Legion760の実機レビュー

Legion760のレビュー概要

2021年最強クラスのモバイルゲーミング

Legion760はRyzen5000シリーズとRTX3000シリーズを搭載した超ハイパフォーマンスなノートパソコンです。上位モデルでは30万円に迫る価格となっていますが、Ryzen7では20万円強と比較的手を出しやすい価格であることも魅力の一台。

検証の結果、性能の高さもさることながら静穏性が高かったため、PCを自宅だけでなく外でも使う機会がある人にとって有力な選択肢となる一台になっています。

簡易スペック表

発売日 2021年3月30日
CPU Ryzen7 5800H
Ryzen9 5900HX
RAM 8~32GB
ストレージ 1TB
画面サイズ 16インチ
GPU GeForce RTX3070Laptop
GeForce RTX3080Laptop
USB-PD 対応
LTE・5G通信 非対応
MSオフィス 選択可能
重量 2500g
Cinebench R20 4952pts

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2021年6月26日時点で税込224,704円から。現在の価格は公式サイトでご覧ください。

 

Legion760の目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。

 

Legion760の特徴

ここではLegion760の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

Ryzen9 5900HXとRTX3080を選択可能なモデル

Legion760はシリーズの中でも非常に高性能で、Ryzen9 5900HXとGeForce RTX3080Laptopを選択できるモデルになっています。後述しますが、ベンチマーク結果でも非常に優れた数値を叩き出しています。

 

165Hzのハイリフレッシュレートディスプレイ

ディスプレイは165Hzのリフレッシュレートとなっています。Legion760の価格帯(特に上位モデル)でライバルと比較するとリフレッシュレート自体は低めですが、実際にこれ以上出るかどうかは行うゲームの重さによるので、ちょうど良いスペックとも言えます(ただしデメリットでも書いていますが、低負荷の場合は欠点となります。詳しくはデメリットの項目をご覧ください)

 

優れたサウンド性能

Legionシリーズは過去からスピーカー性能が優れるモデルが多いですが、本モデルも同様に高い音質レベルを誇ります。

 

入力性に優れるキーボード

Legion760ではキー配置はYogaシリーズと同じになっていますが、キー構造が異なっており、よりはっきりとした打鍵感が生まれる設計となっています。

 

ゲーミングPCには珍しいフロント電子シャッター付

ゲーミングパソコンでは比較的珍しいフロントカメラの電子シャッターが付いています。本体右側のスイッチで簡単にオフにすることが可能。配信などでミスを防ぎたい人などセキュリティを重視したい人に向いています。

 

Legion760の価格とコストパフォーマンス

Legion760はコストパフォーマンスが非常に高いモデルです。最上位モデルはもちろんのこと、お値打ちなのは最廉価モデルでRyzen7 5800HとGeFoce RTX3070Laptopの組み合わせで22万円台で購入することができます。実際に人気があるようで、2021/6/26時点でほとんどのモデルが在庫切れになっています。

2021年6月26日時点で税込224,704円から。現在の価格は公式サイトでご覧ください。

 

Legion760のスペック

今回レビューしたLegion760のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2021年3月30日
製品名 Legion760
型式 82N6006LJP
サイズ 261.8×356×20.1~23.5mm
重量(実測) 本体 2500g
電源アダプタ 1060g
CPU Ryzen9 5900HX
GPU GeForce RTX3080Laptop
メモリ(RAM) 32GB(デュアル)
ストレージ 1st 1TB
2nd -
ディスプレイ サイズ 16インチ
解像度 2560×1600インチ
形式 IPS液晶
リフレッシュレート 165Hz
生体認証 指紋 無し
顔認証 無し
フロントカメラ 画素数 720p
物理シャッター 有り
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth v5.1
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 4セル
公称値 2.9時間時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

 

Legion760のベンチマーク

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の測定値は4952pts、シングルコア572ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Ryzen9 5900HXのベンチマーク値は非常に高くなっています。特にシングルコアが550ptsを超えており圧倒的な数値と言えます。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23の測定値は11996pts、シングルコア1464ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Readは3000MB/sを超えており、ノートパソコンとしてはトップクラスの性能となっています。

 

Vrmark

VRMarkの測定結果は以下の通りです。Orangemarkスコアが13257。Bluemarkスコアが3251となっています。

オレンジマーク

ブルーマーク

 

ゲームベンチマーク

FF14

ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果はFF14のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 17446 非常に快適
高品質 19358 非常に快適
標準品質 21681 非常に快適

 

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 9914 とても快適
高品質 13205 とても快適
軽量品質 16027 とても快適

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです(一部コア数の表記がおかしくなっています)。クリックで拡大することができます。

 

騒音テスト

騒音に関する評価は以下の通りです。メリットでも書いていますが、騒音が低く、煩わしさのないパソコンと評価できます。

モード 評価
通常時 ほとんど聞こえない
Cinebench R23 ファン音が聞こえる
FF15 ファン音が聞こえるが思ったよりは小さい

 

Legion760のモニター評価(色域・トーンカーブ)

モニターの評価結果は以下の通りです。

sRGBカバー率:99.2%

Adobeカバー率:76.6%

 

トーンカーブの評価結果は以下の通りです。全ての色がほぼフラットに出ています。

 

 

Legion760の通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:484.4Mbps
ポイント②:365.53Mbps
ポイント③:540.87Mbps
ポイント④:431.18Mbps
ポイント⑤:348.63Mbps
ポイント⑥:121.44Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 484.4 154.57 10
ポイント② 365.53 66.36 12
ポイント③ 540.87 110.58 11
ポイント④ 431.18 64.21 11
ポイント⑤ 348.63 77.72 12
ポイント⑥ 121.44 87.03 14

 

通信スピードテストの評価

Wi-Fi6を搭載していることもあり、Wi-Fiルーター前で500Mbpsを超える数値が出ています。ただし、長距離ではダウンロード・PINGの数値両方が落ち込むような形になっているため、長距離での利用はあまりおすすめできません。ゲーミングパソコンということ、さらにイーサネットコネクタもあることから理想的には直接接続して利用すると良いでしょう。

 

Legion760のUSB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。Legion760はUSB-PD充電に対応しているものの、もともと300Wの充電器を使うこともありハイスペックなPD充電器が必要です。今回の検証では100Wでも低速充電表示となりました。また、LGディスプレイの拡張は画面拡張のみとなっています。

USB-PD 充電の可否 検証した充電器
20W × PowerPort Ⅲ Nano
30W × PowerPort Atom Ⅲ Slim
45W × PowerPort Atom Ⅲ Slim
61W × RP-PC133
100W △(低速) AUKEY PA-B7
LG 29UM69G-B LG 29UM69G-B

 

Legion760の外観

天板にはLegionマークとLenovoマークがあります。LegionマークはO部分が光るようになっています。

 

本体背面はパンチホールタイプで通気口が空いていますが、ゲーミングPCとしては大人しいデザインです。パンチホールの中を覗くと、ファンがありますがLegionマークになっておりカッコいいです。

 

開いた様子です。ベゼルがかなり狭くなっており、16.0インチノートでありながら15.6インチサイズに見えます。縦長のディスプレイとなっています。

 

最大開き角は180°となっています。

 

上部ベゼルです。上側はエッジまで含めて約8mm、左右は4.5mmとなっています。

 

下部ベゼルです。下側は18mmとなっています。

 

キーボード全体です、テンキー搭載タイプでエンターキーやシフトキーがくっ付いているタイプになります。

 

キーピッチを測定したところ19mmとなりました。また、SINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.1mmとなっています。ゲーミングノートPCとしてはキーストロークが短めになっています。

 

本体右側にはUSB-C、フロントカメラの電子シャッター用スイッチがあります。

 

本体左側にはUSB-C、ヘッドフォンジャックがあります。

 

インターフェイスは背面に集約されており、有線イーサネットコネクタ、USB-PD、USB-A×3、フルサイズHDMI、ケンジントンロックの構成になっています。

 

スピーカーは背面に加えて、キーボード側にも配置されています。

 

本体の重量を測定したところ、2500gとなりました。

 

充電器込みの重量を測定したところ、3560gとなりました。充電器単体では1060gとなります。

 

Legion760のメリット・魅力

ハイスペックにも関わらず静か

Legion760を実際に使ってみて感じた最も大きなメリットは「静か」ということです。一般的にこのクラスのパフォーマンスでは何もしてない状況でもファンが回り続けることがありますが、それがほとんどありません。ゲーミングに適用できるパフォーマンスがありながら、静かに使えるのは大きな利点と言えるでしょう。

 

回すとハイパフォーマンス

Ryzen9 5900XとGeForce RTX3080の組み合わせは伊達ではなく、非常に高いパフォーマンスを誇ります。ゲームはもちろんのこと、動画編集などのクリエイティブかつ高負荷を必要とされる環境でも使いやすいデバイスになっています。

 

サイレントモード、パフォーマンスモードの切り替えが可能

Legion760ではやりたいことのパフォーマンスに応じて、設定切り替えが可能になっています。周りの環境に気を遣わないで良い点もメリットと言えるでしょう。

 

キー音が静かである

ゲーミングPCの場合、青軸に近いタイプでカチカチと音の鳴るキーボードを採用していることがありますが、Legion760はそういったことはなく静かです。

 

アスペクト比が縦長で作業性も高い

ゲームだけを目的にするのであれば、横長ディスプレイの方が向いていますがLegion760では縦長になっているため、書類作成やネットサーフィンに向く特徴を持っています。

 

ベンチマークを回しても意外と熱くならない

Ryzen9 5900HXとGeForce RTX3080の組み合わせのため熱くなることを想定していましたが、冷却がうまくいっているのがあまり熱くなりません。ゲーミングPCとしては大きなメリットと言えるでしょう。

 

Legion760のデメリット・欠点

キーストロークは期待ほどではない

キーストローク音が静かで使いやす一方、他のゲーミングPCと比べるとストロークがはっきりしていないため評価が分かれる可能性があります。実機で触れない方は、一般的なYogaノートパソコンと同程度と考えておくと良いでしょう。

 

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SIMPC|シンプシー
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 1 レビュー
by SIMPC on SIMPC|シンプシー

ハイパフォーマンスでコストパフォーマンスも高く、さらにグラフィック性能を必要としない時には比較的静かな点が好印象。画面サイズも大きめなので、ゲームだけでなく作業性に優れる点も嬉しいポイント。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • いかにもゲーミングパソコンというデザイン
  • ライティングがレインボーで派手(OFFにできます)

 

Legion760がおすすめな人

中級ゲームユーザー

Legion760はRyzen9 5900HXとRTX3080Laptopを選べるため、中級クラスのゲーミングユーザーにぴったりです(上級プレイヤーの場合はデスクトップPCで組むことを想定)。

 

クリエイティブ作業する人

CPU、GPU共にハイパフォーマンスなため、ゲーミング用途だけでなくクリエイティブ作業をする人にもマッチします。ディスプレイが16インチでアスペクト比が縦長な点も作業効率を上げる重要なポイントです。

 

外でも使う可能性がある人

メリットでも書いた通り、Legion760はゲーミングパソコンとしては静かなことが特徴です。またサイレントモードを備えるため、ファン音をできるだけ抑えることができます。

 

Legion760がおすすめではないタイプ

低負荷ゲームプレイヤー

FPSゲームでも軽い部類に入るものの場合、Legion760ではプロセッサがオーバースペック過ぎるが故にディスプレイが165Hzまでしか出ないために性能を発揮できないという逆転現象が起きます。低負荷のゲームをする場合はプロセッサの性能がより低いモデルを選ぶか、モニター出力することを前提にPCを購入すると良いでしょう。

 

Legion760のカスタマイズ・モデルの選び方

Legion760は大きく分けてRyzen7かRyzen9モデルを選択することになります。それと同時にdGPUが3060か3080に変更される形です。完全に好みによると思うので、自分の好きな(求めるスペックの)方を選ぶと良いでしょう。

公式サイトを見る

 

Legion760の実機レビューまとめ

ハイパフォーマンスだが静かさもメリットの一台

結論

Legion760はゲーミングパソコンとしてハイスペックなプロセッサを持つ魅力的なノートパソコンです。もちろんその点が公式でもアピールされていますが、筆者としてはそれ以上におすすめしたおきたいポイントが静穏性。

この二つはトレードオフになることも多いため、高性能なゲーミングパソコンと静かなPCの両方を求める人にとっては魅力的な一台となるでしょう。

2021年6月26日時点で税込224,704円から。現在の価格は公式サイトでご覧ください。

 

Legion760を安く買う方法

Legion760に限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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