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Let’s note MX5の実機レビュー

Let’s note MX5のレビュー概要

タッチペン内蔵の珍しいLet's Note

2016年に発売したタッチパネル搭載のLet's Note。タッチ操作できるだけでなく、本体横にペンを収納できつつ、インターフェイスを削っていない点も魅力。

機能面では、2021年には当然及ばないもののSSD搭載でスムーズに使える他、色域カバー率がsRGBほぼ100%と意外と広くクリエイティブに向く点もポイント。軽くて持ち運びしやすいので、ラフに使いたい人に向く。

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こんなタイプにマッチ

  • ラフに持ち運びしたい人
  • タッチパネル操作したい人

簡易スペック表

発売日 2016年10月14日
CPU Core i5-6300U
RAM 8GB
ストレージ 128GB
画面サイズ 12.5インチ
GPU intel HDグラフィックス520
USB-PD 非対応
LTE・5G通信 非対応
MSオフィス 不明
重量 自動挿入g
Cinebench R20 710pts

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

Lets Note MX5
当サイトはイオシスで購入しました。また、筆者も利用するクアリットなら楽天市場経由で購入できます。

 

Let’s note MX5の目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※当サイト(シンプシー)でイオシスから購入し、テストを行っています。

 

Let’s note MX5の特徴

ここではPanasonic MX5の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

タッチペン内蔵の珍しい2in1

Let's Note MX5はタッチパネルに対応し、さらに本体横側にタッチペンまで内蔵できる珍しいタイプの2in1コンバーチブルパソコンです(Let's Noteに2in1コンバーチブルはあるもののタッチペン内蔵型は数が少ない)。タッチペンを使うことで、12.5インチの小さめディスプレイでも直観的にタッチで操作しやすくなっています。

 

豊富なインターフェイス

本モデルに限らず、Let's Note全体で言えることですが、豊富なインターフェイスを備えており、VGAやフルサイズHDMI、有線イーサネットコネクタなどビジネスシーンでも幅広く使えるマシンとなっています。

 

約1.2kgの軽量性

2in1コンバーチブルはヒンジの剛性を保つ都合上、一般的に重くなる傾向にありますが、Let's Note MX5は1.2kgと非常に軽量になっています。

 

Let’s note MX5の価格とコストパフォーマンス

今回は新品ではなく、イオシスにて中古品を購入してレビューを行っています。2021年9月30日時点で3万円台で買うことができます。スコアは発売の2016年相当の物ですが、実質的に使い勝手は割と良いので3万円台のPCと考えるとコスパに優れていると感じました。

Lets Note MX5
当サイトはイオシスで購入しました。また、筆者も利用するクアリットなら楽天市場経由で購入できます。

 

Let’s note MX5のスペック

今回レビューしたPanasonic MX5のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2016年10月14日
製品名 Panasonic MX5
型式 CF-MX5
サイズ 210×301.4×21mm
重量(実測) 本体 g
電源アダプタ 0g
CPU Core i5-6300U
GPU intel HDグラフィックス520
メモリ(RAM) 8GB
ストレージ 1st 128GB
2nd -
ディスプレイ サイズ 12.5インチ
解像度 1920×1080
アスペクト比 16:9
形式 IPS液晶
リフレッシュレート 記載なし
生体認証 指紋 有り
顔認証 無し
フロントカメラ 画素数 207万画素
物理シャッター 無し
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac
bluetooth v4.1
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 記載なし
公称値 4時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

 

Let’s note MX5のベンチマーク

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の測定値は710pts、シングルコア300ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Readの値は約500MB/sとなっており、2021年のノートパソコンと比較すると劣りますが、実使用ではほとんどストレスはありません。大量の読み出し、書き込みをする場合は注意が必要ですが、書類作成やネットサーフィン中心ならさほど問題にはならないでしょう。

 

ゲームベンチマーク

FF14

ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果はFF14のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 - -
高品質 - -
標準品質 1301 設定変更が必要

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

騒音テスト

騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy14のベンチマーク測定時に測定を行っています。

モード 評価
通常時 ファンの音が聞こえる
CPUテスト時 ファンの音がしっかりと聞こえる
GPUテスト時 同上

 

Let’s note MX5のモニター評価(色域・トーンカーブ)

モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

sRGBカバー率:%

Adobeカバー率:%

 

トーンカーブの評価結果は以下の通りです。

 

 

Let’s note MX5の通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:308.49Mbps
ポイント②:400.23Mbps
ポイント③:442.26Mbps
ポイント④:449.25Mbps
ポイント⑤:329.27Mbps
ポイント⑥:246.38Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 308.49 128.27 7
ポイント② 400.23 304.13 14
ポイント③ 442.26 398.27 13
ポイント④ 449.25 326.65 16
ポイント⑤ 329.27 270.04 16
ポイント⑥ 246.38 150.85 15

 

通信スピードテストの評価

ダウンロード、アップロードともに全エリアで十分な速度が出ています。2021年の最新パソコンと比較すればPINGが10~20の数値となっており、遅くはなっているものの一般的にスマートフォンが40~60msであることを考えれば十分な速度です。

 

Let’s note MX5のUSB-C(PD)による充電テスト

本機はUSB Type-C非搭載端末です。

 

Let’s note MX5の外観

天板はPanasonicの文字がプリントされています。Let's Noteらしい仕上がりとなっています。

 

背面はメカメカしさが伝わる仕上げです。バッテリーは取り外し式になっています。

 

開いた様子です。ベゼル幅は大き目で、さらにディスプレイ内にも黒縁があります。

 

2in1モデルのため、タブレットモードにすることができます。

 

タブレットで使う場合はフロントカメラ横のWindowsボタンから立ち上げることができます。意外とこの位置にボタンがある機種は少ないです。

 

付属のペンで入力しやすいです。

 

上部ベゼルです。

 

下部ベゼルです。

 

キーボードです。形は特徴的ですが、癖のない配置で打ちやすいです。

 

キーピッチは約19.4mmとなっています。

 

MX5ではLet’s Noteでよく見られる円形形状ではなく、長方形型となっています。幅は94mmと小さめです。

 

本体右側には電源ポート、VGAケーブル、有線イーサネットコネクタ、HDMI、USB Type-A×2、マイクジャック、ヘッドフォンジャックを備えます。

 

本体左側にはタッチペンを収納できるスペースがあります。

 

本体重量は1125gです。

 

充電器込みの重量は1340gとなりました。充電器のみで225gとなります。

 

Let’s note MX5のメリット・魅力

中古で安く手に入る

Let's Note MX5の最大の魅力は中古で安く手に入りながら、Panasonicならではの安心感があり、かつSSD搭載でコストパフォーマンスが高いこと。Core i5-6300Uを搭載していますが、2021年に発売されているCeleronよりもパフォーマンスが高いため、中古新品を気にしなければ、良い買い物が出来るでしょう。中古品が出回っている点も評価できます。

 

タッチパネルと専用ペンで使いやすい

Let's Note MX5はタッチパネル対応で初心者でも使いやすく、さらに専用のタッチペンで細かいところを簡単に押せるため、使い勝手が良くなっています。

 

軽くて持ち運びに向く

Let's Note Mx5は重さが1.2kgで非常に軽く、楽に持ち運びできます。2021年でも1.3kg以下の軽量ノートパソコンは価格帯が高めなので、軽量PCが手に入るのは大きなメリットです。

 

SSDなので十分速い

Let’s Note MX5はSATA SSDを搭載しています。2021年時点で主流であるNVMe M.2 SSDと比べると速度は遅いですが、HDD(ハードディスク)とは比べ物にならないくらい早く、利用時にほとんどストレスはありません。

 

意外と色域が広い

国産のパソコンでは珍しく、色域が広くsRGB100%をカバーするパソコンとなっています。クリエイティブ用途メインならディスプレイがもう少し広い方が使いやすい気もしますが、サブでラフに使えることやペンですぐに描き込みをできることを考えれば用途は広がりそうです。

 

モバイル通信対応

これが人によっては最も驚くポイントかもしれません。このMX5はパソコンのモバイル通信の黎明期から対応していたモデルです。ただし、SIMフリーではなくドコモでSIMロックがかかっているのでその点は注意して下さい(2021年に発売されているモバイル通信対応パソコンはSIMフリーが基本)。

 

Let’s note MX5のデメリット・欠点

ベゼルに厚みがあり本体は14インチサイズ

Let's Note MX5はベゼルの厚みに加え、ディスプレイ自体にも黒い縁があるので、12.5インチディスプレイですが本体サイズは14インチクラスほどあるので注意が必要です。

 

USB Type-C端子がない

本モデルにはType-C端子がありません。もちろん、UDB-PD充電も不可です。

 

容量は128GBなので外部ストレージが必要になるかも

本体容量は128GBとなっています。写真やビデオが多い人は外部ストレージを用意しておくと良いでしょう。少し高くなりますが、将来性を見越して、SamsungのSSD外部ストレージがおすすめです。

 

みんなの口コミ

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Let’s Note MX5
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

軽く、動作速度もそこそこ速いので意外と不満のないモデル。タッチパネルとタッチペンがあるため、初心者の人でも使いやすそうです。ベゼル幅が大きいことだけが気になりますが、中古で3万円台で買えることを考えれば十分過ぎるパソコンです。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • 普段使っているPCと同じで扱いやすい
  • ベゼルの厚みが気になる

 

Let’s note MX5がおすすめな人

安いPCを探す人

今回、筆者がイオシスで購入したように中古で3万円台とかなり安く購入することができます。それでいて、ストレージがSSDなのでコストパフォーマンスも高くなっています。

 

タッチパネルを使いたい初心者ユーザー

スマートフォンが普及した現在、パソコンもある程度タッチパネルが使える方が便利だと筆者は考えています。このモデルはタッチパネルに加えて、専用ペンが使えますし、何より安く買えるのでパソコン初心者の人におすすめです。

 

Let’s note MX5がおすすめではないタイプ

見た目の良いPCを探す人

Let’s Noteパソコンは個人的に見た目が良いPCが多いと思っていますが、Let's note MX5はベゼルが広く、しかも黒縁が大きいため、見た目はイマイチです。カッコイイPCを探すなら、素直に最新モデルから選ぶか、ThinkPad X1 Tabletの中古を探すことをおすすめします。

 

Let’s note MX5のカスタマイズ・モデルの選び方

本モデルは販売終了しており、カスタマイズモデルは有りません。

 

Let’s note MX5の実機レビューまとめ

年式は古いが使いやすいモデル

結論

今回、2016年のパソコンを5年経った2021年にレビューしていますが、年式は古くてもSSD、Core i5-6300UでCeleronよりパフォーマンスが高いと割と弱点の少なく、使いやすいモデルです。中古で安く買えるので、ぜひ検討してみて下さい。

Lets Note MX5
当サイトはイオシスで購入しました。また、筆者も利用するクアリットなら楽天市場経由で購入できます。

 

Let’s note MX5を安く買う方法

2021年現在、このモデルは新品販売はありません。中古が基本になり、イオシスで安く沢山取り扱っている傾向があります。イオシスでの購入については、以下のページで詳しく解説しているので合わせて参考にしてください。

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