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レビュー・評価の概要
ThinkPad X1 Nanoは第12世代のintelプロセッサにパワーアップした13.3インチ、1kg切りの軽量ノートパソコンです。
本モデルは前作に比べ、第12世代intel Pシリーズを搭載することでかなり大きく性能アップしているところが注目ポイントです。
発売年度 | 2022年 |
プロセッサ | Core i5-1240P Core i7-1260P Core i7-1270P Core i7-1280P |
RAM | 16GB |
ストレージ | 256GB~1TB |
画面サイズ | 13.3インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 955g |
Cinebench R20 | 3688pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではThinkPad X1 Nano Gen2の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
第12世代 intel Pシリーズプロセッサ搭載
ThinkPad X1 Nano Gen2はintel Pシリーズを搭載しており、高いパフォーマンスを有しています。ベンチマーク結果でも後述しますが、過去モデルとは別物のレベルです。
Core i7-1280Pまで選択可能
ハイエンドノートパソコンでも珍しいCore i7-1270P、およびCore i7-1280Pへのプロセッサカスタマイズに対応しています。より高いパフォーマンスを求めることができます。
超軽量なコンセプトは継続
前回発売された第一世代同様に1kgを切る軽量性が何よりも魅力。それでいて、ThinkPadならではのキー入力性の魅力をそのまま有しています。
5Gへの対応カスタマイズも可能
オプションにはなりますが、WWANモジュールを追加することにより、5Gにも対応しています。
価格とコストパフォーマンス
スペックだけで見ると価格は高めですが、突出した軽量性とプロセッサパフォーマンスを考えて他社製品と比較すると妥当か、それよりもコストパフォーマンスは高いくらいです。
スペック
今回レビューしたThinkPad X1 Nano Gen2のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2022年 | |
サイズ | 208.1×293.3×14.8mm | |
重量 | 本体 | 995g |
アダプタ | 240g | |
CPU | Core i5-1240P | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 256GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 13.3インチ |
解像度 | 2160×1350 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 1080p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.2 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 49.6Whr |
公称値 | 18.2時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 3688 |
シングル | 568 | |
Cinebench R23 | マルチ | 7024 |
シングル | 1533 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 3124.97 | 1826.07 |
SEQ1M Q1T1 | 2496.33 | 1382.53 |
RND4K Q32T16 | 480.38 | 302.04 |
RND4K Q1T1 | 57.61 | 149.65 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 2589 | やや重い |
モニター評価(色域)
モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
測定項目 | カバー率[%] | カバー比[%] |
---|---|---|
sRGB | 98.4 | 100.4 |
Adobe RGB | 74.4 | 74.4 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 559.84 | 472.62 | 15 |
ポイント② | 241.06 | 274 | 14 |
ポイント③ | 605.07 | 374.11 | 12 |
ポイント④ | 568.05 | 416.33 | 14 |
ポイント⑤ | 424.48 | 358.39 | 14 |
ポイント⑥ | 170.09 | 208.37 | 16 |
通信スピードテストの評価
最長距離でも100Mbpsを超えており、非常に高いレベルの通信速度となっています。
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | × | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | 〇 | RP-PC133 |
100W | 〇 | AUKEY PA-B7 |
外観
天板はブラックで、ThinkPad X1のロゴがあります。他モデル同様にi部分が光るようになっています。

背面は天板と同じ素材が用いられています。

開いた様子です。左右ベゼルは狭め、上部は広めになっています。

最大開き角は180°となっています。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

キーボード全体です。全てが独立しており、非常に打ちやすいです。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、1.7mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、18.68mmとなっています。

タッチパッド幅を計測したところ、100mmとなりました。

本体右側は排熱ポートと電源ボタンになっています。

本体左側はヘッドフォンジャック、USB Type-Cポートが二つ備わっています。

本体の重量を測定したところ、995gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1235gとなりました。充電器単体では240gとなります。

メリット・魅力
非常に軽い筐体が魅力
ThinkPad X1 Nano Gen2は何と言っても軽量性が魅力。1kg以下のパソコンは持った時に明らかな違和感を感じるほど。毎日持ち運びするなら、これほど強い味方はありません。
前モデルよりも大幅にパフォーマンスアップ
Gen1も魅力的な一台でしたが、今回の第12世代が大きくパフォーマンスアップしたことにより別格になっています。
バッテリー持続時間が隠れた魅力
軽量ノートパソコンだとバッテリー持続時間を気にする人がいるかもしれませんが、実はThinkPad X1 Nanoのバッテリー持続時間は非常に長く、公称値で18時間となっています。2.2Kディスプレイを搭載していることも考慮するとかなり超時間耐えられる設計になっていると感じます。
最大32GBまで選択可能
ThinkPad X1 Nanoはメモリカスタマイズにより32GBまで対応しています。2022年時点でCore i7-1260P以上と32GBを同時に実現できるモデルは他社でも意外と少ないので、この選択肢ができるだけでも大きなメリットです。
デメリット・欠点
キー入力が浅め
前作もそうでしたが、ThinkPadとしては思ったよりもキータイピングが浅めとなっているため、ThinkPadならではの深いキータイピングを求めている人は注意して下さい。
USB Type-Cポートが左側のみ
本モデルはポート(Thunderbolt4)が2つで左側のみとなっています。ポートを用いて拡張する人は注意して下さい。
おすすめなタイプ
持ち運びが多いユーザー
ThinkPad X1 Nanoの軽量性は持ち運びが多いユーザーにとっては大きな味方になります。1kgを切ると持ち出しがとても楽。さらにバッテリー持続時間が約18時間、さらにPD充電にも対応しているため、外出時の対応力が高い点も見逃せません。
外出先でタイピングが多い人
ThinkPadならではのタイピング性能は文章作成する人の強い味方になってくれます。5G対応モデルを選べば、PCを開いた段階からすぐにネット接続して、メール作成なども可能でしょう。
おすすめできないタイプ
軽量性と大画面を両立したい人
もし少しでも大画面で使いたいなら、ThinkPad X1 Carbonがおすすめです。1kgを超えてしまいますが、14インチクラスになりさらに大画面で作業ができるようになります。
コストパフォーマンスを重視する人
本モデルは同メーカーの中でもハイエンドに当たるモデルのため、コストパフォーマンスは高くありません。もし軽量性とコストパフォーマンスを両立したいなら、IdeaPad Slim 760 Carbonをおすすめします。
カスタマイズ・モデルの選び方
本モデルの主なカスタマイズはプロセッサとストレージ、そして5Gモデムに対応するかどうかになっています。
一般ユースならCore i5-1240Pでも十分ですが、そこから上のグレードは自分の用途に合わせて予算追加するようにしましょう。
実機レビューのまとめ

ThinkPad X1 Nanoは非常に軽量かつ優れたキーボードを持つため、外出が多い人の強い味方になってくれるノートパソコンです。
値段は張りますが、その分得られるものは大きいので持ち出しが多い人はぜひ検討してみて下さい。
安く買う方法・コツ
ThinkPad X1 Nano Gen2に限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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