Yoga 970iのレビュー概要
デザイン性抜群の2in1
Yoga 970iは第12世代intelプロセッサを搭載した14型の2in1ノートパソコンです。
マシンパワー、美しいディスプレイ性能など実用性はもちろんのこと、高級感のある外観を備えた魅力的なモデルとなっています。
こんなタイプにマッチ
- 明るいデザインのPCが欲しい人
- パフォーマンスが欲しい人
- 色域を重視する人
簡易スペック表
発売日 | 2022年6月7日 |
CPU | Core i7-1260P |
RAM | 16GB |
ストレージ | 1TB |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | 選択可 |
重量 | 1420g |
Cinebench R20 | 3751pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Yoga 970iの目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Yoga 970iの特徴
ここではYoga 970iの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
高級感のある筐体
Yoga 970iは非常に高級感のある筐体が特徴です。ピンクゴールドのような色合いや側面・ヒンジ部分の仕上がりは他の一般的なノートパソコンと比較して別格の仕上がりです。
優れたマシンパワー
第12世代intelプロセッサの中でも特にパフォーマンスの高いPシリーズが採用されています。ベンチマークテスト結果でも後述しますが、非常に高いパフォーマンスを持っており、デスクトップと変わらないパフォーマンスになっています。
複数のインターフェイス
一般的に高級かつ薄めのノートパソコンの場合、外部ポートのインターフェイスが少なくなる傾向がありますが、本モデルの場合はそういったことはなく、USB Type-Aを含むインターフェイスを備えています。
Yoga 970iの価格とコストパフォーマンス
高級モデルということもあり、価格は20万円台前半と比較的高めです。しかしながら、それに見合うだけのパフォーマンスと外観の仕上がりとなっています。
またノートパソコンでは弱くなりがちなスピーカー性能も高い点も見逃せないポイントです。
Yoga 970iのスペック
今回レビューしたYoga 970iのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2022年6月7日 | |
製品名 | Yoga 970i | |
型式 | 82LU007WJP | |
サイズ | 230×318×15.25mm | |
重量(実測) | 本体 | 1420g |
電源アダプタ | 370g | |
CPU | Core i7-1260P | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 1TB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 14インチ |
解像度 | 3840×2400 | |
アスペクト比 | 8:5 | |
形式 | OLED | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 有り |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 1080p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.2 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 75Whr |
公称値 | 15時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Yoga 970iのベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は3751pts、シングルコア674ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Cinebench R20の数値は3500ptsを超えており、14インチのノートパソコンとしてはトップクラスの性能です。
また、シングルスコアも650ptsを超える高い数値となっています。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は10109pts、シングルコア1802ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Crystak Diskmarkの結果、Readの値は6500MB/sとなりました。非常に高速で読み書きともに不満は全くありません。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 3104 | 普通 |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | ほぼ無音 |
CPUテスト時 | 少しファン音が聞こえる |
GPUテスト時 | 少しファン音が聞こえる |
Yoga 970iのモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 100% | 149.8% |
Adobe RGB | 94.5% | 111.1% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
Yoga 970iの通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 506.81 | 221.49 | 13 |
ポイント② | 96.82 | 187.43 | 14 |
ポイント③ | 428.17 | 225.55 | 13 |
ポイント④ | 381.81 | 230.17 | 14 |
ポイント⑤ | 135.11 | 200.15 | 13 |
ポイント⑥ | 63.34 | 130.65 | 12 |
通信スピードテストの評価
通信速度については少しバラつきが見られる結果となりました。ただし、全体的には高めの数値となっており、実用上問題は無いでしょう。
Yoga 970iのUSB-C(PD)による充電テスト
今回はテストしておりません。
Yoga 970iの外観
天板です。YOGAのロゴのみとシンプルな外観ですが、表面の仕上がりに高級感を感じます。
開いた様子です。非常に美しいディスプレイで見やすくなっています。
テントモードにした様子です。
キーボード全体です。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.41mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.1mmとなっています。
タッチパッド幅を計測したところ、135mmとなりました。
本体右側にはコンボジャック、USB Type-C、電源ボタンが備わっています。
本体左側にはUSB Type-A(USB3.2 Gen2)とUSC Type-C(Thunderbolt4)ポートが2つ備わっています。
本体の重量を測定したところ、1420gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、1790gとなりました。充電器単体では370gとなります。
Yoga 970iのメリット・魅力
他にはない高級感
Yoga 970iの高級感は他とは少し違い、パソコンというよりもアクセサリーとしての魅力に近いモデルとなっています。天板のカラーリングやエッジの加工にその特徴が現れているので、一度現物を見てほしいモデルと言えるでしょう。
文句なしのパフォーマンス
このモデルで搭載しているプロセッサは第12世代のPシリーズとなっています。PシリーズはUと比べて高いパフォーマンスを持っており、そのデータがベンチマーク結果にも現れています。
有機EL搭載で美しいディスプレイ
パソコンを開いて、画面を見ると一瞬でわかるほどの美しさも魅力の一つです。主観的な評価だけでなく、客観的に色域データ測定の結果から見ても十分なパフォーマンスを持っている点も見逃せないポイントです。
カスタマイズで更なるパフォーマンスアップも可能
もし更なるパフォーマンスを求める場合、Core i7-1260Pから1280Pへグレードアップすることも可能です(2023年1月25日現在)。
Yoga 970iのデメリット・欠点
本体重量は重め
細部まで装飾が凝っていること、さらに2in1になっていることからWindowsの14インチノートパソコンとしては約1.4kgと重めになっています。
USB Type-C充電可能なため、持ち物はコンパクトにできますが毎日持ち運びする場合は軽量PCも候補に入れたほうが良いかもしれません。
HDMIコネクタがない
USB Type-Aインターフェイスはあるものの、HDMIコネクタがありません。外部でプレゼン等の機会がある場合、USB Type-Cハブが必要になる点は注意して下さい。
みんなの口コミ
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パフォーマンスが高く、他ではあまり見られない明るいカラーリングで高級感のあるデザインが魅力です。2in1のヒンジ、スピーカー、キーボードタイピングした時の質感など細部まで魅力的なのは特に評価が高いです。
Yoga 970iがおすすめな人
外観にこだわりたい人
このパソコンは外観にこだわりたい人には本当におすすめ。パソコンは高級なモデルになるとどうしても色味が暗かったり、エッジの効いたモデルが多くなります。
そんな中明るく、エッジ部分がラウンド加工されているこのモデルは唯一無二と感じました。このデザインが好きな人にはぜひおすすめしたいです。
Yoga 970iがおすすめではないタイプ
持ち出しが多い人
外観が魅力的なので外で使いたくなるかもしれませんが、約1.4kgの質量は重めです。時々持ち出すならあまり気にならないかもしれませんが、持ち出し回数が多いなら、1.1kg程度のThinkPad X1 Carbonあたりがおすすめです。
Yoga 970iのカスタマイズ・モデルの選び方
本モデルのカスタマイズはプロセッサとストレージになります。自分の好みに合わせてカスタマイズするようにして下さい。標準モデルでも十分なパフォーマンスがあるので、もちろんそのままでも問題ありません。
Yoga 970iの実機レビューまとめ
Yoga 970iを安く買う方法
Yoga 970iに限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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