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レビュー・評価の概要
XPS 13は優れたデザインを持ちながら、さらに高いパフォーマンスと持ち運び性も兼ね備えた非常に魅力的なモデルです。それでいて、フラッグシップモデルにもかかわらずコストパフォーマンスも高いという特徴をもっています。
発売年度 | 2024年 |
プロセッサ | Intel Core Ultra 7 155H |
RAM | 64GB |
ストレージ | 512GB~2TB |
画面サイズ | 13.4インチ |
GPU | Intel Arc Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 1210g |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
Core intel Ultra搭載
プロセッサにはIntel Core ultraを搭載しており、高いパフォーマンスを発揮します。一般的な用途で使う分には困ることはまずないでしょう。
優れたデザイン
過去モデルからXPSは優れたデザインを持っていますが、本モデルでは後述するタッチパッドやファンクションキーに特徴がありよりそのデザイン性を高めています。
ガラス製タッチパッド
本モデルではガラス製のタッチパッドが採用されているため、スムースで滑らかな使い心地になっています。タッチの感覚が子気味良くクセになる印象を受けました。
タッチ式のファンクションキー
Windows機としては非常に珍しいタッチパッド式のファンクションキーが採用されています。実用性はともかく、見た目のスッキリさは他のモデルと比べて一線を画しているといえるでしょう。
液晶で厚みが変わる
本モデルでは有機Elディスプレイを採用したモデルとフルHDのモデルで寸法が少し変わります。有機ELの方が0.5mm薄くなるため、より持ち運び性を求める人にとってこちらのほうが良いかもしれません。
価格とコストパフォーマンス
フラッグシップであるということと、デザイン性、性能などを考慮すると非常にコストパフォーマンスが高いと感じました。
本体質量が1.2 kg台のパソコンでデザイン性がそれなりにあるモデルは基本的に20万円代後半になることも多いので、その中で20万円代前半で買えるこのモデルは魅力的です。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
スペック
今回レビューしたXPS 13 (9340) Ultra 5のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2024年 | |
サイズ | 199.1×295.3×15.3mm | |
重量 | 本体 | 1210g |
アダプタ | 255g | |
CPU | Intel Core Ultra 5 125H | |
GPU | Intel Arc Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 13.4インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | 液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 1080p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | Ver記載なし | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 55Whr |
公称値 | 最大18時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。READで5000MB/s近い数値が出ており、高いパフォーマンスを有しています。一般的なストレージの使い方で問題になることはまずないでしょう。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 4910.58 | 4083.65 |
SEQ1M Q1T1 | 2403.73 | 3295.82 |
RND4K Q32T16 | 490.95 | 404.43 |
RND4K Q1T1 | 60.86 | 137.68 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 3530 | 普通 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 391.12 | 453.34 | 14 |
ポイント② | 414.18 | 275.94 | 16 |
ポイント③ | 632.28 | 471.99 | 14 |
ポイント④ | 607.41 | 482.25 | 13 |
ポイント⑤ | 239.61 | 175.46 | 32 |
ポイント⑥ | 86.08 | 97.68 | 16 |
通信スピードテストの評価
ほとんどのエリアで100Mbpsを超えており、高いパフォーマンスを有しています。最長距離で少し速度低下する傾向が見られたものの、実用性ではほぼ問題ないと言えるでしょう。
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
今回は全ての充電器で問題なく充電ができています。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | 〇 | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | 〇 | RP-PC133 |
100W | 〇 | Anker 736 Charger |
外観
天板はシンプルでDELLのロゴマークのみとなっています。

背面もスリットはサイドに施されているのみでシンプルなデザインです。

開いた様子です。XPSらしくサイドのベゼルが狭く、モダンなデザインと言えるでしょう。

キーボード全体です。ガラス製のタッチパッドのため、パームレスト部分がスムースになっていること、そしてファンクションキーがタッチパッドのため、バックライト発光している点が特徴的です。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.6mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.3mmとなっています。

本体の左側にはThunderlobt4が1ポートあります。

本体の右側にもThunderlobt4が1ポートあります。

本体の重量を測定したところ、1210gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1465gとなりました。充電器単体では255gとなります。

メリット・魅力
1.2kgの本体質量
本体質量が1.2 kgと軽く、持ち運びにはぴったりと言えます。軽さもさることながら本体の厚みがかなり薄いため、カバンの中にすっきりさせることができるモデルと言えます。
高いパフォーマンス
intel Coreプロセッサーの中でも強力なUltraシリーズを採用していることもあり、そのパフォーマンスの高さはピカイチです。モバイル利用がメインと想定される事もあり、一般的な外出用途で使う分にはまず困ることがないモデルと言えます。
コストパフォーマンスが安い
XPSはフラッグシップモデルではありますが、このモデルはその中でも珍しくかなり安く買えるモデルです。一般的にどのメーカーもフラッグシップモデルは2万円台後半になることが多いですが、 20万円代前半で買えつつデザイン性、パフォーマンス、持ち運びしやすさ、特徴的なタッチパッド、そしてファンクションキーなども備えることを考えるとかなりリーズナブルな印象を受けました。
デメリット・欠点
インターフェイスの少なさ
XPSは過去からインターフェースが少ないモデルが多くなっています。本機種も例外ではなくインターフェースはUSB Type-C(Thunderboly4)のみとなっています。本体を購入するとUSBハブが付いてきますが、常に持ち運びをしなければいけないということを考えると少しデメリットのように感じます。
ファンクションキーは好みが分かれる
実際にタイピングを試してみて感じたこととしてファンクションキーは物理キーに比べると打ちづらい印象を受けました。筆者はファンクションキーを多用することもあり実際に使う部分には正直なところこのモデルをタイピングメイン機としては使うことはないと感じました。ただしThunderbolt4を搭載しているため拡張性が高く、クラムシェル運用で使う分には問題ないようにも感じます。
おすすめなタイプ
デザインを求める人
XPSの魅力はやはりそのスッキリとしたデザイン性です。これまでは外観デザインがスタイリッシュであった事に加えて、開いた時のキーボード面がよりおしゃれになっているため、より所有欲を満足させてくれるでしょう。
持ち運びが多い人
上位のXPS14に比べて、 XPS13はより持ち運びに特化しており1.2 kgと差が大きくあります。 13インチモデルの中で特別に軽いというわけではありませんが、軽さと外で出しても恥ずかしくないデザインというに面から考えて持ち運びが多い人にはとてもおすすめなモデルです。
おすすめできないタイプ
ファンクションを多用する人
デメリットのところでも述べましたがファンクションキーを多用する人にとっては誤タッチが起こりやすい本体デザインと言えるでしょう。慣れにより解決するかもしれませんが、気になる人は実物を触ってみることをお勧めします。
ビジネス利用は人による
インターフェースの少なさはビジネス利用の人にとっては問題になる可能性があります。フルサイズHDMIを搭載しない為、いざ接続する時に端子がないということが起こりうる可能性があるためハブの持ち運びが必須になります。
カスタマイズ・モデルの選び方
2024年11月28日時点でカスタマイズはストレージのみとなっています。自分の利用する要領に合わせて選択するようにしてください。
実機レビューのまとめ

本体のデザイン性、持ち運び性、パフォーマンス、そしてコストの観点から見て隙のない13インチノートパソコンと言えるでしょう。
一般的なノートパソコンの平均価格から見れば少し高めではありますが、少し予算オーバーしても出す価値のあるパソコンと筆者を感じました。
現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。また、お得なDELLのポイントシステム「Dell Rewards」を活用して下さい。
安く買う方法・コツ
XPS 13 (9340) Ultra 5に限らず、DELLのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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