iPad Air 第4世代レビューの概要(ポイント)
エッジが付いた第4世代Air
2020年に発売されたiPad AirはProライクになり、エッジが付いた第4世代モデルとなっています。過去モデルと比較して、CPU性能が向上しただけでなく、Apple製品で初めてとなるサイドTouch ID(指紋認証)を搭載。
Proと違い性能差はあるものの、数多くのカラー展開があるため、タブレットにファッション性を求める人にも向いているモデルです。Apple Pencil(第2世代)、Magic Keyboardにも対応しており、Pro版と同様にパソコンや液タブライクにも使える拡張性の高いモデルとなっています。
Wi-Fiモデルだけでなく、LTE対応のCellarモデルも存在します。なお5Gには非対応。
Pro版まで行かなくとも、大きなiPadが欲しいという人にとって、お手軽に手に入る魅力的なモデルなので初心者にもおすすめです。
簡易スペック表
発売日 | 2020/10/23 |
SoC | A14 Bionic |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB 256GB |
画面 | 10.9インチ |
重量 | 458 g(Cellular:460g) |
5G(Sub-6) | 非対応 |
5G(ミリ派) | 非対応 |
※詳細、およびPro版は公式スペック表でご確認ください。
※メモリはGeekBench5にて判明
本文の前に
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iPad Air 第4世代の目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。筆者が使った主観的な内容については、メリット・デメリットの項目で記載しています。購入検討している人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本レビューはAppleストアにて実際に購入の上レビューを行っています。
iPad Air 第4世代の特徴
この項目ではiPad Air 第4世代の特徴を中心に記載しています。著者が感じた主観的な内容はメリット・デメリットの項目をご覧ください。
エッジデザインへの進化
iPad AirはこれまでのiPhone8シリーズを拡張したようなデザインが基本でしたが、第4世代からProライクなデザインに変化。さらに、エッジが横からはっきりと見えるようになったことでカラーバリエーションが映えるようになっています。
A14 Bionicに進化
iPad AirではプロセッサがA14 Bionicに変更になっています。これによりより高速な処理が可能となっています。ベンチマークで結果をまとめていますが、iPad Proほどの実力はないもののiPhone12クラスのパワーを持つiPadになっています。なおベンチマークの比較については、Antutuベンチマークまとめにて一覧で紹介しているためそちらをご覧ください。
iPad Air 第4世代の価格とコストパフォーマンス評価
iPad Air第4世代は、比較的コストパフォーマンスに優れる機種で6万円台からの購入が可能です。プロセッサ、メモリの進化だけでなく、本来iPad Proでしか使えなかったMagic Keyboard、Apple Pencil第二世代に対応していることがコスパの良さを感じる魅力的な要素と言えるでしょう。
価格情報について
価格については執筆時点(2020/10/23)の情報です。現在の価格については各サイトをご覧ください。
iPad Air 第4世代のマシンスペック
マシンスペック
今回レビューしたWi-Fi版のiPad Air 第4世代のマシンスペックは以下の通りです。
発売日 | 2020/10/23 | |
寸法 | 178.5×247.6×6.1mm | |
重さ | 458 g | |
ディスプレイ | サイズ | 10.9インチ |
形式 | 液晶(LIQUID Retina) | |
画素数 | 2360×1640 | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
バッテリー | 電池容量 | ー |
ワイヤレス充電 | × | |
リバースチャージ | × | |
急速充電 | ー | |
プロセッサ(Soc) | A14 Bionic | |
GPU | 記載なし | |
ストレージ(ROM) | 64GB 256GB |
|
メモリ(RAM) | 4GB | |
外部メモリ | × | |
通信 | 下り最大 | 公式記載なし |
上り最大 | 公式記載なし | |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | バージョン | 5.0 |
最大接続台数 | 公式記載なし | |
生体認証 | 指紋認証 | 〇 |
顔認証 | × | |
光彩認証 | × | |
おサイフケータイ | × | |
緊急避難速報 | 公式記載なし | |
防水 | × | |
防塵 | × | |
ワンセグ/フルセグ | × | |
赤外線通信 | × | |
コネクタ | USB-C | |
OS | iPad OS14 | |
SIMサイズ | nanoSIM eSIM |
|
DSDV | 〇 |
※スペック詳細はこちら
対応バンドについて
LTE | 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/14/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/32/34/38/39/40/41/42/46/66 |
3G | 850MHz / 900MHz /1800MHz/1900MHz |
スペックの解説
iPad Air第4世代では液晶ディスプレイ(Liquid Retina)を採用しています。また、本体は460gとほぼ同じサイズのiPad Pro11インチと比較して、13g軽くなっています。iPad Proではリフレッシュレートが120Hzですが、iPad Airでは60Hzになっている点に注意して下さい。
iPad Air 第4世代のベンチマークテスト
Antutu
Antutuベンチマークのスコアは以下の通り624111となりました。同じA14 Bionicを使うiPhone12、iPhone12 Proよりも高い数値がでています。その他の機種比較についてはAntutuベンチマーク測定データまとめと比較下さい。
GeekBench
GeekBench 5の値は以下の通りです。その他の機種比較についてはGeekbench 5測定データまとめをご覧ください。画像はクリックで拡大できます。
iPad Air 第4世代の通信スピードテスト
Wi-Fi環境テスト
iPad Air 第4世代の通信環境テストをアプリOoklaを用いて行いました。テスト環境は光1Gbps(IPV6非対応)でWi-FiにはWi-Fi6非対応のLYNKSIS VELOPを用いています(クリックで拡大します)。
全部屋で安定した数値が得られています。また長距離でも若干ダウンロード速度の低下が見られるものの、PINGの低下は見られませんでした。
iPad Air 第4世代のカメラスペック
カメラスペック
メインカメラ
カメラスペックは以下の通りです。
有効画素 | F値 | 手振れ補正 | ||
光学 | 電子式 | |||
広角カメラ | 1200万 | 1.8 | ー | ー |
※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。
インカメラ
カメラスペックは以下の通りです。
有効画素 | F値 | 手振れ補正 | ||
光学 | 電子式 | |||
広角カメラ | 700万 | 2.2 | ー | ー |
※「-」は公式サイトで情報がなかったため記載しておりません。
動画撮影能力
アウトカメラは以下の通りです。
4K 撮影 | 24,30,60 fps |
1080P 撮影 | 30,60,120,240 fps |
iPad Air 第4世代で撮影した作例
作例を掲載しています。各画像はクリックで拡大することができます。まず、iPad Air 第4世代でズーム機能を検証しました。最大ズームでも十分綺麗に映っています。カメラ使用時は倍率表示されませんが、おそらく5倍ズームとなっています。
ホワイトバランスの変化を検証しました。
明るい色、暗い色の花の撮影によるホワイトバランスの変化を検証しました。
接写能力を検証しました。マクロモードを搭載していないため接写は弱いです。
前後でピントを調整し撮影しました。ボケ味は弱めです。
夜景テストをしました。ライトを消した状態からキャンドルライトの個数を変更して行いました。色味はかなり再現されています。また、カメラが弱い印象のiPadですが夜景は比較的綺麗に撮影できています。
iPad Air 第4世代の外観
今回購入したのは、スカイブルーです。センターにAppleアイコン、下部にMagic Keyboardの接続用端子があります。
表面です。ベゼル幅はかなり広めです。実測したところ10mmとなっています。
右側は音量ボタンがあります。
左側には何もありません。
下側にはUSB-Cとスピーカーがあります。
上部にはTouch ID兼用電源ボタンがあります。
iPad Air 第4世代のメリット・長所
液晶ディスプレイである
iPad Airは液晶ディスプレイを搭載しています。本来であれば、画質を優先するならOLEDの方が理想ですが、消費電力が大きくなるため大画面で使うなら液晶の方が有利になります。
共用で使えるデバイス類
iPad Airの第4世代はiPad Pro 11インチとApple PencilやMagic Keyboardなどのデバイスを共用して使うことができます。例えば家族でタブレットを分けて使っているなどであれば、デバイスを共通化できます。
軽くて持ちやすい大きさ
iPad Air 第4世代は458gと持ち運びしやすい重さになっています。また本体厚みは6.1mmと非常に薄いため、カバンなどに入れやすいデバイスです。
USB-Cによる充電
初めてiPad AirでUSB-C対応となり、充電コネクタの統一化が出来るようになっています。本体の持ち運びしやすさに加えて、USB-Cで統一することでコネクタ類を減らすことが可能です。
iPad Air 第4世代のデメリット・欠点
指紋認証である
タブレットで持ち運びするなら、指紋認証が付いている方が便利です。しかし、Magic Keyboard併用時は顔認証の方が「エンターキーを押す→顔認証で自然とロック解除」になるため、利便性が高くなります。またiPad Air 4の指紋認証はクセがあり、「電源ボタンタッチ→電源ボタンを触れ続ける」という2アクションでの解除となっており、非常に不便です。
Pro版に比べるとベンチマークで性能差が明確
iPad Air 第4世代は、性質上iPad Pro Gen4と比べられることが多いですがベンチマーク結果を見るとPro版の方が性能が高くなっています(Antutuで10万点ほど差がある)。ベンチマーク結果が全てではないですが、Adobe製品や動画編集など負荷がかかりやすい作業ではPro版をおすすめします。またメモリ差(RAM)が大きいことも注意して下さい。
iPad Air 第4世代の口コミ・評判
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大きくてお洒落なに進化したiPad Air。iPad Pro版のようなエッジが垂直に落ちるデザインに変更されスタイリッシュになっています。見た目、軽さは申し分なしで使い勝手はとても良い。Pro版と比較してリフレッシュレートが低いがハードな利用をしないのでそこまで気にならない。それよりも指紋認証が電源ボタンを押す、触れ続けるという2段階操作になっているのでとても使いづらい(触れただけで解錠にして欲しかった)。ここだけが欠点ですし、なによりも操作の起点になるのでとてもストレスが大きい。
iPad Air 第4世代の女性目線の口コミ
普段、iPhone8を使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- 本体のブルーカラーが綺麗
- 背面のリンゴマークの主張が強い
iPad Air 第4世代がおすすめのタイプ
安めでデザインの良いiPadが欲しい人
iPad Air 第4世代は、Pro版と無印の間でバランスが取れたモデルと言えます。iPadが欲しい、けれどもApple Pencil第二世代を使いたい、USB-Cがいい、と言った人にちょうどぴったりになるグレードです。安くはありませんが、約6万からスタートと比較的手に入れやすいこともメリットの一つです。
外でタブレットを使う人
iPad Air 第4世代は形こそ変わりましたが指紋認証を継承しました。そのため、外でマスクを付けていても認証解除しやすく、利用しやすい端末と言えます。
iPad Air 第4世代をおすすめしない人
Magic keyboardを使う人
デメリットで述べたようにMagic Keyboardと指紋認証は非常に相性が悪いです。利便性にどこまでお金を払うかの問題はありますが、もし純正キーボードを使うなら、Pro版の顔認証タイプをおすすめします。
価格にこだわる人
10インチクラスタブレットであれば、同じApple製品としてiPad 第8世代があります。Apple Pencil第1世代であったり、Lighteningケーブルであったりと、欠点はあるものの3万円台で購入できます。それでいて、2020年のモデルのためプロセッサの性能が高いことが特徴。まずタブレットに触れてみたいという層にピッタリな一台となっています。
iPad Air 第4世代の実機レビューまとめ
iPad Air 第4世代のキャンペーン・安く買う方法
iPad Air 第4世代は公式サイトをはじめ、通販サイトでの購入が基本になります。価格を比較して購入しましょう。
もしSIMフリーモデルをApple Storeで買うなら以下の方法で安く買えるので必ずチェックして下さい。
本文の前に
SIMフリー版のiPhoneを買おうとしている場合は、「iPhoneを安く買う方法」の記事もご覧ください。1,2分のちょっとした手続きだけで1%の楽天ポイントと今なら500円分の楽天ポイントがもらえます(たまにポイントアップすることもあるので要チェックです)。