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レビュー・評価の概要
Inspiron16はRyzenn5000シリーズプロセッサを搭載した16インチのエントリーノートパソコンです。
アスペクト比が16:10のため、書類作業やネットサーフィンで活躍するモデルです。
発売年度 | 2022年 |
プロセッサ | Ryzen5 5625 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
画面サイズ | 16インチ |
GPU | Radeon Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 1815g |
Cinebench R20 | 3651pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではInspiron 16 (5625)AMDの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
パワフルなRyzenプロセッサ
Inspiron16は非常にパフォーマンスのたかいRyzen5000シリーズプロセッサを搭載したノートパソコンです。ベンチマーク結果でも後述しますが、デスクトップPCに劣らないパフォーマンスとなっています。
16:10で大きなディスプレイ
一般的な15.6インチサイズの横幅でありつつ、縦長になることで16インチとなっている本機。アスペクト比が縦に伸びることでより情報量が取りやすくなっており、ネットサーフィンや書類作成時に便利な仕様となっています。
価格とコストパフォーマンス
2022年11月18日時点で税込90,200円となっています。プロセッサのパフォーマンスと価格から考えて、非常にリーズナブルです。
特に16インチモデルは上位機種に多いアスペクト比のため、エントリー機種で採用されつつこの価格は嬉しいポイントと言えるでしょう。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
スペック
今回レビューしたInspiron 16 (5625)AMDのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2022年 | |
サイズ | 251.9×356.78×15.67~18.3mm | |
重量 | 本体 | 1815g |
アダプタ | 345g | |
CPU | Ryzen7 5825 | |
GPU | Radeon Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 16インチ |
解像度 | 1920×1200 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | 公式記載なし | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 1080p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.2 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 54Whr |
公称値 | 公式記載なし |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 3651 |
シングル | 561 | |
Cinebench R23 | マルチ | 9232 |
シングル | 1447 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 3588.49 | 2327.27 |
SEQ1M Q1T1 | 1992.74 | 2237.80 |
RND4K Q32T16 | 1021.03 | 517.27 |
RND4K Q1T1 | 48.90 | 114.92 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 2208 | 重い |
モニター評価(色域)
モニターは今回未評価です(相性問題なのか、i1 Displayを本体が認識しなかったため)。
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 686.61 | 263.87 | 13 |
ポイント② | 284.68 | 231.62 | 13 |
ポイント③ | 693.81 | 263.06 | 13 |
ポイント④ | 685.97 | 261.02 | 13 |
ポイント⑤ | 502.62 | 261.74 | 14 |
ポイント⑥ | 283.98 | 218.66 | 14 |
通信スピードテストの評価
通信速度はほとんどのエリアで100Mbpsを超えるパフォーマンスが出ています。最長距離では少し低下する傾向があるので、長い距離での利用は苦手かもしれません。
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | × | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | 不安定 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | △ | RP-PC133 |
100W | 〇 | AUKEY PA-B7 |
外観
天板はDELLのロゴが配置されています。掘り込み式のため、高級感があります。

背面は天板と同じ素材になっており、スリットが設けられています。中央にはinspironの文字があります。

開いた様子です。上下ベゼル幅は普通です。

最大開き角は約140°です。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

キーボード全体です。スピーカーはキーボード横に配置されるタイプとなっています。全体的にクセは無いもの、一部キーが隣で接合しています。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.46mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.1mmとなっています。

タッチパッド幅を計測したところ、135mmとなりました。タッチパッドは非常に広く捜査範囲は広い一方で、クリックの反応が悪く感じました。

本体右側にはヘッドフォンジャック、USB Type-A、SDスロットが付属します。

本体左側には電源ポート、フルサイズHDMI。USB Type-A、USB Type-Cが付属します。

本体の重量を測定したところ、1815gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、2160gとなりました。充電器単体では345gとなります。

メリット・魅力
大きく見やすいディスプレイ
16インチで非常に大きなディスプレイとなっています。15.6インチと0,4インチしか変わらないものの、その大きさの違いは見た目でも実用面でも差をしっかりと感じることができます。
最大級のタッチパッド
15インチ以上のクラスではタッチパッドが大きいことが常ですが、このモデルは中でも非常に大きくなっています。タッチパッドが大きいことは操作性の面で利点しかないため、どのモデルも15インチ以上はこれくらいのタッチパッドを設けて欲しいものです。
価格帯を考えれば十分なスピーカー
Inspiron16は低価格なエントリークラスのパソコンですが、それを考慮すれば十分なスピーカーを搭載しています。画面が大きいので動画を見ることも多いとは思いますが、その際に十分耐えうる能力を持っています。
デメリット・欠点
タッチパッドの反応がイマイチ
タッチパッドが広めなことは利点な一方で、反応はイマイチな印象を受けました。それ以外の部分が価格から見て優れているだけに残念に感じました。
おすすめなタイプ
入門用のパソコンが欲しい人
Inspiron16は入門用のパソコンとしてはピッタリで価格面、画面の大きさ、タッチパッドの広さなど要件を満たします。さらにパフォーマンスが高めのため、長く使えることもメリットの一つと言えるでしょう。
家で使う人
大きめのモデルだからこそ自宅でゆっくり使う分にはぴったりの一台と言えるでしょう。画面が大きいので動画再生などでも使いやすいと言えます。
書類作成が多い人
アスペクト比が縦長のため、書類作成作業がとてもはかどります。16:9と16:10の差はかなり大きいので、使ったことがない人は店頭で差を比較してみると良いでしょう。
おすすめできないタイプ
持ち運びが多い人
16インチで大きめのモデルになるため、持ち運びが多い人には向きません。モバイル用途であれば、14インチ前後のInspironをお勧めします。
グラフィックス作業する人
Ryzen5000シリーズはパフォーマンスは高いものの、グラフィックス作業にはintelモデルと比較して相対的に強くありません。また本格的に作業するなら、dGPU搭載のノートパソコンを選ぶ方が良いでしょう。
カスタマイズ・モデルの選び方
本モデルはほぼカスタマイズできず、Officeソフトやウィルスソフトを搭載するかどうかの選択程度です。自分にマッチしたものを選ぶようにしましょう。
実機レビューのまとめ

リーズナブルかつ高パフォーマンス、そして大画面と初心者で自宅用のパソコンを探している人にとっては、ピッタリなモデルと言えるでしょう。
加えて、動画を見たりするなら積極的に候補に入れて欲しいモデルと言えます。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
安く買う方法・コツ
Inspiron 16 (5625)AMDに限らず、DELLのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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