Legion T750iのレビュー概要
Legionのハイパフォーマンス機
モデルチェンジして第11世代プロセッサも選択可能になった、Legionのフラッグシップモデル。プロセッサはCore i7、及び、Core i9から。GPUはGeForce RTX3070、3080を予算に応じて選べる魅力の機種となっています。
側面はガラスパネルになっており、美しいライティングを楽しむことができます。
こんなタイプにマッチ
- 本格的なゲーミングPCが欲しい人
- 水冷の静かなモデルが欲しいユーザー
簡易スペック表
発売日 | 2020年8月12日 |
CPU | Core i7-10700K Core i7-11700K Core i9-10900K |
RAM | 16~32GB |
ストレージ | 512GB SSD+2TB HDD |
画面サイズ | ーインチ |
GPU | GeForce RTX3070 GeForce RTX3080 |
USB-PD | ー |
LTE・5G通信 | ー |
MSオフィス | 選択可能 |
重量 | 15kg |
Cinebench R20 | 2585pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Legion T750iの目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Legion T750iの特徴
ここではLegion T750iの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
Core i9まで選べる高性能機
Legion T750iはレノボのデスクトップパソコンの中でも高性能機にあたるモデルで、Core i9-10900Kまでを選択することができます。また、第11世代のプロセッサを選択すれば、2021年7月31日現在、RTX3080モデルも選ぶことが可能になります。
美しいライティング構成
Legion T750iでは、RGBライトをはじめライティングパーツがガラス越しに施されています。配線処理が美しく、ライティングの良さがより際立つ形になっています。ライトの光り方は専用のソフトウェアを用いることでパターンを変更することが可能です。
Legion T750iの価格とコストパフォーマンス
Legion T750iは最廉価モデルでCore i7-10700KのGeForce RTX3070搭載モデルで税込22万円台となっています。プロセッサの性能から考えるとと標準程度だと思いますが、ライティングパーツやガラスパネルを使ったPCケースの事を考えれば、かなり安いように感じます。
Legion T750iのスペック
今回レビューしたLegion T750iのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2020年8月12日 | |
製品名 | Legion T750i | |
型式 | 90Q80016JM | |
サイズ | 483×211×450mm | |
重量(実測) | 15kg | |
CPU | Core i9-10900K | |
GPU | GeForce RTX3080 | |
メモリ(RAM) | 32GB | |
ストレージ | 1st | 512GB NVMe SSD |
2nd | 2TB HDD | |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.1 | |
光学ドライブ | 非搭載 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Legion T750iのベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は2585pts、シングルコア507ptsという結果になりました。Core i9-10700Kの数値を想定すると、マルチスコアのデータがおかしくなっています(シングルは正常)。そのため参考値として下さい。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は6490pts、シングルコア1343ptsという結果になりました。こちらもCinebench R20と同様にマルチスコアのデータに違和感があるため、参考値として下さい。。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。3000MB/sを超えており、標準よりも高めの数値となっています。
VRmark
VRMarkの測定結果は以下の通りです。Orangemarkスコアが9321。Bluemarkスコアが5324となっています。
スコア | Average Frame Rate | Target frame rate | |
Orange Room | 9321 | 203.19 | 109.00 |
Blue Room | 5324 | 116.06 | 109.00 |
ゲームベンチマーク
FF14
ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果はFF14のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | 21060 | 非常に快適 |
高品質 | 21363 | 非常に快適 |
標準品質 | 23451 | 非常に快適 |
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | 12029 | 非常に快適 |
高品質 | 14587 | 非常に快適 |
軽量品質 | 15305 | 非常に快適 |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。強力なプロセッサを積んでいるモデルですが、水冷モデルと言うこともあり、かなり静かです。PCケースに付属しているファンは常時回転していますが、静穏性が高く静かです。
モード | 評価 |
通常時 | 非常に静か |
CPUテスト時 | 非常に静か |
GPUテスト時 | ファン音が微かに聞こえるものの静か |
Legion T750iのモニター評価(色域・トーンカーブ)
デスクトップパソコンのため未測定です。
Legion T750iの通信環境(WI-Fi)のテスト
デスクトップパソコンのため未測定です。
Legion T750iのUSB-C(PD)による充電テスト
デスクトップパソコンのため未測定です。
Legion T750iの外観
前面です。LEGIONマークが配置されています。
天板はメッシュになっています。取り外しはできない構造になっています。なお背面にRGBファンがありますが、上部からは光っていても見えません。
背面です。
本体の左パネルはガラスになっています。取り外しは4隅のねじを外すだけで簡単に外せます。
逆側面は金属パネルです。背面のねじを取り外すことで側面の金属パネルを外すことも可能です。
ガラスパネルを取り外した様子です。
取り回しが綺麗で、美しい配線になっています。今回検証したモデルはメモリ32GBモデルですが、2スロットが埋まった状態になっています。
ライティングを点灯させた状態です。
正面からは目立ちませんが上部にもRGBファンが配置されています。
Legion T750iのメリット・魅力
今回Cinebenchのマルチの測定結果がおかしかったため、性能面についてはメリット・デメリットともに触れていません。
配線処理が美しくRGBライトがカッコイイ
Legion T750iではライティングを魅せるために、プロセッサ周りの配線処理が綺麗な取り回しとなっています。表面のガラスパネルから見える配線は水冷用のラインと、GPUからのみとなっており、基盤、そしてライティングの美しさを感じる設計になっています。
水冷で非常に静か
Legion T750iは水冷ということもあり、今回検証した各種ベンチマークにおいて、どのソフトウェアを走らせた際にも音は非常に静かでした。ケースファンは常時回転状態でしたが、どれも静穏性に優れており、かつケース内ということもあってほぼ無音にでした。
Legion T750iのデメリット・欠点
とにかく重い
ミドルタワークラスですがガラスパネルが使われていることもあって、重く取り回しに苦労します。一人でデスクトップの取り出しすら苦労したので、設置時は複数人で作業する方が良いでしょう。
みんなの口コミ
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とにかく静かなことが高評価。負荷のかかりやすいソフトウェアベンチマークテストでも静かだったので、音にこだわる人にもおすすめ。
女性目線の口コミ
普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- 大きくて段ボールからの取り出しは困難
- ライティングとガラスパネルが綺麗
Legion T750iがおすすめな人
パフォーマンスを求めるゲーマー
今回、Cinebenchのデータがおかしい問題はありましたが、基本的にパフォーマンスを求めるユーザーにとっては、メリットの大きい端末です。総合的に見てコストパフォーマンスにも優れているので、中級ゲーマーがワンランクアップしたいと考えているならベストマッチするPCでしょう。
静穏性を重視する人
今回レビューしたモデルはデスクトップでハイパフォーマンスなCore i9搭載モデルでしたが、ベンチマークテストの最中でも十分静かでした。ゲーム以外の作業時に静かな環境で使いたい人に特におすすめです。
Legion T750iがおすすめではないタイプ
USB-C・SDスロットを常用する人
非常に残念なポイントがフロントのインターフェイスがUSB Type-Aのみになっていることです。カメラやスマートフォンなどからの取り込みをはじめ複数デバイスとの接続性という意味では利便性が劣るため、必要に応じてドッキングステーションを用意する方が良いでしょう。
Legion T750iのカスタマイズ・モデルの選び方
Legion T750iはCore i7モデル及び、Core i9モデルが存在し、dGPUもGeForce RTX2080 Super、RTX3070、RTX3080とたくさんの種類が存在します。ゲーミング用途がほとんどだと思うので、プロセッサに予算を割くよりもdGPUをベースに考え、自分がするゲームのパフォーマンスに合わせたモデルを選ぶと良いでしょう。
Legion T750iの実機レビューまとめ
Legion T750iを安く買う方法
Legion T750iに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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