Speed Wi-Fi Home L02レビューの概要(ポイント)
初ギガビット越えのホームルーター
ホームルーターの中で初めてギガビットを超えて発売された、Wi-Fi Speed Home L02。
正確には、1Gbpsは有線接続時のみで、無線接続時は最大867Mbpsとなっています。それでも前モデルは440Mbpsなので大幅に進化。
通信速度検証でもかなり良い結果が得られています。賃貸などの分配回線で遅いと悩んでいる人におすすめしたいホームルーターです。
簡易スペック表
受信最大速度 | 1.0Gps |
送信最大速度 | 75Mbps |
本記事での検証 最大受信速度 | 81.5Mbps |
月額料金 | 3800円~ |
キャンペーン | 申し込み経路 で異なる |
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Speed Wi-Fi Home L02の 実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。
Speed Wi-Fi Home L02の特徴
ホームルーター「L02」の進化ポイントはスピード
WiMAX SPEED Wi-Fi HOME L02の進化ポイントは通信スピード。これまで、L01では440Mbpsでしたが、最大理論値は1.0Gbpsとついに固定回線と同じレベルにまで引き上がっています。
機種名 | 最大通信速度 |
L01s | 440Mbps |
L02(有線) | 1.0Gbps |
L02(無線) | 867Mbps |
ただ、実際にはこれは有線LANを接続したうえでの値になるため、無線状態で使うのであれば、867Mbpsとなっています。
どちらにせよ、ワイマックスは端末料金はどこのプロバイダを選んでも基本的に無料なので、月額料金が同じなら、速いL02が良いです。
スマホやパソコンに優先的に飛ばすビームフォーミングの利用が可能に
個人的にスピードよりも、メリットが大きいと感じるのがこちらのビームフォーミング。
必要ない場所にまで電波を発しているので、普通に考えれば効率が悪いことこの上なく、必然的に届く距離が短く、電波も弱いものになってしまいます。
そこで、受信側がどこにいるのかを見極めて、その場所にのみ電波を飛ばすために開発された技術が「ビームフォーミング」。ビームフォーミングを使うことで、今までよりも遠い場所まで電波を飛ばしたり、通信速度を上げたりすることが可能となるのです。
W06にもビームフォーミングの機能は付いていますが、W06のようなモバイルルーターを使う場合、パソコンの隣に置くケースがほとんどだと思います。
ホームルーターの場合は、家で使うことになるので、状況が大きく変わり、ホームルーターから離れて使うこともしばしばあるはず。
ビームフォーミングを使えば、狙ったパソコンやスマホに対して、優先的に電波を飛ばすことが可能になります。L01はこれができませんでした。
L02は大元の通信速度が上がっているだけでなく、ビームフォーミングという武器を手に入れたことで、強力なホームルーターへと進化しています。
Speed Wi-Fi Home L02の外観
L02は円形のすっきりとしたデザインになっています。据え置き型のWi-Fiなので大きさはそれなりにありますが、その分接続台数や無線の安定感は強いです。
表はアンテナ強度、アップデートの状況、現在の状況を示すLEDランプがあります。これは、パソコン側の設定からオフにすることができます。ワンルームの場合、部屋を暗くしても明るくならないように設定できます。
背面のコネクタはLANケーブルが2つ。さらにWPSボタンが目立つようになっています。L01ではUSBコネクタがありましたが、Speed Wi-Fi Home L02は廃止されています。
ACコネクタは白色になっているため、インテリアの観点から見て他の家具を邪魔しないので助かります。
Speed Wi-Fi Home L02のスペック
今回レビューしたW06のスペックは以下の通りです。
マシンスペック
発売年度 | 2019年1月25日 |
メーカー | Huawei(ファーウェイ) |
最大受信速度 | 1237Mbps(有線) 867Mbps(無線) |
最大送信速度 | 75Mbps |
バッテリー | なし(据え置き) |
質量 | 436g |
サイズ | 178×93×93mm |
ディスプレイ | なし |
SIMカードサイズ | nanoSIM |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac |
最大接続台数(Wi-Fi) | 40台 (2.4GHz,5GHz各20台) |
最大接続台数(bluetooth) | なし |
bluetooth規格 | 記載なし |
コネクタ | LAN端子×2 |
スペックの解説
W06の最大の特徴はギガビット越えインターネット回線です。据え置き型でビームフォーミングを搭載しています。
1.2Gbpsのインターネットは有線接続のみ利用可能で、LAN端子は2本となっています。
注意点は接続台数。最大40台とWiMAX系の中では最も多い台数接続可能ですが、各周波数帯20台ずつなので、家電製品に影響されやすいもの(キッチンに近いもの)に5GHzを優先的に割り当てると良いでしょう。
Speed Wi-Fi Home L02の通信環境テスト
実際にL02を用いて、スピードテストしてみた結果が以下の通りです。測定端末はGoogle pixel3を用いました。
ハイスピードモードから測定しました。こちらはWiMAX回線を利用した通信です。本検証では、アンテナ3本の地域で検証しています。
つづいて、ハイスピードプラスエリアモード(ランプが黄色に点灯します)。こちらは、4G LTEのauネットワークを利用した回線です。
どちらも、スピードは50Mbpsを超える速度が出ています。私の家は、WiMAXの電波は3本しか入らないので、4本エリアだとさらに通信速度が高くなる可能性がありますね。
Speed Wi-Fi Home L02のメリット・長所
前モデルからのスピード進化が大きい
以下は前モデルのL01sとL02を比較した表です。
L01s | L02 | ||
サイズ | 93×180×93mm | 93×178×93mm | |
重量 | 450g | ||
SIMカード | nano SIM | nano SIM | |
ハイスピードプラス エリアモード |
最大受信速度 | 440Mbps | 1Gbps |
最大送信速度 | 37.5Mbps | 75Mbps | |
ハイスピードモード | 最大受信速度 | 370Mbps | 558Mbps |
最大送信速度 | 30Mbps | 30Mbps | |
接続台数 | 40台 | 40台 | |
ビームフォーミング | なし | あり |
やっぱり一番大きな違いは通信速度です。最大440Mbpsが1.0Gbpsになったのは大きいです。
ビームフォーミングは貢献度高い
特徴のところでも書いたように、今回からビームフォーミングを搭載しています。ビームフォーミングは単純な速度アップよりも効果が高いため、L02のメリットはより大きくなります。
本体が大きいため電波の安定性が高い
Speed Wi-Fi Home L02は持ち運びを前提としないため、筐体が大きくモバイルのWX05やW06と比較して電波の安定性が大きく異なります。
結果、電波距離や最大接続台数を増やすことが可能になります。
SIMを変えればモバイルWi-Fiも使える
あまり知られていませんが、WiMAX機器はホームルーターでもモバイルWi-Fiでも中のSIMを入れ替えるだけでネットが使えるようになります。
モバイルWi-Fiはamazonでたくさん取り扱いがあるため、ホームルーターを契約しておき、長期旅行でSIMカードを差し替えてみてもいいかもしれません。
Speed Wi-Fi Home L02のデメリット・欠点
USBコネクタが無くなった
L01のUSB経由でクラウドバックアップしている人は注意が必要です。実は、L02ではL01であったUSBコネクタが無くなっています。
もし、クラウドストレージを接続していたりする場合は、LANケーブルタイプにすることを検討しておきましょう。
ディスプレイがないためセットアップ変更が難しい(ただし玄人のみ)
Speed Wi-Fi Home L02は、W06やWX05と違いセットアップ用のディスプレイがありません。無線に繋ぐ程度であればディスプレイがなくても問題ありません。
しかし、表のLEDをオフにしたり細かなパスワード設定を行う場合はセットアップ難易度があがります。
細かい設定をするのは詳しい人だけで、本来いじる必要はまったくありませんが、念のためデメリットとして挙げました。
みんなの口コミ
ぜひ口コミをご投稿ください。速度測定結果も募集しています。
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WiMAXの中で最も速いホームルーターです。使ってみて速度は快適そのもの。
またインテリア面で見ても円形の形状とラウンドした形がシンプルでどんな部屋でおいても違和感のないデザインになっています。
ライトはオフにできるため、使い勝手面でも良いでしょう。
Speed Wi-Fi Home L02がおすすめな人
工事に入ってきて欲しくない人
Speed Wi-Fi Home L02はコンセントに挿すだけでネット接続可能です。そのため「工事に入って生きて欲しくない」人におすすめです。
特に「知らない男性に入ってきてほしくない」女性からの申し込みが特に多いようです。
都内の対象エリアに住んでいる人
Speed Wi-Fi Home L02で前モデルより大幅にスピードアップしましたが、まだ東京都内だけにエリアが限られています。逆にエリア内在住であれば、L02の魅力を最大限に活かすことができます。
マンションに住んでいて光回線が遅いと感じている人
マンションの固定回線は通常分配式になっています。簡単に言うと、戸数に応じて入ってきたネット回線を共同で使っている方式。
特にインターネットが無料接続できるような賃貸物件でスピードが遅いのは、これが原因です。L02の場合は、個別契約になるため誰かと共同になることもなく、大幅なスピード改善が見込めます。
auもしくはUQモバイルを使っている人
auの場合には「auスマートバリューmine」が、UQモバイルの場合は「ギガMAX月割」があります。それぞれを適用することにより月額料金のコストダウンが可能です。
Speed Wi-Fi Home L02をおすすめできない人
リアルタイム3Dゲームをする人
他社とリアルタイムで接続してネットをする場合、Ping性能が求められますがL02の場合は、50ミリ秒前後になります。
固定回線は5~15ミリ秒となっており、WiMAXを使うL02ではおよそ3~10倍の遅延があります。接続側での遅延はあまり感じませんが、相手側での遅延が大きくなるため、迷惑をかける可能性があります。
現在ワイモバイルスマホを使っている人
ワイモバイルスマホを使っている場合は、ポケットWi-Fi、もしくはSoftBank Airをセットにする方が月額料金が安くなります。
エリアに問題がなければ、こちらを使いましょう。
Speed Wi-Fi Home L02の実機レビューまとめ
2019年最速ホームルーター
結論
Speed Wi-Fi Home L02をレビューしました。結果、通信速度は50Mbpsを超え、非常に安定した数値となっています。
コンセントに繋ぐだけでこれだけの速度がでれば。ネットを安心して使えます。
L02は前モデルからの進化が大きいので、快適に使うためには、キャッシュバック金額などに騙されずに、間違いなく選ぶべきモデルと言えるでしょう。
Speed Wi-Fi Home L02のキャンペーン・キャッシュバック
Speed Wi-Fi Home L02のキャンペーンは、もっとも大きなキャッシュバックを適用したい場合は、GMOとくとくBB から申し込みしましょう。時期により特典金額が変わるため、くわしくは公式サイトをご覧ください。
個人的には本家のUQ WiMAXがおすすめです。理由は大元ですし、キャッシュバックの受け取り手順が簡単だからです(私も受け取りました)。
速度は本家が最も出て、安定して使えるので、金額より安心を取りたい人はこちらが良いでしょう。
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