VIVIMAGE E10のレビュー概要
意外と使える低価格タブレット
VIVIMAGE E10はAmazonや楽天で販売されている低価格タブレット。VANKYOのストアで販売されている2021年発売のモデルです。
低価格なりのデメリットもあるものの、画面が綺麗で意外としっかり使えるので、安くて実用性のあるタブレットが欲しい人向けと言えるでしょう。
簡易スペック表
発売年 | 2021年 |
SoC | MediaTek8168 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB |
画面サイズ | 10.1インチ |
重量 | 527 |
5G | モバイル通信非対応 |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
VIVIMAGE E10の目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※当サイト(シンプシー)でVANKYO楽天市場店から購入し、テストを行っています。
VIVIMAGE E10の特徴
ここではVIVIMAGE E10の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
1万円台で買えるタブレット
VIVIMAGE E10は楽天市場のVANKYO公式ストアが1万円台後半で発売しているタブレットです。タブレット市場の相場から見て、かなり低価格なモデルと言えます。
技適対応
本モデルは日本で電波を使うための「技適マーク」を取得しています。そのため、日本国内でも安心して使うことができます。
専用キーボード有
今回はレビューしていませんが、本機には専用のキーボードアクセサリーがあります。文字入力が多い場合、タブレットは入力しづらいので検討してみても良いでしょう。
VIVIMAGE E10の価格とコストパフォーマンス
メリットやおすすめで後述しますが、低価格帯タブレットとしては非常に良くできていてコストパフォーマンスは非常に高いです。定価でも優れた価格帯ですが、楽天市場ではイベント開催時に還元率が大きくなります。
また、Amazonでもクーポンが配布されることが多いため、さらに安く購入することができます。もし買う場合はそれぞれの通販サイトを必ずチェックするようにしてください。
VIVIMAGE E10のスペック
今回レビューしたVIVIMAGE E10のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売年 | 2021年 | |
製品名 | VIVIMAGE E10 | |
型式 | 不明 | |
サイズ | 242.8×161.8×8.5mm | |
本体重量 | 527g | |
ディスプレイ | サイズ | 1920×1200 |
アスペクト比 | 8:5 | |
サイズ | 10.1 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 記載なし | |
バッテリー | 容量 | 6000mAh |
ワイヤレス充電 | 無し | |
リバースチャージ | 無し | |
急速充電 | 無し | |
SoC(CPU) | MediaTek8168 | |
GPU | - | |
メモリ(RAM) | 3GB | |
ストレージ | 32GB | |
コネクタ | USB Type-C | |
外部メモリ | 形式 | micro SD |
最大容量 | 512GB |
通信速度 | 上り数字 | ー |
下り最大 | ー | |
Wi-Fi6 | 対応 | |
bluetooth | バージョン | |
最大接続台数 | 記載なし | |
生体認証 | 指紋認証 | ー |
ディスプレイ内指紋認証 | ー | |
顔認証 | ー | |
光彩認証 | ー | |
おサイフケータイ | 無し | |
緊急避難速報 | 無し | |
防水 | × | |
ワンセグ/フルセグ | × | |
赤外線通信 | 無し | |
OS | 無し | |
OS | Android 10 | |
SIMサイズ | ー | |
DSDV | 無し | |
5G通信 | 無し |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックは公式販売サイトからご覧ください。
VIVIMAGE E10のベンチマーク
Antutu
Antutuベンチマークスコアは105968という結果になりました。Antututスコアは10万点越えとなりました。計測値としては低めです。ただし、メリットでも書いているように意外と快適に使えます。
検証機種名 | プロセッサ | メモリ | Antutuスコア |
iPhone12 Pro | A14 Bionic | 6 | 626380 |
Galaxy S21 | SD888 | 8 | 611411 |
Galaxy Note20 Ultra | SD865+ | 12 | 606446 |
ZenFone7 | SD865+ | 8 | 598223 |
AQUOS zero2 | SD855 | 8 | 469568 |
Reno 5A | SD765G | 6 | 323615 |
OPPO A54 5G | SD480 5G | 4 | 256038 |
AQUOS sense4 lite | SD720G | 4 | 252606 |
Galaxy A32 5G | Dimmensity 720 | 4 | 237746 |
Android One S8 | Helio P65 | 4 | 167025 |
VIVIMAGE E10 | MT8168 | 3 | 105968 |
※その他の機種比較についてはAntutu測定データまとめをご覧ください。
GEEKBENCH5
GeekBench 5の値は以下の通りです。その他の機種比較についてはGeekbench 5測定データまとめをご覧ください。画像はクリックで拡大できます。
VIVIMAGE E10の通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 298 | 238 | 5 |
ポイント② | 305 | 168 | 6 |
ポイント③ | 314 | 255 | 6 |
ポイント④ | 284 | 256 | 6 |
ポイント⑤ | 309 | 223 | 8 |
ポイント⑥ | 126 | 93.6 | 8 |
通信スピードテストの評価
一戸建てで検証したところ、幅広く安定した数値が得られる結果となりました。今回は壁の影響を受けやすい5GHzに限定してテストを行っていますが、一般的な設定で2.4GHzとの自動切換えで設定すればより広い領域で使えるでしょう。
VIVIMAGE E10のカメラスペック
カメラスペック
タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。
有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 | |
アウトカメラ | 800万画素 | ー | ー |
有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 | |
イン | 500万画素 | ー | ー |
VIVIMAGE E10で撮影した作例
作例を掲載しています。各画像はクリックで拡大することができます。全体的にノイジーで暗く映っています。とりあえず撮影する用と割り切るほうが良いでしょう。
被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。
明るい色、暗い色の花の撮影による変化を検証しました。色変化が大きくなっています。また白飛びや黒潰れも起こっています。
接写能力を検証しました。マクロカメラを搭載しているわけではありませんが意外と近くまで寄ることができます。
前後でピントを調整し撮影しました。ボケ味の変化は小さめです。
VIVIMAGE E10の外観
背面はガンメタリックでシンプルです。ロゴや技適マーク等の表記は背面から―に合わせたデザインで控えめになっています。
背面カメラはシングルカメラでフラッシュが付属します。
表面です。ベゼルは広めの設計です。
本体上部は、音量ボタン、microHDMI、USB Type-C、microSDカード用のトレイがあります。
本体左側には専用キーボードの接続コネクタがあります。
本体右側には電源ボタン、ステレオスピーカーが付属します。
本体下側には何もありません。
microSDカードスロットを外した様子です。
付属品です。充電器は10W仕様になっています。
VIVIMAGE E10のメリット・魅力
価格に対して快適性が高い
VIVIMAGE E10は本体価格が1万円台ながら、快適性が高くあまりストレスを感じずに使うことができました。特にYouTubeを見ている際に全画面表示の切り替えがスムーズだった点に驚きました(低価格で性能の低いプロセッサの場合、ここが遅延するため)。
音・画質は不満なし
VIVIMAGE E10にはステレオスピーカーが付いています。高価格なタブレットと比較すればもちろん音質の差はあるものの、価格を考えれば十分に納得できるレベル。またディスプレイが1920×1200でドットが見えることもなく、画質にも不満がありません。
タッチ遅延はほぼ無し
低価格タブレットでは性能の低さからタッチ遅延が気になることもありますが、VIVIMAGEはそういったこともありません。ストレスなく反応するレベルに仕上がっています。
USB Type-C充電
充電コネクタがType-Cとなっており、昨今のトレンドをしっかりと抑えています。スマートフォンがUSB Type-Cに対応している端末であれば、一本化することも可能です。
技適対応
VIIVMAGE E10は技適マークを取得しており、日本で使えるように認証されています。中華製タブレットはこの辺りがややこしいものがある中で、販売ページでも表記しつつ、本体側にもきちんと印字されておりこれだけでも安心感があります。
VIVIMAGE E10のデメリット・欠点
カメラはおまけ程度に考えるべき
タブレットでカメラを使う人がどれくらいいるかわかりませんが、アウトカメラの性能は必要最低限レベルです。またインカメラも同様でノイジーな仕上がりになります。ビデオカメラ通話などをする前提で購入するなら、気をつけておくと良いでしょう。
音量ボタンのクオリティが甘い
個体差かもしれませんが、今回購入した端末では音量ボタンにガタツキが見られました。動画を見ていると頻繁に触るボタンなので、ガタがあると気になります。
みんなの口コミ
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プロセッサの性能だけを見て購入前に判断していたため、あまり期待していなかっただけに思った以上に快適に使えて驚いたモデル。とりあえず使えるタブレットを探しているなら、ぜひ候補にしてみてください。Google Playがちゃんと使える点もメリット大です。
女性目線の口コミ
妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- 薄くて持ち運びしやすそう
- 漫画が読みやすそう
VIVIMAGE E10がおすすめな人
電子書籍を読むユーザー
1920×1200のディスプレイで色味も自然なディスプレイのため、電子書籍を読むユーザーにとってはピッタリと言えます。電子書籍はプロセッサのパフォーマンスに依存しませんし、Wi-Fi感度も広いのでマッチします。
また、Google Playが使えるため、漫画アプリをインストールして楽しむこともできます。
動画を見るユーザー
ディスプレイの解像度とステレオスピーカーを搭載していることから、動画を見るユーザーにもマッチしています。メリットでも書いた通り、YouTubeの全画面表示切り替えもストレスなくできる点は特に評価できます。
VIVIMAGE E10がおすすめではないタイプ
頻繁に画面遷移する人
ブラウザやアプリを使って、頻繁に画面遷移する(プロセッサの性能に依存するような使い方をする)場合はあまりおすすめできません。マシンパワーが足りなくなるので、それであれば、廉価版のiPadを購入すると良いでしょう。
VIVIMAGE E10の実機レビューまとめ
1万円台で買うならアリなタブレット
結論
VIVIMAGE E10は1万円台で買うタブレットとしては、魅力的な一台でとにかく安く買いたい人向け。
クーポンの発行や楽天ポイントの還元も多いようなので、購入前にさらに安く買えるかどうか一度チェックしておくと良いでしょう。
VIVIMAGE E10を安く買う方法
VIVIMAGE E10はモバイル通信非対応モデル(Wi-Fiのみ)のため、通販サイトでの購入が主になります。安く買うためには比較が前提となります。クーポンの発行や楽天市場でのイベントとの連動ポイントアップも多いため、合わせてチェックするようにして下さい。
Amazonで購入する予定の場合、VIVIMAGEの商品に限らず全商品で安く買う方法があります。以下のページも合わせて参考にしてみて下さい。
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