ThinkPad T14s Gen 4 AMDのレビュー概要
高性能なAMD搭載14インチノート
ThinkPad T14s Gen4はAMDのRyzen7000 Proシリーズを搭載したノートパソコンです。
マシンパフォーマンスが高く、一般的な用途において十分以上に快適に使えるモデルとなっています。
こんなタイプにマッチ
- パフォーマンスが欲しい人
- 高級感が欲しい人
簡易スペック表
発売日 | 2023年 |
CPU | Ryzen 7 PRO 7840U Ryzen 5 PRO 7540U |
RAM | 16~32GB |
ストレージ | 256GB~2TB |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | AMD Radeon 740M Graphics |
USB-PD | 対応 |
LTE・5G通信 | 選択可能 |
MSオフィス | 選択可能 |
重量 | 1.26kg |
Cinebench R20 | 4093pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
ThinkPad T14s Gen 4 AMDの目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDの特徴
ここではThinkPad T14s Gen 4 AMDの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
Ryzen7000シリーズ搭載モデル
本モデルはRyzen7000の中でも上位にあたるProシリーズを搭載しており、非常に高いパフォーマンスを有しています。詳しくはベンチマーク結果で後述します。
豊富なカスタマイズ性
同メーカーはもともとカスタマイズをかなり細かく指定できるメーカーではありますが、本モデルは中でも際立ったカスタマイズ性があります。従って、予算に合わせて選びやすいと言えるでしょう。
ThnkPadならではの高級感
本モデルはブランドであるThinkPadならではの高級感を有しています。また、タイピング感覚が上品な点も注目ポイントです。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDの価格とコストパフォーマンス
ThinkPadの中でも上位モデルということもあり、値段は少し高めの設定になっています。ただし、14インチノートでRyzen7000 Proシリーズ搭載モデルは市場から見れば珍しいため、そこを評価するという視点も持っておくと良いと感じました。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDのスペック
今回レビューしたThinkPad T14s Gen 4 AMDのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2023年 | |
製品名 | ThinkPad T14s Gen4 AMD | |
型式 | - | |
サイズ | 226.9×317.5×16.9mm | |
重量(公称値) | 本体 | 1.26kg |
電源アダプタ | 未計測 | |
CPU | Ryzen 7 PRO 7840U | |
GPU | Radeon 780M | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1200 | |
アスペクト比 | 8:5 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 無し |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 500万画素 |
物理シャッター | 有り | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | v5.3 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 57Whr |
公称値 | 23.1時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDのベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は4093pts、シングルコア690ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Cinebenchの結果、R20のスコアは4000ptsを超えており非常に高いパフォーマンスとなっています。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は10174pts、シングルコア1743ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。ベンチマークの結果、7000MB/sを超えており非常に高いパフォーマンスを有していることがわかりました。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 3985 | 普通 |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDのモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 75.5% | 76.4% |
Adobe RGB | 98.1% | 103.1% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDの通信環境(WI-Fi)のテスト
今回はテストしておりません。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDのUSB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。今回はテストしておりません。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDの外観
天板にはThinkPadとLenovoのロゴが配置されており、シンプルなデザインになっています。
背面は片側にスリットを備えるのみとなっています。
開いた様子です。昨今のパソコンの中では少しベゼル幅が広めな印象を受けるかもしれません。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。
キーボード全体です。FnとCtrlが一般的なキーボードと比較して逆転していますが、その他は通常通りの配置となっています。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.09mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.4mmとなっています。
タッチパッド幅を計測したところ、115mmとなりました。
本体右側にはセキュリティロックと排気口、そしてUSB Type-Aポートを備えています。
本体左側にはUSB Type-Cポートが2つ、フルサイズHDMI、USB Type-A、そしてコンボジャックを備えます。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDのメリット・魅力
圧倒的なパフォーマンス
Ryzen7000シリーズのパフォーマンスは圧倒的で全く問題のない性能を有しています。グラフィックスを多用するならともかく、一般的な用途で困ることはまずないでしょう。
LTE対応モデルがある
SIMを投入することができ、4G LTEに対応した通信が可能になっています。オプションのため、高価格になってしまいますがテザリングを利用せず、よりスピーディにネット通信を外で行いたい人向けと言えるでしょう。
2.2Kディスプレイが選択可能
本モデルはディスプレイの選択肢が非常に多くなっています。中でも2.2Kディスプレイが魅力的。ノートパソコンとしてのバッテリー性能と画面の綺麗さをうまく両立できるのが2.2Kと筆者は考えています。
インターフェイスの豊富さ
ビジネス用途メインを想定されたパソコンということもあり、インターフェイスが多くなっています。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDのデメリット・欠点
スマートリーダーはカスタマイズ
インターフェイスが多いものの、SDカードリーダーを含むスマートリーダーはオプションとなっています。価格は2200円なので、つけておく方が良いでしょう。
価格は高め
ThinkPadであること、プロセッサのパフォーマンスが高いことの2点から価格設定は高めになっています。
みんなの口コミ
ぜひ口コミをご投稿ください。
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ThinkPad T14s Gen 4 AMDがおすすめな人
自宅使いのThinkPadユーザー
ハイパフォーマンスプロセッサのため、自宅で利用するThinkPadユーザーでたまに持ち出すようなユーザーにおすすめです。
タイピングが多い人
ThinkPadの真骨頂はやはりタイピング。この打ちやすさは非常に魅力的なため、触ったことがない人は店頭でも一度ぜひ試してみて欲しいです。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDがおすすめではないタイプ
持ち出しが多いユーザー
本モデルの公称重量は1.28kgとなっています。本体価格が16万円台ですが、同価格帯では質量の軽さに着目したモデルが数多くあります。持ち出しが多いユーザーの場合はそちらを選択する方が後々後悔しないような気がします。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDのカスタマイズ・モデルの選び方
本モデルのカスタマイズのポイントはプロセッサとディスプレイ。個人的にはRyzen 5モデルかつ2.2Kディスプレイがおすすめです。メモリは32GBが嬉しいですが、費用が嵩むので予算と相談しながら調整しましょう。ストレージはアップグレードすると価格がグンと上がるため、外付けとの併用がおすすめです。
ThinkPad T14s Gen 4 AMDの実機レビューまとめ
ThinkPad T14s Gen 4 AMDを安く買う方法
ThinkPad T14s Gen 4 AMDに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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