ThinkBook 14 Gen2の実機レビュー

ThinkBook14 Gen2のレビュー概要

人気のシンプルなスタンダード14インチ

前モデルを踏襲したデザイン、機能を持つThinkBook14 Gen2。リーズナブルな価格で必要な機能・インターフェイスを盛り込みながら、シンプルなデザインです。

また昨今の事情から、テレワーク向けとしてファンクションキー通話応答が割り当てられていることも特徴。

大学生や家庭で軽くパソコンを使うエントリーユーザーから仕事で書類・メール作成などを行うビジネスパーソンに向くノートパソコンとなっています。

簡易スペック表

発売日 2020年10月27日
CPU Core i3 1115G4
Core i5-1135G7
Core i7-1165G7
Ryzen5 4500U
Ryzen7 4700U
RAM 8~16GB
ストレージ 256~512GB
画面サイズ 14インチ
GPU 内蔵グラフィックス
USB-PD 対応
LTE・5G通信 非対応
MSオフィス 選択可能
重量 1535g
Cinebench R20 2199pts

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2021年7月15日時点で63,800円から。現在の価格については公式サイトをご覧ください。AMDモデルも公式に掲載されています。

 

ThinkBook14 Gen2の目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。

 

ThinkBook14 Gen2の特徴

ここではThinkBook14 Gen2の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

前モデルを踏襲したシンプルデザイン

ThinkBook14 Gen2は名前の通り、同モデルの第二世代です。前モデルと同様にマグネシウム合金が使われた外観を持ち、コンセプトを買えずに若いビジネスパーソンを意識したシンプルデザインになっていることが伺えます。

 

プロセッサは第11世代及びRyzen4000シリーズへ

マイナーチェンジにより、プロセッサは第11世代へと変更になっています。Core i3~Core i7までを選ぶことができます。また、AMDバージョンの場合はRyzen3~7を選ぶことも可能となっています。

 

Wi-Fi6に対応するなど基本をしっかりと抑える

低価格PCではWi-Fi6が犠牲になることも多い中、ThinkBook14 Gen2は基本をしっかりと抑えています。

 

ThinkBook14 Gen2の価格とコストパフォーマンス

ThinkBook14 Gen2はintel版、AMD版ともに6万円台から購入可能となっており、非常にリーズナブルです。特にAMD版はプロセッサの性能から考えればセールスバリューといっても過言ではないほど、コストパフォーマンスが高くなっています。

プロセッサのブランドにこだわりがないのであれば、AMD版を選ぶ方が良いでしょう。Ryzen3でも十分なパフォーマンスを発揮します。

2021年7月15日時点で63,800円から。現在の価格については公式サイトをご覧ください。AMDモデルも公式に掲載されています。

 

ThinkBook14 Gen2のスペック

今回レビューしたThinkBook14 Gen2のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2020年10月27日
製品名 ThinkBook14 Gen2
型式 -
サイズ 218×323×17.9mm
重量(実測) 本体 1535g
電源アダプタ 355g
CPU Core i5-1135G7
GPU Iris Xe グラフィックス
メモリ(RAM) 8GB
ストレージ 1st 256GB
2nd -
ディスプレイ サイズ 14インチ
解像度 1920×1080
アスペクト比 16:9
形式 IPS液晶
リフレッシュレート 記載なし
生体認証 指紋 有り
顔認証 無し
フロントカメラ 画素数 720p
物理シャッター 有り
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth v5.0
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 3セルバッテリー
公称値 記載なし時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

 

ThinkBook14 Gen2のベンチマーク

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の測定値は2199pts、シングルコア473ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。第11世代のCore i5モデルとしては高いベンチマーク結果が得られています。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23の測定値は5448pts、シングルコア1359ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。

 

ゲームベンチマーク

FF14

ファイナルファンタジー14 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果はFF14のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 未計測
高品質 未計測
標準品質 1649 設定変更を推奨

 

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 未計測
高品質 未計測
軽量品質 1031 動作困難

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

騒音テスト

騒音に関する評価は以下の通りです。

モード スコア 評価
通常時 ほぼ無音
Cinebench R23 サーっというファン音が聞こえる
FF15 サーっというファン音が聞こえる

 

 

ThinkBook14 Gen2のモニター評価(色域・トーンカーブ)

モニターの評価結果は以下の通りです。低価格パソコンという位置づけなので色域は狭めです。ただし、画像の映りに違和感があるわけではありません。

sRGBカバー率:67.4%

Adobeカバー率:50.6%

 

トーンカーブの評価結果は以下の通りです。

 

ThinkBook14 Gen2の通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:671.72Mbps
ポイント②:471.12Mbps
ポイント③:612.03Mbps
ポイント④:388.69Mbps
ポイント⑤:409.63Mbps
ポイント⑥:178.85Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 671.72 545.27 7
ポイント② 471.12 397.42 8
ポイント③ 612.03 532.1 9
ポイント④ 388.69 296.86 7
ポイント⑤ 409.63 331.08 8
ポイント⑥ 178.85 157.85 7

 

通信スピードテストの評価

Wi-Fi6に対応していることもあり、全てのエリアで十分な通信速度が得られています。最長距離では速度が低下してはいるものの、PING値がほぼ低下しておらず、安定して使える挙動となっています。

 

ThinkBook14 Gen2のUSB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。テストの結果30W以下では低速充電になる結果が得られました。社外品のPD充電器を用いる場合は、45W以上を使うようにしてください。

USB-PD 充電の可否 検証した充電器
20W PowerPort Ⅲ Nano
30W PowerPort Atom Ⅲ Slim
45W PowerPort Atom Ⅲ 45W Slim
61W RP-PC133
100W AUKEY PA-B7
LG 29UM69G-B △(画面拡張のみ) LG 29UM69G-B

 

ThinkBook14 Gen2の外観

天板はシルバーで、ThinkBookとLenovoのロゴがあります。上半分と下半分で塗装状態が異なり、ThinkBookのロゴより下はマット加工のような質感になっています。

 

背面です。センターに通気口がある以外には大きなスリットはありません。下部にスピーカーがあります。ヒンジ部分のゴム足は高さが設けられており、排熱が考慮されているようです。

 

開いた様子です。ベゼルは標準的です。ディスプレイは見やすく、自然な色合いで視野角は広くなっています。フロントカメラは物理シャッターが付属しています。

 

本体は180°開くタイプです。

 

上部ベゼルです。上側が12mm、横側が6mmとなっています。

 

下部ベゼルは15mmとなっています。

 

キーボード全体です。一部キーボードが接している以外はクセがなく打ちやすいタイプです。ThinkBookはビジネスユースを想定しているため、F9~11が電話応答になっている点が特徴です。

 

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.2mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.1mmとなっています。Yogaシリーズを踏襲するような打ち心地のキーボードです。

 

タッチパッド幅を計測したところ、106mmとなりました。タッチパッドはサラサラで使いやすい印象です。

 

本体右側にはケンジントンロック、有線イーサネットコネクタ、USB-A、4in1メディアリーダーが付属します。イーサネットコネクタはケーブル接続時に開くタイプで普段は目立ちません。

 

本体左側はUSB-C×2、フルサイズHDMI、USB-A、ヘッドフォンジャックの構成です。

 

スピーカーは高音・中音はシャカシャカした音がなるものの、一般的なレベルでした。低音はノートパソコンとしては鳴る印象ですが、並程度です。

 

本体の重量を測定したところ、1535gとなりました。昨今の14インチパソコンとしては重めですが、持ち運びに苦労するほどではありません。

 

充電器込みの重量を測定したところ、1890gとなりました。充電器単体では355gとなります。

 

ThinkBook14 Gen2のメリット・魅力

シンプルで誰でも使いやすい筐体

ThinkBook14 Gen2はクセのない筐体デザインを採用しており、どんな人でも使いやすいノートパソコンです。天板もそうですし、背面も主張が強くないためビジネスにも向いています。

 

エントリークラスで求めやすい価格

もともとThinkBookシリーズはビジネスパーソンをターゲットにしていることもありますが、Core i7モデルでも9万円台で購入できるリーズナブルな値段設定です。個人事業主でも経費の関係で買いやすいノートパソコンと言えるでしょう。

 

少し重いが許容範囲

14インチノートパソコンは、各社がしのぎを削って軽量化しているカテゴリーの一つのため、相対的に見るとThinkBook14は重めになります。

 

有線イーサネットコネクタがある

ThinkBook14 Gen2には有線イーサネットコネクタが存在します(13インチモデルには搭載なし)。ビジネスユースで使う際に事務所が有線LANで構成されていることも多いので、メリットの一つと言えるでしょう。

 

ThinkBook14 Gen2のデメリット・欠点

同じプロセッサの中では性能が低め

今回レビューしたパソコンに限りますが、Core i5-1135G7の割にプロセッサの性能が低いベンチマーク結果が得られました。購入するなら、AMDモデルの方が良い可能性があります。

 

みんなの口コミ

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ThinkBook 14 Gen2
Average rating:  
 1 レビュー
by SIMPC on ThinkBook 14 Gen2

14インチクラスのノートパソコンの中では少し重めという欠点は持ちつつも、それを凌ぐコストパフォーマンスを持っています。intel機はCPU性能が良かったものの、グラフィック性能がイマイチで第11世代ならではの強みが出せていないので、個人的にはAMDモデルを選ぶ方が無難かと思います。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • シンプルでどこでも使えそうなデザイン
  • ロゴのThinkBookは大きくて気になるかも

 

ThinkBook14 Gen2がおすすめな人

安くて見た目の良いPCが欲しいユーザー

ThinkBookはシンプルかつスタイリッシュな外観で、6万円台から買えるパソコンには到底見えません。そういった意味でも、安くて見た目の良いパソコンが欲しいユーザーにとってはしっかりとマッチするモデルと言えるでしょう。

 

従業員用のPCが欲しい人

6万円台から買えるPCであること、有線LANがついていること、それなりに持ち運びができること、長時間見ても疲れにくい液晶であることなど、ビジネスで事務用途として使うノートパソコンとしてはベストマッチに近いモデルと感じます。Core i7モデルを選択しても税込10万円以下に収まるので経費面での処理も楽にできます。

 

ThinkBook14 Gen2がおすすめではないタイプ

外出先へ持ち運びが多い人

ThinkBook14はとても重いという訳ではないものの、外出先への持ち運びが多くなると、負担になる質量です。そのため、外出先へ持ち運びが多い人にとっては、よりコストをかけても軽量なモデルが良いでしょう。似たモデルでいくとYoga 750iシリーズがおすすめです。以下はシリーズの中でも最軽量なYoga Slim 750i Carbonをレビューしています。合わせて参考にしてみてください。

 

グラフィック作業をする人

ベンチマークの結果からもわかるように、グラフィック性能に強い第11世代を搭載しているにも関わらずゲーム性能をはじめとしたベンチマークの数値が伸びませんでした。メモリの問題かもしれませんが、結果から言えることはintelモデルでグラフィックに負荷をかけるような作業をする場合は別モデルを選ぶべきと言えます。そういった意味でもグラフィック性能の結果が良かったYoga750iはおすすめです。

 

ThinkBook14 Gen2のカスタマイズ・モデルの選び方

まず本モデルを選ぶにあたって、プロセッサでintelとAMDを選ぶ必要があります。筆者のおすすめはAMD Ryzenモデルです。プロセッサの性能がこちらの方が高いこと、さらにintelのベンチマーク結果でグラフィック性能が低いために、AMDを選んでもintelを選んでも大差がなくなってしまうからです。さらに、AMDモデルを選ぶなら、どのモデルを選んでも十分なパフォーマンスが出るので、最も下位のRyzen3で安く買うとコストを抑えられます。

公式サイトを見る

 

ThinkBook14 Gen2の実機レビューまとめ

低価格なスタンダードエントリーならコレ

結論

シンプル・スタイリッシュな外観でかつ、十分な性能・インターフェイスを持ち、リーズナブルな値段で購入できるノートパソコンです。

メーカーが意図した本来のコンセプトはビジネスパーソン向けですが、エントリーPCユーザーや大学生にも向いているのでぜひ検討してください。

2021年7月15日時点で63,800円から。現在の価格については公式サイトをご覧ください。AMDモデルも公式に掲載されています。

 

ThinkBook14 Gen2を安く買う方法

ThinkBook14 Gen2に限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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