G-Tune HM-B-3060Tiのレビュー概要
エントリーから中級向けのゲーミングPC
G-Tune HM-B-3060Tiはintel Core i7-11700FとGeForce RTX3060Tiを搭載したミドルレンジクラスのデスクトップパソコンです。エアフロー重視のブラック筐体となっています。
標準では普通のデスクトップのように見えるシンプルさを持ちながら、カスタマイズで強化ガラスパネルなども選択可。フロントHDMI接続があるため、VRデバイスを利用するユーザーにもおすすめです。
こんなタイプにマッチ
- エントリーから中級のゲーマー
- 写真・動画クリエイター
- VRデバイスユーザー
簡易スペック表
発売日 | 2021年11月22日 |
CPU | Core i7-11700F |
RAM | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD(増設可) |
画面サイズ | - |
GPU | GeForce RTX3060Ti |
USB-PD | - |
LTE・5G通信 | - |
MSオフィス | 選択可 |
重量 | 10.9kg |
Cinebench R20 | 4035pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
G-Tune HM-B-3060Tiの目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
G-Tune HM-B-3060Tiの特徴
ここではG-Tune HM-B-3060Tiの一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
第11世代のintelプロセッサを搭載
G-Tune HM-B-3060Tiでは第11世代のintelコアプロセッサを搭載しています。Cinebench R20で結果を後述しますが、シングル・マルチ共に十分なパフォーマンスを誇ります。
グラフィックスにRTX3060Ti
グラフィックスにはGeForce RTX3060Tiを搭載。優れたパフォーマンスを誇ります。今回検証したモデルではMSIのグラフィックボードが搭載されていました。
水冷式のCPUクーラー
本モデルでは240mmラジエーターの水冷式CPUクーラーが搭載されています。空冷に比べると音を抑えられる利点を持ちます。
VRでも使いやすいフロントHDMI
ゲーミングパソコンの中でも珍しいフロントHDMIを搭載。VRデバイスでHDMI接続を必要とするものを手間なく接続することができます。
サイドパネルの変更が可能
G-Tune HM-B-3060Tiは通常では黒のサイドパネルが採用されていますが、カスタマイズにより強化パネルやLEDライティング仕様への変更が可能です。
G-Tune HM-B-3060Tiの価格とコストパフォーマンス
2022年3月23日時点で定価は208,780円です。プロセッサのパフォーマンスを考えれば適正な価格と言えるでしょう。また、さらに、セールにより価格が安くなるとその分割安感が出るので、公式サイトをチェックしてみて下さい。
G-Tune HM-B-3060Tiのスペック
今回レビューしたG-Tune HM-B-3060Tiのスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2021年11月22日 | |
製品名 | G-Tune HM-B-3060Ti | |
型式 | - | |
サイズ | 390×189×396mm | |
重量(実測) | 本体 | 10.9kg |
電源アダプタ | - | |
CPU | Core i7-11700F | |
GPU | GeForce RTX3060Ti | |
メモリ(RAM) | 32GB | |
ストレージ | 1st | 512GB SSD |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | - |
- | ||
アスペクト比 | - | |
形式 | - | |
リフレッシュレート | - | |
生体認証 | 指紋 | 無し |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | - |
物理シャッター | - | |
リヤカメラ | 画素数 | - |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | - |
SIMカードサイズ | - | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | - |
公称値 | - |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
G-Tune HM-B-3060Tiのベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は4035pts、シングルコア584ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。Core i7-11700Fはパフォーマンスが高く、十分な性能となっています。intel製なのでシングルスコアの性能が高いのも特徴です。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は9112pts、シングルコア1525ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。Readの値が約2000MB/sとなっており、SSDのスピードとしては十分です。トップクラスを目指すなら、カスタマイズでアップグレードしても良いでしょう。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | 10870 | とても快適 |
高品質 | 14611 | 非常に快適 |
軽量品質 | 17606 | 非常に快適 |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | ほぼ無音 |
CPUテスト時 | あまり音はしない |
GPUテスト時 | あまり音はしない |
G-Tune HM-B-3060Tiのモニター評価(色域・トーンカーブ)
デスクトップPCのためモニター評価は行なっておりません。
G-Tune HM-B-3060Tiの通信環境(WI-Fi)のテスト
デスクトップPCのため通信環境テストは行なっておりません。
G-Tune HM-B-3060TiのUSB-C(PD)による充電テスト
デスクトップPCのため充電テストは行なっておりません。
G-Tune HM-B-3060Tiの外観
表から見た様子です。フロントにはヘッドフォンジャック、マイクジャック、USB Type-A、HDMI端子を備えます。フロントのHDMI端子をつなげる場合、背面のコードをグラフィックボードに繋ぐ必要があります。
サイドパネルです。エアフローのために通気口が空いています。
逆側のサイドパネルです。
背面です。各インターフェイスを備えています。
背面上部には延長用のHDMIケーブルがあります。表面のHDMIコネクタを利用する場合、このケーブルをグラフィックボードに接続して利用します。
グラフィックボードの出力はディスプレイポート×3、HDMI×1となっています。
サイドパネルを開いた様子です。
MSIのグラフィックボードが接続されています。
メモリスロットは2枚で両方とも埋まっています。
G-Tune HM-B-3060Tiのメリット・魅力
クセがないデザインの筐体
本モデルはゲーミングPCの位置付けですが、カスタマイズしなければクセがなくシンプルな筐体となっています。ゲーマーだけでなく、一般ユーザーでも使いやすい意匠と感じました。
RTX3060Ti搭載で十分なパフォーマンス
グラフィックスにはGeForce RTX3060Tiを搭載しており、十分なパフォーマンスとなっています。
かなり細かくカスタマイズできる
ぜひ一度公式サイトでチェックして欲しいポイントですが、本モデルは非常に細かくカスタマイズが可能です。元々ゲーミングパソコンとして十分な設計がなされている上に容量増設、2ndストレージの追加、光学ドライブの追加など使う人の用途に合わせて変更できます。
G-Tune HM-B-3060Tiのデメリット・欠点
純正でカスタマイズは16GBまで
G-Tune HM-B-3060Tiでは純正のカスタマイズオプションは16GB以上で増設することができません。32GBモデルもありますが、その場合はプレミアムモデルになるので注意して下さい(カスタマイズではなく、そもそも別モデルで展開されています。公式ページはこちら)。
※後述の安く買う方法でも書いていますが、こちらの通常モデルがセールではなく、プレミアムモデルがセールになるケースがあります(2022/3/23時点のセールでそうなっています)。そのため、購入時は通常モデルとプレミアムモデルの両方の価格をご確認ください。
メモリスロットは2つ
メモリスロットは2つのため、RAMの追加増設ができなくなっています。容量アップしたい場合、コストがかかってしまう弱点があります。
ノーマルだとゲーミング感が薄い
どんな人でも使いやすいデザインである一方、標準だとゲーミング感が薄いと感じました。よりゲーミング感を求める人は追加カスタマイズでサイドパネルを変更しても良いでしょう。
みんなの口コミ
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クセがなくバランスが取れたデスクトップパソコン。ゲーミングの位置付けですが、本体デザインが控えめなので、オフィスでも普通に使えそうです。メモリの増設が難しいところだけが、人によっては懸念点になる可能性があります。
女性目線の口コミ
普段、Let's NoteのSZシリーズを使っている妻からコメントをもらいました。ライトユーザーとしての一意見として捉えて頂ければと思います。
女性目線のコメント
- ゲーミングっぽくない
- 黒くてシンプルなデザイン
G-Tune HM-B-3060Tiがおすすめな人
エントリーから中級向けのゲーマー
G-Tune HM-B-3060Tiはスペックの分類で言うとミドルレンジの位置付けになります。エントリーからミドルレンジでプレイするユーザー向けのモデルと言えるでしょう。
写真・動画制作者
プロセッサのパフォーマンスが高く、GeForce RTX3060Tiも十分な性能があるため写真、動画制作にも向くでしょう。ストレージが足りない可能性があるので、メインサブ共に増設しても良いですし、SSDのグレードを上げてより高速に読み書きできるモデルへ変更しても良いでしょう。ユーザーに応じて臨機応変にカスタマイズできる点もクリエイターにとって向いています。
VRユーザー
ゲーミングパソコンは数あれど、フロントHDMI接続できる機種は多くありません。フロント接続できると本当に楽なので、PCを使ってVR機器と接続する人はぜひ候補に入れて下さい。
G-Tune HM-B-3060Tiがおすすめではないタイプ
RAMを大量に使うユーザー
本モデルは16GBでRAMが固定されており、かつメモリスロットに空きがありません。RAMをさらに使うユーザーは32GB搭載のプレミアムモデル、もしくはより大容量を搭載できる別デスクトップPCををおすすめします。
G-Tune HM-B-3060Tiのカスタマイズ・モデルの選び方
本モデルは初期設定で十分なパフォーマンスが出るように設計されています。その上で筆者がカスタマイズするなら、SSDのバージョンアップと2ndストレージの追加です。
SSDはさらに高速なモデルが存在すること、さらに標準で512GBでは物足りないのでアップグレードすると思います。2ndストレージは純粋にPCのストレージが欲しいのでHDDで追加するでしょう。
また、本文で何度か書いていますが、このモデルは16GBメモリの通常版と32GBのプレミアムモデルの2種類があります。片方だけセールをやっていることがあり、32GBのセールで16GBよりも安くなることがあるので必ず両方チェックするようにして下さい。
G-Tune HM-B-3060Tiの実機レビューまとめ
バランスの取れたゲーミングPC
結論
Core i7-11700FとGeForce RTX3060Tiを搭載したデスクトップで、エントリーから中級者向けにぴったりなモデル。
本体デザインがゴテゴテしていないので、クリエイターがオフィスに置いても使えるでしょう。本体カテゴリはゲーミングPCですが、幅広く色んな人にマッチしそうな一台です。
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