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本機種の後継機種もレビューしています。「ThinkPad X1 Carbon Gen12の実機レビュー」をご覧ください。
レビュー・評価の概要
ThinkPad X1 Carbon Gen11は過去モデルを踏襲して正統進化したモデル。
第13世代のintelプロセッサを搭載することで、さらにパフォーマンスアップしています。
発売年度 | 2023年 |
プロセッサ | Core i5-1335U Core i5-1345U Core i7-1355U Core i7-1365U Core i7-1370P |
RAM | 16~64GB |
ストレージ | 256GB~2TB |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 選択可能 |
重量 | 1255g |
Cinebench R20 | 2094pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
2024年8月8日時点で183,942円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではThinkPad X1 Carbon Gen11の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
第13世代intelプロセッサ搭載
本モデルは今回のGen11で第13世代intelプロセッサを搭載しています。Uシリーズだけでなく、Pシリーズも選択することができ強力なパフォーマンスを選択することが可能です。
軽量で持ち運びに向くモデル
Carbonの名前の通り、第一世代の時から軽量で持ち運びに向くモデルとなっています。およそ1.1kgであり、出先で使う場合にも気軽に持ち運びが可能です。
WWAN対応モデルもあり
ThinkPad X1 Carbonにはモバイルデータ通信に対応したモデルも存在しています。これによりシームレスにネット接続して使えます。
幅広いスペックから選べる
人気モデルということもあり、プロセッサからメモリまで幅広くカスタマイズすることが可能になっています。
特に上述したCore i7-1370Pモデルが選べることや、32GBメモリを搭載モデルを選択できる点などは人気モデルならではの利点と言えるでしょう。
また、ディスプレイも液晶、OLEDモデルの各モデルを選択することができます。
価格とコストパフォーマンス
ThinkPad X1 Carbonはハイエンドモデルということもあり、価格は20万円を超えるところからスタートします。
コストパフォーマンス自体は決して良いわけではありませんが、全体の仕上がりを考えると筆者としては適正な価格と感じます。
2024年8月8日時点で183,942円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
スペック
今回レビューしたThinkPad X1 Carbon Gen11のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2023年 | |
サイズ | 222.5×315.6×15.4mm | |
重量 | 本体 | 1255g |
アダプタ | 315g | |
CPU | Core i5-1335U | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 256GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1200 | |
アスペクト比 | 16:110 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 1080p |
物理シャッター | 有り | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.2 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 57Whr |
公称値 | 28.5時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 2094 |
シングル | 585 | |
Cinebench R23 | マルチ | 5176 |
シングル | 1546 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 3895.69 | 2275.74 |
SEQ1M Q1T1 | 2547.56 | 2124.38 |
RND4K Q32T16 | 632.09 | 341.00 |
RND4K Q1T1 | 67.57 | 133.68 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 2081 | 重い |
モニター評価(色域)
モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
測定項目 | カバー率[%] | カバー比[%] |
---|---|---|
sRGB | 97.2 | 101.08 |
Adobe RGB | 72.9 | 75.5 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 509.69 | 277.44 | 24 |
ポイント② | 259.26 | 281.10 | 19 |
ポイント③ | 544.05 | 359.87 | 17 |
ポイント④ | 474.17 | 217.09 | 14 |
ポイント⑤ | 253.91 | 180.96 | 15 |
ポイント⑥ | 155.78 | 113.62 | 19 |
通信スピードテストの評価
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | △ | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | 〇 | RP-PC133 |
100W | 〇 | Anker 736 Charger |
外観
天板はカーボン調のデザインとなっており、レノボ、およびThinkPad X1のロゴが配置されています。

背面は小さなスリットが設けられています。

開いた様子です。ベゼル幅は狭めです。

最大開き角は180°となっています。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

キーボード全体です。ThinkPadの配置で一般的なキーボードと比較して、FnとCtrlが逆になっています。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、1.5mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、19.11mmとなっています。

タッチパッド幅を計測したところ、110mmとなりました。

本体右側にはセキュリティロック、USB Type-A、SIMスロット、ヘッドフォンジャックが備わっています。

本体左側にはUSB Type-Cポートが2つ、USB Type-A、フルサイズHDMIポートがあります。

本体の重量を測定したところ、1255gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1570gとなりました。充電器単体では315gとなります。

メリット・魅力
正統進化で使いやすい
本モデルは過去から正統進化して、ほぼコンセプトを変えずに現在まで至っています。大きな変化はないものの、一方で正統進化している分、これまでのThinkPad X1 carbonユーザーが買い換える際にも悩まずに買えるメリットを備えていると言えるでしょう。
インターフェイスが充実
14インチモデルということもあり、インターフェイスが充実しています。Thunderboltによる拡張性があることや、フルサイズHDMIを備えているため、ビジネスシーンでも使いやすいでしょう。
モバイル通信モデルも存在
特徴のところでも書いた通り、WWAN搭載モデルを選択することができます。そのため、パソコンを開けばすぐに通信を開始して作業に取り掛かることも可能です。
デメリット・欠点
新鮮味が薄い
これまで変わらず正統進化してきたということもあり、新鮮味が薄いことがデメリットと言えるかもしれません。
逆に言えば、それくらいしか弱点がないこともThinkPad X1 Carbonの良さと言えるでしょう。
おすすめなタイプ
持ち運びつつPC利用時間の長い人
Carbonの名前の通りの軽さと14インチの少し大きめディスプレイ、そしてThinkPadならではの打鍵感の良さが相まって、持ち運びが多く、外での作業が多いユーザーにはピッタリな一台と言えるでしょう。
ネットへシームレスに繋ぎたい場合はモバイル通信モデルを選ぶことでさらに接続性を高められる点もポイントです。
おすすめできないタイプ
軽量性を最重要視する人
ThinkPadにはさらに軽量性を重視した13インチモデルのThinkPad X1 Nanoが存在します。
1kgを切っているため、さらに軽くなっています。持ち運びの軽量性を重視する場合はこちらを選ぶようにして下さい。
カスタマイズ・モデルの選び方
ThinkPad X1 Carbon Gen11は人気ラインナップということもあり、カスタマイズをかなり細かく行うことができます。自身の予算に合わせてセットアップすることをおすすめします。
実機レビューのまとめ

ThinkPad X1 Carbonは過去から人気の14インチモデルで、今回もその基本コンセプトをしっかり守ったまま正統進化しました。
新しく買うユーザーはもちろん、過去購入していたユーザーの買い替えもお勧めできるモデルと言えるでしょう。
2024年8月8日時点で183,942円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
安く買う方法・コツ
ThinkPad X1 Carbon Gen11に限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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