Yoga tab 13のレビュー概要
マルチに使えるハイエンドタブレット
Yoga Tab 13はAdnroidタブレットとしては珍しいハイエンドプロセッサ搭載の高性能大画面モデルです。また、タブレットとしては珍しいスタンド付属のため、大型モデルながらネットサーフィンや書籍の読書も楽。
さらにJBLの4スピーカーを搭載しているため、動画視聴器として優秀なデバイスとなっています。タブレットでエンターテイメントを楽しみたい人には非常におすすめのモデルです。
簡易スペック表
発売日 | 2021年9月24日 |
SoC | Snapdragon870 |
RAM | 12GB |
ストレージ | 128GB |
画面サイズ | 13インチ |
重量 | 830g |
5G | 非対応 |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Yoga tab 13の目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※当サイト(シンプシー)で楽天市場からYoga Tab 13を購入し、テストを行っています。
Yoga tab 13の特徴
ここではYoga tab 13の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
スタンド付きの本体
Yoga Tab 13はタブレット全体で見ても珍しいスタンド付きの筐体。過去モデルからYoga Tabシリーズはずっとこの形を踏襲しています。メリットで詳しく書きますが、非常に使いやすいです。
ドルビーアトモス対応のJBLスピーカー搭載
Yoga Tab 13にはJBLのスピーカーを本体スタンド部に搭載しています。一般的にタブレットはスマートフォンよりも薄いケースが多く、その分スピーカー性能も削られてしまいますが、Yoga Tab 13の場合はスタンド部分を兼ねるため容積を取ることが可能。それもあってか、しっかりと音楽が楽しめる筐体となっています。
Androidでは珍しいハイエンドSoC搭載
2020年まで日本国内で販売される技適あり端末はミドルレンジのプロセッサを搭載したものばかりでしたが、Yoga Tab 13はハイエンドな800番台のプロセッサを搭載したタブレット。これにより快適な動作感を実現しています。
サブモニターとしての利用も可能
上位機種ならではの珍しい機能としてYoga Tab 13はmicroHDMIケーブルを使うことでサブモニターとして利用することもできます。Macならサイドカーを使う選択肢がありますが、Windowsを使う場合は特殊なアプリを入れないといけないことやサブモニターを持ち運ばなければならないというジレンマから解消されます。
背面はファブリックで高級感がある
Yoga Tab 13本体の背面はツートンカラーで半分はファブリックになっています。高級感を感じるスエードのような素材で触り心地も良いです。
Yoga tab 13の価格とコストパフォーマンス
Yoga Tab 13はハイエンドモデルということもあり、7万円台からとなっています。個人的な意見として、動画視聴用のタブレットとして考えると、高クオリティなスピーカーや安定して使えるスタンドが付いていることや、microHDMIでPCの生産性を向上できるメリットは他にはない利点なのでむしろ高コスパではないかと感じます。
Yoga tab 13のスペック
今回レビューしたYoga tab 13のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2021年9月24日 | |
製品名 | Yoga tab 13 | |
型式 | ZA8E0008JP | |
サイズ | 204×293.4×6.2-24.9mm | |
本体重量 | 830g | |
ディスプレイ | サイズ | 2160×1350 |
アスペクト比 | 8:5 | |
サイズ | 13 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 記載なし | |
バッテリー | 容量 | 10000mAhmAh |
ワイヤレス充電 | 無し | |
リバースチャージ | 無し | |
急速充電 | 有り | |
SoC(CPU) | Snapdragon870 | |
GPU | 記載なし | |
メモリ(RAM) | 12GB | |
ストレージ | 128GB | |
コネクタ | USB Type-C | |
外部メモリ | 形式 | 非対応 |
最大容量 | - |
通信速度 | 上り数字 | 記載なし |
下り最大 | 記載なし | |
Wi-Fi6 | 対応 | |
bluetooth | バージョン | v5.2 |
最大接続台数 | 記載なし | |
生体認証 | 指紋認証 | ー |
ディスプレイ内指紋認証 | ー | |
顔認証 | 対応 | |
光彩認証 | ー | |
おサイフケータイ | 無し | |
緊急避難速報 | 無し | |
防水 | 非対応 | |
ワンセグ/フルセグ | 非対応 | |
赤外線通信 | 無し | |
OS | 無し | |
OS | Android11 | |
SIMサイズ | 非対応 | |
DSDV | 無し | |
5G通信 | 無し |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Yoga tab 13のベンチマーク
Antutu
Antutuベンチマークスコアは597362という結果になりました。Snapdragon888が60万点を超える程度なので、少し下程度の実力になります。ただ、点差としてはわずかです。
検証機種名 | プロセッサ | メモリ | Antutuスコア |
iPhone12 Pro | A14 Bionic | 6 | 626380 |
Galaxy S21 | SD888 | 8 | 611411 |
Galaxy Note20 Ultra | SD865+ | 12 | 606446 |
ZenFone7 | SD865+ | 8 | 598223 |
Yoga Tab 13 | SD870 | 12 | 597362 |
AQUOS zero2 | SD855 | 8 | 469568 |
Reno 5A | SD765G | 6 | 323615 |
OPPO A54 5G | SD480 5G | 4 | 256038 |
AQUOS sense4 lite | SD720G | 4 | 252606 |
Galaxy A32 5G | Dimmensity 720 | 4 | 237746 |
Android One S8 | Helio P65 | 4 | 167025 |
OPPO A5 2020 | SD655 | 4 | 150705 |
※その他の機種比較についてはAntutu測定データまとめをご覧ください。
GEEKBENCH5
GeekBench 5の値は以下の通りです。その他の機種比較についてはGeekbench 5測定データまとめをご覧ください。画像はクリックで拡大できます。96634673124
Yoga tab 13の通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 551 | 577 | 7 |
ポイント② | 537 | 362 | 6 |
ポイント③ | 608 | 550 | 6 |
ポイント④ | 522 | 344 | 6 |
ポイント⑤ | 428 | 354 | 7 |
ポイント⑥ | 199 | 80.9 | 7 |
通信スピードテストの評価
どのエリアでも十分な測定値が得られており、Androidタブレットとしては高い性能を誇ります。特に最長距離においても200Mbps近い速度と低いPING値が得られていることもあり、ネットサーフィン含め快適に利用可能です。
Yoga tab 13のカメラスペック
アウトカメラは非搭載のため、作例評価を行っておりません。
Yoga tab 13の外観
背面はファブリックとプラスチック(濃いグレー)のツートーンカラーになっています。スタンドが内蔵されており、ブラックメッキされているため高級感があります。
実際にスタンドを使って立てた様子です。ディスプレイはIPS液晶で美しく、ベゼル幅も狭めです。フロントカメラはスタンドとの兼ね合いを意識してか、上部(手持ちではサイドに来る位置)に設置されています。
本体右側には電源ボタン、音量コントロールボタン、USB Type-C端子があります。
本体左側にはmicroHDMI端子があります。
本体下側はスタンド及び、JBLのスピーカーが2基搭載されています。
実際に手に持った様子です。スタンドがバンカーリング代わりになるので、13インチでも支えやすいメリットがあります。
付属品一覧です。珍しいmicroHDMIケーブルも最初から付属するため、買い足す必要がありません。
Yoga tab 13のメリット・魅力
音がよく動画視聴としてはベストタブレット
タブレットを動画視聴用として使う人は多いと思いますが、Yoga Tab 13はそこにベストマッチ。本体に付属したスタンドと、高音から低音までしっかりカバーできる4基搭載したスピーカーのおかげでさっと気軽に動画を見れる一台になっています。画像読み込みが多い動画のサムネイル表示もSnapdragon870のおかげでサクサクです。
全く不満のない処理速度
Snapdragon870はスマホではあまり聞きなれないナンバリングのモデルですが、名前とベンチマーク結果からもわかるように800番台らしい高いパフォーマンスを持ったモデルになっており、動作で不満はまずありません。
10000mAhの高いバッテリー性能
タブレットの中でも大容量な10000mAhのバッテリーを搭載しているため、充電がなかなか減りません。動画視聴などは負荷が高くバッテリーが減りやすいことを考えるとバッテリーの大きさは魅力と言えます。
顔認証でロック解除されスムーズ
Androidならではの利点ですが、顔認証からロック画面解除までがスムーズです。Yoga Tab 13は置いて使うことが前提になっていることもあってか、カメラがディスプレイ上部のセンター位置に来ています。この位置がちょうど良いのか、認証で手間取ることはまずありませんでした。
出先でモニターとしても活用可能
Yoga Tab 13はタブレットの中でも珍しいmicroHDMIを併用してサブディスプレイにできるタイプです。中華製のタブレットにはこの機能を持つものはあるが、技適搭載かつハイエンドだとYoga Tab 13のみとなっており、これだけでも魅力があります。
今回は検証していませんが、Lenovoの専用スタイラスペンを活用することでタッチパネルを併用して使うことも可能になります。
16:10アスペクト比ディスプレイのためPCライクに使いやすい
Yoga Tab 13は16:10のディスプレイを搭載しているため、横向きにした時に縦長でネットサーフィンやスプレッドシートなどが使いやすいメリットがあります。スタンドが付属しているため、その場で開いて無線キーボードを接続すればパソコンライクにすぐに作業に取り掛かれる点も魅力と言えるでしょう。
Yoga tab 13のデメリット・欠点
800g台なので重め
Yoga Tab 13は本体重量が800gを超えているためタブレットとしてはかなり重めな部類に入ります。13インチもあるので置く前提で使う方が良いでしょう。
背面カメラは非搭載
本モデルは潔く背面のカメラを搭載していないモデルで、800万画素のフロントカメラのみとなっています。タブレットでも写真撮影をしたい人は注意してください。
指紋が付きやすい
背面のプラスチック素材、スタンド部分は指紋が付きやすくなっています。目立つので気になる人もいるでしょう。
みんなの口コミ
ぜひ口コミをご投稿ください。
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ここ最近買ったタブレット(iOSタブレットも含めて)で最も感動した一台。Snapdragon870の使い勝手の良さ、12GBの大きなメモリで動作がサクサクのためエンターテイメントが楽しめます。さらに、スタンドと高性能スピーカーのお陰で動画視聴がさらに楽しくなる一台と言えます。
女性目線の口コミ
妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- スタンド付きで子供が見るときに使いやすそう
- 普段使っているものよりも音が良い
Yoga tab 13がおすすめな人
動画をよく見る人
メリットでも書きましたが、Yoga Tab 13は動画を見る人には本当によくマッチした端末です。スタンド、スピーカー、処理能力の観点から不満がありません。これに特化するなら、iPadよりもこちらの方がおすすめです。
マンガをよく見る人
大画面で漫画を見たい人もYoga Tab 13がマッチします。スタンドを使って見やすい角度で漫画を見れるのは思った以上に快適。800gもありますが、スタンドで支えるため本体の重さが関係ありませんし、付属しているのでちょっと移動する場合にも片手で気軽に動かせます。
外出先で使うサブモニターを探す人
microHDMI入力端子があるため、サブモニターとしても使えるため生産性向上させることができます。当たり前ですが、タブレットなので本体にバッテリーを内蔵しておりHDMIケーブル一本で外でも使える点が大きなメリットと言えます。
Yoga tab 13がおすすめではないタイプ
電車等で立って使う人
Yoga Tab 13はタブレットの中でも重量級のため、手持ちで利用するのには向いていません。処理速度が落ちてしまいますがYoga Tab 11を利用するか処理速度を優先するなら本体500g台のXiaomi Pad 5を検討する方が良いでしょう。
Yoga tab 13の実機レビューまとめ
Yoga tab 13を安く買う方法
Yoga Tab 13は2021年10月25日時点でLenovoの公式ストアでは取り扱いがありません。そのため、通販サイトで購入することになりますが、楽天市場を使ってポイントバックして購入する方法がおすすめです(筆者もこの方法で買いました)。
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