後継モデルについて
本機種は2021年に新しいモデルが発売されています。後継機種の実機レビューも合わせてご覧ください。
DAIV 5Nのレビュー概要
持ち運べるRTX2060
DAIV 5Nは薄くて軽いコンパクトな15インチの非常に優れたノートパソコン。intel Core i7のHシリーズプロセッサに加えて、GeFroce RTX2060を搭載し、ゲームベンチマークも優れたモデルになっています。
DAIVシリーズはもともとクリエイターモデルということもあり、ゲーミングPCのようにピカピカとしていないことも特徴。キーボードバックライトをつけるとカラフルにすることができますが、オフにすれば他で目立つ点がなくシンプルに使える点も嬉しいポイント。
価格が控えめで高性能、かつ持ち出しにも使えるノートパソコンが欲しい人は買って後悔しないPCと言えるでしょう。
簡易スペック表
CPU | Core i7-10870H |
RAM | 16~64GB |
ROM | 512GB SSD |
画面 | 15.6インチ |
GPU | GeForce RTX2060(6GB) |
USB-PD | 非対応 |
LTE | 非対応 |
重量(実測) | 1735 g |
Cinebench R20 | 4233 pts |
※詳細スペックはこちら
※その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
DAIV 5N実機レビュー目次
実際に使った感想(主観)はメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。
※本記事ではメーカーから検証機をお借りして実機レビューしています。
DAIV 5Nについては後継機種が発売されています。以下よりご覧ください。
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DAIV 5N(2021年モデル・RTX3060)の実機レビュー
2021年モデルでRTX3060が搭載され、よりパフォーマンスが向上した一台。sRGB100%カバーのため、イラストレーター、デザイナー向き。2021年4月23日発売モデル。
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DAIV 5Nの特徴
ここではDAIV 5Nの一般的な特徴に触れています。筆者が使用した感想については、メリット・デメリットからご覧ください。
ハイスペックかつ軽量コンパクト
DAIV 5Nは15インチノートパソコンとしては軽量で1.7kgしかありません。しかもベゼルが狭く、キーボードも詰まっているためかなりコンパクト。それでいて、intel HシリーズとRTXを選択できて高性能なので持ち運びもするユーザーにとってはぴったりとも言えるモデルとなっています。
薄型ノートとしては珍しい背面インターフェイス
15インチのノートパソコンは背面インターフェイスを備えるもの、備えないものどちらもありますが一般的に薄型でコンパクトなノートパソコンは背面インターフェイスを持っていないモデルが多い中、このDAIV 5Nはなんと背面インターフェイスも持っています。
個人的には、フルサイズのイーサネットコネクタが背面に来ている点が高評価です。
DAIV 5Nの価格とコストパフォーマンス
DAIV 5Nは非常にコストパフォーマンスの高いモデルです。絶対的な性能で見ればRyzen 4000シリーズに分が上がる部分もありますが、intelの安定性とGeForce RTXを搭載しつつ、持ち運べる軽量性を持ち合わせた上で20万円以下で購入することができます。DAIV 5Nは同メーカーの中では高額モデルでキャンペーン時に割引率が高くなるのでさらにお得に買えるケースがあります。購入前には必ず公式サイトをチェックすることをおすすめします。
DAIV 5Nのスペック
今回レビューしたDAIV 5Nのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2020年12月14日 | |
製品名 | DAIV 5N | |
型式 | ー | |
サイズ | 355.5×236.7×19.9m | |
重量(実測) | 本体 | 1735 g |
電源アダプタ | 840 g | |
CPU | Core i7-10870H | |
GPU | GeForce RTX2060(6GB) | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
保存(ROM) | 1st | 512GB SSD |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 15.6 インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | × |
顔認証 | 〇 | |
フロントカメラ | 画素数 | 100万画素 |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | - |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | 5.0 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非対応 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非対応 | |
バッテリー | サイズ | 記載なし |
公称値 | 5.5時間 |
※1 詳細仕様はこちら
スペックの解説
今回レビューしたDAIV 5NはCore i7-10870HとGeForce RTX2060を搭載した高性能なモデルです。それでいて軽さも備えておりスペック的にはノートPCとして申し分ないレベルです。またWi-Fi6に対応するなど基本的な部分もしっかりとサポート。ただしバッテリーの持続時間が短いので持ち出しが多い人は要注意です。
DAIV 5Nのベンチマーク
ベンチマーク結果は以下の通りです。
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は4233pts、シングルコア493ptsという結果になりました。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は10715pts、シングルコア1269ptsという結果になりました。
PASSMARK
PASSMARKの測定値は以下の通りです。他機種との比較をしたい人はPASSMARKのデータ一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。リードが3000MB/s以上も出ており非常に高速です。
VRmark
VRmarkのオレンジルームでテストを行いました。スコアは8723となりました。
VRmarkのブルールームでテストを行いました。スコアは1898となりました。
動画編集ベンチマーク
Davinch Resolve16を用いて、FHDの10分間の動画の書き出しを行いました。2分42秒となっています。
ベンチマーク時の熱について
動画書き出し時の熱は以下の通りです。CPUは100℃付近まで上昇し、そのままの状態でキープする結果が得られました。
騒音テスト
ベンチマーク時、操作時の騒音はかなりおおきくファンがうなるほどでした。負荷が大きい作業をするとファン音が大きくなるため、気になる人は注意して下さい。
ゲームベンチマーク
FF14
ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果はFF14のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | 13995 | 非常に快適 |
高品質 | 15809 | 非常に快適 |
標準 | 17389 | 非常に快適 |
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
高品質 | 6779 | 快適 |
標準 | 8989 | 快適 |
軽量品質 | 10830 | とても快適 |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。
DAIV 5Nの通信環境(WI-Fi)のテスト
通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。全エリアで非常に快適な速度が得られる結果となりました。データはクリックで拡大できます。
DAIV 5NのUSB-C(PD)による充電テスト
USB-PDには非対応です。
DAIV 5Nの外観
天板です。シンプルなデザインでDAIVの文字が入っています。
背面です。かなり大きめなスリットが空いています。
デスクトップは非光沢で自然な色合いになっています。
フロントカメラは画面下にあります。物理シャッターはありません。
開いた様子です。最大角は150°となっており、クラムシェルとしてはかなり開きます。
上部ベゼルです。かなり狭めになっています。
下部ベゼルです。下側ベゼルも大きめです。
電源ボタンとパフォーマンスボタンがあります。
キーボードです。マウスコンピューター独特のフォントにになっています。またキーボードバックライトはカラフルになっています。RGBバックライトは変更も可能です。
キーピッチは2つのキーボードをミツトヨのデジタルノギスで測定し割返した結果、18.1mmとなっています。キーストロークは1.5mmです。
タッチパッドは117mmとなっています。
パームレストも天板と同じ色の素材になっています。
本体左側のインターフェイスです。ケンジントンロック、通気口、USB-A、マイクジャック、ヘッドフォンジャックとなっています。
右側インターフェイスです。USB-A×2、microSDスロットになっています。
本体重量は1735gとなっています。
充電器込みの重量で2575g、充電器単体では840gとなっています。
DAIV 5Nのメリット・魅力
軽くて持ち運びに優れる
DAIV 5Nで注目しておきべきポイントは何と言っても、持ち運びが楽にできる軽さと言えます(2019年モデルは約2.5kgで大幅に軽量化)。ノートパソコンとして1.7kgは軽くはありませんが、これだけ高性能なノートパソコンとしてはかなり軽い部類に入ります。また、パフォーマンスを電源ボタン横のボタンで簡単に切り替えられるため、電力消費をコントロールできる点も魅力です。
薄型だが高パフォーマンス
DAIV 5Nはベンチマークの結果の通り、プロセッサ、グラフィックスどちらにしても魅力的なパフォーマンスを誇ります。もちろん最大クラスの負荷がかかるゲームは厳しい側面がありますが、DAIVシリーズを選んでいる時点でハイリフレッシュレートがなくそこまでパフォーマンスは必要ないので、唯一の懸念は4Kでフルに使うパターンです。しかし、そういう人はデスクトップPCを選ぶと思うので、薄型で高性能なDAIV 5Nはちょうど良いモデルと言えそうです。
背面インターフェイスに優れる
DAIV 5Nが魅力的なポイントとして背面インターフェイスに優れる点があります。薄型の15インチノートパソコンは背面インターフェイスで繋がっているケースが少なく、DAIV 5Nは珍しいモデル。ディスプレイ出力やハブに当たる部分を背面集約でき、スッキリさせることができます。
色域が広くクリエイターに向く
DAIVシリーズはもともとクリエイター向けのモデルで、色域が広いことが特徴。このDAIV 5NでもsRGB比で100%を確保しておりクリエイター向けのモデルとなっています。
DAIV 5Nのデメリット・欠点
USB-PDによる充電ができない
DAIV 5Nの唯一の欠点がこのUSB-PD非対応です。このモデルはUSB-Cを備えていますがそこからの充電ができません。
みんなの口コミ
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薄型の軽量コンパクトでありながら、高性能なチップセットを搭載していて非常に満足度の高い製品。バッテリーの持続時間が短いことだけが欠点ですが、この構成なら仕方がないと言えます。2019年モデルから大幅に刷新されている(特に重量)ため、購入するなら絶対に2020年モデルがおすすめです。
女性目線の口コミ
普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- 薄型でコンパクト
- 枠(ベゼル)が細い
DAIV 5Nがおすすめな人
15インチで画像編集する人
DAIV 5Nは15インチで画像編集する人にとってはぴったりのノートパソコンです。元々のパフォーマンスが高い上に、ワンタッチでパフォーマンスの切り替えも可能なので、スマートに運用できます。
高リフレッシュレートでないゲームをする人
intel Core i7 Hシリーズのプロセッサに加えRTX2060を積んでいるため、ゲームも十分に可能です。ただし、リフレッシュレートが高いものを搭載しているわけではないため、その場合は、G-Tuneシリーズを選ぶ方が良いでしょう。
擬似的にデスクトップを組む人
もっともおすすめしたいのがこのパターンです。薄型PCでは珍しく背面インターフェイスを揃えたPCになっています。デュアルディスプレイするにしても一つのモニターで擬似デスクトップのようにするにしても魅力的と言えます。
DAIV 5Nがおすすめではないタイプ
高リフレッシュレートを求める人
DAIV 5Nは高性能なグラフィックボードを積んでおりゲームも可能なスペックですが、モニターは一般的な60Hzのリフレッシュレートです。そのため、高リフレッシュレートを求める場合は、G-Tuneグレードを選ぶ方がより楽しめるでしょう。
DAIV 5Nのカスタマイズ・モデルの選び方
DAIV 5Nはプロセッサ、グラフィックボードが固定化されているため、カスタマイズとしてはメモリとハードディスクカスタマイズが基本になります。このPCを選ぶ時点で画像編集や動画編集をベースにすると予想されるため、可能なら32GBメモリへの増設を行うと良いでしょう。また予算に余裕があれば、SSDを上位のモデルにして読み込み速度を向上させると、より快適に使えると思います。
DAIV 5Nの実機レビューまとめ
DAIV 5Nを安く買う方法
マウスコンピューターのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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