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レビュー・評価の概要
Legion Pro 7i Gen8はCore i9-13900HXをベースとして、GeForce RTX4090もしくは4080を搭載した最強クラスのゲーミングノートパソコンです。
発売年度 | 2023年 |
プロセッサ | Core i9-13900HX |
RAM | 16〜32GB |
ストレージ | 512GB~1TB |
画面サイズ | 16インチ |
GPU | GeForce RTX4080 GeForce RTX4090 |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 2630g |
Cinebench R20 | 9489pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではLegion Pro 7i Gen8の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
最強クラスのゲーミング性能
Legion Pro 7i Gen8は非常に能力の高いゲーミングノートパソコン。プロセッサにCore i9を採用し、最高モデルではGeForce RTX4090を選択することが可能となっています。
240Hzの高リフレッシュレートディスプレイ
ディスプレイのリフレッシュレートは240Hzと一般的なゲーミングノートパソコンと比べてもさらに高くなっています。
豊富なインターフェイス
背面、左右ともにインターフェイスが豊富な点も魅力。本体が高性能な分、ディスプレイを拡張したり
価格とコストパフォーマンス
2023年6月4日時点で最低グレードでも30万円を超える価格帯からになっています。ロマン仕様と言えるでしょう。
スペック
今回レビューしたLegion Pro 7i Gen8のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2023年 | |
サイズ | 262.2×363.4×22〜25.9mm | |
重量 | 本体 | 2630g |
アダプタ | 990g | |
CPU | Core i9-13900HX | |
GPU | GeForce RTX4080 | |
メモリ(RAM) | 32GB | |
ストレージ | 1st | 1TB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 16インチ |
解像度 | 2560×1600 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 240Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 1080p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | v5.1 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 99.9Whr |
公称値 | 5時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 9489 |
シングル | 706 | |
Cinebench R23 | マルチ | 20949 |
シングル | 1915 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 6599.73 | 4935.69 |
SEQ1M Q1T1 | 3759.80 | 3607.19 |
RND4K Q32T16 | 4103.09 | 3218.32 |
RND4K Q1T1 | 83.22 | 235.11 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | 11267 | とても快適 |
高品質 | 14178 | とても快適 |
軽量品質 | 15498 | 非常に快適 |
モニター評価(色域)
モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
測定項目 | カバー率[%] | カバー比[%] |
---|---|---|
sRGB | 99.4 | 104.1 |
Adobe RGB | 76.8 | 77.2 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 479.8 | 514.83 | 14 |
ポイント② | 258.94 | 395.15 | 14 |
ポイント③ | 396.41 | 458.85 | 14 |
ポイント④ | 301.13 | 509.49 | 14 |
ポイント⑤ | 130.98 | 229.68 | 14 |
ポイント⑥ | 24.63 | 43.93 | 15 |
通信スピードテストの評価
USB-C(PD)による充電テスト
今回は検証を行っておりません。
外観
天板は過去シリーズ同様にLEGIONマークとLenovoのロゴになっています。

背面にはゲーミングPCらしく大きなスリットが設けられています。

開いた様子です。ハイリフレッシュレートディスプレイの割にはベゼルがかなり狭いことが特徴です。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

キーボード全体です。テンキーもあり、実用性にも優れています。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、20.06mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.6mmとなっています。

タッチパッド幅を計測したところ、120mmとなりました。

本体右側にはカメラの電子シャッターとヘッドフォンジャックを備えています。

本体左側にはUSB Type-AとUSB Type-Cポートを備えています。

背面が最もインターフェイスが多く、フルサイズHDMIやUSB Type-C、Type-Aなどがあります。ディスプレイポートはありません。

本体の重量を測定したところ、2630gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、3620gとなりました。充電器単体では990gとなります。

メリット・魅力
ゲーミングノート最強のパフォーマンス
Legion Pro 7i Gen8はゲーミングノートとしては最強クラスのスペックを持ちます。もちろん価格は高めですが、それに見合うだけのパフォーマンスがあるベンチマーク結果となりました。
優れた画面特性
プロセッサ面だけでなく、ディスプレイ性能も非常に高くなっています。240Hzのハイリフレッシュレートだけでなく、色域も比較的広めになっている点がポイントです。
豊富なインターフェイス
Legion Pro 7i Gen8は左右、背面の豊富なインターフェイスを持っています。ゲーミングパソコンは外部機器への接続も多いはずなので、背面はもちろんサイドの選択肢が多いことは大きなメリットと言えるでしょう。
デメリット・欠点
重さと価格がネック
高性能であるが故に価格が高くなること、そして質量に転嫁されてしまう点はトレードオフになってしまうポイントです。これらを許容できることが購入時のポイント言えるでしょう。
おすすめなタイプ
最高峰のノートPCが欲しい人
本モデルはなんと言ってもスペックが一級。高いパフォーマンスを持つゲーミングノートパソコンが欲しい人に向いています。
おすすめできないタイプ
持ち出しをしない人
どうしてもゲーミングパソコンはデスクトップパソコンよりも価格が高くなってしまう傾向があります。そのため、持ち出しをしない(もしくは宅内で移動がない)のであれば、最初からデスクトップ式のパソコンを購入する方がベターです。
カスタマイズ・モデルの選び方
Legion Pro 7i Gen8のカスタマイズモデルはグラフィックボードのみで、RTX4080かRTX4090を選択するのみです。自身の予算に合わせて選ぶようにしておきましょう。
実機レビューのまとめ

スペックから分かるように非常に高性能なゲーミングノートパソコンです。PC選びで妥協したくない人はぜひ候補に入れてみて下さい。
安く買う方法・コツ
Legion Pro 7i Gen8に限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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