後継モデルについて
本機種の後継モデルのレビューも実施しています。ThinkBook 13s Gen2の実機レビューも合わせてご覧ください。
ThinkBook13sのレビュー概要
見た目良しコスパ良しの一台
見た目に優れたレノボの新製品がこちら。
もともとのコンセプトが、若い層を狙ったデザイン性をベースとしているため、シンプルかつスタイリッシュなボディがベースとなっています。
それでいて価格もかなり安くなっており、一番上位モデルを購入したとしても価格を安くフルカスタマイズすることができます。
見た目のスタイリッシュさに対して、もう少し軽さが欲しかったこと、そしてSIMフリーモデルがあればよかったのですが、今回は非対応となっています。
簡易スペック表
CPU | Core i5-8265U Core i7-8565U |
RAM | 8~16GB |
ROM | 256~512GB SSD (MVNe) |
画面 | 13.3インチ FHD IPS LED タッチ対応なし |
LTE | 対応モデルなし |
ThinkBook 13s 実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本機はレノボさんよりお借りした上で実機レビューを行っています。
後継モデルのレビュー
本パソコンの後継機種を実機レビューしています。プロセッサの性能が大幅にアップしているので後継機種がおすすめです。詳細については以下よりご覧ください。
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ThinkBook 13s Gen2の実機レビュー
8万円台から手に入るコンパクトでスタイリッシュな13インチ。性能も良く、エントリークラスのパソコンユーザーにぴったりの一台。2020年10月27日発売モデル。
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ThinkBook13sの特徴
若い層を狙った高いデザイン性
ThinkBookのメリットはたくさんありますが、中でも一番大きなものはシンプルに「かっこよさ」でしょう。
金属製のボディとエッジが効いているデザインは一見MacBookを思い起こさせます(名前も寄せているように感じます)。
後ほど外観写真をいくつか載せていますが、天板と底面のエッジがぴったり合うところなど、作りの部分で所有欲を満足させてくれる筐体と感じます。
指紋認証と電源ボタンを配置しスタイリッシュに
Lenovoのパソコンは基本的にキーボード下に指紋認証ボタンを設置しています(Lenovo以外のVAIO SX14などもそうですが)。
ところが、このThinkBookの場合は指紋認証ボタンを本体電源ボタンと一体化させています。そのため、キーボード下がフラットになりすっきりとしたデザインになりました。
多くのキーボードがちょうどキーボードを触るときに手が指紋認証に当たるので、このポジショニングの変更は実用性、デザインの両面で素晴らしいと感じますね。
ビジネス用途も踏まえたキーボード
ThinkBookのキーボードには、スカイプの通話ボタンを設置しています。電源ボタン下の通話マークがスカイプのボタンになります。
スカイプを使わない人にとっては無用ですが、もしビシネス用途で使っているならば、ワンタッチで着信が取れるのは大きなメリットではないでしょうか。
ThinkBook13sのスペック
今回レビューしたThinkBook13sのスペックは以下の通りです。
マシンスペック
発売年度 | 2019 |
サイズ | 307.6×216.4×15.9mm |
CPU | Core i5-8265U |
メモリ | 8GB |
ディスプレイ(比率) | 13.3インチ(16:9) |
ディスプレイ | 1920×1080 IPS |
記録方式 | 256GB(PCle NVME/M.2) |
生体認証 | 指紋認証 |
フロントカメラ | 720万画素 (物理シャッター有) |
リヤカメラ | なし |
SIMカードサイズ | 対応無し |
LTEモジュール | 対応無し |
重量 | 1.34kg |
光学ドライブ | なし |
ThinkBookはCore i5からCore i7までの第8世代、省電力モデルを選ぶことができます。ThinkPad X1 ExtremeのようにHモデルも選べると嬉しかったですが、ここは残念なところ。
その代わりコストパフォーマンスが高く、Core i7モデルを選択しても16万円以下となっています(Core i7、メモリ16GB構成、AMD Radeon 540X)。
スタイリッシュな金属ボディであるがゆえに質量は重め。ThinkPad X1 Carbonレベルに軽ければバカ売れしたと思いますが、予算的な面、ブランドの切り分けの面で難しいでしょうね。
ディスプレイもミッドレンジを意識してか4Kモデルはありません。またSIMフリー、LTE対応モデルもありません。
ThinkBook 13sの外観
ThinkBook13sの外観はこちら。やはりデザイン性が優れるパソコンと感じます。
天板はサラサラとしており、指紋がつきにくいモデル。ThinkPadシリーズよりも優れていますね。
ThinkBookの文字が控えめで良い感じです。
ディスプレイを写した様子がこちら。横ベゼルは大きくもなく狭くもありませんが、下ベゼルはかなり大きめです。非光沢となっています。
ディスプレイ上のカメラには物理シャッターが設けられています。スカイプ併用であったり、社内的にセキュリティ重視する会社の場合は嬉しい仕様ですね。
キーボードはこちら。ideaPadシリーズのようなキーボード配置になっています。
深さも同じようなイメージ。しっとり感のある打ち心地なので、好みによって分かれるかもしれません。
残念なのは、Enter周りのキーボード配置。Lenovoの製品はこういう配置にしがちですが、使いにくいです。以前レビューしたC630も同様の配置でした。
背面はこちら。真裏に排気口と、ヒンジ部分に排気口があります。さらに左右に独立スピーカーを配置。
スピーカーはハーマン製のものを搭載しています。
サイドはこちら。まず右側にはUSBコネクタを2本搭載しています。
左側は電源コネクタ、フルHDMI、USB-C、イヤホンジャックを搭載しています。D-subピンはありません。USB-Cの充電は対応していませんでした。
Yahooの画面を標準状態で、MicroSoft Edgeを使った様子は以下の通りです。
Thinkbook 13sの通信環境のテスト
通信環境を計測するテストを行いました。UQモバイルによるテザリングにて検証しています。テザリング機はPixel3を利用しました。
計測の結果、46Mbpsとなり快適な通信速度を得ることができました。
ThinkBook 13sのメリット・魅力
カフェで使っても恥ずかしくないデザイン
個人的に外で使っても恥ずかしくないかどうかは、とても重要だと思っています。
Lenovoのパソコンは基本的に無骨なものが多く、一見してレノボとわかることがほとんど。
ところが、ThinkBookはもともと若い男女をターゲットとして作られていることもあり、カフェで使っても恥ずかしくないデザインだと感じます。
大きなタッチパッド
Lenovo系列のパソコンは他者と比べ、タッチパッド性能が優れています(感覚的にはMacBookの次レベル)。
タッチパッドのサラサラとして感覚といい、大きくて使いやすいところといい、マウスがない環境でも使いやすいので、外出が多く、電車、新幹線で使うことが多い人におすすめです。
特徴がないが逆に基本がしっかりしている
「特徴がない」というと、けなしているように聞こえるかもしれませんが、それは逆で全ての要素をしっかりと抑えていることが大きなポイントです。
家で使う、セカンドPC、従業員用に配るパソコン、としては基本を忠実に守ったノートパソコンと言えるでしょう。
質量は重いが軽く感じる
ThinkBook 13sは他のウルトラブックに比べると、質量は重め。ただ、手に持ってみると軽く感じます。
持ち運び時にはあまり関係ありませんが、ちょっとデスクを移動するときには軽く感じるパソコンの方が気が楽ですね。
ThinkBook 13sのデメリット・欠点
USB-Cによる充電に非対応
ThinkBook 13sはUSB-Cによる充電に非対応です。独自の電源ケーブルが必要なため、外に持ち出す時の負担が大きくなってしまう弱点があります。
キーボードの打ち心地は好みが分かれる
Lenovoのパソコンはキーボードが打ちやすいことがメリットの一つですが、ThinkBookの打ち心地はかなり浅めです。キーの跳ね返りも弱いため、しっかりとしたキータッチが欲しい人にはおすすめできません。
SDカード非対応、D-subピンなし
外部入力端子をいくつか備えているThinkBookですが、SDカード非対応、D-subピンなしとなっています。
出張先でプレゼンするなどの用途で考えると、D-subピンはあった方が無難なので、おすすめできません。
スカイプキーボードは不要
これは人によるかもしれませんが、スカイプのキーボードは個人的に不要です。
みんなの口コミ
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デザインがカッコよくて、10万円以下とは全く感じないノートパソコン。もともとコンセプトが若い人向けに作ってるのがしっかり伝わる。
スペックはカスタマイズして色々なモデルが選べるので、自分に合ったモデルを選ぶと良い。
SIMフリーLTEに非対応なのは残念。
ThinkBook 13sがおすすめな人
安くてもデザインを妥協したくない人
パソコンは安くなるとデザインのクオリティが落ちる代表格だと思っています。特にネットで買えるメーカーはそういった傾向が強いイメージ。
しかし、10万円以下で買えるThinkBookにはそういった要素は少なく、デザイン製を重視したモデルとなっています。家にあるパソコンも一つのインテリアと捉えるなら、ThinkBookは魅力ある一台と言えるでしょう。
サブPCにぴったりの一台
ThinkBook 13sはサブPCとして、コスパの面でもデザイン面でもとても優秀に感じます。ハイスペックを選んで、さらにGPUにRadeon540Xを積んでも、15万円台と驚異的な価格。
「とりあえず使えればいい」ユーザーから、「ハードに使い倒したい」というユーザーまで全てを網羅できる実力・スペックを持つ一台です。
若い人が多い会社の経営者
もともと、ThinkBook 13sのコンセプトは「若い人が会社の支給パソコンにもデザイン性を求めている」という観点から発売されています。
会社のパソコンだからとりあえず使える安いパソコンを支給すればいいや、という考えもありますが、パソコン好きの1ユーザーとしては社員に見た目の良いパソコンを支給することもモチベーションに繋がるのではないかと思います。
さらにThinkBookはデザインが優れていつつも、価格が安いため、会社支給のパソコンとしてもちょうど良い一台です。
ThinkBook 13sの実機レビューまとめ
この記事では、ThinkBook 13sの実機をレビューしました。
日常ユーザーでパソコンをハードに使い倒さない人(基本はWord、Excel、PowerPoint、ネットサーフィン)であれば、とてもおすすめしたい一台です。
特に「安くてもデザイン性を失いたくない」という人には、最高にぴったりの一台ですよ。
ThinkBook 13sのキャンペーン・最安値で買うために
ThinkBook 13sに限らず、Lenovoの製品はウェブページのキャンペーンページから買うと安くできます。また時間帯や曜日によって価格が変わります。詳しくは以下のページで説明しているので参考にしてください。