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【おすすめはコレ】TP-Linkのラインナップの特徴とシリーズの選び方・違いを解説

Wi-Fiルーター(無線LAN)の中で、アプリの設定が楽でかなり使いやすく、しかも性能に対して値段がリーズナブルなメーカー「TP-Link(ティーピーリンク)」。通常タイプのWi-FIルーターだけでなく、複数のアクセスポイントを設置してより効率的にかつ広くネット環境を構築できるメッシュWi-Fi機器も出しているメーカーです。

ただし種類が多く機能差がわかりづらいため、本記事では各ラインナップの大まかな特徴を表で一覧にしつつ、おすすめのモデルについてまとめました。なお当サイトでも、いくつかの機種をレビューしているためおすすめモデルにはそれぞれリンクしています。

 

TP-Llink Wi-Fiルーターのラインナップ目次

以下から各解説に飛ぶことができます。初心者の方は特徴と選び方から、全体のラインナップ・おすすめモデルが知りたい方は2番目の項目からご覧ください。

 

TP-Llink Wi-Fiルーターの特徴と選び方

特徴について

TP LinkのWi-Fiルーターには大きく分けてArcherシリーズとDecoシリーズがあります。まずArcherシリーズは今までの一般的なWi-Fiルーターと思って頂ければ良いです。一つのルーター(無線LAN)をベースに通信を行うタイプです。

引用:Archer AX73の実機レビュー

 

Archerシリーズは「1つの無線LANで家中に電波を届ける」というタイプなので、理論通信速度が価格に対して高くなる傾向があります(つまりコスパが良い)。また、通信速度・PINGなどの数値を必要とするゲーミングWi-FiルーターもArcherシリーズになります。

さらに有線LANコネクタが充実している点もポイントです。無線デバイスだけでなく、パソコンやSwitchなどを優先でつなぐことを前提にするならば、Arhcerシリーズが有利になります。

引用:Archer AX90の実機レビュー

 

TP Linkが提供しているWi-Fiルーターのもう一つがDecoシリーズです。これはメッシュWi-Fiと呼ばれるもので、複数のルーターで家に電波をいきわたらせることを前提としたシステムです。そのため、2つ以上使って初めて真価を発揮します。

 

メッシュWi-Fiはいわゆる中継器と異なり、一つのSSIDで管理することができます。そのため繋がっている範囲内ではシームレスにネットへの接続が可能になります。メッシュWi-Fiは出たてであることや機能上2つ以上必要になることから、価格帯は高めなところが弱点です(ただし、TP LinkのメッシュWi-Fiは他メーカーに比べかなり割安です)。

 

TP-LinkのWi-Fiルーターの選び方

TP LinkのWi-Fiルーターに限りませんが、選び方としては簡単で4LDK以上か未満かをベースに考えて下さい。当サイトでは、戸建て環境を用いてテストを行っていますが、Archerシリーズでは4LDKでWi-Fiルーターに設置し、対角線上最長距離に当たるところで速度低下が見られます。

以下、実際に測定した結果を以下で掲載していますので参考にしてみて下さい。

 

4LDK以上であれば、基本的にメッシュWi-Fiを検討してください。Decoシリーズの最新版ではDeco X60がありますが、速度を求めないのであればDeco X20で十分です。

もし3LDK以下であれば、Archerシリーズを検討しましょう。Archerシリーズはたくさんありますが、おすすめのモデルを後述しているので、そちらをごらん下さい。

 

TP-Link Wi-Fi ルーターの販売中のラインナップとおすすめモデル

ラインナップ一覧

以下に現行でTP-Linkのホームページに掲載されているものを表にしました。まずこちらはArcherシリーズです。表以外の項目については公式サイトでご確認ください。

表は右側にスクロールできます→

機種名 推奨環境 2.4GHz
(Mbps)
5GHz①
(Mbps)
5GHz②
(Mbps)
ストリーム数 USB数 IPv6 IPv6プラス Wi-Fi6 メッシュWi-Fi WPA3
Archer AX73 4LDK 574 4804 6 1
Arhcer AX90 4LDK 574 4804 1201 8 2 ×
Archer AX11000 4~6LDK 1148 4804 4804 12 2 × × ×
Archer AX6000 4LDK 1148 4804 8 2 × × ×
Archer AX50 3LDK 574 2402 4 1 × × × ×
Archer AX20 4LDK 574 1201 4 1 × ×
Archer AX10 3LDK 300 1201 4 0 × × × ×
Archer C5400X 4LDK 1000 2167 2167 2 × × × ×
Archer C4000 4LDK 750 1625 1625 2 × × × ×
Archer A10 Pro 3LDK 800 1733 1 × ×
Archer A2600 Pro 3LDK 800 1733 1 × × × ×
Archer A10 3LDK 800 1733 0 × × × ×
Archer A2600 3LDK 800 1733 0 対応 × × ×
Archer C80 3LDK 600 1300 3 0 × × × × ×
Archer A9 3LDK 600 1300 2 × × × ×
Archer C9 3LDK 600 1300 2 × × × ×
Archer C7 3LDK 450 1300 1 × × ×
Archer A6 3LDK 300 867 0 × ×

※ーは公式サイトに記載がなかったものです。

 

続いてDecoシリーズは以下の通りです。メッシュWi-Fiは個数によって推奨環境が変わるため記載していません。

機種名 推奨環境 2.4GHz
(Mbps)
5GHz①
(Mbps)
5GHz②
(Mbps)
ストリーム数 USBポート IPv6 IPv6プラス Wi-Fi6 メッシュWi-Fi WPA3
Deco X60 574 2402 6 0 × ×
Deco X20 574 1201 4 0 × ×
Deco M9 Plus 400 867 867 0 × × × ×
Deco M5 400 867 0 × × × ×
Deco M4 300 867 0 × × × ×
Deco M3 300 867 0 × × × ×
Deco M3W 300 867 0 × × × ×

 

 

おすすめのモデル

4LDK以上の人

4LDK以上の人には、当サイトでの実験結果よりメッシュWi-Fiルーターがおすすめです。TP-Linkの販売ラインナップから見るとDeco X20を推奨します。以下は3パックですが、2パックもあります。

 

X20をすすめる理由はいくつかありますが、主なポイントとしては以下の通りです。特にメッシュWi-Fiならではの買い足せるという特徴はかなり有利。体感上であまり差がない以上、最初から価格が高いところを選ぶ必要はありません。

おすすめするポイント

  • 上位のDeco X60と体感でほぼ差が無い
  • 速度不十分と感じればX60を買い足せる
  • IPv6が使える

 

当サイトでも検証しているので、各サイトの価格とともに実機レビューを合わせてご覧ください。

 

3LDK以下の人

3LDK以下の人はArcher AX73が非常におすすめです。2021年4月時点で販売されている全メーカーの中でもダントツのコストパフォーマンスを誇ります。

 

このルーターをお勧めする理由は「IPv6プラス対応・Wi-Fi6対応・合計5400Mbpsの通信速度」です。特にIPv6プラスに対応している点が大きく、ドコモ光をはじめとするIPv6プラス回線は対応しているWi-Fiルーターは限られる中でこの機種はその一つです。

IPv6プラスとは?

特定のインターネット回線業者が提供している次世代回線。今までと異なり回線混雑の影響を受けにくいため速度が大幅に改善するケースが多い。

 

現時点でIPv6プラスにインターネット側が対応していなくても(従来のインターネットだとしても)、もちろん使えますし将来的に回線を引きなおしたり、引っ越しした先で使うこともできます。IPv6プラスに対応しているからといって価格が極端に高い訳でなく、本体価格が1万円強とリーズナブルな点も魅力です。

 

それでも、1万円以上出したくないという人にはArcher A10 Proがおすすめです。こちらは下位版にあたるモデルでWi-Fi6非対応で最大通信速度が落ちます(他にもストリーム数などが落ちますが、パソコン・スマホを使う程度ならあまり気にしなくても良いです)。ただし、A10にはProの付いていないモデルがあるので注意して下さい。IPv6プラスに対応していないため、買うなら上位版のProを買ってください。

 

どちらについてもレビューを行っています。各サイトの価格とともに外観チェック・スピードテストの結果等を実機レビューから参考にしてみて下さい。

 

TP-Llink Wi-Fiルーターの違いとラインナップまとめ

TP-LinkのWi-Fiルーターのラインナップとおすすめのモデルについて紹介しました。たくさんのルーター出ていますが、一般用途であれば、Deco X20もしくはArcher AX73がおすすめです。自分の環境に合わせて選ぶようにして下さい。

 

関連記事

TP-LinkのWi-Fiルーターについては、当サイトでもレビューを行っています。各モデルについて以下から参考にしてみて下さい。

Wi-Fiルーター

Deco X50の実機レビュー

イーサネットコネクタが3個に増えたDexoシリーズ。シリーズのミドルレンジに当たるモデルです。2022年4月7日発売モデル。

Wi-Fiルーター

Archer AX23の実機レビュー

1万円台以下で買えつつ、十分な機能を備えたWi-Fi6、IPoE対応のルーター。2022年2月3日発売モデル。

Wi-Fiルーター

Archer AX4800の実機レビュー

低価格ながら、IPoEに対応し安定して通信できるモデルでありながら、定価約1.2万円台とかなり安い。当サイト検証値でも最大600Mbps以上出る結果が得られています。2021年8月12日発売。

 

IPv6プラスについて

有名なドコモ光、auひかりなどはIPv6プラスに対応しています。Wi-Fiを変えることで速度が改善するケースもありますが、そもそもの回線を変える方が根本的に解決しやすいです。現在IPv4のインターネットを使っているならキャッシュバックを使ってお得に回線変更することをおすすめします。