シンプシーの運営理念について

dynabook AZ/HVの実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめ

本サイトの記事は広告を含みます。

レビュー・評価の概要

全部入りのパフォーマンス機

dynabook AZ/HVは第12世代intel Pシリーズプロセッサを搭載したハイパフォーマンスな15インチノートパソコン。

光学ドライブも搭載しているため、一台で機能全てを賄いたい人向けと言えるでしょう。

当サイトの評価

総合満足度
 (4)
発売年度2022年
プロセッサCore i5-1240P
Core i7-1260P
RAM8~16GB
ストレージ512GB~1TB
画面サイズ15.6インチ
GPUIris UHD Graphics
USB-PD対応
モバイル通信非対応
重量1890g
Cinebench R203790pts

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

dynabook AZ/HVの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

特徴

ここではdynabook AZ/HVの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

12世代intel Pシリーズ搭載

Dynabook AZ/HVはintel Core i5-1240PもしくはCore i7-1260Pを搭載した15インチノートパソコンです。ベンチマーク結果でも後述しますが、非常に高いパフォーマンスを持ったノートパソコンとなっています。

光学ドライブ搭載

本モデルではブルーレイディスク用の光学ドライブを搭載しています。

日本ではあまり見ない組み合わせ

15インチのノートパソコンに光学ドライブが付いているケースは過去からも多くありますが、パフォーマンスの高いPシリーズと光学ドライブが付いているパターンは珍しいと言えるでしょう。

価格とコストパフォーマンス

ゲスト価格での比較となりますが、Dynabook AZ/HVは高いパフォーマンス、ブルーレイドライブを搭載してCore i5モデルが15万円台からとなります。

ブルーレイを使うかどうかで使う人の価値が変わるところがあるものの、トータルで見るとコストパフォーマンスは少し低めと言えるでしょう(ただし、会員価格では値段が下がるため、必ず公式サイトにて会員割引価格をチェックして下さい。

dynabook AZ/HVの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

スペック

今回レビューしたdynabook AZ/HVの実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2022年
サイズ244×361×23.8mm
重量本体1890g
アダプタ260g
CPUCore i7-1260P
GPUIris UHD Graphics
メモリ(RAM)16GB
ストレージ1st1TB
2nd
ディスプレイサイズ15.6インチ
解像度1920×1080
アスペクト比16:9
形式TFT液晶
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数200万画素
物理シャッター無し
リヤカメラ画素数無し
Wi-Fia/b/g/n/ac/ax
bluetoothv5.2
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ公式記載なし
公称値9.5時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

CINEBENCH

CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。

バージョン測定モード測定値[pts]
Cinebench R20マルチ3790
シングル693
Cinebench R23マルチ9212
シングル1809

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T16457.784937.48
SEQ1M Q1T13948.733208.98
RND4K Q32T161114.55565.70
RND4K Q1T181.05174.55

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。

モードスコア評価
最高品質
高品質
軽量品質1992動作困難
※基本的にグラフィックボード搭載モデルのみ高品質以上のテストを行います。

モニター評価(色域)

モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

測定項目カバー率[%]カバー比[%]
sRGB97.5100.3
Adobe RGB72.674.4

ディスプレイは液晶パネルの特性や製造工程により、それぞれの製品で色合いが異なる場合がある点に注意して下さい。

通信環境(Wi-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。

テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

ルーター前:672.28Mbps
ポイント②:639.16Mbps
ポイント③:655.43Mbps
ポイント④:600.32Mbps
ポイント⑤:349.54Mbps
ポイント⑥:277.11Mbps
測定項目ダウンロードアップロードPING
単位MbpsMbpsms
ルーター前672.28414.4313
ポイント②639.16391.8313
ポイント③655.43390.6914
ポイント④600.32388.4315
ポイント⑤349.54257.5315
ポイント⑥277.11187.0812

通信スピードテストの評価

USB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。

W数充電の可否検証に用いた機種
20W×PowerPort Ⅲ Nano
30WPowerPort Atom Ⅲ Slim 30W
45WPowerPort Atom Ⅲ Slim 45W
61WRP-PC133
100WAUKEY PA-B7

外観

今回レビューしたのはサテンゴールドというカラーです。上品な淡いゴールドが特徴のカラーリングになっています(写真では少し赤みがありますが、もっと黄色みが強い色です。詳しくは公式サイトをご覧ください)。

背面素材は表面と異なり、白いプラスチック素材となっています。メモリを自分でつけ外しできる箇所があります。

開いた様子です。ベゼル幅は比較的広めです。フロントカメラは撮影用とWindows Hello用の二つが備え付けられています。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.04mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.8mmとなっています。

タッチパッド幅を計測したところ、107mmとなりました。

本体右側にはケンジントンスロット、USB Type-A、SDスロット、そして光学ドライブを備えます。

本体左側はフルサイズイーサネットコネクタ、フルサイズHDMI、USB Type-A×2、USB Type-C、コンボジャックを備えます。

本体の重量を測定したところ、1890gとなりました。

メリット・魅力

日本ではあまり選べない組み合わせ

昨今のPCはどれも小型化して14インチの軽量クラスが主流になっているため、15インチ自体の数が少なくなっているだけでなく、光学ドライブの組み合わせを選べないモデルがほとんど。

しかも光学ドライブ搭載モデルの多くはエントリーモデルでスペックが絞られていることを考慮するとこのdynabookのモデルは非常に珍しいと言えます。

全部入りで高パフォーマンス

上で書いた内容と重複しますが、全部入りでありながらPシリーズ搭載でパフォーマンスが高いことが魅力となっています。Cinebench R20で3700ptsを超えていることからも、デスクトップPCにも劣りません。

さらに色域カバー率sRGBが約100%とライトクリエイター向けに使える点も嬉しいポイントです。

USB PD充電に対応

15インチモデルはエントリーが多いため、PD充電に対応していないものも数多くありますが、本モデルは45W以上で対応。Androidスマートフォンやタブレットと共同利用することもできるでしょう。

デメリット・欠点

本体質量が重い

15インチクラス、さらに光学ドライブ搭載ということもあり、本体質量はかなり重めです。持ち運びは厳しいでしょう。

バッテリー持続時間が短め

バッテリーは公称値で9.5時間と短めです。ただし、PD充電に対応しているため、充電器の持ち運びという点のデメリットは緩和されています。

おすすめなタイプ

本体質量が重い

15インチクラス、さらに光学ドライブ搭載ということもあり、本体質量はかなり重めです。持ち運びは厳しいでしょう。

バッテリー持続時間が短め

バッテリーは公称値で9.5時間と短めです。ただし、PD充電に対応しているため、充電器の持ち運びという点のデメリットは緩和されています。

おすすめできないタイプ

持ち運びが多い人

本体質量が重いため、持ち運びが多い人には向きません。持ち運びを前提とするなら、どのメーカーでも14インチ以下がおすすめです。

ドライブをあまり使わない人

ドライブの利用頻度が低いのであれば、別途光学ドライブを外付けで利用するのも良いでしょう。1万円前後で買えるものも多いので、別々に買う方がコストが抑えられる可能性もあります。

カスタマイズ・モデルの選び方

今回レビューしたintel Core i7-1260Pのように高いパフォーマンスが魅力ではあるものの、ほとんどの人がオーバースペックになりやすい可能性があります。Core i5モデルでも十分なパフォーマンスが出るので、値段を気にする場合はそちらがおすすめです。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

なんと言ってもこのモデルは性能も含めて、全部入りなところが魅力。

パソコン初心者の人は後から付け足して買おうにも何が必要かわからないケースも多いと思うので、「全部入っているからこそ悩まない」というメリットが大きいと感じます。

dynabook AZ/HVの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。

安く買う方法・コツ

dynabook AZ/HVの実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめに限らず、dynabookのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

関連記事・公式リンク一覧

以下の関連記事もぜひご覧ください。