 | 333.18 | 13 |
ポイント③ | 670.48 | 355.43 | 14 |
ポイント④ | 374.19 | 294.48 | 13 |
ポイント⑤ | 243.16 | 253.63 | 13 |
ポイント⑥ | 172.09 | 186.89 | 14 |
通信スピードテストの評価
通信速度はほとんどのエリアで100Mbpsを超えるパフォーマンスが出ています。最長距離では少し低下する傾向があるので、長い距離での利用は苦手かもしれません。
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | △ | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | 〇 | RP-PC133 |
100W | 〇 | AUKEY PA-B7 |
外観
天板はシルバーでセンターにDELLのロゴが配置されています。

背面も同じシルバー素材になっています。パソコンとしては珍しく背面側にもXPSロゴが配置されています。スピーカー性能は中の上といったところです。中高音域がはっきりしているのでビデオミーティングに向いていると言えます。低音は無いわけではないものの少し弱めな印象を受けました。

開いた様子です。ベゼルが狭く、新しさを感じるモデルになっています。

最大開き角は約138°となっています。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

キーボード全体です。並びは一般的ですが、ファンクションキーがタッチパネル化されていたり、タッチパッドがシームレスかつ感圧タッチ形式に変更されています。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.42mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.1mmとなっています。キー形状は特殊ですが、打鍵できる面積が広く非常に打ちやすいです。特にしっとりとした打鍵が好きな人はピッタリハマるでしょう。

タッチパッド幅を計測したところ、95mmとなりました(シームレスなのでわかりにくいですが、無変換から変換キーまでの間くらいがタッチパッドになります)。感圧タッチパッドなので、これまでと感覚がかなり異なります。クリック音が大きめな点が少し気になりました。

本体右側にはUSB Type-Cが搭載されています。

本体左側にもUSB Type-Cが搭載されています。

本体の重量を測定したところ、1230gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1480gとなりました。充電器単体では250gとなります。

メリット・魅力
ハイエンドらしいスタイリッシュさ
XPS13 Plusは見て持った瞬間からその所有欲を満たしてくれる素晴らしいモデルです。外観のクオリティだけでも購入する価値を感じさせてくれます。
第12世代のパフォーマンスが魅力
第11世代まではノートパソコンとデスクトップパソコンにはパフォーマンスで大きな開きがありましたが、第12世代のPシリーズプロセッサは一世代前のデスクトップに肉薄するパフォーマンスを持っています。ウルトラブックはパフォーマンス的に低いイメージがありましたが、それを見事に払拭するモデルとなっています。
キーボードの打鍵感が良い
本モデルはキーボードがフラットになり前衛的なデザインを採用していますが、実用性の面でも優れており、キーボードの打鍵感が優れていると感じました。打鍵面積が広がったことも打ちやすさに寄与していると思います。
白は指紋がつきづらい
今回レビューしたモデルは白で指紋が目立ちにくいメリットがあります。パソコンによっては指紋汚れが取りづらいモデルもあるので、大きなメリットと言えるでしょう。
32GBメモリを選択できることがメリット
パフォーマンスを求める人が忘れてはいけないポイントが32GBメモリ。通常版のXPSでは16GBまでしか選択できませんが、Plusモデルでは32GBまで選択可能となっています。多くのメモリを必要とするユーザーはぜひ覚えておきたいポイントです。
デメリット・欠点
慣れないうちは感圧タッチは誤操作しやすいかも
今回のモデルから感圧タッチが採用されています。独特な操作感なので、慣れないうちは操作ミスしやすいかもしれません。
ファンクションキーが特殊
ファンクションキーはキーボード上部にタッチ式となっています。ファンクションキーを多用する人は使いづらいと思います。
インターフェイスはUSB Type-Cのみ
ウルトラブック全体に言える弱点ですが、インターフェイスはUSB Type-C(Thunrbolt4)のみとなっています。ハブとしての性能は高いものの、外出先での拡張性が低い弱点を持ちます。
おすすめなタイプ
かっこいいPCが欲しい人
XPS 13 Plusは何と言ってもかっこいいパソコンが欲しい人向けのモデル。ただでさえカッコ良いXPSの上位モデルなので、所有欲を満たしてくれること間違いありません。
モバイルが多い人
13.4インチでコンパクトかつ、1.2kg台と軽いので持ち運びに向いています。バッテリー持続時間は控えめですが、USB PD充電に対応しているため荷物をコンパクトにすることも可能です。
パフォーマンスを出したい人
ウルトラブックでありながら、Cinebench R20で3500ptsを超えるパフォーマンスを持っています。メモリ32GBまで選択できるので、書類をたくさん開いたりなどパソコンに触れる機会の多い人はパフォーマンスの高いモデルを選択する方がQOLが向上するでしょう。
おすすめできないタイプ
価格を抑えたい人
フラッグシップモデルとなるため、価格はどうしても高くなります。抑えたい場合は、Plusではない通常モデルのXPSを選択しても良いでしょう。
カスタマイズ・モデルの選び方
XPS 13 PLUSはいくつかモデルがありますが、価格帯がそれなりにするため予算に合わせて選ぶようにして下さい。
実機レビューのまとめ

XPS13 PlusはDELLのウルトラブックとしてのハイエンドモデルということもあり、外観から最新の機能面に至るまで非常に魅力的なモデルに仕上がっています。
もちろんその分価格も高めですが、所有欲を満たしてくれる一台と言えるでしょう。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
安く買う方法・コツ
XPS 13 PLUSに限らず、DELLのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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