Latitude 7520 プレミアムのレビュー概要
ビジネス向け15インチノートパソコン
Latitude 7520 プレミアムは第11世代のintel Coreプロセッサを選択可能な15インチモバイルノートパソコンです。
ビジネス向けということもあり、豊富なカスタマイズが可能。UbuntuがOSとして選択できる点はまさに法人向けといったモデルです。
こんなタイプにマッチ
- ビジネス用PCを探す人
- 従業員用のPCを探す経営者
簡易スペック表
発売日 | 2021年 |
CPU | Core i5-1135G7 Core i5-1145G7 Core i7-1185G7 Core i7-1165G7 |
RAM | 8~32GB |
ストレージ | 128~512GB |
画面サイズ | 15.6インチ |
GPU | Irix Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
LTE・5G通信 | 選択可能 |
MSオフィス | 選択可 |
重量 | 1650g |
Cinebench R20 | 1877pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Latitude 7520 プレミアムの目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Latitude 7520 プレミアムの特徴
ここではLatitude 7520 プレミアムの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
ビジネス向けのスタンダート15インチ
Latitude 7520はビジネス向けのスタンダードモデル。15インチサイズとなっており、PC一台で作業をこなせるパソコンとなっています。
ビジネス向けの細かなカスタマイズが可能
本モデルの最大の特徴は豊富なカスタマイズバリエーションがあること。ビジネス用途であれば、ハードウェア面だけでなく、OSのチョイスも必要になるので重要なポイントと言えます。
Ubuntuの選択が可能
Windowsだけでなく、なんとUbuntuが純正として選択可能となっています。
Latitude 7520 プレミアムの価格とコストパフォーマンス
ビジネスモデルということもありますが、スペック面から見ると価格設定は高めになっています。
Latitude 7520 プレミアムのスペック
今回レビューしたLatitude 7520 プレミアムのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
#REF!
発売日(月) | 2021年 | |
製品名 | Latitude 7520 プレミアム | |
型式 | - | |
重量(実測) | 本体 | 1650g |
電源アダプタ | 310g | |
CPU | Core i7-1165G7 | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 256GB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | 公式記載なし | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 有り |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 720p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.1 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | - |
公称値 | -時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Latitude 7520 プレミアムのベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は1877pts、シングルコア528ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。第11世代らしく、シングルが強化された結果が得られています。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は3741pts、シングルコア1369ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Readの値は2000MB/sを超えており十分高速。スタートやソフトウェアの起動で不満に感じることはありませんでした。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 2232 | 重い |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | ファン音が聞こえる |
CPUテスト時 | ファン音がしっかり聞こえる |
GPUテスト時 | ファン音がしっかり聞こえる |
Latitude 7520 プレミアムのモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | kaba-ritu | カバー比 |
sRGB | 61.9 | 62.3 |
Adobe RGB | 46.2 | 46.2 |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
Latitude 7520 プレミアムの通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 634.35 | 426.98 | 13 |
ポイント② | 252.46 | 284.16 | 13 |
ポイント③ | 509.81 | 407.56 | 13 |
ポイント④ | 311.17 | 321.84 | 13 |
ポイント⑤ | 182.3 | 265.53 | 14 |
ポイント⑥ | 17.15 | 40.82 | 12 |
通信スピードテストの評価
近い距離では速度が十分出ているものの、最長距離におけるテストで大幅に速度低下する結果が得られました。
Latitude 7520 プレミアムのUSB-C(PD)による充電テスト
USB Type-Cの充電テストは実施しておりません。
Latitude 7520 プレミアムの外観
天板はカーボンの編み込みのようなデザインになっています。
背面も同様の素材になっています。スリットは少なく、片側に設けられている程度です。
開いた様子です。
最大開き角は180°となっています。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。
キーボード全体です。本モデルは日本語配列モデルです。全てのキーが独立しており、クセのない配列になっています。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.7mmとなっています。
タッチパッド幅を計測したところ、125mmとなりました。
本体右側はミニサイズディスプレイポート、フルサイズHDMI、USB Type-A、USB Type-C、microSDスロットを備えます。
本体左側にはUSB Type-C、USB Type-A、ヘッドフォンジャックを備えます。
本体の重量を測定したところ、1650gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、1960gとなりました。充電器単体では310gとなります。
Latitude 7520 プレミアムのメリット・魅力
カスタマイズが豊富で合わせやすい
ビジネス用途で使うなら重要なカスタマイズが豊富な点が何よりも魅力。従業員の要望に合わせたセッティングも可能です。
USキーボードも選択可能
個人的に好印象な点がUSキーボード。昨今、テレワークになりこだわる人はUSキーボードを使う人もいるので、選択できるだけでも大きなメリットです。
LTEモデルも選択可能
さらにLTEモデルも選択可能となっています。LTEモデルで持ち運べば外出先でのメールチェックやプレゼンがよりスムーズにできます。またクラウド上にデータをおく運用にしやすくなるため、セキュリティ面でメリットになるでしょう。
Latitude 7520 プレミアムのデメリット・欠点
パフォーマンスは低め
コストパフォーマンスのところでも書いた通り、スペックから見るとパフォーマンスは低めとなっています。
みんなの口コミ
ぜひ口コミをご投稿ください。
Submit your review | |
法人向けということもありカスタマイズ性に優れる反面、コストパフォーマンスは低め。特定のカスタマイズに拘るなら別として、個人向けPCを選択肢に入れても良いと感じます。
女性目線の口コミ
普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- まさにビジネスノートという感じ
- タイピングしやすく使いやすい
Latitude 7520 プレミアムがおすすめな人
事業者向け
本モデルは事業者向けで、特に従業員の用途に合わせたカスタマイズが必須の人に向いています。
Latitude 7520 プレミアムがおすすめではないタイプ
コストパフォーマンス重視の人
ハードウェアスペックから考えると本体価格(カスタマイズ価格含め)高めとなっています。コスパを追求するなら、ビジネスモデルではなく一般向けモデルから選択しても良いかもしれません。
Latitude 7520 プレミアムのカスタマイズ・モデルの選び方
カスタマイズは多種多様に可能であること、また各企業の使用要件があると思うのでここでは割愛します。
Latitude 7520 プレミアムの実機レビューまとめ
Latitude 7520 プレミアムを安く買う方法
Latitude 7520 プレミアムに限らず、DELLのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
-
【2024年12月】Dell(デル)をキャンペーン・キャッシュバックやクーポン・セールで最大限安く買う活用法・コツ
世界でトップクラスのシェアを誇るDELLのパソコンは、多彩なシリーズ展開と豊富なカスタマイズ、そしてコストパフォーマンスに優れているのが特徴です。 そんなDELLのパソコンですが、購入窓口によって価格 ...
続きを見る