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レビュー・評価の概要
mouse DTはマウスコンピューターのシリーズの中でも、価格控えめながらパフォーマンスの高いデスクトップシリーズです。intel、及びAMDシリーズから選ぶことが可能となっています。
この記事では中でも売れ筋モデルのmouse DT5についてレビューを行いました。
発売年度 | 2021年 |
プロセッサ | Core i3-10100 Core i5-10400 Core i7-10700 AMD Athlon 200GE Ryzen3 3200G Ryzen3 PRO 4350G Ryzen5 PRO 4650G Ryzen7 PRO 4750G |
RAM | 8~32GB |
ストレージ | 256GB~2TB(1st) 最大8TB(2nd) |
画面サイズ | – |
GPU | Intel UHD Graphics |
USB-PD | – |
モバイル通信 | – |
重量 | 約6kg |
Cinebench R20 | 2940pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではmouse DTシリーズの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
パフォーマンスの高いエントリー機
mouse DTシリーズはintelプロセッサ、及びAMDプロセッサから選ぶことができます。どちらもデスクトップ用プロセッサを選ぶことができるので、パフォーマンスが高め。
しかも低価格なのでMicrosoft Officeソフトやネットサーフィンを据え置きで使う人にとっては、ノートパソコンよりも同じ価格で良い環境を作ることができます。
低価格ながらWi-Fi6も選択可能
mouse DTシリーズは低価格なエントリー機ですが、Wi-Fi6を選択できる点が魅力。ネットサーフィンやオフィスソフトが中心の人の場合、プロセッサのパフォーマンスよりも通信速度の方がダイレクトに効きやすいので最新規格のWi-Fi6を選べるだけでも大きな利点と言えます。
価格とコストパフォーマンス
mouse DTシリーズはコストパフォーマンスが高く、定価6万円台からで購入することができます(マウス、キーボード付属でセール時はさらにやすくなります)。
一般用途(オフィスソフト利用、ネットサーフィン、動画鑑賞)の利用が中心なら、ぜひ購入候補に入れて欲しいPCです。
スペック
今回レビューしたmouse DTシリーズのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2021年 | |
サイズ | 403×170×360mm | |
重量 | 本体 | 約6kg |
アダプタ | – | |
CPU | Core i5-10400 | |
GPU | Intel UHD Graphics | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
ストレージ | 1st | 256GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | – |
解像度 | – | |
アスペクト比 | – | |
形式 | – | |
リフレッシュレート | – |
フロントカメラ | 画素数 | – |
物理シャッター | – | |
リヤカメラ | 画素数 | – |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5 | |
モバイル通信 | – | |
光学ドライブ | 搭載 | |
バッテリー | サイズ | – |
公称値 | – |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 2940 |
シングル | 445 | |
Cinebench R23 | マルチ | 8240 |
シングル | 1154 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 552.40 | 464.36 |
SEQ1M Q1T1 | 464.18 | 419.28 |
RND4K Q32T16 | 274.48 | 343.48 |
RND4K Q1T1 | 23.19 | 35.14 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 702 | 動作困難 |
外観
正面から見た様子です。電源ボタン、USB Type-A×2、マイクジャック、ヘッドフォンジャックを備えています。

背面です。ディスプレイポート、HDMIポート、USB Type-A×4、有線イーサネットコネクタ、各種ジャックを備えています。

サイドの通気口です。

サイドパネルを外した様子です。

メモリには空きスロットが一つあります。購入後自分でメモリを増設しても良いかもしれません。

300W電源を備えています。

付属のキーボード、及びマウスです。

メリット・魅力
価格に対してプロセッサのパフォーマンスが高い
mouse DTシリーズはエントリーモデルらしく価格設定が安い割にパフォーマンスが高めな点が魅力的です。今回レビューしたのはCore i5-10400モデルでこれでもCinebenchのスコアが出ていますが、過去の当サイトの検証から照らし合わせると、Ryzenモデルを選択すればさらにベンチマークスコアが高くなるはずです。
最廉価モデルのRyzen3 3200Gを搭載したmouse DT4でも十分快適でしょうし、そのワンランク上のmouse DT4Rを使えば、Core i5モデルよりもさらに高速に使えるでしょう。
低価格で予算に合わせてカスタマイズ可能
BTOメーカーのため、予算をカスタマイズに回せる点も魅力です。デスクトップパソコンなのでセカンドストレージをHDDでセッティングするのも一つの手。特に写真やビデオを大量に保存している人は予算をかけてストレージ増強しておくと良いでしょう。
デスクトップとしては軽量
デスクトップパソコンはどうしても本体サイズが大きくなるため重くなりがちですが、mouse DTシリーズは約6kgとかなり軽くなっています。非力な人でも簡単に設置でき、模様替え、掃除の時にも楽に動かせます。
デメリット・欠点
USB Type-Cポート、SDスロットが無い
USB Type-Cポート及び、SDスロットが非搭載となっています。別途コネクタが必要になるので注意して下さい。
初心者だとどのモデルを買えばいいか悩むかもしれない
ポート以外では個人的な感想としてこのモデルは弱点という弱点がありません。グラフィックボードを搭載していないデスクトップを買うなら、予算に合わせて選べる本機はちょうどマッチングすると言えるでしょう。
ただ、種類が多いのでそこで悩むことが欠点かもしれません。もし買うなら、mouse DT5もしくはmouse DT6Rが将来的にも余裕をもって使えるパソコンと感じます。
おすすめなタイプ
パソコンをハードに使わない一般ユーザー
mouse DTシリーズが最もおすすめなのが、一般ユーザー。intel、AMDともに比較的高いパフォーマンスのプロセッサを載せつつも、低価格から購入できる点がメリットなので、事務用途、ネットサーフィンが中心なら満足度の高い買い物になるでしょう。
写真やビデオなどたくさんのデータを扱う人
BTOデスクトップパソコンの強みはセカンドストレージをカスタマイズで簡単に増設できるところ。mouse DTシリーズもその一つで、最大8TBのHDDまで増設が可能なので写真やビデオなど容量が大きいデータを扱う人にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
おすすめできないタイプ
動画編集や写真の現像作業を本格的にする人
パフォーマンスの高いプロセッサが搭載されているため、軽い動画編集や写真現像はこなすことができますが、本格的にするならやはりグラフィックボードが欲しいところ。
もし近い価格帯で買うなら、ノートパソコンにはなりますが、グラフィックボードを搭載したmouse K5を検討してみても良いでしょう。さらにハードにするなら、DAIVのデスクトップシリーズも候補に入れて下さい。
カスタマイズ・モデルの選び方
エントリーモデルなのであまり予算をかけない人もいるかと思いますが、可能ならメインストレージを512GB M.2 PCI Expressに変更すると容量面、描き込み速度の2点からより快適に使えるでしょう。
また、写真やビデオをたくさん保存する人はセカンドストレージにHDDを追加することを検討しておくと良いでしょう。
実機レビューのまとめ

エントリーモデルのデスクトップパソコンとしては、コストパフォーマンスに優れているモデル。
Core i5やRyzen5モデルを購入しておけば向こう5年は使えるのでライトな使い方をする人にはぴったりです。
安く買う方法・コツ
mouse DTシリーズ(DT5)に限らず、マウスコンピューターのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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