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Yoga 770iの実機レビュー

Yoga 770iのレビュー概要

オールインかつ高性能なPC

Yoga 770iは第12世代のintel Coreプロセッサを搭載したハイパフォーマンスなノートパソコンです。

2in1で幅広く使える他、2.8KのOLEDディスプレイで色域が広かったり、90Hzディスプレイを採用していたりとプラスアルファの部分でも魅力的なモデル。さらにスタイラスペンが標準付属するためペン入力を行いたいユーザーに向いたPCとなっています。

こんなタイプにマッチ

  • 正確な色表現を求める人
  • 高リフレッシュレートが好きな人
  • ペン入力を使う人

簡易スペック表

発売日 2022年6月7日
CPU Core i7-1260P
RAM 8~16GB
ストレージ 512~1TB
画面サイズ 14インチ
GPU Iris Xe Graphics
USB-PD 対応
LTE・5G通信 非対応
MSオフィス 選択可
重量 1435g
Cinebench R20 3086pts

※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください

2022年9月6日時点での価格は138,380円です。現在の価格については公式サイトを必ずご確認ください。

 

Yoga 770iの目次

実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。

※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。

 

Yoga 770iの特徴

ここではYoga 770iの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

 

第12世代intelプロセッサでパフォーマンス高め

Yoga770iはパフォーマンスが大きく向上した第12世代intelコアプロセッサを搭載しています。当サイトでも第12世代はいくつかレビューしていますが、それらと同様に高い性能を持つことがベンチマーク結果から得られています。

 

OLEDディスプレイ搭載

本モデルは2.8KのOLEDディスプレイを採用しています。有機ELらしい高いコントラスト比で美しいディスプレイとなっており、広い色域を確保しています。

 

2in1で利用可能

Yoga770iは2in1タイプとなっており、360度回転させてタブレットモードでも利用も可能です。デジタルペンが標準付属するため、2in1のメリットをさらに活かすことも可能です。

 

90Hzディスプレイ

このクラス、価格帯としては珍しく90Hzリフレッシュレートのディスプレイを搭載しています。60Hzよりも残像感が抑えられるため、よりヌルヌルした操作感になっています。

 

Yoga 770iの価格とコストパフォーマンス

14インチのノートパソコンでCore i7-1260P搭載、さらにOLEDディスプレイで2in1ということであれば文句なしの安さになっています。

2022年9月6日時点での価格は138,380円です。現在の価格については公式サイトを必ずご確認ください。

 

Yoga 770iのスペック

今回レビューしたYoga 770iのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(月) 2022年6月7日
製品名 Yoga 770i
型式 82QE005EJP
サイズ 220.25×316.66×17.35mm
重量(実測) 本体 1435g
電源アダプタ 180g
CPU Core i7-1260P
GPU Iris Xe Graphics
メモリ(RAM) 16GB
ストレージ 1st 1TB
2nd -
ディスプレイ サイズ 14インチ
解像度 2880×1800
アスペクト比 16:10
形式 OLED
リフレッシュレート 90Hz
生体認証 指紋 有り
顔認証 無し
フロントカメラ 画素数 1080p
物理シャッター 有り
リヤカメラ 画素数 無し
Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax
bluetooth v5.2
LTEモジュール 対応の可否 非搭載
SIMカードサイズ
光学ドライブ 非搭載
バッテリー サイズ 公式記載なし
公称値 12時間

※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。

他グレードを見てみる

 

Yoga 770iのベンチマーク

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20の測定値は3086pts、シングルコア556ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。第12世代のintel Coreプロセッサはパフォーマンスが非常に高く、Cinebench R20で3000ptsを超えるパフォーマンスが出ています。これだけのスコアがあれば、日常ユースで困ることは稀でしょう。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23の測定値は6643pts、シングルコア1624ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。

 

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Readの値は3000MB/sを超えており非常に高速で十分快適に使うことができます。

 

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。

モード スコア 評価
最高品質 - -
高品質 - -
軽量品質 2532 やや重い

 

CPU-Z

CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。

 

騒音テスト

騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。

モード 評価
通常時 ほとんど音は鳴らない
CPUテスト時 ファン音が聞こえる
GPUテスト時 ファン音が聞こえる

 

Yoga 770iのモニター評価(色域・トーンカーブ)

モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

sRGB

Adobe RGB

 

カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。

カバー率 カバー率 カバー比
sRGB 100% 148.9%
Adobe RGB 93.5% 110.4%

 

トーンカーブの評価結果は以下の通りです。

 

Yoga 770iの通信環境(WI-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

※タップで画像を拡大できます。

 

検証結果

スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。

ダウンロード数値比較

ルーター前:670.82Mbps
ポイント②:349.77Mbps
ポイント③:583.12Mbps
ポイント④:467.96Mbps
ポイント⑤:443.57Mbps
ポイント⑥:443.57Mbps

アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。

測定項目 ダウンロード アップロード PING
単位 Mbps Mbps ms
ルーター前 670.82 578.98 14
ポイント② 349.77 316.31 15
ポイント③ 583.12 567.96 13
ポイント④ 467.96 495.71 14
ポイント⑤ 443.57 327.89 14
ポイント⑥ 443.57 327.89 14

 

通信スピードテストの評価

全エリアで300Mbpsを超える十分なパフォーマンスが得られており、無線通信は非常に快適です。

 

Yoga 770iのUSB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。20,30Wでは低速充電隣、45W以上では通常充電できる結果になっています。

USB-PD 充電の可否 検証した充電器
20W PowerPort Ⅲ Nano
30W PowerPort Atom Ⅲ Slim
45W PowerPort Atom Ⅲ Slim
61W RP-PC133
100W AUKEY PA-B7

 

Yoga 770iの外観

カラーはストームグレーで落ち着いたマット調の天板となっています。YOGAの文字がほぼ同系統の色になっているため主張は控えめです。

 

背面です。一般的なノートパソコンと同じ程度のスリットでよく見るとファンが見えます。

 

開いた様子です。ベゼルの幅が狭く、モダンなデザインになっています。

 

2in1でテントモードにした様子です。

 

上部ベゼルです。

 

下部ベゼルです。

 

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、20.15mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.5mmとなっています。静音タッチで滑らかな押し心地になっています。

 

タッチパッド幅を計測したところ、120mmとなりました。サラサラで使いやすくマウスなしでも十分生産性を上げられます。

 

本体右側にはUSB Type-Aとヘッドフォンジャックを備えます。

 

本体左側にはフルサイズHDMI、USB Type-C×2本、microSDスロットを備えます。

 

本体の重量を測定したところ、1435gとなりました。

 

充電器込みの重量を測定したところ、1615gとなりました。充電器単体では180gとなります。

 

Yoga 770iのメリット・魅力

ディスプレイが美しい

本モデルをレビューし始めて最初に思った点がディスプレイが非常に美しいこと。2in1モデルでディスプレイの美しさを売りにしているモデルは少ないのでより印象的に感じました。

 

持ち運びも十分可能

本体は昨今の14インチノートパソコンからすると重めですが、それでも薄いことやベゼルを削ってコンパクトであることから持ち運び面でも有利なノートパソコンになっています。

 

デジタルペンが付属

本体にはデジタルペンがオプション料金なしで付属するため非常にお得。純正スタイラスペンは接続性(相性問題)を気にする必要がない点も評価しておくべきポイントと言えるでしょう。

 

コスパが高い

2in1であること、本体がコンパクトであること、OLEDディスプレイを搭載していること、さらにCore i7-1260Pが標準であることを踏まえて考えるとコストパフォーマンスは14インチ2in1ノートとしては最高クラスと言えます。

 

Yoga 770iのデメリット・欠点

同クラスと比較して少し重め

2in1ノートパソコンではしょうがないポイントですが、クラムシェルモデルと比較してどうしても重くなってしまいます。エントリーモデルと比較すると明らかに軽いですが、持ち運びが多いなら注意しておきたいポイントです。筆者の考えでは毎日持ち運ぶなら1.2kg以下が理想です。

 

バッテリー持続時間は短め

バッテリー持続時間は公称値14時間と同クラスと比べると低めの数値になっています。

 

みんなの口コミ

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Yoga 770i
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

14インチの中でオールインワンといえばこれ、というほどまとまった一台になっています。全体的なパフォーマンスが高い上に、本来価格の上がりやすい2in1であることやスタイラスペンがついていることを考えれば非常にリーズナブルと言えるでしょう。

 

女性目線の口コミ

普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。

女性目線のコメント

  • コンパクトで持ち運びしやすそう
  • エッジが丸い点が良い

 

Yoga 770iがおすすめな人

色域を気にするユーザー

OLED搭載でディスプレイの色域が広いため、クリエイターをはじめ色域を気にするユーザーにおすすめです。スタイラスペンが付属するため、本格的な液タブには劣るものの絵を描けるといった利点もあります。

 

動画を見る人

OLEDディスプレイでコントラスト比が高いこと、そして2.8Kディスプレイで高精細なこと、さらに2in1でテントモードにできることなど動画鑑賞に向いているノートパソコンです。VODをはじめ、ネット動画の視聴の機会が多い人はぜひ検討してみて下さい。

 

ペン入力する人

何度か書いていますが、本モデルは本体にスタイラスペンが付属します。絵を描くだけなく、資料の修正指示にも便利です。

 

Yoga 770iがおすすめではないタイプ

クラムシェル利用中心で持ち運びが多い人

デメリットでも書きましたが、筆者個人の考え方として毎日持ち運びをするなら1.2kg以下が良いと考えています。dGPUのない14インチモデルであれば、他のクラスと比較して軽量モデルが充実しているので、持ち運びを重視するならあえてこのモデルを選ぶ必要はないと考えます。

 

Yoga 770iのカスタマイズ・モデルの選び方

2022年9月5日時点でプロセッサはCore i7-1260PのみでRAMおよびストレージが違うモデルがラインナップされています。

また、オフィスソフト搭載、非搭載モデルがあります。一般用途ならどのモデルでも十分余裕のパフォーマンスとなりますが、長く使うならRAM16GBモデルの上位モデルがより余裕が生まれ、Core i7-1260Pの性能を活かせるのでおすすめです。

公式サイトを見る

 

Yoga 770iの実機レビューまとめ

一台で多用途に使えるノートPC

結論

Yoga 770iは14インチのコンパクトノートパソコンとしては必要な性能をほぼ全て備えたモデルでありつつ、パフォーマンスから考えると非常にリーズナブルなモデルです。

14インチであれば持ち運び性が少し犠牲になっているところはあるものの、逆に持ち運びの機会が少ないなら、一台でほぼ全てを賄えるオールインワンPCとして魅力的なラップトップと言えるでしょう。

2022年9月6日時点での価格は138,380円です。現在の価格については公式サイトを必ずご確認ください。

 

Yoga 770iを安く買う方法

Yoga 770iに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

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