Inspiron 24(AMD)のレビュー概要
スタイリッシュなオールインワン
Inspiron24はモニター内にプロセッサやストレージが入ったオールインワンモデル。
必要なものが全て付属し、かつ配線設定画シンプルなので初心者の人にもお勧めしやすいモデルです。
こんなタイプにマッチ
- リビングにPCを置きたい人
- 配線をすっきりさせたい人
- PC初心者
簡易スペック表
発売日 | 2023年1月10日 |
CPU | Core i3-1215U Core i5-1235U |
RAM | 8~16GB |
ストレージ | 256~1TB SSD |
画面サイズ | 23.8インチ |
GPU | AMD Radeon Graphics |
USB-PD | 非対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | 選択可能 |
重量 | 5.49kg |
Cinebench R20 | 2229pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Inspiron 24(AMD)の目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Inspiron 24(AMD)の特徴
ここではInspiron 24(AMD)の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
シンプルなオールインワン
本モデルはシンプルでスタイリッシュなオールインワンモデルです。カラーはホワイトとブラックが用意されています。
Ryzen7000番台のプロセッサ搭載
プロセッサにはRyzen7000番台が搭載されています。検証ではRyzen3 7330Uで行っていますが、結果からもわかるように最廉価グレードでも十分なパフォーマンスが得られています。
カメラが収納可能
本モデルの魅力の一つにカメラが収納できる仕組みがあります。セキュリティの問題で不意の映り込みを物理的に防止することが可能。本モデルはリビングなどの生活空間に置くことも多いと思うので安全面で嬉しい配慮と言えます。
Inspiron 24(AMD)の価格とコストパフォーマンス
Inspiron24は2023年5月25日時点で税込86,580円からとなっています。検証で使ったモデルもこちらですが、実際に使ってみて不満なく使えておりコストパフォーマンスは非常に高いと感じます。
Inspiron 24(AMD)のスペック
今回レビューしたInspiron 24(AMD)のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2023年1月10日 | |
製品名 | Inspiron24 | |
型式 | - | |
サイズ | 199.55×542.7×414.3mm | |
重量(実測) | 本体 | 5.49kg |
電源アダプタ | - | |
CPU | Ryzen3 7330U | |
GPU | AMD Radeon Graphics | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
ストレージ | 1st | 256GB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 23.8インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 無し |
顔認証 | 有り | |
フロントカメラ | 画素数 | 公式記載なし |
物理シャッター | 有り | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | 公式記載なし | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | デスクトップ |
公称値 | デスクトップ時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Inspiron 24(AMD)のベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は2229pts、シングルコア509ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Ryzen3モデルではあるものの、Cinebench R20で2000ptsを超えており十分なパフォーマンスを発揮しています。普通の作業ならRyzen3でも不満なく使えるでしょう。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は4994pts、シングルコア1345ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Crystakdiskmarkの結果は標準より少し早めです。こちらも十分不満なく使えるでしょう。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 1142 | 動作困難 |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | ほぼ無音 |
CPUテスト時 | あまり音は気にならない |
GPUテスト時 | あまり音は気にならない |
Inspiron 24(AMD)のモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 100% | 122.5% |
Adobe RGB | 80.9% | 90.8% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
Inspiron 24(AMD)の通信環境(WI-Fi)のテスト
デスクトップパソコンのため未評価です。
Inspiron 24(AMD)のUSB-C(PD)による充電テスト
デスクトップパソコンのため未評価です。
Inspiron 24(AMD)の外観
正面から見た様子です。ベゼルは狭く、スタイリッシュです。またスタンドの形が特徴的でパソコンらしさを軽減しています。
背面です。ポート類が集約されています。
ポートはフルサイズSDスロット、USB Type-A、フルサイズイーサネットコネクタ、HDMIコネクタがあります。
右側にはUSB Type-Cポートがあります。
カメラはポップアップ式となっています。
上部ベゼルです。
スタンドの前後可動域は意外と広くなっています。こちらが背面に倒した様子です。
真っ直ぐにした様子です。
Inspiron 24(AMD)のメリット・魅力
リビングにも置きやすいデザインが魅力
Inspiron24はシンプルなデザイン。さらにマウスやキーボードがワイヤレスで分離できるため収納しておけばパソコン感なく置いておくことが出来ます。
好みに合わせてカラー選択可能
カラーは白と黒が用意されているため、自分の好みに合わせて選択することが可能です。リビング空間に黒を置くとどうしても重くなってしまうため、白で軽くするなど選択肢が取れるのも嬉しいポイントです。
廉価モデルでも十分なパフォーマンス
本来オールインワンデスクトップパソコンはノートパソコンのプロセッサが搭載されることが多く、スペック不足になるケースが多く見られますが、本モデルの場合はRyzen3 7330Uのパフォーマンスが高く廉価モデルでも十分使えます。
色域が広い
ベンチマークテストの結果からもわかるようにsRGBのカバー率が100%を超えており、この価格帯のモニターとしてはスペックが高めとなっています。
Inspiron 24(AMD)のデメリット・欠点
フロント側にSDスロットがない
Inspiron24にはSDスロットが搭載されているものの、背面になっています。前面にあればもう少し使いやすくなっていたことを考えると残念です。
グラフィック性能が心もとない
FF15のベンチマークテストの結果からもわかるようにグラフィック性能が少し心もとない結果となっています。intelモデルもありますが、そちらもUHD GraphicsのためIris Xe Graphicsに比べると見劣りしてしまいます。
みんなの口コミ
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シンプルかつスタイリッシュでありながら、パフォーマンスがしっかりとある点が魅力です。モニター色域が広く、ディスプレイが美しい点も評価ポイント。
Inspiron 24(AMD)がおすすめな人
生活空間に置きたいユーザー
本モデルはやはり生活空間に置きたいユーザーにとっては魅力的な一台。パフォーマンスとスタイリッシュさが共存している点も魅力です。
Inspiron 24(AMD)がおすすめではないタイプ
ゲームをするユーザー
デメリットでも書いた通り、ゲームなどのグラフィック性能を必要とするソフトウェアについてはあまり得意ではありません。ゲームをするなら外部GPU搭載のモデルを買うことをおすすめします。
Inspiron 24(AMD)のカスタマイズ・モデルの選び方
Inspiron24はAMDモデルとintelモデルが存在します。どちらのモデルで廉価モデルを購入しても十分なパフォーマンスを有しています。大きな違いはAMDモデルにはRyzen7が存在すること。非常に高性能なプロセッサのため、値段は張りますがその分パフォーマンスはどのモデルよりも高くなっています。またメモリが16GBで余裕がある点も評価すべきポイントです。
Inspiron 24(AMD)の実機レビューまとめ
Inspiron 24(AMD)を安く買う方法
Inspiron 24(AMD)に限らず、HPのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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