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ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonの実機レビュー

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonのレビュー概要

ついに1kgを切ったフラッグシップ

本モデルはこれまでに比べて、さらに100gの軽量化されたノートパソコンです。

軽量かつ高性能な14インチノートパソコンというコンセプトをそのままに、さらにブラッシュアップが図られています。

AIによるサポートも充実しており、昨今のトレンドを意識したモデルと言えるでしょう。

こんなタイプにマッチ

  • ビジネスマン

簡易スペック表

発売日 2024年
CPU Core Ultra 7(第2世代)
RAM 32GB
ストレージ 1TB
画面サイズ 14インチ
GPU intel Arc Graphics
USB-PD 対応
LTE・5G通信 対応
MSオフィス 非搭載
重量 980g

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2024年12月12日時点で286880円(税込)から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonの目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonの特徴

ここではThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

前モデルより100gも軽量化

今回のモデルの最大のインパクトは14インチノートパソコンでありながら、 1kgを切る軽量性を持つようになったことです。これまで1kgを切るモデルはThinkPad X1 Nanoしかありませんでしたがこちらは13インチモデルになっています。

より大きな画面で作業をしたいという希望と、持ち運びのために軽さが欲しいという要望を両方とも叶えることができています。

 

薄くなりコンパクトに

軽量化もさることながら、本体が持ってわかるほど薄くなっていることも特徴です。今までThinkPad X1 Carbonは少し厚みのあるデザインだった印象がありますが、よりスマートになった印象を受けました。

 

モバイル通信にも対応

過去のシリーズと同様に本モデルではモバイル通信に対応しています。物理SIMを使う形にはなりますが、パソコンを開いてすぐに通信がスタートできるというのはテザリングでは得られないスピーディーさで使うことができるでしょう。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonの価格とコストパフォーマンス

プロセッサのスペックだけで見ると同じレベルのノートパソコンから考えるとかなりコストパフォーマンスは低めと言えます。質量やコンパクトさという点で評価するべきと言えるでしょう。

2024年12月12日時点で286880円(税込)から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonのスペック

今回レビューしたThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年 2024年
製品名 ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Edition
型式 -
サイズ 214.75×312.8×14.37mm
重量(実測) 本体 980g
電源アダプタ 255g
CPU Core Ultra7
GPU Intel Arc Graphics
メモリ(RAM) 32GB
ストレージ 1st 1TB
2nd -
ディスプレイ サイズ 14インチ
解像度 2880×1800
アスペクト比 8:5
形式 OLED
リフレッシュレート 60
生体認証 指紋 有り
顔認証 有り
フロントカメラ 画素数 1080
物理シャッター 有り
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac
bluetooth v5.4
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 57Whr
公称値 14.5時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

他グレードを見てみる

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonのベンチマーク

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。なんとREADの数値が13000MB/sを超えており、ノートパソコンでは最高クラスのスペックとなっています。これで困る人はまずいないんでしょう。

 

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 - -
高品質 - -
軽量品質 2698 やや重い

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonの通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:555.9Mbps
ポイント②:376.59Mbps
ポイント③:659.95Mbps
ポイント④:633.69Mbps
ポイント⑤:380.39Mbps
ポイント⑥:226.74Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 555.9 369.35 22
ポイント② 376.59 268.89 26
ポイント③ 659.95 387.01 13
ポイント④ 633.69 290.69 14
ポイント⑤ 380.39 212.01 24
ポイント⑥ 226.74 135.33 15

 

通信スピードテストの評価

全てのエリアで200Mbps以上と十分以上のパフォーマンスが出ています。戸建ての利用でWi-Fi6を5GHz以上で利用している場合、筆者の場合全く問題ありませんでした。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonの外観

天板はマットな仕上げのデザインになっており、これまでのThinkPadシリーズを踏襲しています。カメラ部分にでっぱりはあるものの、今まで通りといったイメージです。

 

背面はスリットが2か所あるのみでこちらもシンプルな仕上がりです。

 

開いた様子です。カメラ部分のみ少し出っ張りはありますが、そのほかはベゼルが狭めで扱いやすい印象を受けました。

 

最大開き角は180°です。

 

キーボードは全て独立型となっており、クセがなく打鍵間の良いものとなっています。文書作成などを主に行う人に向いているでしょう。

 

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.54mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.7mmとなっています。

 

本体右側にはUSB Type-Aポートが2つ、コンボジャック、フルサイズHDMIケーブルを備えています。

 

本体左側にはUSB Type-Cポートが2つ、Type-Aポートが1つ備わっています。

 

本体の重量を測定したところ、980gとなりました。

 

充電器込みの重量を測定したところ、1235gとなりました。充電器単体では255gとなります。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonのメリット・魅力

持っただけでわかる持ち運び性

今回のThinkPad X1 carbonは大幅に軽量されているということもあり、過去モデルをいくつか触ってきた筆者としては持っただけでその持ち運び性の良さを体感することができました。

軽量性と画面の大きさを考えると外での作業をするにあたってこれほどジャストフィットするノートパソコンはないのではないかなと感じています。

 

AIとビジネスユースの融合

本物に搭載されるCore UltraプロセッサーによってAIを使ってサポートが可能になっています。クラウドではなくローカルで実行されるため、高速応答できるところがメリットのうちの一つとして挙げられます。

またAI仮想センサーを使ってスマートフォンをノートPCにすぐに接続することも可能です。

 

長時間のバッテリー駆動

バッテリーの駆動時間はアイドル時で14.5時間となっており、OLEDディスプレイを搭載したノートパソコンとしては比較的長めになっています。きれいな画面とバッテリーの持続時間を両立できることはどんな人にとっても大きなメリットと言えるでしょう。

 

驚くほどの高速読み書き

ベンチマークの結果から、非常に高性能なSSDが搭載されていることがわかりました。意識せずに早くなるポイントなので、高性能であることに越したことはありません。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonのデメリット・欠点

USB Type-Cポートは左のみ

インターフェースは充実しているものの残念ながらUSB Type-Cポートは左側にしかありません。充電する際のケーブルの取り回しが不便な事には注意しておきましょう。

 

コストパフォーマンスが低い

コスパの項目でも書きましたが、プロセッサという観点だけで見るとコストパフォーマンスはどうしても低くなってしまいます。プロセッサーだけでなく本体の軽量性やデザインなども考慮に入れて検討するようにしましょう。

 

みんなの口コミ

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ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Edition
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

14インチノートパソコンとして、ついに1kgを切ってきたことにより大幅に魅力を増した一台です。隙のない良モデルと言えます。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonがおすすめな人

ビジネスユース

本モデルはビジネスで使う上では非常に優位性の高いノートパソコンです。軽量性でありながら大きなディスプレイ、そしてモバイル通信ができ、長時間バッテリー駆動可能といった観点から、外出ハードにノートパソコンを使う人にはぜひ検討してもらいたいモデルと言えます。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonがおすすめではないタイプ

コスパを重視する人

本モデルの最も大きな障壁となるのはやはり価格です。決してプロセッサーの観点から見てコストパフォーマンスが良いとは言えないので、性能面というよりもそれ以外の部分で魅力を感じる人にこそ買って欲しいモデルです。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonのカスタマイズ・モデルの選び方

ThinkPadはさまざまなカスタマイズができることが特徴でしたが、このモデルに限って言えばカスタマイズモデルはほとんどありません。それよりもセットで付属する物が変わることによって、値段が変わるので自分の必要な物を選ぶようにしておきましょう。

公式サイトを見る

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonの実機レビューまとめ

さらに高いレベルになった名機種

結論

筆者も過去モデルを使っていましたが、今回のモデルになってより魅力的に感じ、そして物欲をそそられる1台になったと感じました。

外出先で使うノートパソコンを探している人には一度必ず検討して欲しいモデルです。

2024年12月12日時点で286880円(税込)から。現在の価格は公式サイトでご確認ください。

 

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonを安く買う方法

ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Editonに限らず、lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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このLenovo AI Nowを使うことで書類整理や、会議の要約、そしてナレッジデータベースに基づきテキスト生成も可能になります。ただし、現状ではまだ英語版の提供しかありません。

このLenovo AI Nowの条件は「6GB以上のVRAMと16GB以上のメモリを搭載したdGPU (RTX4050+)、24GB以上のメモリを搭載したiGPU」となっています。

今後AIによるサポートが加速していく中で、買い替え要件に「ローカルで使えるプライバシーが強化されたAIシステム」というものが挙げられるかもしれません。また、将来的にAIアシスタントが主流になる可能性もあります。

こちらのページがLenovo AI Nowのニュースリリースです。PCは長く使うものでもあるので、システム要件の確認や今後の方向性をチェックしておくと良いでしょう。