IdeaPad S540(15)のレビュー概要
驚くほど低価格な15インチPC
Lenovoの製品は価格破壊しているものが多いですが、中でも特にコストパフォーマンスがおかしい製品がこちらのIdeaPad 540 (15)です。
テンキー付きなので、家の家計簿をパソコンでつけている人なら楽につけることも可能。
一番下のモデルは5万円台から買えて、それでもCore i3。上位モデルを買っても、20万円を超えません。
しかも上位モデルならGe Force1650のグラフィックカード搭載。
見た目にも落ち着いていて、いわゆるパソコン感の薄い仕上がりになっているので、家庭用から、会社の事務用まで広い範囲でおすすめしたいパソコンです。
簡易スペック表
CPU | Core i3-8145U Core i3-10110U Core i5-8250U Core i5 10210U Core i7-8550U Core i7-10510U |
RAM | 4~12GB |
ROM | 256~1TBSSD (NVMe) |
画面 | 13.3インチ |
GPU | UHD グラフィックス 620 GeForce GTX 1650 |
IdeaPad S540(15)実機レビュー目次
忙しい方はまず特徴をご覧ください。購入検討している人で安く買いたい人はキャンペーンを必ずお読みください。
※本機はメーカーよりお借りした上で実機レビューを行っています。
IdeaPad S540は14インチのAMD版もレビューしています。こちらの方が安く、性能が良くなっています。
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IdeaPad S540(15)の特徴
恐ろしいほど高いコスパ
IdeaPad S540の最大のメリットはそのコストパフォーマンスです。Core i3モデルであれば、5万円台から購入することも可能。
Core i7モデルであっても、10万円を超えることはありません。iPhoneと同じくらいの価格で、最高峰クラスのスペックのノートパソコンを手に入れられると考えるととても高いコスパに間違いありません。
15インチでテンキーも搭載する本体
15インチモデルは、各社やモデルによってテンキー搭載の可否が異なります。例えば、同じLenovoでも15インチモデルのThinkPad X1 Extremeではテンキーは非搭載です。
テンキーを搭載しているかどうかで、エクセルなどの表計算ソフトの使い勝手が大きく変わるため、事務作業が多い人にはメリットになります。
長時間バッテリーに対応で出先に強い
モデルにもよりますが、IdeaPad S540では最長17時間の連続使用をうたっています。
15インチモデルでそれなりに重さもありますが、ロングライフは持ち運びを重視する場合、とてもありがたい仕様です。
Dolby Audioに対応し高い音質
5万円から買えるノートパソコンでありながら、2スピーカーのDolby Audioに対応しています。実際に使ってみたところ、思った以上に音質が良く驚いたほど。
4Kディスプレイではないため、映像をフルで楽しめるわけではないところが残念ですが、音質は良いに越したことはありません。
出張などでノートパソコンを持ち運び、ホテルで休憩がてら、amazonプライムビデオを見たりする場合には、ちょうど良い機能です。
IdeaPad S540(15)のスペック
今回レビューしたIdeaPad S540(15)のスペックは以下の通りです。
マシンスペック
発売年度 | 2018 |
サイズ | 306mm×214mm×13.6mm |
CPU | Core i5-10210U |
GPU | 内臓 UHDグラフィックス 620 |
メモリ | 8GB |
ディスプレイサイズ | 15.6 |
ディスプレイ | 1920×1080 IPS |
記録方式 | 256GB(PCle NVME/M.2) |
生体認証 | 指紋認証 |
フロントカメラ | 720万画素 |
リヤカメラ | なし |
SIMカードサイズ | 対応無し |
LTEモジュール | 非対応 |
重量 | 1.8kg |
光学ドライブ | なし |
※レビュー製品以外の仕様書はこちら
スペックの解説
今回レビューしたIdeaPad S540はCore i5のモデルのため、さほど性能は高くなく、どちらかと言えば日常ユーザー向けです。
そのため特異な点はありませんが、裏を返せば万能なモデルと言えるでしょう。ただし、コストをかければゲーミングエディションのように、グラフィックボードを積んだモデルがあります。
最上位モデルでは、メモリ12GB、Core i7(ただし省電力モデル)、GTX 1650を積んだものも、15万円前後で手に入り、コスパが高すぎるパソコンと言えるでしょう。
残念なポイントは4K対応モデルがないこと。これだけ性能面で優れているからこそ、4Kディスプレイの選択肢がないのは残念です。
IdeaPad S540(15)の外観
IdeaPad S540の外観はとてもスタイリッシュ。天板はサラサラとした触り心地のマット調となっています。ThinkPadシリーズのようにピーチスキンでは指紋が付きやすいですが、このタイプは指紋が付きにくくて、質感を保つことができますね。
背面は排気口があるもののすっきりとした構造。底面のゴムに高さがあるため、排熱効率は良さそうです。
また、Dolbyを搭載したスピーカーは、2か所ありステレオで立体感のある音響が提供されています。
キーボードはテンキーを含めた配置。ディスプレイが狭ベゼルとなっているからか、テンキー部分は少し詰まっていますね。
キータッチは浅めです。
また、タッチパッドはセンターではなく、キーボード側に寄った構造になっています。
ディスプレイは非光沢で映り込みは出ません。
上部にはシングルカメラがあります。物理シャッターがついています(以下は閉じた状態)。
ディスプレイは完全に開くことができ、180°開閉が可能です。ただし、タッチパネルに対応していないため、利用シーンは少ないでしょう。
右サイドの写真がこちら。USBコネクタが2つ、SDカードのスロットがあります。LenovoのモデルはSDカードスロットがないものが多いので嬉しい仕様です。
左サイドがこちら。USB-C、フルサイズのHDMI、充電コネクタ、イヤホンジャックがあります。USB-Cからの充電には対応していません(パームレスト側にイヤホンジャック有)。
充電コネクタは以下のようになっています。MacBookProの61W充電器とほぼ同サイズです。プラグ部分は収納できません。
IdeaPad S540(15)のメリット・魅力
コスパが良すぎるフルキーボード機
何度も繰り返しになりますがこのIdeaPad S540の魅力はコスパです。個人的にはCore i3が5万円から買えることよりも、Core i7、メモリ12GB、1TB SSD、グラフィックボード付きが約15万円で買えることが驚き。
フルキーボードを生かして、どんな作業にも対応できますし、ある意味弱点のないモデルです。
低価格なゲーミングノート
上でも少し触れましたが、Core i7、12GBが約15万円で買えるので、「ゲーミングノートをコスパ良く手に入れる」という考え方もできます。
ゲーミングPCはあからさまな見た目も多いため、「仕事をしているフリをしながらゲームができるPC」としての活用ができるかもしれません。
見た目がかっこいい
15インチパソコンは家庭用が多いため、安いかわりに厚く、大きいモデルが多い印象があります。しかし、IdeaPad S540は厚みはそれなりにあるものの、マット質感の金属天板、エッジの効いた側面、必要最小限の外部接続端子、とカッコよさを備えています。
15インチモデルはカッコ悪くなりがちですが、IdeaPad S540なら一緒に外に出てもいいかなと思える魅力がありますね。
Dolby Audioの音は優れている
僕はノートパソコンの音質は基本あきらめていますが、このDolby Audioは良いなと感じました。最上級とまではいきませんが、ノートパソコンで音楽、映像再生することが多い人は覚えておいた方が良いポイントですね。
IdeaPad S540(15)のデメリット・欠点
重い(ただし15インチ機の中では軽い)
IdeaPad S540の重量は1.8kgとなっています。片手で持つこともできますが、ギリギリです。画像ではわかりませんが、かなりプルプル震えています。
USB-Cの充電に非対応
USB-C端子を1つ備えていますが、充電(USB-PD)には非対応です。
充電器のサイズが大きい
USB-Cで充電できないため、専用の充電器を持ち運ぶ必要がありますが、これが大きめ。持ち運びの邪魔になることは間違いありません。
みんなの口コミ
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15インチパソコンとしては、最高クラスのコスパを誇るIdeaPad S540。持ち運びを前提としないなら、迷わず買ってOKのパソコンです。
テンキー付きなので、数値を打ち込む作業も楽にこなせます。
また、USB-Cの充電なのも嬉しいポイントです。
IdeaPad S540(15)がおすすめな人
コスパ良く端末を手に入れたい人
IdeaPad S540の特筆すべき点は、やはりコスパです。低価格でとりあえずパソコンが欲しい人にはぴったりのPCです。
外出時間が長い人
IdeaPad S540は、出張が多い人、ノマドで作業する人にはぴったり。15インチなら、PC作業しやすいですし、なにより長時間バッテリーが嬉しいですね。
従業員用PCが欲しい人
経営者向けの考え方になりますが、従業員にパソコンを支給するなら、IdeaPad S540はとても良い選択肢。大画面、フルキーボードと作業性が良い上に、低価格。パソコンを支給するという観点で見たとき、これほどぴったりのノートPCは他にはないでしょう。
15インチでフルに使いたい方
IdeaPad S540は高性能に振り切って使う場合にも、メリットが大きいパソコンです。Core i7、メモリ12GBの最上級モデルを選べば、よっぽどのことがない限り性能面で不満に思う人はいないでしょう。
IdeaPad S540(15)がおすすめではないタイプ
軽さを求める人
このIdeaPad S540は重さが1.8kgもあります。テンキー付きのフルキーボードで15インチ越えなので諦めざるをえないところです。画面が大きく軽いパソコンが欲しいなら、LG gramなどを選ぶと良いでしょう。
仕事をフルにしたい人
このパソコンはフルに機能を載せると、第10世代Core i7に、GeForce1650まで積むことができます。しかし同じサイズではフルキーボードではありませんが、ThinkPad X1 ExtremeというモンスターPCが同じクラスにいます。
こちらはCPUが末尾UではなくHで、メモリは最大32GBまで搭載可能。それなりに値段が上がりますが、最高ランクを求めるなら一度はチェックしておきたいパソコンです。
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重さはあるが最強のThinkPad
結論
コスパもさることながら、安っぽさを感じさせない上、フルサイズキーボードを備え、仕事のしやすさという観点でもメリットの大きな端末。
さらに自身の予算に応じて、カスタマイズが選べるのも嬉しいポイント。
使う人に合わせた幅の広さを持っていることこそが、IdeaPad S540の最大級の魅力かもしれませんね。
IdeaPad S540(15)のキャンペーン・最安値で買うために
Lenovo製品はウェブ購入すると値段が大幅に安くなります。Lenovoは週末にセールをやったりと安くなるので、安く買う方法は必ず押さえておきましょう。
ウェブでも申し込み経路によって値段が変わるので要注意です。くわしくは以下のページで解説しています。
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