IdeaPad 720Sのレビュー概要
見た目も中身も優れた2in1
Lenovoのウルトラブックの中でも、特にコスとパフォーマンスの高い「ideapad 720S」。
このパソコンは、Corei5なら10万円以下、Corei7でも15万円以下と劇的な安さを誇ります。
そしてもう一つの特徴が、Graphics Docksを利用した外付けグラフィックボード。
Lenovoから発売されている純正の外付けGPUを利用することによって、パフォーマンスアップできるという珍しい製品です。
簡易スペック表
CPU | Core i5-8250U Core i7-8550U |
RAM | 8~16GB |
ROM | 256~512GB SSD (NVMe) |
画面 | 13.3インチ |
GPU | UHD グラフィックス 620 |
IdeaPad 720S実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人で安く買いたい人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本機はレノボさんよりお借りした上で実機レビューを行っています。
※IdeaPad 720Sは販売を終了しました。新品で買うことを予定しているなら、似たスペックでコスパ、デザインの良いThinkBook 13sをおすすめします。
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IdeaPad 720Sの特徴
外付けGPUで能力アップ
IdeaPad 720Sの最大の特徴はGraphic Docksです。外付けGPUを使うことによって、グラフィック性能を高めることが可能。
サードパーティーではなく、純正のため相性問題も完全にクリアすることができるメリットがあります。
軽くて使いやすいウルトラブック
外付けGPUが特徴的なためそちらに注目が集まりますが、実はウルトラブックとしてコスパが良いメリットがあります。
1.1kg台でありながら10万円を切る価格のため、サブPCとしてモバイル重視で使いまわしたい人におすすめできるパソコンです。
10万円以下でありながらUSB-PD、Thunderbolt対応
コスパの良いウルトラブックは増えてきましたが、さらにその中でも重要な性能がUSB-C。
このIdeaPad 720SはUSB-PD対応し充電可能な上、Thunderboltに対応しています。
IdeaPad 720Sのスペック
今回、レビューしたIdeaPad 720Sのスペックは以下の通りです。
マシンスペック
発売年度 | 2018 |
サイズ | 306mm×214mm×13.6mm |
CPU | Core i5-8250U Core i7-8550U |
GPU | 内臓 UHDグラフィックス 620 |
メモリ | 8GB |
ディスプレイサイズ | 13.3インチ |
ディスプレイ | 1920×1080ドット FHD IPS液晶 |
記録方式 | 256~512GB SSD PCIe NVMe/M.2 |
生体認証 | 指紋認証 |
フロントカメラ | 720万画素 |
リヤカメラ | なし |
SIMカードサイズ | 対応無し |
LTEモジュール | 非対応 |
重量 | 1.14kg |
光学ドライブ | なし |
スペックの解説
IdeaPad 720Sは性能面から見て、非常にコスパが良いパソコンです。特にCore i5で1.14kgのウルトラブックでありながら10万円以下で購入することも可能。
モバイルノートパソコンとしては弱点がありません。
残念なポイントはメモリを8GBしか積めないことと、SIMフリーに非対応なことです。ハードユーザーやモバイルが多い人にはあまり向かないモデルと言えます。
IdeaPad 720Sの外観
まず一番の特徴は、薄型かつ軽量であることです。重量は1.14kgが公称値ですが、それほどの重量があるとは思えないほど。
薄型、軽量の他におそらく一番最初に目に行くところが表面の滑らかさです。
天板のアルミ加工が美しいだけでなく、閉じたときに出っ張りがなくうまくツライチになるように設計されています。
次にサイドの出力端子について書きますが、USB-PDによる充電端子を使っているので、丸形の充電部がなく外観のスマートさを演出しています。
サイドの出力端子はUSB-AとUSB-Cを備えるが画像出力なしがありません。IdeaPad 720Sの出力端子は、以下の3種類です。
出力端子
- USB-A
- USB-C(充電共通)
- ヘッドフォンジャック
前述した通り、充電をUSB-Cで共用しているので、スマートなサイドビューになっています。
ただ、残念なことに画像出力端子がないので、ビジネスで外でプレゼンする人は、USB-Cで接続可能な外部接続端子を一緒に購入しておきましょう。
IdeaPad 720Sサウンドメーカーとして有名なJBLオーディオを搭載しています。
音響は悪くはありませんが、劇的なほどではないので、必要に応じて外部スピーカーを繋ぎましょう。
IdeaPad 720Sのメリット・魅力
Corei5なら10万円を切るウルトラブック
ideapad 720sのメリットはやはり10万円を切ってくるコスパの良さ。そして、安いだけでなく動作チェックでも見たような処理速度の速さが特徴。
この製品は価格.comでも、4.38を誇る高評価端末となっており、その理由がうなづけます(2018年10月1日現在)。
Graphics Docksの接続により自宅では簡易デスクトップに
そして安いながらも、専用品のGraphics Dockを追加することにより、グラフィックボードを追加できること。
本来、同じ設定で外付けgraphicsボードを接続すると追加で高額な費用がかかることがほとんどです。
しかも、実は外付けグラフィックボードはパソコンとの相性が難しく、買ってみるまで分からない欠点があります。
LenovoのGraphics DockはIdeaPad 720S専用品なので安心。
3Dバリバリのゲームをするならともかく、グラフィック性能の向上とマルチディスプレイ化が目的なら、3万円で仕事効率をアップできる便利なツールです。
USB-PDによる充電
声を大にして言いたいのですが、すべてのパソコンはUSB-Cによる充電を標準にして頂きたいです。
メリットで上げているように、このIdeaPad 720SもUSB-PDによる充電ができる機種。スマートフォンと端子を共通化できるため出先での持ち物を減らせられるメリットがありますね。
マウスパッド(タッチパッド)が良い
ノートパソコンのタッチパッドと言えば、Macbookが最高峰ですが、それに次ぐ快適さがLenovoのノートパソコン。
実際にタッチパッドが動作している様子がこちらです。マルチタッチを使えば、画面の遷移やスクロールが簡単にできます。
カフェや電車内での仕事をするタイプの人は、マウスを持ち歩かない人もいますから、タッチパッドの性能は重きをおくべきですし、このIdeaPad 720Sはとても満足度が高いですよ。
IdeaPad 720Sのデメリット・欠点
4G LTEに対応しているモデルがない
コンパクトでかっこいい機種ですが、4G LTEに対応しているモデルはありません。同様の製品を選ぶなら、ThinkPad X1 Carbonだが価格が跳ね上がってしまうので、悩みどころです。
低価格モデルで同じくLenovoのSIMフリーモデルで選ぶなら、ThinkPad X390が良いでしょう。
メモリの選択肢が8GBまでのみ
CPUはCorei7まで選択できますが、メモリの選択肢は8GBまでです。
ハードにパソコンを使う場合(Photoshopやillustratorを多用する場合)は、ThinkPad等のハイエンドPCの方が良いでしょう。
メモリの多い上位機種を選択するなら、ThinkPad T490sもしくはさらにハードに使うならThinkPad X1 Extremeが良いでしょう。
Graphics Docks の対応はIdeaPad 720Sのみ
外付けグラフィックボード「Graphics Dock」が専用品なことがメリットである一方、他の機種でGraphics Docksを使いまわすことができません(検証の結果、同じLenovo製品でも不可でした)。
パソコン買い替え時には、同時に廃棄になることは押さえておきたいポイントです。使いまわすことを前提なら、GIGABYTEの外付けGPU(リンク先はGTX1070)を検討しましょう。
みんなの口コミ
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軽くて持ち運びに優れており、性能も良いのに価格が安いという、良いところづくめな製品。
SIMフリーLTEに対応していれば、大満足なPCです。
IdeaPad 720Sがおすすめな人
コスパの良いパソコンを探している人
IdeaPad 720Sは性能の良さ、そして薄型、軽量のウルトラブックであることを考えれば、コスパの良いパソコンです。
十分メインPCとして使えるので、Microsoft Officeなど書類作成やネットサーフィンが中心なら、エントリーモデルとしてぜひおすすめしたいパソコンです。
外でのスタイリッシュさと家でのハードワークを両立したい人
IdeaPad 720Sの特徴である外付けグラフィックボードを使えば、自宅ではパソコンをハードに使うこともできます。
ウルトラブックは見た目のカッコよさに対して性能が落ちるものが多いですが、家ならカッコよさを気にする必要はありませんよね。
Dockに接続することでハイパフォーマンスPCとして、自宅でバリバリ仕事をこなしておくと、外でのスマートさがより引き立つはず。
家にわざわざ別のパフォーマンスの高いPCが必要ないので、パソコン一台で外と自宅をシームレスに繋げられることもポイントが高いですね。
IdeaPad 720Sがおすすめではないタイプ
タブを開いたり複数のアプリを同時進行で使う人
IdeaPad 720Sはデメリットでも書いたようにメモリが8GBまでしか選択できません。せっかく、Graphic Docksで接続できるのにこの点が非常に残念。
もしメモリを多く使う予定なら、もとからGPUも付属して高性能なThinkPad X1 Extremeか、メモリがさらに多いPCを選択した上でThunderbolt接続で外付けGPUを接続すると良いでしょう。
IdeaPad 720Sの実機レビューまとめ
重さはあるが最強のThinkPad
結論
このPCは軽量、薄型で13.3インチながら持ち運びしやすいモデル。
そして家に帰ってこれば、Graphics Dockに接続して、デスクトップ状態で使うことができ、状況に合わせてパフォーマンスを上げられるパソコン。
Corei5が10万円切りなのでコスパもよく、ウルトラブック入門としては弱点のないモデルです。
IdeaPad 720Sのキャンペーン・最安値で買うために
Lenovo製品はウェブ購入すると値段が大幅に安くなります。Lenovoは週末にセールをやったりと安くなるので、安く買う方法は必ず押さえておきましょう。
ウェブでも申し込み経路によって値段が変わるので要注意です。くわしくは以下のページで解説しています。