Inspiron13(5320)のレビュー概要
13インチのスタンダードノート
Inspiron13は第12世代のintelプロセッサを搭載したコンパクトノートパソコン。
精悍なフォルムと実用性を兼ね備えた13.3インチとなっています。
こんなタイプにマッチ
- 持ち運びする人
- ビジネスパーソン
簡易スペック表
発売日 | 2022年6月14日 |
CPU | Core i3-1215U |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
画面サイズ | 13.3インチ |
GPU | Intel UHD Graphics |
USB-PD | 対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | - |
重量 | 1210g |
Cinebench R20 | 2203pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Inspiron13(5320)の目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Inspiron13(5320)の特徴
ここではInspiron13(5320)の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
13インチのコンパクトノート
Inspiron13 5320はコンパクトですっきりとしたデザインのノートパソコンです。薄型かつ比較的軽量で持ち出ししやすいモデルと言えるでしょう。
第12世代intelプロセッサ採用
CPUには第12世代のモバイル用intelプロセッサが採用されています。今回検証したモデルはCore i3ですが、それでも十分なパフォーマンスが得られています。
Thunderbolt4採用
低価格なモデルでありながら、USB Type-CポートはThunderbot4になっています。どちらもDisplay Portに対応しているので、インターフェイス面でも優れています。
Inspiron13(5320)の価格とコストパフォーマンス
2023年5月31日時点では公式サイトでは販売が終了しています(後継モデルが発売済みです)。
Inspiron13(5320)のスペック
今回レビューしたInspiron13(5320)のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2022年6月14日 | |
製品名 | Inspiron13 5320 | |
型式 | - | |
サイズ | 213.5×296.68×14.35~15.65mm | |
重量(実測) | 本体 | 1210g |
電源アダプタ | 295g | |
CPU | Core i3-1215U | |
GPU | intel UHD Graphics | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
ストレージ | 1st | 256GB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 13.3インチ |
解像度 | 1920×1200 | |
アスペクト比 | 8:5 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 有り |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 200万画素 |
物理シャッター | 有り | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | 公式記載なし | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 公式記載なし |
公称値 | 公式記載なし時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Inspiron13(5320)のベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は2203pts、シングルコア577ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Core i3モデルではあるものの、Cinebenchのスコアは2200ptsを超えており、十分なパフォーマンスと言えるでしょう。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は5543pts、シングルコア1394ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Crystal Diskmarkの結果4000MB/sを超える結果が得られました。昨今のノートパソコンと比較して高めの数値になっています。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 2195 | 重い |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | ほぼ無音 |
CPUテスト時 | ファン音が聞こえる |
GPUテスト時 | ファン音が聞こえる |
Inspiron13(5320)のモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 96.4% | 100.2% |
Adobe RGB | 73.3% | 74.3% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
Inspiron13(5320)の通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 476.36 | 493.92 | 14 |
ポイント② | 264.92 | 238.28 | 15 |
ポイント③ | 507.75 | 496.64 | 15 |
ポイント④ | 461.57 | 506.18 | 15 |
ポイント⑤ | 236.46 | 262.56 | 15 |
ポイント⑥ | 121.36 | 77.28 | 15 |
通信スピードテストの評価
全エリアにてダウンロード速度は100Mbpsを超えており十分なパフォーマンスとなっています。
Inspiron13(5320)のUSB-C(PD)による充電テスト
今回はテストを行なっておりません。
Inspiron13(5320)の外観
天板はシルバーでDELLのロゴが刻印されています。
背面もシルバー素材で天板と同じカラーとなっています。
開いた様子です。ベゼル幅は並程度です。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。
キーボード全体です。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.78mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.4mmとなっています。
タッチパッド幅を計測したところ、105mmとなりました。
本体右側にはヘッドフォンジャック、USB Type-Aポートがあります。
本体左側にはフルサイズHDMI、USB Type-Cポート(Thunderbolt4)が搭載されています。
本体の重量を測定したところ、1210gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、1505gとなりました。充電器単体では295gとなります。
Inspiron13(5320)のメリット・魅力
十分なパフォーマンス
ベンチマーク結果からも分かるようにプロセッサのパフォーマンスは十分。さらにCrystalDiskmarkの結果は同じ価格帯のノートパソコンと比較して1000MB/sほど高めとなっており、実用性は十分です。
持ち運びが楽
本モデルは質量が約1.2kgとなっています。持ち運びしやすい重さとサイズ感になっており、大学生やビジネスパーソンの強い味方になってくれます。
インターフェイスが優秀
特徴でも触れましたが、Thunderbolt4端子をはじめ数多くのインターフェイスを備えています。唯一SDスロットがないことが弱点ですが、そこさえ除けば、インターフェイスで困ることはまずなさそうです。
Inspiron13(5320)のデメリット・欠点
キーボードにチープさを感じる
実際に使ってみて、キーボードにチープさを感じました。あくまで主観的な判断ですが、打ち心地がイマイチでした。
タッチパッドが固い
タッチパッドを使っていて、クリック時の硬さが気になりました。個体差があるかもしれませんが、マウスを使わないユーザーは注意しておく方が良いかもしれません。
みんなの口コミ
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13.3インチのノートパソコンで持ち出したい人に向くモデル。ビジネスパーソンや大学生にちょうど良いでしょう。
Inspiron13(5320)がおすすめな人
PCをよく持ち出す人
Inspiron13 5420は本体質量1.25kgで比較的軽量なため、PCをよく持ち出す人に向いています。
ビジネスパーソン
前述の軽さに加えて、インターフェイスが一通り揃っており、外出先でプレゼンするシーンでもスマートに行えます。
Inspiron13(5320)がおすすめではないタイプ
タッチパッド操作が多い人
個体差かもしれませんが、筆者が評価したモデルについてはタッチパッドが非常に硬く扱いづらい印象を受けました。外出先でもワイヤレスマウスなどをうまく使うと良いかもしれません。
Inspiron13(5320)のカスタマイズ・モデルの選び方
2023年6月4日時点で公式サイトのラインナップがないため、この項目は省略します。
Inspiron13(5320)の実機レビューまとめ
Inspiron13(5320)を安く買う方法
Inspiron13(5320)に限らず、DELLのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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