Dell G15 プラチナ(5520)のレビュー概要
エントリーゲーミングPC
DELL G15ゲーミングは同メーカーのエントリークラスのノートパソコンです。
エントリーとはいっても、最大165Hzリフレッシュレートディスプレイと十分なパフォーマンスを有しており、存分にゲームを楽しむことができます。
こんなタイプにマッチ
- ゲーム初心者
- クリエイティブにも使う人
簡易スペック表
発売日 | 2022年2月25日 |
CPU | Core i7-12700H Core i7-12650H |
RAM | 16GB |
ストレージ | 512GB |
画面サイズ | 15.6インチ |
GPU | GeForce RTX3060 Laptop GeForce RTX3050 Ti |
USB-PD | 非対応 |
LTE・5G通信 | 非対応 |
MSオフィス | 選択可 |
重量 | 2610g |
Cinebench R20 | 6063pts |
※詳細スペックはこちら。その他性能は目次よりベンチマーク結果をご覧ください
Dell G15 プラチナ(5520)の目次
実際に使った感想(主観)はメリット・デメリットからご覧いただけるとわかりやすくなっています。購入を悩んでいる場合はおすすめかどうかをチェックください。
※本記事ではメーカーより貸出を受けて、テストを行っています。
Dell G15 プラチナ(5520)の特徴
ここではDell G15 プラチナ(5520)の一般的な特徴について解説しています。実際に筆者が使った感想、レビューについてはメリット・デメリットの項目をご覧ください。
第12世代intelプロセッサ搭載
DELL G15 プラチナ(5520)は第12世代のintel Hシリーズプロセッサを搭載しており、高いパフォーマンスを誇ります。ベンチマーク結果で後述しますが、Cinebench R20で6000ptsを超えておりノートパソコンとしては驚異的なスペックです。
dGPUは複数から選択可能
本モデルは複数のラインナップから構成されており、その大きな違いはdGPUのスペックです。予算、したいゲームに合わせて選ぶようにして下さい。
豊富なインターフェイス
DELL G 15プラチナで抑えておきたいポイントが豊富なインターフェイスです。左右だけでなく背面にもポートが充実しており、2画面拡張した際にケーブル類をうまく隠すことができるようになっています。
Dell G15 プラチナ(5520)の価格とコストパフォーマンス
エントリークラスのゲーミングノートパソコンとしては価格は高めですが、その分良いdGPUが搭載されているため対スペックで見るとコストパフォーマンスは普通か少し良い程度です。スペックだけでなく、インターフェイスの種類が選ぶ上でのポイントになると感じます。
Dell G15 プラチナ(5520)のスペック
今回レビューしたDell G15 プラチナ(5520)のスペックは以下の通りです。
マシンスペック(技術仕様)
発売日(月) | 2022年2月25日 | |
製品名 | G15 プラチナ(5520) | |
型式 | - | |
サイズ | 272.11×357.3×26.9mm | |
重量(実測) | 本体 | 2610g |
電源アダプタ | 990g | |
CPU | Core i7-12700H | |
GPU | GeForce RTX3060 Laptop | |
メモリ(RAM) | 16GB | |
ストレージ | 1st | 512GB |
2nd | - | |
ディスプレイ | サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1920×1080 | |
アスペクト比 | 16:9 | |
形式 | 公式記載なし | |
リフレッシュレート | 165Hz | |
生体認証 | 指紋 | 有り |
顔認証 | 無し | |
フロントカメラ | 画素数 | 720p |
物理シャッター | 無し | |
リヤカメラ | 画素数 | 無し |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax | |
bluetooth | v5.2 | |
LTEモジュール | 対応の可否 | 非搭載 |
SIMカードサイズ | ー | |
光学ドライブ | 非搭載 | |
バッテリー | サイズ | 86Whr |
公称値 | 公式記載なし時間 |
※レビュー機種以外やカスタマイズ内容などの詳細スペックはこちらからご覧ください。
Dell G15 プラチナ(5520)のベンチマーク
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20の測定値は6063pts、シングルコア659ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。非常に高い結果が得られています。マルチスコアだけでなく、シングルスコアが高いことも抑えておきたいポイントです。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23の測定値は14677pts、シングルコア1751ptsという結果になりました(パフォーマンスモードで測定)。他機種のデータについてはCINEBENCHの結果一覧をご覧ください。
Crystal Disk Mark
Crystal Disk Markの測定結果は以下の通りです。READの値は3500MB/sに迫る勢いで高いパフォーマンスが得られています。
ゲームベンチマーク
FF15
ファイナルファンタジー15のベンチマーク結果は以下の通りです。全てフルHD品質でテストを行っています。他機種の結果は、FF15のベンチマーク結果一覧をご覧ください。
モード | スコア | 評価 |
最高品質 | 6016 | 快適 |
高品質 | 6033 | 快適 |
軽量品質 | 6000 | 快適 |
CPU-Z
CPU-Zでの検証は以下の通りです。クリックで拡大することができます。
騒音テスト
騒音に関する評価は以下の通りです。CPUテストはCinebench R20、GPUテスト時はFinalFantasy15のベンチマーク測定時に測定を行っています。
モード | 評価 |
通常時 | ファン音が聞こえる |
CPUテスト時 | しっかりとファン音が聞こえる |
GPUテスト時 | しっかりとファン音が聞こえる |
Dell G15 プラチナ(5520)のモニター評価(色域・トーンカーブ)
モニターの評価結果は以下の通りです。タブで色域の評価結果とトーンカーブの測定データを切り替えることができます。測定はi1 Display Proを用いてデータ測定後、Color ACにてIICプロファイルからカバー率などのデータを作成しています。
カバー率及び、カバー比のデータは以下の通りです。
カバー率 | カバー率 | カバー比 |
sRGB | 100% | 110.4% |
Adobe RGB | 78.9% | 81.8% |
トーンカーブの評価結果は以下の通りです。
Dell G15 プラチナ(5520)の通信環境(WI-Fi)のテスト
測定環境
Wi-Fiの通信環境テストを行いました。テスト環境は光1Gbps(IPv6対応)でWi-FiにはArcher 10 Proを用いました。テスト環境は以下の通りで戸建て環境の1階、及び2階で測定を行っています。幅方向約10.5m、奥行き方向8.2mの環境です。
検証結果
スピードテストを行った結果です。ポイント⑥になるほど実質的な距離が大きくなります。
ダウンロード数値比較
アップロード、PING、ジッターを計測した数値を表にまとめています。
測定項目 | ダウンロード | アップロード | PING |
単位 | Mbps | Mbps | ms |
ルーター前 | 662.73 | 571.91 | 14 |
ポイント② | 608.47 | 496.62 | 14 |
ポイント③ | 642.27 | 555.96 | 14 |
ポイント④ | 580.44 | 568.24 | 14 |
ポイント⑤ | 431.56 | 378.81 | 40 |
ポイント⑥ | 326.88 | 261.81 | 17 |
通信スピードテストの評価
通信速度は非常に良い結果が得られており、最長距離でダウンロード300Mbps超えは当サイトのテスト値でもトップクラスの数字です。
Dell G15 プラチナ(5520)のUSB-C(PD)による充電テスト
PD充電には非対応です。
Dell G15 プラチナ(5520)の外観
今回レビューしたのはファントムカラーのモデルです。ヒンジ部分はブラックでツートンカラーになっています。
背面は排熱を意識してか、大きなスリットがたくさん設けられています。
開いた様子です。ベゼルは狭めになっています。ただ、ベゼルの代わりにヒンジ部分が大きい印象です。
最大開き角は134°くらいになっています。
上部ベゼルです。
下部ベゼルです。ヒンジ部分が大きいため疑似的にベゼル幅が大きくなったように感じます。
キーボード全体です。テンキー搭載しています。
ミツトヨのデジタルノギスでキーピッチを算出したところ、19.18mmとなりました。また、SHINWAのデップスゲージでキーストロークを測定したところ、1.3mmとなっています。
タッチパッド幅を計測したところ、105mmとなりました。
本体右側にはUSB Type-Aを2ポート搭載しています。
本体左側にはイーサネットコネクタ、ヘッドフォンジャックを備えます。
背面にはUSB Type-C、USB Type-A、フルサイズHDMI、電源ポートを備えています。
本体の重量を測定したところ、2610gとなりました。
充電器込みの重量を測定したところ、3600gとなりました。充電器単体では990gとなります。
Dell G15 プラチナ(5520)のメリット・魅力
外観素材が特徴的で良い
DELL G15はファントムグレーという素材になっていますが、ただのグレーではなく、高級な石のような質感になっていることが特徴です。ゲーミングカテゴリだけでなく、ノートパソコン全体で見てもこういったデザインは少なく特徴的と言えるでしょう。
十分以上のパフォーマンス
CPUパフォーマンスはもちろんその他全体的にエントリーノートパソコンとしては十分な性能を持っています。
豊富なインターフェイス
本機は左右と背面に豊富なインターフェイスを備えます。特に拡張系が背面にあるため、2画面を作るならすっきりとした構成で作ることができるでしょう。
最大165Hzリフレッシュレート
ゲーミングパソコンとして重要な要素の一つであるリフレッシュレートは同価格帯のエントリーPCでは144Hzになっていることが多いため、有利になっています。
Dell G15 プラチナ(5520)のデメリット・欠点
15インチクラスの中でも特に重い
本機は約2600gと15インチクラスの中でもかなり重い部類に入ります。そのため、持ち運びはかなり厳しいでしょう。
本体が分厚め
昨今のノートパソコンと比較すると、本体の厚みはかなりあると言えるでしょう。
映像出力はHDMIのみ
このクラスのゲーミングノートパソコンとしては珍しく映像出力がフルサイズHDMIのみとなっています。3画面拡張は難しいので、ぜひ頭に入れておきましょう。
みんなの口コミ
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高いパフォーマンス、同価格帯の他社モデルよりも有利な最大165Hzリフレッシュレートなどエントリークラスのゲーミングパソコンとしては十分な実力を持っています。ただし、本体重量がかなり重いので持ち運びがかなり厳しい点は覚えておきましょう。
Dell G15 プラチナ(5520)がおすすめな人
エントリーゲーマー
もともと本モデルのターゲットがエントリーゲーマーということもあり、ピッタリマッチしています。他社のエントリーモデルの場合、背面のインターフェイスを備えないことも多いですが、このモデルはその辺りも充実しているため、拡張性という意味でさらに優れたモデルと言えるでしょう。
Dell G15 プラチナ(5520)がおすすめではないタイプ
自宅から少しでも持ち歩く人
15インチノートパソコンとしては最大級の重さになっているため、持ち運びは厳しいです。あくまでも自宅用という位置付けで使いましょう。
Dell G15 プラチナ(5520)のカスタマイズ・モデルの選び方
2022年11月20日時点でGeForce RTX3050TiもしくはRTX3060 Laptopを選択する形になりますが、個人的には価格差があまりない(1万円未満)ためRTX3060 Tiがおすすめです。
Dell G15 プラチナ(5520)の実機レビューまとめ
Dell G15 プラチナ(5520)を安く買う方法
Dell G15 プラチナ(5520)に限らず、DELLのパソコンを安く買う方法については以下の記事でまとめています。購入前に必ずご確認ください。
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