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Prestige 15(2020年モデル・A11)の実機レビュー

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レビュー・評価の概要

端正な外観のクリエイティブノート

Prestige 15 A11シリーズはスタイリッシュな外観が特徴のdGPU搭載クリエイター向けノートパソコンです。落ち着いた配色の天板カラーに加え、アクセントの効いたダイヤモンドカットされたブルーメッキの高い質感はパソコンというよりも工芸品に近い感覚です。

外観だけでなく、クリエイターノートとして本体性能、ディスプレイ性能にも優れつつ、価格帯も安めに設定されている魅力的なラップトップと言えるでしょう。

当サイトの評価

総合満足度
 (5)
発売年度2020年
プロセッサCore i7-1185G7
RAM16~64GB
ストレージ512GB~1TB
画面サイズ15.6インチ
GPUGeFroce GTX1650Ti
GeForce MX450
USB-PD対応
モバイル通信非対応
重量1730g
Cinebench R202078pts

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

Prestige 15(2020年モデル・A11)の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトでご確認ください。またMSIは楽天、Amazonの公式ストアが充実しているためそれらも必ずチェックして下さい。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

特徴

ここではPrestige 15(2020年モデル・A11)の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

美しいフォルムのノートパソコン

Prestige 15は美しいフォルムの外観が特徴。今回手元でレビューしているのはカーボングレイのモデルですが、ロゴがシンプルにあしらわれつつ、エッジがダイヤモンドカットされた上でブルーメッキが施されたデザインとなっています。

高級モデルということもありますが、パソコンというよりも一つのアートワークのような仕上がりになっていて、所有欲が満たされるアイテムです。

GTX 1650 Tiを搭載しグラフィックス性能が良い

薄型コンパクトを特徴とするPrestigeシリーズですが、モバイル用の中でもパフォーマンスが高いCore i7-1185G7に加え、GeForce GTX1650Tiを積んでいます。

PCIe Gen4に対応した高速ストレージ

SSDの高速規格であるPCIe Gen4に対応しており、ワンランク上の転送速度を実現しています。ベンチマークでも差がはっきりと出る結果となりました(後述のベンチマーク結果をご参考下さい)。なお、PCIe Gen4対応はモデルによって異なるので注意して下さい。

大きなタッチパッド

15.6インチノートパソコンの中でも大きなタッチパッドを搭載しており、マウスがない環境でもより効率的に作業を行うことが可能になっています。

16時間の長時間駆動

dGPUを搭載したノートパソコンの場合、仕組み上、バッテリー駆動時間が低下してしまいますがPrestige 15の場合は公称値16時間の長時間駆動を実現しています。また、USB-PDにも対応するため、外出先で小回りが聞く点も大きなメリットです。

価格とコストパフォーマンス

色域、CPU、GPUの性能から考えれば、パフォーマンスモデルでもかなり安い価格設定です。GeForce GTX1650TiとGeForce MX450モデルがあるため、自身の作業内容・予算に合わせて価格を調整できる点も魅力です。

Prestige 15(2020年モデル・A11)の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトでご確認ください。またMSIは楽天、Amazonの公式ストアが充実しているためそれらも必ずチェックして下さい。

スペック

今回レビューしたPrestige 15(2020年モデル・A11)のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2020年
サイズ233.7×356.8×16.9mm
重量本体1730g
アダプタ425g
CPUCore i7-1185G7
GPUGeForce GTX1650Ti
メモリ(RAM)16GB
ストレージ1st1TB
2nd
ディスプレイサイズ15.6インチ
解像度1920×1080
アスペクト比16:9
形式液晶
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数92万画素
物理シャッター無し
リヤカメラ画素数無し
Wi-Fia/b/g/n/ac/ax
bluetoothv5.1
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ5280Whr
公称値16時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

CINEBENCH

CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。

バージョン測定モード測定値[pts]
Cinebench R20マルチ2078
シングル478
Cinebench R23マルチ5516
シングル1425

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T15004.612413.53
SEQ1M Q1T12244.342404.32
RND4K Q32T161644.421571.85
RND4K Q1T154.40226.77

ゲームベンチマーク

FF14

ファイナルファンタジー14のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。

モードスコア評価
最高品質8754非常に快適
高品質11862非常に快適
軽量品質13448非常に快適
※基本的にグラフィックボード搭載モデルのみ高品質以上のテストを行います。

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。

モードスコア評価
最高品質3277普通
高品質4473やや快適
軽量品質6163快適
※基本的にグラフィックボード搭載モデルのみ高品質以上のテストを行います。

PC温度測定

平常時とCinebenchR23(multi)で10分負荷をかけた後にFLIR One Proのサーマルカメラを用いて温度測定を行いました。通常時はあまり気になりませんが、負荷をかけるとパームレスト側まで熱くなる傾向が見られます。またヒンジ部分の発熱が大きくなる傾向が見られました。

通常時

CinebenchR23(10分測定後)

モニター評価(色域)

モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

測定項目カバー率[%]カバー比[%]
sRGB94.094.0
Adobe RGB74.174.1

通信環境(Wi-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。

テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

ルーター前:465.02Mbps
ポイント②:266.56Mbps
ポイント③:502.15Mbps
ポイント④:445.8Mbps
ポイント⑤:467.11Mbps
ポイント⑥:83.83Mbps
測定項目ダウンロードアップロードPING
単位MbpsMbpsms
ルーター前465.02373.567
ポイント②266.56232.018
ポイント③502.15352.97
ポイント④445.8319.627
ポイント⑤467.11379.197
ポイント⑥83.83100.948

通信スピードテストの評価

USB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。

W数充電の可否検証に用いた機種
20W×PowerPort Ⅲ Nano
30WPowerPort Atom Ⅲ Slim 30W
45WPowerPort Atom Ⅲ Slim 45W
61WRP-PC133
100WAUKEY PA-B7

外観

今回レビューしたのはカーボングレーで濃いめです。センターにはMSIのロゴが控えめに見えます。MSI部分だけ残して、他部分にマット加工を入れています。エッジはダイヤモンドカットされた上でブルーメッキが全周に施されています。

背面はセンターにパンチホールが2段で空いています。排熱を上げるためかゴム足は高めになっています。

本体を開けた様子です。15インチクラスですが、ベゼル幅が狭く高級感があります。またカメラはディスプレイ上にあり、IRカメラが併設されています。

最大開き角は180°となっています。

上部ベゼルは10mm、左右ベゼル幅は約6mmとなっています。

下部ベゼルはヒンジまでで12mmとなっています。

キーボード全体です。エンターキー右側にDELETE、INSERTなどが配置されています。テンキーはありません。エンターキー横にボタンがあるタイプは押し間違うことが多いのですが、なぜかこのパソコンはあまりそういったことがありませんでした(主観的な意見なので参考程度にお願いします)。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.4mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.4mmとなっています。

タッチパッド幅を計測したところ、140mmとなりました。タッチパッドは公式サイトでも特徴として取り上げられているように、同クラスのPCと比較してもかなり大きめで、マウスレスで使う人や外出先で使うユーザーには大きな利点となります。

本体右側にはUSB3.2 Gen2 Type-A×2とmicroSDスロットを備えます。

本体左側にはThunderbolt Type-Cのポートが2つ、フルサイズHDMI、ヘッドフォンジャックを備えます。

背面にはポートはなく、排気口があります。

本体の重量を測定したところ、1730gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、2155gとなりました。充電器単体では425gとなります。

メリット・魅力

広い色域

クリエイターモデルということもあり、ベンチマークで測定した通り、通常モデルでsRGB相当、4KモデルならAdobe RGB相当になります。トーンカーブからも、違和感のない自然な発色バランスになっています。

色域を活かせるGPUパフォーマンス

クリエイティブ用途で使う場合はグラフィックスの面で負荷がかかりますが、本モデルではdGPUを搭載しているためライトな用途であれば苦もなく使えるパフォーマンスを持ちます。今回はGeForce GTX1650Tiをレビューしていますが、GeForce MX450も選択できるため自身の作業と予算バランスに応じて調整することが可能です。

外出先でも使える軽量性とバッテリー持続時間

Prestige 15はdGPU搭載のノートパソコンとしては非常に軽く持ち運びに向き、バッテリー駆動時間が16時間となっているため外出先でも長時間使うことができます。さらに保証対象外とはなるものの、社外品のUSB-PDによる充電も可能なため、GaN対応の充電器を使えばコンパクトな構成での持ち出しが可能になります。

タッチパッドの性能が抜群に良い

Prestige 15で筆者が特に評価したいポイントがタッチパッドです。外観で横長のものが搭載されていると書きましたが、それだけでなく触感がとても良くサラサラとしており、タッチパッドだけでも十分生産性を確保できるクオリティとなっています。マウスがない環境で使うことが多い人にも安心しておすすめできます。

ディスプレイ上に磁石が仕込まれている

Prestige 15ではディスプレイの端に磁石が埋め込まれており、ノートパソコンを閉じた時にピタッと固定される仕組みが採用されています。これにより、鞄の中で急に空いたりしませんし、それでいてバランスが調整されているため、本体が浮き上がることなく片手で開け閉めができます。

片手でできるかどうかは些細なことですが、できるかできないかでストレスが雲泥の差なので、選ぶ際のポイントにして頂きたいです。

デメリット・欠点

スピーカーの低音があまり出ない

全体的にクオリティが高いだけに残念なのがスピーカー音。高音、中音はそこそこ出ていますが、低音が物足りません。ヘッドフォンジャックがあるので、動画制作で使う場合は自前の有線イヤホンで説足する方が良いでしょう。

また動画を見る場合、こだわりたい人はBluetoothスピーカーを別途用意しておくと良いでしょう。

おすすめなタイプ

クリエイティブ制作が必要なユーザー

Prestige15は色域が広く、かつdGPUを搭載しているのでクリエイティブな制作に向いています。4Kを選択すればAdobe RGB相当になるため、自分の用途に合わせてPC能力を選定することが可能です。

外で作業することが多くタッチパッドを使う人

本機種のタッチパッドの広さは大きな魅力。例えば、テーブルの小さい喫茶店でもマウスを使わずに効率的に作業が可能です。タッチパッドの質感自体が良いため、作業ストレスを感じることもないでしょう。

おすすめできないタイプ

持ち出し前提なら14インチも

弱点があるからおすすめしないタイプという訳ではありませんが、Prestigeシリーズには14インチモデルも存在します。そのため、持ち出しを前提とするなら、よりコンパクトな構成の14インチも検討しておくと良いでしょう。

カスタマイズ・モデルの選び方

Prestige15 A11シリーズにはいくつかのグレードがありますが、選ぶ上で重要なポイントはdGPUのグレードと、ディスプレイ性能です。

dGPUはMX450とより性能が高いGTX1650Tiがあり、ディスプレイも求める色域でsRGB相当とAdobe RGB相当を選ぶことができます。上位を選べば全てカバーできますが、自身の予算や作業と照らし合わせて選ぶと良いでしょう。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

Prestige15 A11シリーズはモバイル向けプロセッサとして高性能なCore i7-1185G7とGTX1650Tiを選べる構成で、色域が広いディスプレイを持つためライトなクリエイター層にジャストフィットするモデルです。

また15インチとしては軽量で持ち運び可能なため、出先でのPC利用が多い人もぜひ検討してみて下さい。

Prestige 15(2020年モデル・A11)の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトでご確認ください。またMSIは楽天、Amazonの公式ストアが充実しているためそれらも必ずチェックして下さい。

安く買う方法・コツ

Prestige 15(2020年モデル・A11)はMSI公式ストアの他、上新電機やAmazonで購入することが可能です。

Amazonで購入する場合はいくつかのステップを踏むことでより安く買うことができるので以下の記事を必ず参考にしてください。

上新電機で購入する場合は以下の記事を参考にしてください。ネットでの購入も可能です。

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