TE510/JAWのレビュー概要
NECが出す国産タブレット
TE510JAWは数す少ない国産メーカーが出すAndroidタブレットです。10型でSnapdragon 450を搭載したモデルです。
SoC的にはローエンドモデルにあたるモデルのため、タブレットを初めて買おうとするエントリー向けの機種になっています。
簡易スペック表
CPU | Snapdragon 450 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
画面 | 10.1インチ |
防水・防塵 | 非対応 |
LTE | 無し |
重量 | 440 g |
Antutu | 92000 |
※ベンチマークは当サイトの計測値です。
TE510/JAW実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人で安く買いたい人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本記事はメーカーからお借りしてレビューしています。
TE510/JAWの特徴
この項目では、TE510/JAWの特徴についてのみ触れています。実際に使った感想はメリット・デメリットでご覧ください。
NECが出す10.1インチの大型タブレット
TE510はNECが出している大型のタブレットモデルです。国産メーカーではXperia Tabletがありましたが、残念ながら撤退しているので、国産タブレットとしては貴重な存在と言えます。
NECのタブレットにはサイズ違いでいくつか種類がありますが、本記事では10.2インチモデルを取り上げています。
前モデルからメモリが4GBに増加
NECの10型タブレットの前モデルでは「2GB」の容量しかありませんでした。しかし、TE510で「4GB」に容量を上げています。メモリは快適さに直結するため、多いことに越したことはありません。
TE510/JAWのスペック
今回レビューしたTE510/JAWのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日 | 2019/12/16 | |
寸法 | 242mm×167mm×7mm | |
重さ | 440g | |
ディスプレイ | サイズ | 10.1インチ |
形式 | TFT液晶 | |
画素数 | 1920×1200 | |
バッテリー | 電池容量 | 7000mAh |
ワイヤレス充電 | × | |
リバースチャージ | × | |
急速充電 | 公式記載なし | |
プロセッサ(Soc) | Snapdragon 450 | |
GPU | Adreno506 | |
ストレージ(ROM) | 64GB | |
メモリ(RAM) | 4GB | |
外部メモリ | 256GB(microSD) | |
通信 | 下り最大 | 公式記載なし |
上り最大 | 公式記載なし | |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | バージョン | 4.2 |
最大接続台数 | 公式記載なし | |
生体認証 | 指紋センサー | 〇 |
顔認証 | × | |
光彩認証 | × | |
おサイフケータイ | × | |
緊急避難速報 | 公式記載なし | |
防水・防塵 | 非対応 | |
ワンセグ/フルセグ | 〇 | |
赤外線通信 | × | |
コネクタ | USB-C | |
OS | 8.1 | |
SIMサイズ | × | |
DSDV | × |
※スペック詳細はこちら
スペックの解説
Androidタブレットとして性能を見ると、Snapdragon450を搭載しているため標準よりは低めです。メモリは4GBなので標準レベルと捉えておきましょう。
やはり特徴的なのはフルセグチューナー搭載していることです。テレビを出先で見たい人にとって本タブレットはちょうど良い選択肢になりえます。
TE510/JAWのAntutuベンチマーク
Antutuでの測定結果です。マルチスコアで92000という結果になりました。Snapdragon 450なので低めの数値です。
TE510/JAWの外観
背面です。ガラスになっており、非常に高級感があります。
表面には4基のスピーカーを搭載しています。縦持ち、横持ちともに安定して音が聞こえます。
サイドにはヘッドフォンジャック、USB-C、microSIMスロットがあります。
逆サイドは音量ボタン、電源ボタンになっています。
下部には指紋認証ボタンがあります。触れるだけで解錠、画面を開くことが出来る仕様です。私は左手でタブレットを持つことが多いので、左の親指に当てるとちょうど良いバランスになっています。
背面のカメラです。シングル800万画素になっています。出っ張りはなく、平置きしてもきになりません。
TE510/JAWの通信環境のテスト
TE510/KAWの通信テストを行いました。環境は光インターネット1Gbpsで無線LANにLYNSYS VELOPを用いています。戸建て環境で行っています。以下はクリックで拡大します。
ローエンドモデルにしては、非常に良い無線の結果が得られています。特に最長距離において、PINGの数値がほぼ落ちていないことは大きなメリットであると言えます。
TE510/JAWのカメラスペックと作例
カメラスペック
カメラに関するスペックは以下の通りです。
メインカメラ | |
有効画素数 | 800万画素 |
F値 | 公式記載なし |
光学手振れ補正 | 公式記載なし |
電子式手振れ補正 | 公式記載なし |
インカメラ | |
有効画素数 | 500万画素 |
F値 | 公式記載なし |
光学手振れ補正 | 公式記載なし |
電子式手振れ補正 | 公式記載なし |
動画撮影能力
撮影した動画の画像をチェックしたところ、1920×1080でフレームレートは30fpsでした。
撮影した作例
標準レンズで撮影しました。2倍までは撮れますが、もともとカメラ性能に振っているわけではないので、あまりきれいには撮れません。6倍ズームのノイズは非常に大きくなっています。
TE510/JAWのメリット・魅力
意外にも操作ストレスは少ない
実際に使ってみたところ、Snapdragon450を使っている割に、意外にも操作性は悪くありませんでした。ホーム画面・設定画面などでの操作でストレスを感じることはありません。
薄く持ち運びしやすい
TE510は薄くて、軽いタブレットです。背面が完全フラットのため、カバンへの出し入れが簡単にできる形状になっています。520gしかないため、持ち運びにも便利です。
外観に高級感がある
TE510は外観に高級感があります。Xperiaシリーズのようなガラスで高級感があり、所有する満足度が高い製品といえます。
USB-C対応である
私が感じた最も良い点はUSB-C対応であることです。AndroidスマートフォンのほとんどがUSB-Cを採用するようになったため、USB-Cで充電器を統一することができます。
ANKERの18W、30Wで充電をテストしたところどちらでも通電、充電されていることが確認できました(クリックで拡大します)。
音響が優れている
TE510/KAWは4つのスピーカーを内蔵したモデルです。そのため、比較的音質が良いメリットがあります。また、Dolbyを搭載しておりON状態ではそれなりに音声を楽しむことができます。
TE510/JAWのデメリット・欠点
Snapdragon450にしては高価
外観は良いですが、スペック面で見ると約4万円でSnapdargon450となっており、コストパフォーマンスは低くなっています。同じ値段帯なら、iPad(10.2インチ)のWi-Fiモデル(A10)が買えてしまいます。
ネットはワンテンポ遅い
Snapdragon450のため、ネットの表示がワンテンポ遅いです。普段iPhoneや高性能Androidを使っている人はストレスを感じるでしょう。
みんなの口コミ
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ローエンドタブレットです。価格は比較的良心的ですが、SoCが弱いためハードな使い方は向いていません。これから初めてタブレットを持つ入門ユーザー向けの一台です。
女性目線の口コミ
妻に簡単に使ってもらった感想を聞きました。あくまでライトユーザーとして使う人の1意見としてとらえて下さい。
女性目線のコメント
- 後日追記します
TE510/JAWがおすすめな人
動画・漫画を見たい人
本気はハードな操作はSnapdragon450のため適しませんが、動画や漫画なら事前に読み込みができるため、比較的おすすめです。漫画に適したサイズでちょうど良いパランスで読むことが可能です。
4つのスピーカーにより音質も優れているので、スタンドを購入しておけば動画再生用タブレットとして十分に働くでしょう。
TE510/JAWがおすすめではないタイプ
ハードに使い倒う人
タブレットをメインとして使う人は購入しない方が良いでしょう。Snapdragon450が非力すぎます。メインで使うつもりならちゃんとお金を出すか、中古のiPad Airシリーズにしておきましょう(中古なら、ヤスクカウを参考にしてください)。
TE510/JAWの実機レビューまとめ
TE510/JAWを安く買う方法
TE510/JAWはNECのオンラインショップ、もしくはamazonなどの通販サイトで購入可能です。カスタマイズモデルがないためどこで購入しても製品のスペックは同じです。ポイントを考慮し、最も安く買えるところで買いましょう。