当サイトの記事は広告を含みます。

HUAWEI MatePadの実機レビュー

MatePadのレビュー概要

日本では珍しいミドルレンジタブ

ミドルレンジタブレットとして、非常に優れた仕上がりになっています。定価3万円以下のモデルとは思えないレベル。

GMS非対応のため使う用途はどうしても限られてしまう側面がありますが、ブラウジングや既に公開されているアプリの中に目的のものがあるなら買いの一品。。

注意点としてM-pencilは使えますが、マグネットでの固定はできません。ペンを多用する人の場合はマグネット固定できる上位モデルの方が良いでしょう。

簡易スペック表

CPU Kirin 810
RAM 3GB
ROM 32GB
画面 10.4インチ
防水・防塵 非対応
LTE 対応
重量(実測) 450g
Antutu 280782

 

MatePadの実機レビュー目次

忙しい方はまず特徴をご覧ください。主観的な利用の感想はメリット・デメリットで紹介しています。

※本記事はメーカーよりお借りしてレビューを行っています。

なお本機には同時発売で上位モデルのMatePad Proがあります。こちらも実機レビューしているので、合わせてご参考ください。

HUAWEI MatePad Proの実機レビュー

HUAWEI Mate Pad Proのレビュー概要   Mate Pad Proの実機レビュー目次 忙しい方はまず特徴をご覧ください。 ※本記事はメーカーよりお借りしてレビューを行っていま ...

続きを見る

 

MatePadの特徴

この項目では、MatePadの特徴についてのみ触れています。実際に使った感想はメリットデメリットでご覧ください。

 

お手軽価格で手に入るミドルレンジタブレット

MatePadの価格は非常に安く、Wi-Fiモデルを定価29,980円で購入することができます。ミドルレンジクラスのタブレットとしては非常にリーズナブルな値段です。

後述していますが、実際に使ってみて日本で発売されているAndroid系タブレットの中では断トツの使いやすさでした。

 

e-bookモード(電子書籍モード)を搭載

MatePadには上位モデルにはない機能として、e-bookモードがあります。画面をモノトーンにした上で、若干黄色味を持たせるモードです。

こちらが通常モード。

 

こちらがe-bookモードです。e-inkのような色合いになり、画面のぎらつきを抑えることが可能です。

 

専用スタイラスペンM-pencilが使える

MatePadでは、専用のスタイラスペンM-Pencilを使うことができます。

 

ただし、上位版のMatePad Proと違いペンをマグネットでくっつける機能はないので注意してください。

目次に戻る⇒

 

MatePadのスペック

今回レビューしたMatePadのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売日(出荷日) 2020/06/12
寸法 245×155×7.4mm
重さ(実測) 450 g
ディスプレイ サイズ 10.4 インチ
形式 TFT液晶
画素数 2000×1200
バッテリー 電池容量 7250 mAh
ワイヤレス充電
リバースチャージ 〇(ワイヤレス)
急速充電
プロセッサ(Soc) Kirin 810
GPU Mali-G52
ストレージ(ROM) 32GB
メモリ(RAM) 2GB
外部メモリ microSDカード(512GB)
通信 下り最大 公式記載なし
上り最大 公式記載なし
Wi-Fi a/b/g/n/ac
bluetooth バージョン 5.1
最大接続台数 公式記載なし
生体認証 指紋センサー ×
顔認証
光彩認証 ×
おサイフケータイ ×
緊急避難速報 ×
防水・防塵 非対応
ワンセグ/フルセグ ×
赤外線通信 ×
コネクタ USB-C 3.1
OS EMUI 10.1.0
SIMサイズ nano SIM
DSDV ×

※公式のスペック詳細はこちら

 

対応バンドについて

5G 非対応
4G 1/2/3/5/6/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41/
3G 850MHz / 900MHz / 1700MHz / 1900MHz/2100MHz

 

スペックの解説

Android系タブレットとしてはミドルレンジですが、過去Androidタブレットは性能が良い製品が出てこなかったことから、日本で発売されているタブレットの中では実質上位機種になります。

このモデルは上位版のMatePad Proと異なりLTEモデルが存在するため、自分の利用シーンに合わせてSIMフリー版を選んでみても良いかもしれません。

目次に戻る⇒

 

MatePadのベンチマーク

Antutuベンチマーク

Antutuベンチマークの結果は280782となりました。

 

MatePadの外観

MatePadの背面です。今回の検証機はミッドナイトグレーです。背面は非常にシンプル。センターにHUAWEIの刻印、下部にharman/kardonのプリントがあります。

 

カメラは右上で一眼。800万画素となっています。カメラの突き出し量は0.8mm。

 

前面です。カメラは上側にあります。

 

上部は音量ボタンがあります。

 

右手側にはスピーカー穴、通気孔、USB-Cがあります。

 

左手側にはスピーカー、通気口の組合せになっています。

 

上部にはSIMスロットがあります。

 

SIMスロットはこちら。nanoSIMカードとmicroSIMカードを入れることができます。DSDVではありません。

目次に戻る⇒

 

MatePadの通信環境のテスト

MatePadの通信テストを行いました。環境は光インターネット1Gbpsで無線LANにLYNKSYS VELOPを用いています。戸建て環境で行っています。以下はクリックで拡大します。

App GalallyにOoklaがなかったため、ブラウザ経由で行っています。

1F

2F

 

全部屋、距離にかかわらず20Mbps以上出る結果となりました。PINGは最長距離でも14msと安定しているため、一戸建てでも安心して使えるタブレットです。

目次に戻る⇒

 

MatePadのカメラスペックと作例

カメラスペック

カメラに関するスペックは以下の通りです。

有効画素 F値 手振れ補正
光学 電子式
メインカメラ 800万 -
インカメラ 800万 - -

※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。

 

動画撮影能力

アウトカメラ・インカメラの撮影能力は以下の通りです。

4K 撮影 不可
1080P 撮影 30fps
720P 撮影 30 fps

 

撮影した作例

標準レンズで撮影しました。カメラは800万画素とHUAWEIのスマホと比較すると低めです。特にホワイトバランスが対象物によって大きく変わる結果となりました。

画像は縮小のみを行っています。また写真はクリックで拡大できます。

等倍

2倍

2倍

6倍

 

フォーカスによるホワイトバランスの変化を検証しました。かなり色が変わります。特に黒だと一部白飛びしているところも見られました。

黒にフォーカス

緑色の葉にフォーカス

 

前後でピントを調整し撮影しました。ボケますが、ホワイトバランスの変化が大きい結果となっています。

前の明るい花にピント

後ろの暗い花にピント

目次に戻る⇒

 

MatePadのメリット・魅力

リーズナブルなミドルレンジタブレット

今まで日本にはラインナップが久しくなかったリーズナブルなミドルレンジタブレット。純正のM-pencilを別売りで買っても値段が安く手に入れやすい特徴があります。

それでいて、操作は非常にサクサクで使いやすいので、これまで日本で発売されてきたタブレットから考えるとコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

 

LTEモデルがある

上位のMatePad ProにはLTEモデルはありませんが、MatePadにはLTEモデルがあります。どこでも繋がる環境を作れるのは大きなメリットです。

 

メモリがmicro SDである

HUAWEIの機種はNWカードという独自規格のメモリーを用いることが多いですが、このモデルはmicroSDになっています。汎用性が高く使いやすくなっています。

 

e-bookモードがとても見やすい

MatePadには画面側で本に質感を近づけるe-bookモードがあります。白黒にして、若干黄色みを高めるような仕組みですが、これが思った以上に見やすくて驚きました。

コントロールパネル側から設定するので、アプリ、ウェブなどを問わず全ての画面において適用できることもメリットの一つです。

 

マルチスクリーンコラボレーションの利便性が高い

MatePadではスマホをタブレット側で表示させるマルチスクリーンコラボレーションがあります。これによりスマホをタブレット側で操作できます。下の画像ではP40 Proと組み合わせています。

 

設定はタブレットの近くにスマホを置き、コントロールパネルからbluetoothを接続するだけなので簡単な割に、操作を共有できる便利な代物。

スマホのカメラをタブレット側でシャッター操作できたりするので、映りを確認しながら撮影するなど人によって用途が広がりそうなシステムです。

目次に戻る⇒

 

MatePad Proのデメリット・欠点

カメラ性能がもう一つ

MatePad Proと共通の弱点ですが、画素数が1200万画素でカメラの品質は高くありません。Huawei製品を使っているなら、Huaweiシェアを利用した方が良いでしょう。

 

ベゼルが気になるかも

比べてみないとわからないレベルかもしれませんが、MatePadはPro版に比べて若干ベゼルが太くなっています。一台で持つと気にならないかもしれませんが、2台で比較すると気になるかもしれません。

 

GMS非対応

Googleサービス非対応のため、使えるアプリが限られますが、AppGallaryは始まったばかりにしては比較的たくさんのアプリが揃っているので、これからに期待したい部分です。

目次に戻る⇒

 

みんなの口コミ

ぜひ口コミをご投稿ください。

MatePad
Average rating:  
 1 reviews
 by SIMPC

MatePadは低価格で超優秀なミドルレンジタブレットです。ブラウジングが非常に快適でそれだけでも使いたくなる一台。

GMS非対応ですが、amazonアプリからアプリをインストールできるため、一部は使えますがそれでもアプリ不足は否めないため星4つにしました。

ただ、個人的にはどうせ買うなら上位版の方がスペックの充実度が高いので良いと思います。遊びでラフに使うなら下位版にしておきましょう。

 

女性目線の口コミ

妻に簡単に使ってもらった感想を聞きました。あくまでライトユーザーとして使う人の1意見としてとらえて下さい。

女性目線のコメント

  • 軽くて持ち運びしやすい
  • マット調で見た目が良い
  • ペンがつかないのがマイナス

 

MatePadがおすすめな人

ブラウジングで使える人

MatePadはブラウンジングにはとても優れたタブレットです。HUAWEI独自のブラウザを使っていますが、Googleサービスの中には入れるので、ウェブ版で利用するのには問題がありません。ミドルレンジSoCを搭載し、画面領域が広いためネットサーフィンがはかどります。

 

Googleマップなどもブラウザ版から利用可能で、ブラウザに位置情報許可すれば現在地を把握させることも可能です。

Twitterも現状アプリがありませんが、ブラウザ側からなら使えます(もしくはamazonアプリからインストール可能)。現状Twitterにおいては、ウェブ版もほぼアプリ化されているのであまり気にならないかもしれません。

 

MatePadがおすすめではないタイプ

動画視聴利用する人

MatePad Proは動画視聴の中でもU-NEXT、Amazonプライム以外を使う人にとって、アプリ版がないため使い勝手が悪くなります。ただしウェブ版で再生が可能なものについては問題なく見ることができます(YouTubeなども再生可)。

問題はTVerのようなタブレットで閲覧時にかならずアプリに遷移させるタイプです。こういったサービスの場合AppGallaryにないため、再生ができなくなります。

 

MatePadの実機レビューまとめ

ブラウザ中心なら買いの一台

結論

GMS非搭載のため用途は限られるものの、ブラウジングとイラスト(メディバン・アイビスペイント)をメインにするなら十分実用性がある一台です。

これまでこのクラスは動作に不満のあるタブレットばかりだったのである意味革命的。

価格も安いため、電車などの移動時間にさっとネットサーフィンする用のサブ端末が欲しい人にはぴったりのタブレットになっています。

注意点として、上位モデルと機能がかなり異なっています。Pro版と比較した上でどちらが自分に合うかを検討すると良いでしょう。

 

MatePadを安く買う方法

MatePadは通販サイトを中心に取り扱っています。各通販サイトでの価格比較とポイント還元率を調査した上で購入すると良いでしょう。

 

関連記事

他機種のレビュー

関連公式サイト