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GF63 Thin 10Uの実機レビュー

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レビュー・評価の概要

薄型で低価格なゲーミングPC

GF63 Thin 10Uは定価11万円強から購入できるノートパソコンで、薄型かつ軽量なボディデザインとGeForce RTX3050(もしくは3050Ti)を搭載した一台。

プロセッサのスペックから考えて価格がかなり安く、これからゲーミングPCを買おうと思っている人にとって嬉しい値段設定になっています。

値段が安い分、ディスプレイがハイリフレッシュレート非対応であったり、色域が狭くなっているなど気になる点もありますが、それらの点を理解しておけば、GF63 Thin 10Uはお買い得な買い物となるでしょう。

筆者個人の意見としては、ゲームユーザーだけでなく、軽いグラフィックス作業を求める人にもチェックして欲しいPCです。

当サイトの評価

総合満足度
 (4)
発売年度2021年
プロセッサCore i7-10750H
Core i5-10500H
RAM8~16GB
ストレージ512GB
画面サイズ15.6インチ
GPUGeForce RTX3050Ti
GeForce RTX3050
USB-PD非対応
モバイル通信非対応
重量1850g
Cinebench R202609pts

※スペック情報は執筆時のものです。現在の情報は以下から公式サイトでご覧ください。

GF63 Thin 10Uの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトでご確認ください。またMSIは楽天、Amazonの公式ストアが充実しているためそれらも必ずチェックして下さい。

本記事ではメーカーより貸し出しを受けて、テストを行っています。

特徴

ここではGF63 Thin 10Uの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。

第10世代intelプロセッサとRTX30世代を搭載

GF63 Thin 10Uはintelの第10世代Hシリーズプロセッサを搭載したノートパソコンです。Core i7および、Core i5モデルから選択することが可能です。また、dGPUにはGeForce RTX3050、3050Tiを選択できます(CPUプロセッサによって選べるGPUが異なる)。

RESIZABLE BARによるVRAMフルアクセス

GF63 Thin 10UではRESIZABLE BARを用いて、CPUからVRAMへのフルアクセスが可能となります。この機能によりGPUのパフォーマンスを効率的に引き出すことが可能です。

引用:公式サイト

RTX30シリーズを搭載しながら本体は1.86kg

GF63 Thin 10UではRTX30シリーズのdGPUを搭載しながら、本体重量は1.86kg(公称値)とかなり軽量で、持ち運び可能なサイズ感と言えます。

MSI APP Playerによる連携

本PCはbluestacks(エミュレータ)とMSI APP Playerとの連携でPCを用いてスマホゲームを楽しむことができます。

bluestacksでは、有名タイトルも数多くラインナップしているので、一度チェックしてみて下さい。

bluestacksを見てみる

価格とコストパフォーマンス

GF63 Thin 10Uは定価で11万円強、さらに2021年8月15日まで公式サイト価格99,900円(税込)と大幅割引をしています。プロセッサ性能や持ち運びできる質量の面から考えればかなりお買い得なモデルと言えるでしょう。

また、2021年7月29日にCore i5の16GBモデルが発売されます。定価ベースで考えると数千円のアップでメモリを倍量にできるので、割引終了後はこちらを選んでください。

GF63 Thin 10Uの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトでご確認ください。またMSIは楽天、Amazonの公式ストアが充実しているためそれらも必ずチェックして下さい。

スペック

今回レビューしたGF63 Thin 10Uのスペックは以下の通りです。

マシンスペック(技術仕様)

発売年2021年
サイズ254×359×21.7mm
重量本体1850g
アダプタ430g
CPUCore i5-10500H
GPUGeForce RTX3050Ti
メモリ(RAM)8GB
ストレージ1st512GB
2nd
ディスプレイサイズ15.6インチ
解像度1920×1080
アスペクト比16:9
形式液晶
リフレッシュレート60Hz
フロントカメラ画素数92万画素
物理シャッター無し
リヤカメラ画素数無し
Wi-Fia/b/g/n/ac/ax
bluetoothv5.1
モバイル通信非対応
光学ドライブ非搭載
バッテリーサイズ4500mAh
公称値7時間

レビュー機種以外にも詳細のカスタマイズが可能です。細かなスペック内容についてはテーブル下の公式サイトのリンクからご覧ください。

公式サイトで他グレードを見てみる

ベンチマーク結果一覧

CINEBENCH

CINEBENCH(シネベンチ)のベンチマーク結果は以下の通りです。R20は1回の測定、R23は10分間の連続測定結果を掲載しています。

バージョン測定モード測定値[pts]
Cinebench R20マルチ2609
シングル445
Cinebench R23マルチ6610
シングル1156

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark(クリスタルディスクマーク)の測定結果は以下の通りです。

Read[MB/s]Write[MB/s]
SEQ1M Q8T11983.95973.50
SEQ1M Q1T11168.13973.23
RND4K Q32T16308.69973.20
RND4K Q1T144.25121.60

ゲームベンチマーク

FF15

ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。

モードスコア評価
最高品質4494普通
高品質6069快適
軽量品質6958快適
※基本的にグラフィックボード搭載モデルのみ高品質以上のテストを行います。

モニター評価(色域)

モニターの色域カバー率は以下の通りです。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。

測定項目カバー率[%]
sRGB60.9
Adobe RGB45.3

PC温度測定

平常時とCinebenchR23(multi)で10分負荷をかけた後にFLIRのサーマルカメラを用いて温度測定を行いました。平常時でも充電時は左上が厚くなる傾向になりますが、パームレストにはほぼ熱を感じません。

Cinebench R23測定後はセンターがかなり熱くなる傾向が見られました。パームレストにも影響があり温まっているのを感じることができます。

通常時

CinebenchR23(10分測定後)

通信環境(Wi-Fi)のテスト

測定環境

Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。

テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。

1階部分

2階部分

ルーター前:591.01Mbps
ポイント②:227.84Mbps
ポイント③:502.84Mbps
ポイント④:372.98Mbps
ポイント⑤:289.99Mbps
ポイント⑥:93Mbps
測定項目ダウンロードアップロードPING
単位MbpsMbpsms
ルーター前591.01383.6310
ポイント②227.84322.728
ポイント③502.84360.678
ポイント④372.98347.018
ポイント⑤289.99376.316
ポイント⑥9374.3212

通信スピードテストの評価

Wi-Fi6を搭載していることもあり、速度が600Mbps近く出る結果で十分高速になっています。最長距離では速度が大幅に低下していたので、出来る限りルーター近くで使うことをおすすめします。

USB-C(PD)による充電テスト

USB-Cの充電テストを行いました。「〇」は通常通り充電、「△」は充電されるものの低速表示、「×」は充電できないことを示します。

W数充電の可否検証に用いた機種
20W×PowerPort Ⅲ Nano
30W×PowerPort Atom Ⅲ Slim 30W
45W×PowerPort Atom Ⅲ Slim 45W
61W×RP-PC133
100W×AUKEY PA-B7

外観

天板は縦方向にヘアライン加工されており、光沢感とマットな質感をどちらも備えたような高級な仕上がりになっています。センターにはMSIのドラゴンのロゴが施されています。天板は指紋が付きやすくなっています。

背面の意匠は拘りが感じられるデザインで、ヘアライン加工された部分とそうでない部分がクロスされるようになっていたり、ゴム脚の形状・配置が他のPCでは見られないようなものになっています。なおスピーカーは底面パームレスト裏側に存在します。

本体を開いた様子です。ディスプレイの色味は自然で見やすいです。カメラは92万画素のものを搭載しており、IRカメラはありません。

最大開き角は145°程度でノートパソコンとしては比較的奥側まで倒すことができます。

上部ベゼルです。上側は13mm、左右は7mmとなっています。

下部ベゼルです。ベゼル幅は22mmとなっています。

キーボード全体です。一部スペースキーやエンターキーがくっついている部分があるものの、全体としてはクセがなく打ちやすい構成となっています。

ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.3mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.1mmとなっています。キーピッチは一般的ですが、キーストロークがゲーミングPCとしては浅めの設計です。しっかりと押し込みたいユーザーは注意が必要です。

タッチパッド幅を計測したところ、106mmとなりました。タッチパッドとしての触り心地、滑り性は並みです。効率的に作業をするならマウスを用意することをおすすめします。

本体右側はケンジントンロック、有線LAN、USB3.2 Gen1 Type-C、Type-A×2、ヘッドフォンジャック、マイクジャックを備えています。

本体左側には大きな通気口が空いています。その横に電源コネクタ、USB3.2 Gen1 Type-Aがあります。

背面にはフルサイズHDMIポートが備わっています。

スピーカーは背面のみの構成で、フロントにはありません。

本体の重量を測定したところ、1850gとなりました。

充電器込みの重量を測定したところ、2280gとなりました。充電器単体では430gとなります。

メリット・魅力

軽くて持ち運びに向く

本PCの最大のメリットはやはり軽さ。CPU及び・GPU性能から考えてライバルPCと比較するとかなり軽く、GPUを搭載していない15インチノートと遜色ないレベルの仕上がりです。外でもグラフィックス作業を行うなら、軽量性はPCを選択する大きな要素になります。

スペックから考えるとかなり安い

GF63 Thin 10UはCore i5-10500HとGeForce RTX3050Tiの組み合わせのノートパソコンで定価が11万円強となっています。さらに本レビューを書いている現時点(2021年7月19日)においては、10万円を切る価格となっており激安といっても良いレベルと言えるでしょう。

公称値7時間で少しの持ち出しも可能

GPU搭載パソコンはその特性上、バッテリー駆動時間が短くなってしまいますが、本PCの場合は公称値7時間とやや長めのパフォーマンスになっています。丸一日作業するのは難しくても、一時的にPCを開いて作業するにはGPU搭載PCとしては十分です。

電子シャッター搭載

GF63 Thin 10Uには電子シャッターが搭載されており、ファンクションキーに割り当てられています。カメラを使いたくない人はワンタッチでオフにすることが可能です。

デメリット・欠点

色域が狭め

今回ベンチマークで測定した通り、GF63 Thin 10Uは色域が狭く、sRGBカバー率が60%となっています。dGPU搭載PCで、クリエイターがサブPCとして持ち運びしたくなるスペックだけに少し残念です。

キーストロークが浅く人を選ぶ

GF63 Thin 10Uはキーストロークが1.1mmとなっており、ゲーミングPCとしては浅めの設計です。好みによる部分ですが、ノートであれば触れる機会も多いと思うので注意してください。

USB-PD非対応

GF63 Thin 10Uは残念ながらUSB-PD非対応となっています。持ち出しできるレベルの質量ですが、PD対応充電器を利用して荷物を減らすことはできません。

おすすめなタイプ

ライト・エントリーゲーマー

GF63 Thin 10Uはプロセッサの性能、ベンチマーク結果から見て、軽いゲーム、及びこれからPCゲームを楽しもうとするエントリーユーザーにおすすめです。ゲーミングPCとしてはお手頃価格で買える点も大きな魅力と言えます。

軽いグラフィックスが必要なユーザー

筆者の意見としては、ゲーミング用途よりも軽いグラフィックスが必要なユーザー(例えばブログやインスタに載せるためにLightroomで加工をするような人)に向いていると感じました。突出したdGPU性能を必要とせず、低価格で買えることでコストを抑えつつ、写真の編集をより楽にできます。

おすすめできないタイプ

ミドル・ハードゲーマー

重めのゲームをしたり、より高いランクを目指す場合にはGF63 Thin 10Uはプロセッサ、リフレッシュレートの観点からおすすめできません。コストをかけてもより上位のモデルを選択するようにしてください。

色域を必要とするクリエイター

モニター評価の通り、色域は狭めなので色の再現度を重要視するクリエイター職の人にはおすすめできません。

カスタマイズ・モデルの選び方

GF63 Thin 10UはCore i7モデル及びCore i5モデルが存在し、2021年7月19日時点でGeForce RTX3050と3050Tiを選ぶことができます。また2021年7月25日にCore i5-10500H、RTX3050Ti、16GB構成のモデルも発売となります。筆者の意見としては、全て定価で比べるなら、7月25日発売の新モデルが最もコストパフォーマンスに優れていると感じました。

Core i7モデルも悪くはないですが、そこまで性能を求めるのであれば、ディスプレイの方が頭打ちになる可能性があるので、ワンランク上のモデルを検討した方が良いという考えです。

公式サイトで他グレードを見てみる

実機レビューのまとめ

GF63 Thin 10Uはリーズナブルなゲーミングノートパソコンです。また質量が1.86kgと軽く、持ち運びにも向く特徴があります。

外出先でもゲームを楽しみたいユーザーや、ちょっとしたグラフィックス作業を行いたい人にマッチするモデルと言えるでしょう。

GF63 Thin 10Uの商品情報

現在の価格は以下の公式サイトでご確認ください。またMSIは楽天、Amazonの公式ストアが充実しているためそれらも必ずチェックして下さい。

安く買う方法・コツ

GF63 Thin 10Uに限らず、MSIのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。

また、上新電機やAmazonで購入することが可能です。Amazonで購入する場合はいくつかのステップを踏むことでより安く買うことができるので以下の記事を必ず参考にしてください。

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