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XPS 13 (9310)の実機レビュー:メリット・デメリットと評価まとめ

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レビュー・評価の概要

DELLのハイエンドノート

2020年発売のXPSは第11世代のintel Coreプロセッサを搭載したハイエンドノートパソコンです。

性能面に優れていることはもちろん、ハイエンドらしい非常にカッコいいデザインが魅力の一台。本体質量が軽いため、持ち運びしやすい点も魅力と言えるでしょう。

当サイトの評価

総合満足度
 (5)
発売年度2020年
プロセッサCore i7-1195G7
RAM16GB
ストレージ512GB
画面サイズ13.3インチ
GPUIris Xe Graphics
USB-PD対応
モバイル通信非対応
重量1175g
Cinebench R202062pts

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

XPS 13 (9310)の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

特徴

ここではXPS 13 (9310)の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

DELLのハイエンドノートパソコン

XPSはDELLのハイエンドモデル。芸術品と思うような秀逸なデザインが特徴です。スペックが最高クラスであることはもちろん、ベゼル幅が非常に狭くなっていて高級感があるなど随所に高級感を感じるモデルとなっています。

16:10の液晶ディスプレイ

ディスプレイは16:10となっており、縦の情報量に優れています。ネットサーフィンやオフィスソフトを主に使う人におすすめです。

1.1kg台で軽量

XPSは重厚感のあるデザインながら、軽く1.1kg台となっています。USB PD充電にも対応しているため、外出先でも使いやすくなっています。

生体認証搭載

生体認証は指紋、顔認証どちらにも対応しています。自宅でも外出先でも、生体認証だけで対応しやすい仕様と言えるでしょう。

価格とコストパフォーマンス

今回レビューした2020年モデルは販売終了しているため、コストパフォーマンス評価はありません。

XPS 13 (9310)の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。

スペック

今回レビューしたXPS 13 (9310)のスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2023年
サイズ198.7×295.7×14.8mm
重量本体1175g
アダプタ240g
CPUCore i7-1195G7
GPUIris Xe Graphics
メモリ(RAM)16GB
ストレージ1st512GB
2nd
ディスプレイサイズ13.3インチ
解像度1920×1200
アスペクト比16:10
形式IPS液晶
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数公式記載なし
物理シャッター無し
リヤカメラ画素数無し
Wi-Fia/b/g/n/ac/ax
bluetoothVer記載なし
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ公式記載なし
公称値公式記載なし

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

DELL公式サイトで見る ⇒

ベンチマーク結果一覧

CINEBENCH

CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。

バージョン測定モード測定値[pts]
Cinebench R20マルチ2062
シングル489
Cinebench R23マルチ4375
シングル1414

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T13515.083080.39
SEQ1M Q1T12475.112016.03
RND4K Q32T161085.62436.63
RND4K Q1T176.01159.32

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。

モードスコア評価
最高品質
高品質
軽量品質3361快適
※基本的にグラフィックボード搭載モデルのみ高品質以上のテストを行います。

モニター評価(色域)

モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

測定項目カバー率[%]カバー比[%]
sRGB99.9106.7
Adobe RGB77.279.1

通信環境(Wi-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。

テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

ルーター前:661.14Mbps
ポイント②:548.01Mbps
ポイント③:548.24Mbps
ポイント④:535.63Mbps
ポイント⑤:458.44Mbps
ポイント⑥:152.49Mbps
測定項目ダウンロードアップロードPING
単位MbpsMbpsms
ルーター前661.14274.3313
ポイント②548.01279.1912
ポイント③548.24274.1713
ポイント④535.63275.0712
ポイント⑤458.44253.4512
ポイント⑥152.4969.2413

通信スピードテストの評価

最長距離も含めて、全エリアで非常に安定したダウンロード数値が出ています。

USB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。

W数充電の可否検証に用いた機種
20W×PowerPort Ⅲ Nano
30WPowerPort Atom Ⅲ Slim 30W
45WPowerPort Atom Ⅲ Slim 45W
61WRP-PC133
100WAUKEY PA-B7

外観

天板はシンプルなシルバーでセンターにDELLマークがロゴで配置されています。

背面はXPSのロゴが配置されています。ヒンジ側にスリットが設けられています。

開いた様子です。ベゼル幅が非常に狭く、高級感があります。インカメラには顔認証が設けられ、Windows Helloに対応します。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。どちらも非常に狭いことがよくわかります。

キーボード全体です。全てのキーが独立しており、非常に打ちやすいです。パームレストはダイヤモンドカットのような加工が施されており、高級感があります。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.99mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1mmとなっています。剛性感があり、非常に打ちやすいです。静穏タイプでカチカチなることはありません。

タッチパッド幅を計測したところ、113mmとなりました。しっとりとしたタッチパッドで操作感は抜群です。

本体右側にはヘッドフォンジャックとUSB Type-Cポートがあります。

本体左側にはUSB Type-CポートとmicroSDスロットがあります。どちらもThunderbolt4に対応しています。

ノートパソコンとしては高いレベルのスピーカー性能を誇ります。本格的なスピーカーを求める人には向きませんが、一般用途で動画を見たり、映画を見たりする分には十分でしょう。

本体の重量を測定したところ、1175gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1415gとなりました。充電器単体では240gとなります。

メリット・魅力

極上品質のノートパソコン

XPSシリーズは過去からそうですが、なんといっても極上品質の本体デザインが魅力。性能はもちろん、所有欲する喜びがあるパソコンと言えるでしょう。

生産性に優れるインプットインターフェイス

Windowsパソコンはキーボード、タッチパッドの質感に当たり外れがあり、ひどいものはマウスがないとまともに操作できないようなPCもあります。しかし、XPSは違います。上質な打ち心地と精度が高く、追従性の良いタッチパッドのおかげで外でも効率的に使えるノートパソコンとなっています。

スピーカー品質が高い

本PCはノートパソコンとは思えないほど音質に優れています。本格的な外部スピーカーには敵わないものの、ちょっと動画を見たり、音楽を聴いたりする分には十分以上のパフォーマンスでしょう。

デメリット・欠点

インターフェイスが絞られている

XPS 13の外部インターフェイスはUSB Type-Cとヘッドフォンジャックのみ。充電は共用できるため問題ありませんが、USB Type-Aを使うためにはハブが必要になる点は注意して下さい。

おすすめなタイプ

ビジネスユースする人

XPSはとにかくカッコいいので、ピシッと決めたいビジネスパーソンにピッタリです。軽量なので持ち運び面でも有利なことがポイントと言えるでしょう。

PC単独で使いたい人

キーボードやタッチパッドの質感・操作性に優れることや、sRGBカバー率100%のディスプレイ、そして十分以上のスピーカー性能を持っているためPC単独で十分利用可能。プラスαでマウスさえあればほとんど困ることはありません。

おすすめできないタイプ

パフォーマンスを求める人

本モデルの発売は2020年ですが、2022年7月1日現在もしパフォーマンスを求めるなら、XPS 13 Plusがおすすめです。Intel CoreプロセッサのUシリーズではなくPシリーズが選ばれており、ノートパソコンながらより高いパフォーマンスが出る点が魅力となっています。価格帯も大きく変わらない点も注目しておくべきポイントです。

コスト優先の人

XPSはスペックだけでなく、筐体などにもコストをかけた機種です。そのため単純なハードウェアスペックだけを比較すると、コストパフォーマンスが落ちてしまいます。ブランドであることも含めて、トータルバランスで購入する人向けと言えるでしょう。

カスタマイズ・モデルの選び方

2020年発売の本モデルは販売が終了しているため、カスタマイズについては割愛します。

DELL公式サイトで見る ⇒

実機レビューのまとめ

流石のハイエンドといった仕上がりのXPS 13。

性能はもちろんのこと、本体デザインの素晴らしさから所有する喜びを満たしてくれる点も忘れてはいけないポイントです。

XPS 13 (9310)の商品情報

現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。

安く買う方法・コツ

XPS 13 (9310)に限らず、DELLのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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