Latitude 9420 プレミアムのレビュー概要
シンプルな14インチノート
Latitude 9420は第11世代のintel Coreプロセッサを搭載したシンプルなノートパソコンです。
ビジネスシーンで使いやすいように、Intelligent Audioやカメラ機能の強化でビデオミーティングに関連する機能が強化されています。
こんなタイプにマッチ
- PC初心者の人
- シンプルなPCが欲しい人
- ビジネスPCが欲しい人
簡易スペック表
発売日 | 2021年4月27日 |
CPU | Core i5-1135G7 Core i5-1145G7 Core i7-1185G7 |
RAM | 8~32GB |
ストレージ | 256GB~1TB |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
LTE・5G通信 | 対応モデルあり |
MSオフィス | 選択可 |
重量 | 1375g |
Cinebench R20 | 1492pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Latitude 9420 プレミアムの目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Latitude 9420 プレミアムの特徴
ここではLatitude 9420 プレミアムの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
高品質なシンプル14インチノートパソコン
Latitude 9420はミドルハイに位置する14インチのノートパソコンです。ビジネス向けに設計されており、ビデオ会議開始と同時にカメラオンする機能や、優れたスピーカー性能などを持ったモデルになっています。
ビジネスシーンでの機能が強化
昨今急増しているビジネスミーティング向けの機能として、カメラとサウンド性能が強化されています。
Latitude 9420 プレミアムの価格とコストパフォーマンス
2022年6月16日時点で販売中止されているため、割引後価格が不明なためコストパフォーマンス評価は保留としています。
Latitude 9420 プレミアムのスペック
今回レビューしたLatitude 9420 プレミアムのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2021年4月27日 | |
製品名 | ||
型式 | - | |
サイズ | 215.18×310.59×13.91mm | |
重量(実測) | 本体 | 1375g |
電源アダプタ | 300g | |
CPU | Core i7-1185G7 | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | 公式記載なし | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 無し |
顔認証 | 有り | |
フロントカメラ | 画素数 | 720p |
物理シャッター | 有り | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.1 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 40Whr |
公称値 | 公式記載なし時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Latitude 9420 プレミアムのベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は1492pts、シングルコア479ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。第11世代のintel Core i7プロセッサとしては低めの値が出ています。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Readの値が3000MB/sを超えており、非常に高速。起動面、書き込みなど使っていて気になることはありません。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 2286 | 重い |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | ファン音がしっかり聞こえる |
CPUテスト時 | ファン音がしっかり聞こえる |
GPUテスト時 | ファン音がしっかり聞こえる |
Latitude 9420 プレミアムのモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 100.0% | 109.9% |
Adobe RGB | 72.2% | 81.5% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
Latitude 9420 プレミアムの通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 563.37 | 440.77 | 12 |
ポイント② | 308.53 | 301.87 | 13 |
ポイント③ | 616.94 | 368.54 | 12 |
ポイント④ | 545.83 | 417.54 | 124 |
ポイント⑤ | 471.83 | 395.93 | 11 |
ポイント⑥ | 200.96 | 138.04 | 12 |
通信スピードテストの評価
全エリアで十分な通信速度が得られています。
Latitude 9420 プレミアムのUSB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。全ての充電器で充電はできているものの、注意マーク表示が出る結果となりました。
USB-PD | 充電の可否 | 検証した充電器 |
20W | △ | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
45W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
61W | △ | RP-PC133 |
100W | △ | AUKEY PA-B7 |
Latitude 9420 プレミアムの外観
天板は濃いシルバーが採用されています。センターにはDELLのロゴマークがあります。
背面も天板と同様の素材となっています。スリットは少なく、シンプルな印象です。スピーカーパームレスト側にあります。低音が出ている割に高音がスカスカな印象であまり聞きやすいチューニングではありません。外部スピーカーを用意することをおすすめします。
開いた様子です。ベゼル幅が狭めで、高級感があります。フロントカメラは物理シャッターを備えており、不意にうつることを防止できます。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.26mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.5mmとなっています。キーは柔らかいゴム質で、タイピング時に音はなりません。カチッとした打鍵感を求める人には向きませんが、柔らかめのタッチが好きな人にマッチするでしょう。
タッチパッド幅を計測したところ、116mmとなりました。音が大きくならないタイプで静かに使えます。比較的広めなので、タッチパッドだけでの操作も楽です。
本体右側にはUSB Type-Aポートがあります。
本体左側にはセキュリティロック、フルサイズHDMI、USB Type-C×2、USB Type-A、コンボジャックを備えます。
本体の重量を測定したところ、1375gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、1675gとなりました。充電器単体では300gとなります。
Latitude 9420 プレミアムのメリット・魅力
ミドルレンジながら高級感のある見た目
Latitudeは同メーカーのミドルハイレンジに当たるモデルということもあり、各部のクオリティが非常に高い仕上がりになっています。
打ちやすいタイピング性能とタッチパッド
本モデルはビジネスモデルということもあり、タイピング性能とタッチパッドが気になるところですが、どちらも非常に満足度が高く、生産性を上げることが可能です。
豊富なインターフェイス
ビジネスシーンで要求されることが多いHDMIやUSB Type-Aをはじめ、豊富なインターフェイスで対応できないシーンはほとんどないでしょう。VGAのみアダプターを持ち歩いていれば、事足りそうです。
Latitude 9420 プレミアムのデメリット・欠点
重さがネックになる可能性
14インチのノートパソコンとしては、約1.4kgは重い部類です。このクラスは軽量化の競争が激しく、比較的安めで1kgちょっとのモデルもあるため、欠点となってしまいます。
スピーカーが微妙
最も気になったのがスピーカー性能です。個体差があるかもしれませんが、スピーカーの音質があまり良くありませんでした。動画を見たり、映画を見たりするなら外部スピーカーを用意するか、別モデルを検討した方が良いかもしれません。
USB-PDが全て注意表示
USB-PDには対応しているものの、サードパーティ製の充電器でチャージすると、全て注意表示となりました。充電はできているようですが、気をつけておいた方が良いポイントと言えるでしょう。
みんなの口コミ
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優れたデザインを持つシンプルな14インチノートパソコンです。豊富なインターフェイスがあり、一般・ビジネスようとで困ることはないでしょう。14インチとしては重量があるため、持ち運びに向かない点が弱点です。
女性目線の口コミ
普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- 見た目がシンプルでビジネスでも使えそう
- 持ち運びには重く感じる
Latitude 9420 プレミアムがおすすめな人
スタンダードPCを探す人
Latitude 9420 プレミアムは14インチとして、必要な要素を詰め込んだスタンダードなPCとなっています。初心者から、ビジネスシーンで使う人まで幅広く使えるモデルと言えるでしょう。
たまに持ち出す人
重さはあるものの、15インチと比べれば軽量です。たまに持ち出す程度なら約1.4kgあっても十分許容範囲です。
Latitude 9420 プレミアムがおすすめではないタイプ
常時持ち出すタイプの人
常時持ち出すなら、14インチの軽量モデルを検討することをおすすめします。このディスプレイサイズはたくさんのラインナップがあるので、当サイトで検証した1kg以下のノートパソコンのレビュー記事を参考にしてみてください。
Latitude 9420 プレミアムのカスタマイズ・モデルの選び方
2022/6/19日時点では販売が中止されており、カスタマイズモデルがありません。
Latitude 9420 プレミアムの実機レビューまとめ
Latitude 9420 プレミアムを安く買う方法
Latitude 9420 プレミアムに限らず、DELLのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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