TE410/JAWのレビュー概要
NECが出す廉価10インチタブレット
国産メーカーから発売されている数少ないAndroidタブレットの一つ「TE410/JAW」です。シリーズの中でも廉価版に位置するモデルで、比較的低価格で買えることが特徴です。
ただし性能自体は2020年時点で考えると低く、ガラケーを使っていた人が初めてタブレットを使うようなハードに使わない人向けのエントリーモデルとなっています。
簡易スペック表
CPU | Snapdragon 450 |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
画面 | 10.1インチ |
防水・防塵 | 非対応 |
LTE | 無し |
重量 | 440 g |
Antutu | - |
※Antutuがアプリストアからリジェクトされたため測定しておりません。
TE410/JAW実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人で安く買いたい人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本記事はメーカーからお借りしてレビューしています。
TE410/JAWには10インチの上位機種が存在します。こちらもレビューしているので合わせてご覧ください。
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TE410/JAWの特徴
この項目では、TE410/JAWの特徴についてのみ触れています。実際に使った感想はメリット・デメリットでご覧ください。
10インチの国産タブレット
TE410は10インチの国産タブレットです。タブレットは海外メーカーがほとんどでメーカーが出しているものが少ないため、NECのアンドロイドタブレットは珍しい存在と言えます。
お手頃価格の機種
本機種は、およそ3万円前後(もしくはそれ以下)で発売されているタブレットです。初めて購入するのであれば、お手頃価格で手に入れられる価格帯になっています。
TE410/JAWのスペック
今回レビューしたTE410/JAWのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日 | 2018/11/28 | |
寸法 | 242mm×168mm×8.1mm | |
重さ | 440g | |
ディスプレイ | サイズ | 10.1インチ |
形式 | TFT液晶 | |
画素数 | 1920×1200 | |
バッテリー | 電池容量 | 7000mAh |
ワイヤレス充電 | × | |
リバースチャージ | × | |
急速充電 | 公式記載なし | |
プロセッサ(Soc) | Snapdragon 450 | |
GPU | Adreno506 | |
ストレージ(ROM) | 16GB | |
メモリ(RAM) | 2GB | |
外部メモリ | 128GB(microSD) | |
通信 | 下り最大 | 公式記載なし |
上り最大 | 公式記載なし | |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | バージョン | 4.2 |
最大接続台数 | 公式記載なし | |
生体認証 | 指紋センサー | 〇 |
顔認証 | × | |
光彩認証 | × | |
おサイフケータイ | × | |
緊急避難速報 | 公式記載なし | |
防水・防塵 | 非対応 | |
ワンセグ/フルセグ | 〇 | |
赤外線通信 | × | |
コネクタ | USB-C | |
OS | 8.1 | |
SIMサイズ | × | |
DSDV | × |
※スペック詳細はこちら
スペックの解説
スペックはSnapdragon450にメモリ2GBの構成なのでかなり低めです。メール、チャット、音楽、動画再生用のタブレットとして捉えておく方が良いでしょう。
本機種はUSB-C対応のタブレットになっています。スマートフォンがUSB-Cに対応していれば充電器をひとまとめにできて便利です。カメラ画質はインアウトともに低いので、期待しすぎない方が良いでしょう。
最も注意しておくべきはストレージです。16GBしかないので、カメラ容量などで撮影した画像で本体を圧迫する可能性があります。外部出力用のmicroSDがありますが、読み出し、書き出しに負荷と本体性能を考慮すると厳しいと言わざるを得ません。
TE410/JAWのAntutuベンチマーク
Antutuでの測定結果はアプリストアからリジェクトされたため、計測しておりません。
TE410/JAWの外観
背面です。プラスチック製になっており、カメラ部分まで全てフラットになっています。
右サイトです。USB-Cとヘッドフォンジャックを備えています。
左サイドです。音量ボタンと電源ボタンを備えています。
画面を写した様子です。写真ではわかりにくいですが、前面に2スピーカーを備えています。
TE410/JAWの通信環境のテスト
TE410/KAWの通信テストを行いました。環境は光インターネット1Gbpsで無線LANにZen WiFi CT8を用いています。戸建て環境で行っています。以下はクリックで拡大します。
ローエンドモデルにしては、非常に良い無線の結果が得られています。特に最長距離において、PINGの数値がほぼ落ちていないことは大きなメリットであると言えます。
TE410/JAWのカメラスペックと作例
カメラスペック
カメラに関するスペックは以下の通りです。
有効画素 | F値 | 手振れ補正 | ||
光学 | 電子式 | |||
メインカメラ | 500万 | - | - | - |
インカメラ | 200万 | - | - |
※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。
動画撮影能力
撮影した動画の画像をチェックしたところ、1920×1080でフレームレートは29.19fpsでした。
撮影した作例
標準レンズで撮影しました。2倍までは撮れますが、もともとカメラ性能に振っているわけではないので、あまりきれいには撮れません。6倍ズームのノイズは非常に大きくなっています。
画像は縮小のみを行っています。また写真はクリックで拡大できます。
TE410/JAWのメリット・魅力
薄く持ち運びに便利
TE510は薄くて、軽いタブレットです。480gしかないため、持ち運びにも便利。上位機種にTE510/JAWがありますが、同じ10インチタブレットとしてはこちらの方が30gほど軽いメリットがあります。
純正の手書きの認識精度が高く初心者向け
スマホやタブレットにおいて、初心者にとってハードルになりがちなのが「入力」です。TE410/JAWには手書きが搭載されています。認識精度も比較的高めです。
タブレットはサイズが大きいので文字入力も簡単で普段からスワイプ、タッチ入力を使わない人にはおすすめできます。
国産で価格が安い
タブレットは日本製のものがほぼなく、NECはその一つの選択肢です。国産で買えて、かつ価格が安いので手を出しやすいタブレットと言えます。
USB-Cで兼用可能
充電端末がUSB-Cになっています。スマートフォンと共用できる場合は持ち運ぶ電源端末を減らせるメリットがあります。
TE410/JAWのデメリット・欠点
性能が低い
TE410/JAWはメールやチャットを使う程度なら問題ありませんが、Snapdragon450にメモリ2GBなので、性能面で見るとかなり低めです。特にメモリ2GBが厳しい印象。
使っていてGoogle Chromeやスピードテストアプリのooklaが落ちる挙動がありました。またカメラ画素数も低いため、写真のクオリティを重視して買うならおすすめできません。
生体認証(指紋・顔認証)がない
TE410には生体認証はありません。上位機種のTE510には搭載されています。
みんなの口コミ
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この製品を所有しています。OMEか自社製品だかは分からないけれど、サポート品質的に言えばイラっとします。ググってもわからない,この製品固有の質問にしても期待する答えは返ってきません。「動作検証してますか?」の質問に「非公開情報」と返されたとき、もうNECはダメだ・・と思わざるを得ませんでした。安価な製品を買ったほうがまだ諦めがつきます。この先好んでNEC製品を買うことはよっぽどのことがない限り選択しないと思います。日本製品を応援したいと言う気持ち以上に。
かつてのNEC帝国を知っているおじさんとしては悲しい限り。レビューの中には初心者向けにと書かれているのがあるが、『初心者をバカにするんじゃない。』と、言いたい。『使い物にならないので、オススメしません。』って正直に書くべき。
2020年時点で発売時点からかなり立っていること、そしてもともとローエンドモデルであるため、動作はかなり厳しいです。本当の初心者向けとして購入するなら一つの選択肢ですが、少しでもハードに使うならおすすめできません。
女性目線の口コミ
妻に簡単に使ってもらった感想を聞きました。あくまでライトユーザーとして使う人の1意見としてとらえて下さい。
女性目線のコメント
- フラットでつるっとしている
- 見た目に清潔感がある
TE410/JAWは良い意味でガジェット感の薄い清潔感のあるモデルです。女性目線ではそういった点が評価されやすいモデルと言えるのかもしれません。
TE410/JAWがおすすめな人
初心者で扱いが限られる人
初めてタブレット・アンドロイドを持つ人でメール、チャット、簡単なネットサーフィンを基本とする人であればおすすめすることができます。
動画再生用タブレットとして
画面を多く遷移するネットサーフィンと違い、動画は処理は重くなるものの一度読みこんでしまえば安定して使えます。そのため、動画専用のタブレットとしては使い勝手は良くなります。
TE410/JAWがおすすめではないタイプ
メール・チャット以上のことをする人
タブレットを使いこなそうと考えている人、玄人にはスペック面から見ておすすめできません。上位機種のTE510/JAWを購入するか、もしくはそれ以上の高額機種を購入するほうが良いでしょう。
TE410/JAWの実機レビューまとめ
TE410/JAWを安く買う方法
TE410/JAWはNECのオンラインショップ、もしくはamazonなどの通販サイトで購入可能です。カスタマイズモデルがないためどこで購入しても製品のスペックは同じです。ポイントを考慮し、最も安く買えるところで買いましょう。
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