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レビュー・評価の概要
Yoga Book 9i Gen8は画面を2枚搭載した特殊なノートパソコンです。本体のみでキーボードタイピングまで完結することができるようになっている他、付属の物理キーボードを利用することでクラムシェルのように使うことも可能。
他にディスプレイを立てることで2画面ディスプレイでの利用もできる用途の広いノートパソコンです。
発売年度 | 2023年 |
プロセッサ | Core i7-1335U |
RAM | 16GB |
ストレージ | 1TB |
画面サイズ | 13.3インチ |
GPU | Iris Xe Graphics |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 1340g |
Cinebench R20 | 2632pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
2024年2月28日時点で382,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではYoga Book 9i Gen 8の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
特殊な2ディスプレイモデル
本モデルは正面のディスプレイに加え、キーボード部分もディスプレイになった特殊な2in1コンバーチブルノートパソコンです。どちらもタッチパネルに対応しており、タブレットのように画面のみで運用が可能となっています。
外観で後述しますが、仮想キーボードを表示させたりして利便性を高めています。
第13世代intelプロセッサ搭載
このモデルのプロセッサは1種類のみとなっており、Core i7-1355Uだけです。Uシリーズではあるものの第13世代ということもあり、高いパフォーマンスが魅力です。
アクティブペンや他備品が付属
Yoga Book 9i Gen8は特殊なモデルということもあり、本体スタンド、物理キーボード、アクティブペンなど備品が充実しています。詳しくは外観の項目で解説します。
価格とコストパフォーマンス
非常に特殊なノートパソコンであるため、コストパフォーマンス評価は難しいです。
筆者の感想としては、本体の出来から考えると安いように感じるくらいですが、プロセッサパフォーマンスやバッテリーなどを考えると人の捉え方で評価が変わるモデルと感じました。
2024年2月28日時点で382,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
スペック
今回レビューしたYoga Book 9i Gen8のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2024年 | |
サイズ | 203.9×299.1×15.95mm | |
重量 | 本体 | 1340g |
アダプタ | 175g | |
CPU | Core i7-1335U | |
GPU | Iris Xe Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 1TB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 13.3インチ |
解像度 | 2880×1800 | |
アスペクト比 | 16:10 | |
形式 | 液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 1080p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.1 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 80Whr |
公称値 | 9.6時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 2632 |
シングル | 696 | |
Cinebench R23 | マルチ | 6640 |
シングル | 1811 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 5251.22 | 4912.33 |
SEQ1M Q1T1 | 4009.11 | 3573.57 |
RND4K Q32T16 | 476.15 | 230.35 |
RND4K Q1T1 | 68.14 | 140.51 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 2792 | やや重い |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 528.93 | 309.94 | 15 |
ポイント② | 246.08 | 214.06 | 15 |
ポイント③ | 643.15 | 324.30 | 15 |
ポイント④ | 475.54 | 248.94 | 13 |
ポイント⑤ | 224.35 | 252.51 | 13 |
ポイント⑥ | 131.4 | 107.30 | 15 |
通信スピードテストの評価
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | △ | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | 〇 | RP-PC133 |
100W | 〇 | Anker 736 Charger |
外観
背面にはYOGAのロゴとメーカーロゴが配置されています。

開いた様子です。上下ともにディスプレイになっています。

ディスプレイは縦向きで横に画面としてすることも可能です。

縦型利用時で利用する付属スタンドです。

正面から見た様子です。2in1コンバーチブルパソコンの中ではベゼルがかなり狭い印象を受けます。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

こちらはディスプレイ上に写したタッチ式のキーボードです。入力時の振動が絶妙でしっかりとタイピングしている気にさせてくれます。タッチパッド、クリックも普通のノートパソコンの感覚で使えます。

付属の物理キーボードをミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.5mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.0mmとなっています。

本体右側にはUSB Type-Cポートが2つあります。

本体左側にはUSB Type-Cポートが2つあります。

本体の重量を測定したところ、1340gとなりました。

物理キーボードのみの質量は240gとなっています。

充電器込みの重量を測定したところ、1515gとなりました。充電器単体では175gとなります。

メリット・魅力
ディスプレイの自由度が高い
2面ディスプレイになっているため、情報量が多くノートパソコンでありながら自由度が高いことが大きなメリットです。特に資料を参考にしながらPC作業するタイプの人にとってはこのディスプレイ構成は使い勝手がとても良いでしょう。
タッチキーボードのクオリティ
本モデルではタッチキーボードを利用して入力することができますが、タッチ時の振動の工夫により、入力の反応クオリティが非常に高く思った以上に普通に入力できてしまいます。タッチタイピングをするには慣れが必要だとは思いますが、慣れれば可能なのではと思わせてくれるレベルです。
サウンド性能が高い
しっかりとしたスピーカー性能を有しており、ノートパソコンとしては十分な音響で動画、音楽を楽しむことができます。
2ディスプレイの割に軽い
本体は約1.3kgと昨今のコンパクト13.3インチとほぼ変わらないレベルに軽量化されています。
デメリット・欠点
本体使用時間が短い
2画面かつ、どちらもOLEDディスプレイということで本体のバッテリー駆動時間は10時間以下とかなり短めになっています。
アクティブペンが本体格納ではない
とても残念だったポイントがアクティブペンが本体内蔵ではないことです。同メーカーのモデルではペン内蔵になっているものも幾つかあります。Yoga Book 9i Gen8はタッチパネルを全面に押し出したモデルということもあって、逆にペン内蔵ではない点が物足りなく感じました。
仮想タッチパッドの操作性は課題あり
仮想キーボードのクオリティは高いものの、仮想タッチパッドの方で細かい動きを使用とすると思った動きの通りにならないことが何度かありました。精密な動きをしたい場合は別途マウスを準備したほうが良いでしょう。
おすすめなタイプ
出先で複数画面をよく使う人
出先で複数ディスプレイを使う場合、これまではサブディスプレイを持ち運ぶしか選択肢がありませんでしたが、このモデルであれば一台で複数画面を使うことができます。
それでいて、本体質量は1.3kg程度とかなり軽いのもメリットとして働きます。
おすすめできないタイプ
物理タイピングを使いよく外出する人
タッチパネル型キーボードのクオリティは十分高いものの、一般的なキーボードを使っている人からすれば慣れが必要です。また手の感覚でキーボードを探れないこともタッチパネルの弱点です。物理キーボードは付属するものの持ち運びする場合質量がプラスされてしまうため、不利になると言わざるを得ません。
メモリを多く使う人
本モデルは16GBメモリのみとなっています。メモリの使用量が大きいアプリを利用する人にとっては本体価格から考えてコストが見合わな異様に感じます。
カスタマイズ・モデルの選び方
本モデルにカスタマイズはなく1種のみとなります。
実機レビューのまとめ

同メーカーでは過去からいくつかの2画面モデルを出してきていますが、Yoga Book 9i Gen8は過去最高レベルに実用性が高いモデルと感じました。
中でもタッチパネルキーボードのクオリティが段違いです。珍しさがあるものの、実用性を兼ね備えていているので複数画面を常に使うようなユーザーは候補に入れても良いかもしれません。
2024年2月28日時点で382,800円(税込)から。現在の価格は以下の公式サイトで必ずご確認ください。
安く買う方法・コツ
Yoga Book 9i Gen8に限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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