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レビュー・評価の概要
Yoga 650は折り返しできる2in1タブレットできるYOGAシリーズの中でも天板にファブリック素材を採用した珍しいモデルです。外観に特徴もさることながら、プロセッサには4000番台のRyzenを使用していることでパワフルな動作を実現しています。
本体価格は税込7万円台からとなっており、コストパフォーマンスに優れる点も魅力の一台。なお、付属品としてスタイラスペンが付いてくるため、普段使いユーザーだけでなく、ペン入力を試してみたいユーザーにとってはより価値が高く、コストバランスから購入に値するモデルです。
発売年度 | 2020年 |
プロセッサ | Ryzen 5 4500U Ryzen 5 PRO 4650U Ryzen 7 4700U |
RAM | 8~16GB |
ストレージ | 256~512GB SSD |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | 内蔵GPU |
USB-PD | 対応 |
モバイル通信 | 非対応 |
重量 | 1325g |
Cinebench R20 | 1396pts |
※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。
本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。
特徴
ここではYoga 650の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
珍しいファブリック天板
Yoga 650はパソコンとしては珍しいファブリック素材を天板に採用しています。天板は指紋がつきやすいところでもあるので、ファブリック素材を使っていることで指紋が気にならないメリットを持ちます。
スライラスペンが標準付属
2in1モデルで折り返すことでタブレットのように使える上、付属したスタイラスペンで気軽に入力することができます。スタイラスペンは純正外の場合連携性に難があったりすることもありますが、標準付属していることでストレスなく使えます。
価格とコストパフォーマンス
Ryzen4000シリーズを搭載していることで同クラスプロセッサの中で性能が優れています。さらに低価格帯というだけであれば、IdeaPad Flex 550などいくつかモデルはありますが、コンパクトさ、液晶の綺麗さ、キーボードの打ちやすさといった側面を考慮すると、そう言った更なる低価格モデルとは違った数値に現れない魅力を持った一台と言えるノートパソコンとなっています。14インチモバイルノートを検討しているなら必ず候補に入れて欲しい一台です。
スペック
今回レビューしたYoga 650のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2020年 | |
サイズ | 206.5×308×17mm | |
重量 | 本体 | 1325g |
アダプタ | 295g | |
CPU | Ryzen 5 4500U | |
GPU | 内蔵グラフィックス | |
メモリ(RAM) | 8GB | |
ストレージ | 1st | 256GB |
2nd | – | |
ディスプレイ | サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | 液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
フロントカメラ | 画素数 | 720p |
物理シャッター | 有り | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.0 | |
モバイル通信 | 非対応 | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 4セル |
公称値 | 19.8時間 |
レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。
ベンチマーク結果一覧
CINEBENCH
CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。
バージョン | 測定モード | 測定値[pts] |
---|---|---|
Cinebench R20 | マルチ | 1396 |
シングル | 390 | |
Cinebench R23 | マルチ | 3506 |
シングル | 1030 |
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。
Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
---|---|---|
SEQ1M Q8T1 | 2206.91 | 961.41 |
SEQ1M Q1T1 | 1002.56 | 965.08 |
RND4K Q32T16 | 543.57 | 300.09 |
RND4K Q1T1 | 37.63 | 98.58 |
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。
モード | スコア | 評価 |
---|---|---|
最高品質 | – | – |
高品質 | – | – |
軽量品質 | 1480 | 動作困難 |
通信環境(Wi-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。
テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
1階部分

2階部分

測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 550.02 | 573.86 | 13 |
ポイント② | 455.57 | 512.6 | 13 |
ポイント⑤ | 445.97 | 509.86 | 13 |
ポイント⑥ | 171.49 | 115.58 | 14 |
通信スピードテストの評価
USB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。
W数 | 充電の可否 | 検証に用いた機種 |
---|---|---|
20W | △ | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W |
45W | 〇 | PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W |
61W | 〇 | RP-PC133 |
100W | 〇 | AUKEY PA-B7 |
外観
Yoga 650の天板はファブリック素材になっています。濃いブルーになっています。

背面は他のYOGAシリーズと変わらない雰囲気です。スリットはセンター部分にあり、控えめな印象です。

開いた様子です。光沢ディスプレイを採用しています。ディスプレイは美しく見やすいです。

2in1モデルのためタブレットのように利用することが可能です。

上部ベゼルです。

下部ベゼルです。

フロントカメラです。物理シャッターが付いています。

キーボード全体です。エンターキー周辺など一部くっついているところがありますが全体的に配置にクセはありません。

ミツトヨのデジタルノギスで2点間のキーを測定し割り返してキーピッチを算出したところ、17.9mmとなりました。また、SINWAのデップスゲージでキーストローを測定したところ、1.0mmとなっています。

タッチパッド幅を計測したところ、105mmとなりました。

本体右側には電源ボタン、USB-A、USB-Cを備えています。

本体左側にはUSB-C、USB-A、ヘッドフォンジャックがあります。

スピーカーは前面に備えています。また、パームレスト右側に指紋認証があります。

本体の重量を測定したところ、1325gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、1620gとなりました。充電器単体では295gとなります。

メリット・魅力
天板がファブリックで指紋が付かない
YOGAシリーズには天板にいろんな種類がありますが、往々にして指紋が付くモデルが多くなっています。それらに対してYoga 650の場合はファブリック素材のため指紋を気にする必要がありません。
パフォーマンスが高く安くても実用性十分
外見にファブリック素材を使っていて珍しさはあるものの本モデルは価格が安くなっています。しかもRyzen4000シリーズを搭載しているためプロセッサの面でも弱点がなくなっています。
スタイラスペンの入力性が良い
Lenovoの純正スタイラスペン全体に言えることですが、スタイラスペンの入力性が高く使いやすい特徴があります。
USB-PDに対応し利便性が良い
Yoga 650はUSB-PDに対応しています。スマートフォンを組み合わせることでより持ち運び性を向上させることができます。
デメリット・欠点
本体重量は重め
YOGAシリーズ全体に言えることですが、2in1でヒンジ強度を必要とするため本体重量が重くなっています。
Ryzenプロセッサの中ではベンチが低い
Yoga 650はRyzen4000シリーズプロセッサの中ではベンチマークが低い結果となりました。intelプロセッサに比べると高い結果が得られているものの、ベンチマーク結果を最重要視するなら別のモデルの検討が必要です。
おすすめなタイプ
コスパの高いPCが欲しい人
Yoga 650は特徴的な外観と裏腹に本体代金が安くコストパフォーマンスが高い機種です。Ryzen5シリーズであっても十分な実用性を持つため、このモデルを選ぶと良いでしょう(ただしベンチマークは他の4500Uと比べると低めです)。
ペン入力したい人
Yoga 650はスタイラスペンが標準付属します。パソコンで利用できるスタイラスペンはメーカーによって相性の差が大きいので最初から純正を使う方が無難。その中でYoga 650の場合は純正で価格内にペンまで含まれます。
動画を見たい人
YOGAシリーズは2in1のためテントモードでの利用が可能です。動画を再生する程度なら十分以上のレスポンスで使えますし、パソコンとしても使えるので利用の幅が広い一台と言えるでしょう。
おすすめできないタイプ
軽量性を追求する人
2in1パソコンはその構造上ヒンジの剛性を持たせるために重くなるケースがほとんどであり、Yoga 650もその一台と言えます。そのため軽量性を重視するのであれば、Yoga Slim750 CarbonやThinkPad X1 Carbonを候補に入れておきましょう。
バッテリー持ちが必要な人
YOGAシリーズはバッテリー容量が小さく、どのモデルも10時間前後が普通です。充電できない環境で使うことが多い人は、バッテリー持ちを重視したモデルを購入することをおすすめします。
カスタマイズ・モデルの選び方
Yoga 650シリーズはプロセッサとメモリで価格が変わります。ネットサーフィンなどをするだけであれば、Ryzen 5 4500Uを選択しておけば大丈夫です。パフォーマンスを求める人のみRyzen 7 4700Uを選択してください。
実機レビューのまとめ

Yoga 650はファブリック素材を外観に採用した珍しいノートパソコンですが、その特徴とは裏腹に手に入れやすい価格としっかりとした実用性が伴っていることが特徴。できるだけ安いパソコンが欲しいが、性能も外観もこだわりたいという人を満足させることができるモデルと言えるでしょう。
安く買う方法・コツ
Yoga 650に限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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