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レビュー・評価の概要
Latitude 9420は第11世代のintel Coreプロセッサを搭載したシンプルなノートパソコンです。
ビジネスシーンで使いやすいように、Intelligent Audioやカメラ機能の強化でビデオミーティングに関連する機能が強化されています。
発売年度 | 2021年 |
プロセッサ | Core i5-1135G7 Core i5-1145G7 Core i7-1185G7 |
RAM | 8~32GB |
ストレージ | 256GB~1TB |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 対応モデル有 |
重量 | 1375g |
Cinebench R20 | 1492pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではLatitude 9420 プレミアムの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
高品質なシンプル14インチノートパソコン
Latitude 9420はミドルハイに位置する14インチのノートパソコンです。ビジネス向けに設計されており、ビデオ会議開始と同時にカメラオンする機能や、優れたスピーカー性能などを持ったモデルになっています。
ビジネスシーンでの機能が強化
昨今急増しているビジネスミーティング向けの機能として、カメラとサウンド性能が強化されています。
価格とコストパフォーマンス
2022年6月16日時点で販売中止されているため、割引後価格が不明なためコストパフォーマンス評価は保留としています。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
スペック
今回レビューしたLatitude 9420 プレミアムのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2023年 | |
サイズ | 215.18×310.59×13.91mm | |
重量 | 本体 | 1375g |
アダプタ | 300g | |
CPU | Core i7-1185G7 | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | 液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 720p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.1 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 40Whr |
公称値 | 公式記載なし |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 1492 |
シングル | 479 | |
Cinebench R23 | マルチ | – |
シングル | – |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 3545.72 | 2499.80 |
SEQ1M Q1T1 | 2232.17 | 1658.83 |
RND4K Q32T16 | 521.91 | 341.84 |
RND4K Q1T1 | 64.52 | 129.04 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 2286 | 重い |
モニター評価(色域)
モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
測定項目 | カバー率[%] | カバー比[%] |
---|---|---|
sRGB | 100.0 | 109.9 |
Adobe RGB | 72.2 | 81.5 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 563.37 | 440.77 | 12 |
ポイント② | 308.53 | 301.87 | 13 |
ポイント③ | 616.94 | 368.54 | 12 |
ポイント④ | 545.83 | 417.54 | 124 |
ポイント⑤ | 471.83 | 395.93 | 11 |
ポイント⑥ | 200.96 | 138.04 | 12 |
通信スピードテストの評価
通信速度はほとんどのエリアで100Mbpsを超えるパフォーマンスが出ています。最長距離では少し低下する傾向があるので、長い距離での利用は苦手かもしれません。
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | △ | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | △ | RP-PC133 |
100W | △ | AUKEY PA-B7 |
外観
天板は濃いシルバーが採用されています。センターにはDELLのロゴマークがあります。

背面も天板と同様の素材となっています。スリットは少なく、シンプルな印象です。スピーカーパームレスト側にあります。低音が出ている割に高音がスカスカな印象であまり聞きやすいチューニングではありません。外部スピーカーを用意することをおすすめします。

開いた様子です。ベゼル幅が狭めで、高級感があります。フロントカメラは物理シャッターを備えており、不意にうつることを防止できます。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.26mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.5mmとなっています。キーは柔らかいゴム質で、タイピング時に音はなりません。カチッとした打鍵感を求める人には向きませんが、柔らかめのタッチが好きな人にマッチするでしょう。

タッチパッド幅を計測したところ、116mmとなりました。音が大きくならないタイプで静かに使えます。比較的広めなので、タッチパッドだけでの操作も楽です。

本体右側にはUSB Type-Aポートがあります。

本体左側にはセキュリティロック、フルサイズHDMI、USB Type-C×2、USB Type-A、コンボジャックを備えます。

本体の重量を測定したところ、1375gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1675gとなりました。充電器単体では300gとなります。

メリット・魅力
ミドルレンジながら高級感のある見た目
Latitudeは同メーカーのミドルハイレンジに当たるモデルということもあり、各部のクオリティが非常に高い仕上がりになっています。
打ちやすいタイピング性能とタッチパッド
本モデルはビジネスモデルということもあり、タイピング性能とタッチパッドが気になるところですが、どちらも非常に満足度が高く、生産性を上げることが可能です。
豊富なインターフェイス
ビジネスシーンで要求されることが多いHDMIやUSB Type-Aをはじめ、豊富なインターフェイスで対応できないシーンはほとんどないでしょう。VGAのみアダプターを持ち歩いていれば、事足りそうです。
デメリット・欠点
重さがネックになる可能性
14インチのノートパソコンとしては、約1.4kgは重い部類です。このクラスは軽量化の競争が激しく、比較的安めで1kgちょっとのモデルもあるため、欠点となってしまいます。
スピーカーが微妙
最も気になったのがスピーカー性能です。個体差があるかもしれませんが、スピーカーの音質があまり良くありませんでした。動画を見たり、映画を見たりするなら外部スピーカーを用意するか、別モデルを検討した方が良いかもしれません。
USB-PDが全て注意表示
USB-PDには対応しているものの、サードパーティ製の充電器でチャージすると、全て注意表示となりました。充電はできているようですが、気をつけておいた方が良いポイントと言えるでしょう。
おすすめなタイプ
スタンダードPCを探す人
Latitude 9420 プレミアムは14インチとして、必要な要素を詰め込んだスタンダードなPCとなっています。初心者から、ビジネスシーンで使う人まで幅広く使えるモデルと言えるでしょう。
たまに持ち出す人
重さはあるものの、15インチと比べれば軽量です。たまに持ち出す程度なら約1.4kgあっても十分許容範囲です。
おすすめできないタイプ
常時持ち出すタイプの人
常時持ち出すなら、14インチの軽量モデルを検討することをおすすめします。このディスプレイサイズはたくさんのラインナップがあるので、当サイトで検証した1kg以下のノートパソコンのレビュー記事を参考にしてみてください。
カスタマイズ・モデルの選び方
2022/6/19日時点では販売が中止されており、カスタマイズモデルがありません。
実機レビューのまとめ

Latitude 9420は基本的な機能をしっかりと押さえた使いやすい14インチノートパソコンです。
少し重めのため、宅内利用を中心に検討している人はぜひ一度見て欲しいモデルと言えるでしょう。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
安く買う方法・コツ
Latitude 9420 プレミアムに限らず、DELLのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
関連記事・公式リンク一覧
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