Tab M7 3rd Genのレビュー概要
超低価格帯の7インチタブレット
1万円台で購入できる超激安な7インチタブレットでプロセッサ、RAM、ストレージなど最低限となっているため、割り切った人向けのためのモデルとなっています。
低価格帯のため、ラフに使いたい人や初めてのタブレットがどんなものか試したい人向けのモデルと言えます。
簡易スペック表
発売日 | 2021年7月28日 |
SoC | MediaTek MT8166 |
RAM | 2GB |
ストレージ | 32GB |
画面サイズ | 7インチ |
重量 | 237 |
5G | 非対応 |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Tab M7 3rd Genの目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Tab M7 3rd Genの特徴
ここではTab M7 3rd Genの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
超低価格で手に入るAndroidタブレット
Lenovo Tab M7 Gen3は1万円台で手に入る非常に安いAndroidタブレットです。海外メーカーでは同価格帯で手に入るものもいくつかありますが、ブランドがはっきりしているという観点で見るとほぼこれ一択と言えるほどです。
7インチで片手で持ちやすいサイズ感
本体サイズは7インチとなっており、片手でも持ち運びできるサイズ感になっています。本体質量は237gでこちらも持ち運び用タブレットとしてはちょうど良いスペックです。
Tab M7 3rd Genの価格とコストパフォーマンス
2022年1月28日時点で1万2千円台と非常に安いです。パフォーマンスは価格なりでかなり低めですが、割り切った使い方ができるならこの価格帯で手に入ること自体がメリットとなるでしょう。
Tab M7 3rd Genのスペック
今回レビューしたTab M7 3rd Genのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2021年7月28日 | |
製品名 | Tab M7 3rd Gen | |
型式 | ZZA8C0052JP | |
サイズ | 176.2×102.3×8.3mm | |
本体重量 | 237g | |
ディスプレイ | サイズ | 1024×600 |
アスペクト比 | 128:75 | |
サイズ | 7 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 記載なし | |
バッテリー | 容量 | 3750mAh |
ワイヤレス充電 | 有り | |
リバースチャージ | 無し | |
急速充電 | 有り | |
SoC(CPU) | MEdiaTek MT8166 | |
GPU | 記載なし | |
メモリ(RAM) | 2GB | |
ストレージ | 32GB | |
コネクタ | microUSB | |
外部メモリ | 形式 | microSD |
最大容量 | 128GB |
通信速度 | 上り数字 | 記載なし |
下り最大 | 記載なし | |
Wi-Fi6 | ー | |
bluetooth | バージョン | v5.0 |
最大接続台数 | 記載なし | |
生体認証 | 指紋認証 | ー |
ディスプレイ内指紋認証 | ー | |
顔認証 | ー | |
光彩認証 | ー | |
おサイフケータイ | 無し | |
緊急避難速報 | 無し | |
防水 | 非対応 | |
ワンセグ/フルセグ | 非対応 | |
赤外線通信 | 無し | |
OS | 無し | |
OS | Android11 Go Edition | |
SIMサイズ | 非対応 | |
DSDV | 無し | |
5G通信 | 無し |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Tab M7 3rd Genのベンチマーク
GEEKBENCH5
GeekBench 5の値は以下の通りです。その他の機種比較についてはGeekbench 5測定データまとめをご覧ください。画像はクリックで拡大できます。ベンチマークの結果から、必要最低限レベルの能力であることがわかりました。
Tab M7 3rd Genの通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 328 | 170 | 32 |
ポイント② | 284 | 162 | 17 |
ポイント③ | 304 | 91.7 | 70 |
ポイント④ | 287 | 112 | 7 |
ポイント⑤ | 272 | 103 | 7 |
ポイント⑥ | 87.1 | 38.4 | 8 |
通信スピードテストの評価
Wi-Fi6は非対応のため、ダウンロード速度は300Mbps台止まりですが、十分なスコアです。PING値が高い点は気になるものの、本体スペックが高くないため気にしてもしょうがない部分かもしれません。
Tab M7 3rd Genのカメラスペック
カメラスペック
タブからイン・アウトカメラスペックを切り替えられます。クリックしてご覧ください。
有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 | |
アウトカメラ | 200万画素 | - | - |
有効画素 | F値 | 光学手振れ補正 | |
イン | 200万画素 | - | - |
Tab M7 3rd Genで撮影した作例
作例を掲載しています。各画像はクリックで拡大することができます。画像は暗めで質感は荒いです。200万画素ではしょうがないと言えるでしょう。
被写体によるホワイトバランスの変化を検証しました。
明るい色、暗い色の花の撮影による変化を検証しました。
接写能力を検証しました。マクロカメラを搭載していないため、ピントを合わせることができませんでした。
前後でピントを調整し撮影しました。ボケ感は低めです。
キャンドルライトを使って夜景モードテストをしました。全体的にノイジーな仕上がりです。
Tab M7 3rd Genの外観
本体背面です。ガンメタリックシルバーで1万円台とは思えない高級感があります。Lenovoのマークは控えめとなっています。
カメラはシングルで、張り出しはほとんどありません。
表面です。廉価モデルなのでベゼル幅は広め。ディスプレイは解像度が低めということもあってか、コントラストが低く見えることがあります。
本体上側にはヘッドフォンジャックがあります。
本体左側にはmicroSDカードスロットを備えます。128GBまでしか対応していないので注意が必要です。
本体右側には電源ボタン、音量ボタンを備えます。
本体下側にはmicroUSBポートがあります。
microSDカードスロットを外した様子です。
Tab M7 3rd Genのメリット・魅力
手のひらサイズで使いやすい
スマホ同様にタブレットも大型化の傾向があるなかで、7インチと手のひらに入るサイズ感で扱いやすくなっています。小さいため持ち運びの面でも有利な上、値段の安さからラフに使えるメリットもあります。
スピーカー性能が割と良い
低価格タブレットではスピーカー性能が低いケースが多く、せっかくの大画面を動画視聴で活かせないことがあるのですが、本モデルではスピーカー性能が必要十分となっています。
思ったよりもカメラの起動が早い
本モデルはプロセッサの強さ、メモリ量から考えると決して高い性能とは言えません。そういう機種の多くはカメラ起動が遅いのですが、Tab M7 Gen3はほとんど気になりませんでした。
Tab M7 3rd Genのデメリット・欠点
ディスプレイが低解像度で色合いが薄め
安さの秘密の一つがディスプレイが低解像度であること。そのためにコントラストが低く、輝度も高くないため少しボケたような質感になってしまっています。
動作は2022年時点では厳しい
記事執筆時において、本モデルは必要最低限の性能です。アプリを複数動かしたり、負荷をかけると性能面での限界をすぐに感じてしまいます。
シングルスピーカー
スピーカー性能は悪くはないものの、シングルのためタブレットでの動画視聴が物足りなく感じるでしょう。
みんなの口コミ
ぜひ口コミをご投稿ください。
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とにかく安いAndroidタブレット。1万円台のためスペック面では見劣りします。低価格に振り切っているため、「タブレットを一度試してみたい」という人に良いかもしれません。
女性目線の口コミ
妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- 持ち運びは楽そう
- 本体に高級感がある
Tab M7 3rd Genがおすすめな人
とにかく安いタブレットが欲しい人
Tab M7 Gen3はスペックは二の次にして、とにかく安いタブレットが欲しい人向けです。
Tab M7 3rd Genがおすすめではないタイプ
Amazonアプリをタブレットで使う人
Amazon PrimeやkindleなどAmazon系のアプリをメインで使う人は、Fireタブレットを使う方が良いでしょう。価格帯はほぼ同じか、それ以上に安いにも関わらずパフォーマンスは上になります(一部アプリはダウンロードできないものもあるので注意)。
サクサクさを求める人
上述した通り、処理能力を求める人には本モデルは向きません。必要最低限のレベルのパフォーマンスです。
Tab M7 3rd Genの実機レビューまとめ
とにかく安いタブレットが欲しい人に
結論
Tab M7 Gen3はとにかく安いタブレット。Android OSで買えるモデルとしては最廉価クラスです。
スペックが低いため全ての人におすすめできるわけではありませんが、安さを最優先するなら候補に入れておいて良いでしょう。
Tab M7 3rd Genを安く買う方法
Tab M7 3rd Genに限らず、Lenovoのタブレットを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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