ThinkPad Z13の実機レビュー

ThinkPad Z13のレビュー概要

新しい世代のThinkPad

ThinkPad Z13(2022年モデル)はこれまでのラインナップと異なり、先進的な機能を搭載したよりウルトラブックらしいモデル。

プロセッサにはRyzen Pro 6000シリーズを搭載しており、パフォーマンスも十分高いことが特徴です。

こんなタイプにマッチ

  • タッチパッドを多用する人
  • 新しい機能が好きな人
  • 色を扱うライトクリエイター

簡易スペック表

発売日 2022年6月24日
CPU Ryzen7 PRO 6860Z
Ryzen 5 PRO 6650U
RAM 16~32GB
ストレージ 512GB~1TB
画面サイズ 13.3インチ
GPU APU内蔵
USB-PD 対応
LTE・5G通信 非対応
MSオフィス 選択可
重量 1195g
Cinebench R20 2791pts

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2022年11月20日時点で税込222,090円から。現在の価格については公式サイトでご覧ください。

 

ThinkPad Z13の目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。

 

ThinkPad Z13の特徴

ここではThinkPad Z13の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

新世代のThinkPad

ThinkPad Z13はこれまでのThinkPadと思想が全く異なるモデルでThinkPadらしさに新しいテクノロジーを追加して、よりモダンにブラッシュアップしたモデルになっています。

特にThinkPadらしい打鍵感に感圧タッチパッドの組み合わせはこれまでにない所有欲を満たしてくれるノートパソコンになっています。

 

感圧タッチパッドを搭載

本モデルではタッチパッドが感圧式となっています。どこでクリックしても同じ感覚で使えるので、タッチパッドを多用する人にとっては使いやすくなっていると言えるでしょう。

 

Ryzenプロセッサを搭載

プロセッサにはRyzen6000シリーズが搭載されており、高パフォーマンス。ウルトラブックとは思えないほどの実力を秘めています。

 

標準付属の充電器は65W

ハイパワーなプロセッサを搭載しているにもかかわらず、標準付属の充電器は65W。比較的コンパクトで持ち運びも楽と言えます。

 

ThinkPad Z13の価格とコストパフォーマンス

ThinkPad Z13は2022年11月17日時点で224,290円からとなっています。ハイエンドなため、価格はもちろん高いですがパフォーマンス、外観クオリティなどを考慮すると妥当な値段です。さらに国産の同レベルモデルと比べると一回りほど価格が安いので、そういった面ではコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

2022年11月20日時点で税込222,090円から。現在の価格については公式サイトでご覧ください。

 

ThinkPad Z13のスペック

今回レビューしたThinkPad Z13のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2022年6月24日
製品名 ThinkPad Z13
型式 -
サイズ 199.6×294.4×13.99mm
重量(実測) 本体 1195g
電源アダプタ 315g
CPU Ryzen5 PRO 6650U
GPU APU内蔵
メモリ(RAM) 16GB
ストレージ 1st 512GB
2nd -
ディスプレイ サイズ 13.3インチ
解像度 1920×1200
アスペクト比 8:5
形式 IPS液晶
リフレッシュレート 60Hz
生体認証 指紋 有り
顔認証 有り
フロントカメラ 画素数 1080p
物理シャッター 無し
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth v5.2
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 51.5Whr
公称値 最大22.8時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

他グレードを見てみる

 

ThinkPad Z13のベンチマーク

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の測定値は2791pts、シングルコア519ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Ryzen6000シリーズプロセッサ搭載で高いパフォーマンスが魅力です。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23の測定値は6874pts、シングルコア1314ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Readの値は3000MB/sを超えており、全く不満なく使うことができます。

 

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 - -
高品質 - -
軽量品質 2773 やや重い

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

騒音テスト

騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。

モード 評価
通常時 ほぼ無音
CPUテスト時 音はするものの比較的静か
GPUテスト時 高負荷の割には静か

 

ThinkPad Z13のモニター評価(色域・トーンカーブ)

モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

sRGB

Adobe RGB

 

カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。

カバー率 カバー率 カバー比
sRGB 99.6% 111.4%
Adobe RGB 80.8% 82.6%

 

トーンカーブの評価結果は以下の通りです。

 

ThinkPad Z13の通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:680.72Mbps
ポイント②:377.99Mbps
ポイント③:685.13Mbps
ポイント④:547.8Mbps
ポイント⑤:346.7Mbps
ポイント⑥:155.11Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 680.72 596.99 14
ポイント② 377.99 293.98 14
ポイント③ 685.13 575.1 14
ポイント④ 547.8 339.06 13
ポイント⑤ 346.7 268.47 14
ポイント⑥ 155.11 137.23 14

 

通信スピードテストの評価

通信速度は最長距離であっても100Mbpsを超える結果が得られており、十分と言えるでしょう。

 

ThinkPad Z13のUSB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。30W以下は低速充電、45W以上では通常通り充電ができました。

USB-PD 充電の可否 検証した充電器
20W PowerPort Ⅲ Nano
30W PowerPort Atom Ⅲ Slim
45W PowerPort Atom Ⅲ Slim
61W RP-PC133
100W AUKEY PA-B7

 

ThinkPad Z13の外観

天板は他のThinkPadとは少し違い特徴的で、上部にZ13のプレートが取り付けられた形状になっています。素材は金属となっています。

 

背面も金属素材ですが、こちらはブラックになっています。スリットが控えめであったり、各種刻印が目立たないように印字されているので、とてもお洒落です。指紋が付きやすい点は注意して下さい。スピーカー性能は高めでよい音質を楽しめます。

 

開いた様子です。ベゼルが狭めになっているためとてもカッコ良い印象を受けます。

 

最大開き角は135°になっています。

 

キーボード全体です。日本語キーで専用に設計されており全て独立となっています。また注目して欲しいポイントがFnとCtrlでThinkPadは他メーカーと逆転していましたが、このモデルから合わせるようになっています。

 

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.5mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.4mmとなっています。ThinkPadシリーズとしてはかなり浅めのキータイピングとなっています。

 

タッチパッド幅を計測したところ、120mmとなりました。感圧式タッチパッドが採用されているため、今までと使い心地が全く異なります。

 

本体右側にはUSB Type-C(Thunderbolt4)と電源ボタン、ヘッドフォンジャックを搭載しています。

 

本体左側にはUSB Type-C(こちらもThunderbolt4)を搭載しています。

 

本体の重量を測定したところ、1195gとなりました。

 

充電器込みの重量を測定したところ、1510gとなりました。充電器単体では315gとなります。

 

ThinkPad Z13のメリット・魅力

感圧タッチパッドが魅力的

ThinkPad Z13はこれまでになかった感圧式のタッチパッドを搭載。スムーズな操作感とどこをクリックしても同じ感覚であったり、複数本でのジェスチャーコントロールが行いやすくなっています。

 

持ち運びに向くサイズ感

名前の通り13インチで薄型のウルトラブックのため、持ち運びに向きます。また検証の結果の通り、61W以上のGaN型充電器で通常充電できたことから、アクセサリーをコンパクトに持ち運べます。

 

Ryzenプロセッサのパフォーマンスが高い

過去のRyzenシリーズの性能も秀逸でしたが、6000シリーズも魅力的。高いパフォーマンスで不満なく作業が可能です。また、視点を変えれば性能が高い分長く使えることにもなります。

 

デザインがとても良い

ThinkPad Zシリーズはこれまでとはコンセプトが異なることもあり、デザインがガラッと変わったモデルです。これまでは上位モデルの「高品質なカーボン」というイメージが強かったですが、打って変わり上品なメタル素材というイメージになりました。

 

ThinkPad Z13のデメリット・欠点

クラスの中では重め

13インチクラスは競争が激しく、特に軽量モデルが群雄割拠しています。そのため、相対的に本モデルは重さの部分でマイナスに働いてしまいます。

 

インターフェイスがUSB Type-Cのみ

ウルトラブックということもあってか思い切りがよく、インターフェイスはUSB Type-Cのみとなっています。インターフェイスが乏しいので、ビジネスパーソンの方は何かあった時のためにハブを持ち歩く方が良いかもしれません。

 

打鍵感が浅く過去からのThinkPadユーザーは注意

ThinkPadユーザーに最も注意してほしいポイントが打鍵感です。これまで深いストロークが特徴的なThinkPadでしたが、Z13は浅いキータッチになっています。こちらも悪くはないですが、ThinkPadらしさを期待すると、思いを裏切られてしまう可能性があるため、チャンスがあれば家電量販店などで一度触ってみることをおすすめします。

 

みんなの口コミ

ぜひ口コミをご投稿ください。

ThinkPad Z13
Average rating:  
 1 レビュー
 by SIMPC

先進的なデザインで所有欲を満たしてくれるノートパソコン。パフォーマンスが高い点も大きな魅力です。ただ、ThinkPadと思って買うと「これじゃない」感があるので、昔からのユーザーは一度実機に触れることをおすすめします。

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ThinkPad Z13がおすすめな人

Macと併用する人

個人的にMacユーザーとは親和性が高いモデルだと感じました。感圧タッチだけでなく、キータッチも似ているので、MacOSとWindowsを両方使う人は検討してみても良いでしょう。

 

最新テクノロジーを試したい人

本モデルは感圧タッチを始め、新しいテクノロジーが詰まったチャレンジングなモデルです。今までのWindowsノートパソコンにない楽しさがあるので、アーリーアダプターの方におすすめです。

 

ThinkPad Z13がおすすめではないタイプ

インターフェイスを必要とする人

外部インターフェイスがUSB Type-C(Thunderbolt4)のみとなっているため、拡張性に乏しい弱点があります。外部発表やデータの授受が多いビジネスパーソンや大学生の方はハブを持ち歩く必要があることに注意して下さい。

 

一日中持ち運びが多い人

デメリットでも書いた通り、ThinkPad Z13は重めです。もし普段から持ち運びが多いならThinkPad X1 CarbonやThinkPad X1 Nanoを検討する方が良いでしょう。

 

ThinkPad Z13のカスタマイズ・モデルの選び方

ThinkPad Z13はプロセッサの違いだけでなく、BTOカスタマイズにも対応しておりRAM32GBやSSD1TB、さらにディスプレイ構成まで変えることができます。元々のスペックでも十分ですが、さらにパフォーマンスが欲しい人は自身の要求に合わせてオプションを加えていきましょう。

公式サイトを見る

 

ThinkPad Z13の実機レビューまとめ

先進性の詰まった新モデル

結論

感圧タッチや優れたスピーカーを始め、Zシリーズとして先進性を詰め込んだモデルになっています。

今までと異なる点もありますが、それも含めて楽しいモデル。新しい物好きの人はぜひ検討してみて下さい。

2022年11月20日時点で税込222,090円から。現在の価格については公式サイトでご覧ください。

 

ThinkPad Z13を安く買う方法

ThinkPad Z13に限らず、Leenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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