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レビュー・評価の概要
ThinkPad X13 Gen5はパワフルなintel Core Ultraプロセッサを搭載しながら、非常に軽く持ち運びしやすいノートパソコンです。
オプションでモバイル通信モデルを選択することもでき、5G接続も可能となっています。
発売年度 | 2024年 |
プロセッサ | Core Ultra 5 125U Core Ultra 125H Core Ultra 5 135U Core Ultra 7 155U Core Ultra 7 155H Core Ultra 7 165U vPro |
RAM | 16~32GB |
ストレージ | 256GB~2TB |
画面サイズ | 13.3インチ |
GPU | intel Graphics intel Arc Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 選択可能 |
重量 | 1145g |
Cinebench R20 | 2673pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
2024年6月6日時点で181,962円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではThinkPad X13 Gen 5の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
Core Ultra搭載
ThinkPad X13 Gen5はパワフルなプロセッサであるintel Core Ultraシリーズを搭載しています。しかもカスタマイズラインナップが非常に広く、Hシリーズまで選択できるため、プロセッサのパフォーマンスを幅広く選ぶことが可能です。
軽量コンパクトな13インチ
本体サイズは13.3インチで、質量は1.12~1.13kgとなっているため気軽に持ち運びできるでしょう。外出先はもちろん室内のちょっとした移動でも楽に使えます。
5G通信可能
カスタマイズオプションにより、WWANの設定が可能で5G通信モデルを選択できます。
価格とコストパフォーマンス
intel Core Ultra搭載モデルであることや、本体の軽量性などを考慮すると価格は妥当か少し安い目くらいのイメージです。ThinkPadのブランド力もあるため、筆者としてはお得感が強いように感じます。
2024年6月6日時点で181,962円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
スペック
今回レビューしたThinkPad X13 Gen5のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2024年 | |
サイズ | 214.8×301.7×15.95mm | |
重量 | 本体 | 1145g |
アダプタ | 255g | |
CPU | Core Ultra 5 125U | |
GPU | intel Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 256GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 13.3インチ |
解像度 | 1920×1200 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 500万画素 |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.3 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 41Whr |
公称値 | 31.2間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 2673 |
シングル | 595 | |
Cinebench R23 | マルチ | 5947 |
シングル | 1606 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 4029.01 | 1985.28 |
SEQ1M Q1T1 | 2626.51 | 1747.60 |
RND4K Q32T16 | 684.75 | 334.04 |
RND4K Q1T1 | 60.47 | 114.57 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 2043 | 重い |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
今回はテストを実施しておりません。
USB-C(PD)による充電テスト
今回はテストを実施しておりません。
外観
天板はThinkPadらしい黒基調でシンプルなデザインとなっています。ロゴはThinkPad及び、メーカーロゴが入っています。

開いた様子です。フロントのカメラ部分が少し飛び出ています。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

キーボード全体です。センターにはThinkPadならではの赤ポチがあります。

タッチパッド幅を計測したところ、115mmとなりました。

本体右側にはフルサイズHDMI、USB Type-Aポートがあります。

本体左側にはUSB Type-Aポート及び、USB Type-Cポートが2つあります。

本体の重量を測定したところ、1145gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1400gとなりました。充電器単体では255gとなります。

メリット・魅力
軽量性とパワーのパランス
本モデルの最大のメリットは軽量性とパワーのバランスと言えるでしょう。特にUltraが搭載されるようになったことで、よりパフォーマンスと省電力性が向上しノートパソコンとしての利用価値がさらに高まっていると感じます。
ThinkPadであること
やはりThinkPadブランドである点も大きなメリットと言えます。独特かつ快適な打鍵感はThinkPadならではのもので、生産性を上げてくれる一台になっています。
5G通信対応
超高速通信である5Gに対応したWWANを選択できることで、外出先でも即座にネット接続できる環境を整えることができ、隙間時間で仕事をこなしたい人にも向くでしょう。
デメリット・欠点
軽量性に振り切っているわけではない
本モデルは1.13kgとノートパソコンとしては十分軽量ではあるものの、軽さに振り切っているわけではありません(ThinkPadの他モデルで1kgを切るものも存在)。
そのため、軽量性を最重要視する人にとってはベストな選択肢にはなりません。
細かいカスタマイズでお金がかかるかも
最低価格は18万円台からと機能を考えると妥当なラインですが、カスタマイズ項目を見ていると少しずつアップグレードしたくなる印象を受けました。
人によってはカスタマイズ代がプラスされることで思ったよりも大きな出費になるかもしれません。
おすすめなタイプ
持ち運びが多い人
本体質量が同ランクのノートパソコンと比較するとかなり軽いこと、そしてThinkPadならではの打鍵感が非常に良いことの2点から持ち運びが多く外出先で仕事が多いユーザーにとっては大きなメリットのあるモデルです。
打鍵感にこだわる人
ThinkPadキーボードの打鍵感は非常に出来がよく、他のノートパソコンだと生産性が落ちると感じるほどです。特に長くThinkPadを使っているユーザーなら、同じThinkPadを購入して使う方が良いと感じます。
おすすめできないタイプ
軽量性を最重要視する人
デメリットでも書いた通り、ThinkPadにはさらなる軽量モデルが存在します。そのため質量を最重要視するのであれば、より軽量性に優れたモデルを選択する方が良いでしょう。
別モデルのレビューについては以下からご覧下さい。
カスタマイズ・モデルの選び方
ThinkPad X13 Gen5はカスタマイズ性能が非常に高く、予算に合わせて選ぶと良いでしょう。基本的にはそのままのモデルでも十分なパフォーマンスを発揮してくれますが、もし可能ならストレージを256GBから512GB以上に引き上げておくと良いかもしれません。
実機レビューのまとめ

ThinkPad X13 Gen5は軽量性、プロセッサのパフォーマンス、打鍵感、どれをとっても優秀でバランスの取れたモデルです。
価格は一般的なノートパソコンと比べれば高めですが、その分満足のいくだけの魅力があるモデルとも言えるでしょう。
2024年6月6日時点で181,962円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
安く買う方法・コツ
ThinkPad X13 Gen5に限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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