IdeaPad Flex570のレビュー概要
コスパ最強クラスモバイル
IdeaPad Flex570はAMD5000シリーズを搭載した14インチモバイルノートパソコンです。
ハイパフォーマンスでありながら、10万円以下から購入できる魅力的なノートパソコンと言えるでしょう。
こんなタイプにマッチ
- 出来るだけ安くPCが欲しい人
- 動画も見る人
簡易スペック表
発売日 | 2022年5月31日 |
CPU | Ryzen7 5700U Ryzen5 5500U |
RAM | 8~16GB |
ストレージ | 256~512GB |
画面サイズ | 14インチ |
GPU | Radeon Graphics |
USB-PD | 対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | 選択可 |
重量 | 1585g |
Cinebench R20 | 3374pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
IdeaPad Flex570の目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
IdeaPad Flex570の特徴
ここではIdeaPad Flex570の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
AMDの5000シリーズプロセッサ搭載
IdeaPad Flex570はAMDの5000シリーズプロセッサを搭載しており、非常にパワフルです(ベンチマーク結果で後述します)。
16:10のディスプレイ
低価格帯PCとしては珍しい16:10のアスペクト比モデルになっています。書類仕事やネットサーフィンがしやすいと言えるでしょう。
10万円以下から手に入る
最も知っておくべきポイントが価格。非常に高いパフォーマンスを持ちながら、本体は税込10万円以下から手に入れることができます(2022年11月8日時点)。
スタイラスペンが付属
本体には追加料金なしでスタイラスペンが付属します。2in1のフリップタイプPCのため、スタイラスペンの機能をフルに使うことができるでしょう。
IdeaPad Flex570の価格とコストパフォーマンス
10万円以下から手に入り、2022年11月7日時点ではなんとRyzen7シリーズでも10万円以下で手に入る非常にお買い得なモデルです。2in1でこれだけパフォーマンスの高いモデルがこの価格で手に入るだけで大きなアドバンテージと言えるでしょう。
IdeaPad Flex570のスペック
今回レビューしたIdeaPad Flex570のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2022年5月31日 | |
製品名 | IdeaPad Flex 570 | |
型式 | - | |
サイズ | 224×313.1×17.8mm | |
重量(実測) | 本体 | 1585g |
電源アダプタ | 350g | |
CPU | Ryzen7 5700U | |
GPU | Radeon Graphics | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 256GB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 14インチ |
解像度 | 1920×1200 | |
アスペクト比 | 8:5 | |
形式 | IPS液晶 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
生体認証 | 指紋 | 有り |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 720o |
物理シャッター | 有り | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | |
bluetooth | v5.1 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 52.5Whr |
公称値 | 13時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
IdeaPad Flex570のベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は3374pts、シングルコア462ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Cinebench R20で3000ptsを超えるパフォーマンスを出しており、十分な実力を持っています。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は7793pts、シングルコア1253ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystaldiskmarkのスクリーンショット画像を消してしまったため、データが残っていませんが、READの値は3000MB/sを超える結果となっており、ノートパソコンとしてはトップクラスの数値になっています。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | - | - |
高品質 | - | - |
軽量品質 | 2034 | 重い |
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | ほぼ無音だが充電時はファン音が大きい |
CPUテスト時 | ファン音がしっかり聞こえる |
GPUテスト時 | ファン音がしっかり聞こえる |
IdeaPad Flex570のモニター評価(色域・トーンカーブ)
データを消してしまったため、モニター評価結果はありません。
IdeaPad Flex570の通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 593.75 | 143.8 | 20 |
ポイント② | 551.2 | 301.43 | 15 |
ポイント③ | 600.44 | 232.2 | 20 |
ポイント④ | 612.42 | 504.02 | 17 |
ポイント⑤ | 592.98 | 497.3 | 20 |
ポイント⑥ | 440.03 | 311.33 | 51 |
通信スピードテストの評価
最長距離においても、400Mbpsという非常に高いスコアが得られています。Wi-Fiを安心して使うことができるでしょう。
IdeaPad Flex570のUSB-C(PD)による充電テスト
USB-Cの充電テストを行いました。30W以下では低速充電という結果になりました。45W以上では通常通り充電できています。
USB-PD | 充電の可否 | 検証した充電器 |
20W | △ | PowerPort Ⅲ Nano |
30W | △ | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
45W | ○ | PowerPort Atom Ⅲ Slim |
61W | ○ | RP-PC133 |
100W | ○ | AUKEY PA-B7 |
IdeaPad Flex570の外観
天板はシンプルなデザインでメーカーロゴが小さく配置されているのみです。
背面にはスリットが設けられています。
開いた様子です。上下左右のベゼルは狭めです。
テントモードにした様子です。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。
キーボード全体です。2in1タイプのため、スピーカーはキーボード側に配置されています。音質は並ですが、低音が弱めになっているので声を聞き取りやすい印象でした。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、18.99mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1mmとなっています。
タッチパッド幅を計測したところ、120mmとなりました。タッチパッドは少し引っかかりがありますが、大きめになっているので使いやすいです。
本体右側にはUSB Type-Aポートが2つ、4in1メディアリーダー、電源スイッチが配置されています。
本体左側には電源ポート、フルサイズHDMI、USB Type-C、コンボジャックが搭載されています。
本体の重量を測定したところ、1585gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、1935gとなりました。充電器単体では350gとなります。
IdeaPad Flex570のメリット・魅力
コストパフォーマンスが高すぎる
本モデルに限りませんが、IdeaPadはどれもコストパフォーマンスが高すぎると感じるほど、値段とスペックが良い意味で釣り合っていないパソコン。「出来るだけ安く」と「出来るだけ高性能」を求めるならIdeaPadシリーズがおすすめ。しかも14インチモデルは、各社主力を揃えるクラスなので価格帯が高めになりがちだからこそ、IdeaPad Flex570の安さが際立ちます。
PDに対応し持ち運びも楽
14インチでコンパクトかつ、本体がUSB PD充電に対応しているため持ち運びが楽になっています。
スタイラスペンが標準付属
普通、別途購入すると1万円近くするクラスのスタイラスペンが標準で付属してきます。2in1タイプなのでフルに使える点も嬉しいポイントです。
IdeaPad Flex570のデメリット・欠点
14インチモデルの中では重め
2in1モデルということもありますが、14インチノートパソコンの中では重量が重めの部類に入ります。
ポインタを多用するならマウスがある方が良いかも
タッチパッドはハイエンドクラスと比較すると、少しだけ引っ掛かりがあると感じました。ポインタをたくさん動かして使うタイプの人は注意しておいた方が良いかもしれません。
みんなの口コミ
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高コストパフォーマンスで非常に優れたノートパソコン。2in1であることやスタイラスペンが付属することで、やりたいことがほぼ全てできる点も見逃せないポイントです。
IdeaPad Flex570がおすすめな人
コスパ重視する人
IdeaPad Flex570はコストパフォーマンスを重視する人にとっては非常に魅力的な選択肢の一つです。10万円以下で探している人は必ず一度はチェックするようにしましょう。
動画を見ることがある人
フリップタイプでテントモードにでき、タッチパネルで操作できるため、動画を見る人にも向いています。
IdeaPad Flex570がおすすめではないタイプ
軽さを最重要視する人
14インチのノートパソコンの中では重めの部類に入ります。常に持ち運びすることを前提とするなら、少し高くなりますが、1kgを切る軽量ノートパソコンをおすすめします。同メーカーではYoga Slim 760 Carbonがおすすめです。
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Yoga Slim 760 Carbonの実機レビュー
14インチで約1kgのウルトラブックノートパソコン。ミドルレンジながら色域が広いことが特徴です。2021年12月14日発売モデル。
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IdeaPad Flex570のカスタマイズ・モデルの選び方
時期によって価格が変わるため、一概には言えませんがIdeaPad Flex570はRyzen5とRyzen7の価格差がほとんどないモデルです。そのため、どうせなら上位機種であるRyzen7モデルをおすすめします。パフォーマンスが高い分、長く使える可能性が高くなります。
IdeaPad Flex570の実機レビューまとめ
IdeaPad Flex570を安く買う方法
IdeaPad Flex570に限らず、Lenovoのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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